少子高齢化や経済のグローバル化で、エンジニアを取り巻く環境は大きく変化している。それに伴い、転職を指向する人材も増えているようだ。エンジニアたちはどのような思いから新たな活躍フィールドを求めているのだろうか。業界をリードするテンプスタッフ・テクノロジーでリクルーティングを担当する登尾氏に聞いた。
“就社”でなく“就職”。プロ意識を持ち新たな活躍フィールドへ

テンプスタッフ・テクノロジーには、多くのクライアント企業から依頼が舞い込み、毎年数千名がスタッフとして登録している。リクルーティング活動を通じ、エンジニアがポジティブな目的を持ち新たな活躍フィールドを探していることを登尾氏は日々感じているという。
「最も多いのは『もっといろいろな経験やスキルを身につけたい』というものです。一つの企業に“就社”しているだけではスキルの幅を広げることに限界を感じる、という声が大半で、専門職であるエンジニアの皆さんの“職に就く”というプロ意識の表れのように思います」
また『職場環境』を転職理由に挙げるエンジニアも多いようだ。この傾向について同氏はこう語る。
「自分が必要とされているという実感を持ちづらい職場が多いようです。会社規模に関係なく、スキルや経験値を存分に生かし“必要とされるエンジニア”になり、個性を発揮できる“自分の居場所”を求める傾向がありますね」
企業の採用意欲が盛り上がる一方、依然として続く厳選採用
景況感の改善を背景に、クライアント企業内では採用意欲が増しているという。
「特に、大容量のデータ通信を行うスマートフォンの急速な普及などにより、セキュリティ業界は年10%の成長が見込まれ、インフラや開発経験を持ち、かつセキュリティ知識を有する人材に対するニーズが高まっています。また、SNSやソーシャルゲーム、ネット通販、ソーシャルショッピング、クーポン連動型の位置情報サービスなど、ビジネスにスマートフォンを活用するための開発案件の増加も顕著です」
一方で、かつての好況時のように「猫の手も借りたい」といった状況は過ぎ去った。単なるワーカーではなく、自ら考え行動できるリーダーシップを持つエンジニア、新たなサービスを生み出すような創造的な仕事ができるエンジニアの価値が高まっているという。転職活動にあたっては、こういった点に留意すべきだろう。
プラスαの力を持つエンジニアへ

より変化の激しい時代を迎えている今日、エンジニアはどういった“人財”になることを目指すべきなのだろうか。この点についても、登尾氏が以下のようにアドバイスする。
「これからの時代は、自ら考え、行動できる人材になることが求められると思います。お客さまのビジネスパートナーとして何ができるのかを考え、実行できる人材と言い換えても良いかもしれません。つまり、従来の技術スキルに加え、プラスαの価値を持ったエンジニアを目指すことが大切になってくるのです。当社がよりプロ意識の高いエンジニアの育成に力を入れているのも、クライアント企業の課題を発見し、その課題を解決する新しいサービスを創造していくためです。当社でぜひ、時代がどう変化しても通用する市場価値の高いエンジニアを目指してほしいですね」
多くの求職者、そしてクライアント企業と接してきた登尾氏だからこその貴重なアドバイスと言えよう。
| 会社名 | テンプスタッフ・テクノロジー株式会社 |
| 事業内容 | ◇ソフトウェア開発 ◇ネットワーク設計・構築・運用・保守 ◇事務処理および各種産業上の業務処理の請負 ◇ITエンジニアの派遣・紹介 ◇人材の育成、能力開発、技能向上に関する教育業務 ほか |
★よりよい編集記事をお届けするために、あなたのお声をお聞かせください★


