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激白!転職活動ドキュメント
新潟県出身。4年生大学の情報文化学部情報システム学科を卒業後、2000年に大手SI企業のグループ会社に入社しアプリケーション開発に携わる。02年にベンチャー系のSI企業へ転職しJavaを使ったアプリケーションの開発。05年8月に出版社に転職して現在はシステム部に所属。02年に結婚し二人暮らし。
職種
SE・プログラム⇒社内SE
収入
前職より少しダウン
休日
週休2日 変化なし
勤務
時間
残業時間
30〜100時間⇒30時間
▼2000年
3月
大学卒業
4月
大手SI企業グループ傘下の企業に入社
▼2001年
10月
本社に出向
▼2002年
1月
結婚
10月
1回目の転職活動を始める
▼2003年
1月
在職中に内定
2月
退職→独立系のSI企業へ
▼2004年
12月
再度転職活動を開始
▼2005年
5月
在職中に内定
8月
退職→現在の会社へ
応募社数 5社
内定社数 3社※2回目の転職時
SEとして、上流工程(開発設計)に携わる
業界にはこだわらない
年収は業界水準内であればこだわらない
80点/100点
新卒時は「とりあえず東京へ」という意識がありました。当時は東京でないと知り得ないような技術の情報があって地方とは開発レベルに差があると考えていたんです。就職活動では2社のSI企業から内定をもらいました。一つは大手SIのグループ会社でもう一社はベンチャー系でした。
大学からの推薦があったのというのもあるんですが、大手というネームバリュー、そして入社後に3カ月の社内研修があるという点に惹かれて、大手SIのグループ会社を選びました。学生時代は自分の専攻と関わりのあるネットワークエンジニアになろうと考えていたんですが、実際の仕事ではアプリケーション開発の部署に配属になり、自社パッケージの開発に携わることになりました。
当時、待遇や給与にはまったく不満はありませんでした。ただ、働くうちに疑問に感じたのは開発に対する体制というか、開発設計をなおざりにする点。時間を短縮するためにいいかげんな設計のまま開発を始める。設計がいいかげんだからテストの基準が定まらない。そんなジレンマを感じ始めたんです。
01年当時、新たにJavaを使っての開発が注目されていたんですが、親会社でも新たな開発プロジェクトが立ち上がり、私も参加することになりました。SEとしては旬の技術に携われるとはりきっていたんです。
でも、親会社でも体制の問題、設計に時間をかけずに見切りで開発を始めるという問題点は同じでしたね。それとは別にプロジェクトを管理する年配のマネージャーやリーダーが技術を理解していないために指示が不明確になっているという別の問題も感じました。
大手SI企業は受注しても実際の開発は他社へ丸投げするのが当然でした。その弊害が指示するリーダーの技術不足という弊害を生んでいたように思います。
さらに、当時は会社の経営体制が変わって営業が数字を挙げるために短納期、短期開発が主流。私たちの現場も外注に発注するのが仕事のようになっていました。だんだん技術者として、やりがいが感じられない点、スキルを磨いていけないということに焦りや不満を感じるようになったんです。結局3年間でこの仕事には見切りをつけることになりました。
2社目では当時最先端のjavaを使った開発。新たな技術を学ぶという点でも満足できましたし、実際そこで働いている同僚の個々人のスキルも高かったと思います。
ただ1社目で感じた体制の問題は2社目でも痛感しましたね。私を含めて何人ものプログラマーが一つのプロジェクトを組んで開発をするのに、リーダーが設計をないがしろにしているがために、個々のプログラムの連携がとれていない。だから開発が進むと連携がとれていないばっかりに不具合が生じて、場当たり的に修正をしていくことになる…そんなことの繰り返しでした…。
この頃にはすでに受注する側でのSEとしての仕事に限界を感じていましたね。この先この業界で働き続けるには、業務系でも、経理系でも何か強みを持ってなくてはいけない。より上流の工程でできれば発注する側に近いところで開発をしたいと考えるようになっていました。
本格的な転職活動は05年に入ってからです。転職サイトのほかに人材紹介会社にも登録しました。転職サイトには公表されていない求人案件があると考えていたんです。印刷媒体は一冊買ったぐらい。でもほぼ役に立たなかったですね。
ネットで6社応募したなかで3社は書類選考で落ちました。でも面接までいった3社はすべて一次は合格しました。このインタビューでは愚痴にも聞こえるような話になっていますが、実際の面接ではネガティブな話は一切しません。今までの経験から、自分がどのようにプロジェクトに関わりたいのか、どのようなキャリアプランを持っているかを明確に話せることが大事だと思います。私の場合は「業務系システムに関わりたい」「自らしっかりとしたシステムの設計を行いたい」ということを応募企業にあわせて具体的にPRしたんです。
活動の結果、内定が出たのは2社、人材紹介会社からの応募でした。1社は入社時期が折り合わず入社には至りませんでした。人材紹介会社からの連絡後の実際の選考は面接のみでしたね。今勤めているのは、ある企業のシステム部です。外部向けのシステムと社内業務向けのシステムの2つの業務があって、どちらも関われる点で満足しています。実は年収面では前社よりも少し減額したんです。嫁はちょっと不満なようですが、やりがいという面からいくと、自分では、この転職はまあ成功したかなと感じています。すでに2回の転職をしましたから、今後のキャリアを考えるとこの会社できちんとした実績を積んでいこう考えていますね。
星野さんの転職は5年で2回と多いように思えるが、転職適齢期の20代半ばだからこそ、受け入れる企業も多い。ただ、これからの転職となると話はまったく違うだろう。20代ではプロジェクトにかかわったという経験がキャリアとなるが、今後はどのような実績を残したのかが問われる。キャリアプランとしては今からが勝負どころだ。
▼<新卒入社後のキャリアビジョン>
「こんなはずでは……」「このままでいいのか……」をどう乗り切るか
新卒で入社して暫くたつと、「こんなはずでは……」、「このままでいいのか……」と考える時期があります。思っていた仕事と違う、人間関係がうまくいかない等、様々な原因があげられますが、新卒時の就職活動は、将来のキャリアビジョンについて深く考えず、企業規模、目先の職務内容など、安易に企業を選択した人も、社会人としての経験を積むことで、仕事に対しての考え方が変わってくるのです。大切なことは、今後どのようなキャリアビジョンを描いていきたいのか、再度考えてみることです。
現状に満足できないことを嘆くのではなく、どのようにしたら改善できるかを、 中期的な視野で捉えてみましょう。10年先のキャリアビジョンを描くことは難しくても、3年後、5年後の自分の姿をイメージすることはできるはずです。なりたい自分になるために、現状では本当に難しいのか、転職をすることで可能性があるのか、不足しているスキルをどのように補うのかということを、具体的に考えてみてください。
転職に成功する人は、現状の問題点を把握したうえで、本当にやりたいことを認識し、応募企業だからこそ実現できるという信念を持っている人です。転職すれば、全てが変わり、うまくいくわけではないのです。極論を言えば、企業が何かを与えてくれるのではなく、自ら企業を利用しキャリアアップしていきたという貪欲な姿勢が必要です。採用試験では、応募者のキャリアビジョンと企業が応募者に求めるビジョンが一致していることを、見極めているのです。
谷所 健一郎(やどころ けんいちろう)
(社)全国産業人能力開発団体連合会認定CDA。1万人以上の面接と人事に携わってきた現場の経験から、執筆、講演活動にて、就職・転職支援を行なう。資格と就職の専門校 ジップスキャリアカレッジ相模大野校を開校。
【就職・転職ホットライン】
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