| 最初にして最大の難関、「仕事の棚卸し」のポイントとは? |
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転職希望者が履歴書を書く際に、まず頭に入れておかなければならないのは、自分の「売り」はこれまでの経験しかない、ということ。そして、自分の「売り」をきちんと履歴書に書くために、徹底してこれまでの「仕事の棚卸し」をすることが必要なのです。
では、具体的にはどうするべきか?
まずは、最終的に履歴書に書くかどうかは関係なく、自分がこれまでやってきた仕事を全部書き出してみましょう。この時、「これはたいした仕事ではないから省略しよう」などと勝手な判断をしないのがポイントです。お茶汲みでもコピー取りでも、とにかく全部書き出してみます。
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また、それらの仕事内容は、おそらく多くの人が考えるよりかなり具体的に書くことが重要です。コピー取りなら、「何のための資料を」「1日何枚くらいコピーしたのか」「その時に効率を上げるためにどんな工夫をしたのか」などまで書き出す。
例えば、第7回(攻めの姿勢なくして、履歴書にアピール力なし!)の三田さんは、スーパーで勤務していた時の職務内容欄に、「作業場・バックヤードの整頓」とありました。「作業場・バックヤードの整頓とは具体的に何をしたのか」と聞くと、「バックヤードにごちゃごちゃに置かれていた魚のトレーなどの資材を、整理してトレーごとに置き場所を決めた。それによって、誰もが使いやすくなり、効率も上がった」と言うのです。「仕事の棚卸し」というのは、このような具体的なところまで落とし込む必要があるのです。企業の採用担当者が知りたいのは、こういう具体的な仕事内容なのです。
第5回(“資格の人”と思われないためには)の土井さんや第19回(自己分析がうまくできず、幅広い希望職種に対応する履歴書が書けない!)の永井さんの、面談前の履歴書と面談後の履歴書を見比べてみてください。面談後の履歴書の内容はとても具体的になっているのが分かると思います。
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「自分」「上司や同僚」「応募企業」というさまざまな視点を
使い分ける |
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より具体的な仕事内容を掘り起こすためには、単に業務を書き連ねるだけでなく、「仕事で最も達成感を得たのはどんな時か?」「仕事で工夫したのはどんな点か?」「上司や同僚からどんな言葉で褒められたことがあるか?」などの質問を自分に投げかけ、考えてみるのもひとつの方法です。
そこには、「自分が最も得意とする仕事は何か」という自己PRのネタも含まれているはずです。「自分は何をやってきたのか」「自分は何ができるのか」が正確に見えてくれば、むやみに資格を売りにしようとしたり、「やる気があります」「努力家です」などの精神論を強調することもなくなるでしょう。
こうやって掘り起こした詳しい仕事内容を履歴書にまとめる際には、書き出したなかから、応募企業や希望職種のニーズに合う部分をピックアップすればいいのです。
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| こんな誤解や、逆効果を生み出す勘違いをしていないか? |
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「企業の採用担当者は、応募者をふるい落とすために履歴書をチェックしている」
ひょっとしてこんな誤解をしていないでしょうか? 企業の採用担当者は採用をするのが仕事です。落とすのが仕事ではありません。どの企業の採用担当者も、前向きな人に来てもらいたいと思っています。そして「この人の良い点はどこか?」という観点で、履歴書を見ているのです。
ところが、触れられたくない経歴は少ししか書かない、など「弱点が見つからないように」という書き方をする人は少なくありません。いくら採用担当者が良い点を見ようと思っていても、それではかえって弱点が目についてしまいます。
「会社を辞めたのは上司と合わなかったから」「私にはアピールポイントが何もない」「転職した先の会社の仕事が合わない。前の会社を辞めなければよかった」などというネガティブな気持ちのままでは、結局は良い履歴書も書けませんし、転職活動はうまくいきません。
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| 自分で自分をコンサルテーションしてみよう! |
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そこでオススメなのが、自分で自分をコンサルテーションする方法です。コンサルタントになって、自分自身とこれまでの仕事を客観的に見つめてみるのです。そして自分に質問をぶつけてみる。
自分自身の味方となって、前向きな答えが出るような質問をしてください。例えば「会社を辞めた理由は?」と聞きます。「上司と合わなかったから」というネガティブな答えが出てきたら、「それだけ? もっと前向きなものはない?」などと聞いてみます。「上司が嫌いだったのも確かだけれど、もっと違う仕事に挑戦してみたいという気持ちもあった」というような前向きな答えが出てくる可能性があります。
また、これまでの仕事に対しては「結構がんばってきたよね」「ここを伸ばせばもっとよいかも」などのように、温かい目で見てほしいのです。
どのように自分に質問していけばいいか分からない場合は、ぜひバックナンバーの私の質問を参考にしてください。各回の相談者になったつもりで私の質問を読み、自分のこととして質問について考えて、答えてみてください。 そこには、マイナスの転職理由をプラスに転換するヒントも転がっています。前向きな答えを出すような努力を続ければ、必ず自分のアピールポイントが見つかります。それは誰もが絶対持っているものだからです。そして、自分を味方につけて、自信を持ってください。そうすれば、必ずその人ならではの強みが伝わる履歴書が書けるはずですよ。
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