内定をいただいても踏み切れず、困っています

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なぜ調理の仕事で再就職をしたいと思わないのか、そして営業・販売を中心に転職活動をして、何度か内定をもらっても納得がいかない理由について整理してみる必要があります。

調理の仕事を好きで始めたのに、興味を失ってしまった具体的な原因は何でしょうか。調理以外の仕事がしたいと考え、営業・販売を中心に転職活動をしている中で、ひょっとすると、まだ調理の仕事にも未練があるのかもしれませんね。特に未経験の分野で仕事をすることは不安もありますし、営業であれば実績を数字で示さなければいけないというプレッシャーもあると思います。

自分が何に向いているのだろうかという答えを、なかなか出せずに葛藤しているのかもしれませんね。誰でも考え過ぎると、疲れてすべてを投げ出したくなるときがあります。そのようなときは、何事にも意欲や興味が薄れ、やる気も起きないのです。

調理の仕事を辞めて、営業・販売職で仕事をするということを、まずタオさん自身が心から納得しなければいけません。新しいことにチャレンジしてうまくいかないときは、過去の嫌な記憶が薄れ、楽しかったことだけ思い出すものです。

すべての希望を満たす企業や職種は、まずありません。タオさんが仕事を選択するうえで、何を優先したいかということを考えてみてください。前職を鬱が原因で退職されたということで、現在も意欲がわかないということでしたら、一度、病院で相談されてみてもいいかもしれません。ご存知のように、現在はいい薬もありますので、気持ちをすっきりさせて転職活動に臨んでください。

キャリアアドバイザー　谷所健一郎