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女性活躍の専門家がABC-MART女子を直撃! 女性活躍の専門家がABC-MART女子を直撃!

椿山さん、西野さん、佐野さん 椿山さん、西野さん、佐野さん

ABC-MART Woomax

写真左から

  • 株式会社エービーシー・マート
    レディース部門スーパーバイザー

    椿山 結香さん

    Profile
    事務職を経験後、地元長崎県の佐世保市にオープンしたABC-MARTにアルバイトとして入社。その後、店長まで務めたものの、「違う世界を見てみたい」という想いを抱き25歳で一度退職。セレクトショップに転職したものの、現場の意見を反映できない物足りなさから1年でカムバック。2013年にはレディース部門のスーパーバイザー(SV)に抜擢され、現在、西日本エリアを一手に担当している。
  • 株式会社エービーシー・マート
    ららぽーと柏の葉店店長

    西野 恵美さん

    Profile
    アパレルショップや飲食店の接客・販売を経て、2010年に株式会社エービーシー・マートに転職。その後、「販売だけは男女関係なく勝負ができる!」と販売力磨きに力を入れ、2013年には副店長に昇格。2015年9月には、エリアの注力店の店長に新任で抜擢されるという異例の昇格を実現した頑張り屋。
  • Woomax

    株式会社Woomax
    取締役

    佐野 愛子さん

    Profile
    人財育成研修会社の講師として企業でのコーチング研修を担当し、「女性リーダー育成プログラム」などの企画開発で活躍。2012年より、ダイバーシティ推進・女性活躍推進コンサルティングを手掛ける株式会社Woomaxに創業から参画し、大手商社、製造業、製薬会社、証券会社等でのニーズに合わせたプログラム開発と研修を手掛けている。

販売職の常識を覆す?!年2回も大型連休が取れる会社があるってホント? 販売職の常識を覆す?!年2回も大型連休が取れる会社があるってホント?

お客様が多く来店する土日やセール期間などの繁忙期は、長時間働くシフトが組まれ、休みが取りづらそう…
閉店時間の後には、レジの〆作業などがあり遅くまで働きそう…
みなさんは、そんなイメージを販売職に対して抱いていませんか?
しかし、実は年2回も大型連休を取ることができ、オンとオフのメリハリを持って働ける会社があるんです。
今回、働く女性の活躍に詳しい専門家が、
販売の最前線で活躍する女性スタッフにインタビューしてみました。

販売職=休めない?!
そんなイメージを
覆す意外な制度とは?

佐 野
ABC-MARTさんといえば、老若男女を問わず、幅広い年齢層を魅了する靴をメインとし、全国展開しているお店ですが、おふたりは今、女性スタッフのリーダー的な存在として活躍中ですね。
椿 山
私は西日本のレディース(婦人靴)エリアを担当するレディース部門のスーパーバイザーですが、本社で何か仕事をするというよりかは、ほとんど店舗(現場)に足を運ぶようにしていますし、お店の販売を手伝うこともあります。現場の声を知っておかないと、販売計画や店舗作りもうまくいきませんし、本社と現場の間に立つことが大事な役割だと思っているので、常に現場寄りの仕事をしています。
西 野
私は今年の9月から店長に昇格し、エリアの注力店を任されています。店舗の運営管理業務が多くなり、今はまだ「店長って大変なんだ」ってことを実感しているところですが(苦笑)、任される範囲が更に広がったのでやりがいは大きいですね。
佐 野
私は、販売職のスタッフを持つ小売業界のお客様の研修等を担当させていただいていますが、そもそも販売職は責任が重くなるほど大変で、休みも少なく、残業ばかりの店長を見ていて、「店長になるのが嫌だ」という声もよく耳にします。
西 野
私は、下の子たちにそう思われるのが嫌で、率先して早く帰りますし、しっかり休みます。私がいなくても店が回るように下を育てることも店長の仕事ですし。
椿 山
弊社には昔から「しっかり休まないと良い仕事はできない」という文化は根付いています。だから夏休みと冬休みの年2回は、公休と有休を合わせて大型連休を取得できるんです。例え販売実績が伸び悩んでいても、きちんと休みを取ることができる平等な権利です。以前私は、最大9連休取得することができました。海外旅行に行くスタッフも多いですよ。
佐 野
ええ? 夏と冬にそれぞれ大型連休が取れるんですか? それは業界では非常に珍しいですね。有休消化率ゼロという会社もまだまだ珍しくありませんから。御社の場合、繁忙期とのバランスで、閑散期には長期休暇でしっかりリフレッシュできる制度が整っていたのですね。でも、接客販売だと土日の有休は難しいのではありませんか?
椿 山
土日はやはり集客も多いので出勤になりますが、冠婚葬祭であれば調整はできますし、お子さんの行事には率先して出席する風土はあります。男性スタッフもお子さんの運動会で休みますよ。
西 野
そういえば、弊社は驚くほど社内結婚も多いですよね(笑)私の店のスタッフも社内結婚で3人のお子さんがいます。奥様は別の店舗で子供を預けている間だけ勤務するショートタイム制度を利用して固定シフトで働いています。旦那様は遅番シフトにして、保育園の見送りは旦那様が担当し、奥様はお迎えを担当できるようにしています。個人の事情に合わせて長く働き続けられるようにシフトを調整するのも、店長の裁量の範囲で任されています。
椿 山
私も結婚しても働き続けられる自信はありますね。店舗にも本社にも、女性スタッフが結婚・出産しても働き続けている事例はたくさんあります。
佐 野
社内に子育てを温かく応援する風土も根付いているのですね。3回も産休・育休を取得して職場復帰している方がいるのも、それだけABC-MARTで働き続けたいと思える仕事の面白さや安心して働き続けられる制度があるからですよね。

店舗のレイアウト変更を
営業時間内に行う?!
常識を変える画期的な
取り組みとは?

佐 野
ABC-MARTさんは今年、世間を賑わす出来事がありましたね。
椿 山
対外的に話題になったのは今年ですが、働く時間についてはもう随分前から取り組みは始まっていました。
西 野
システムは大きく改善されましたね。本社が色々な策を考え、現場が働きやすいようにしてくれています。
椿 山
まず、商品管理がシステム化され、手書きの伝票というのがなくなりましたね。これで、店舗間の商品の移動や入荷の管理などがすごく楽になったと思います。また、私自身はレディース部門のスーパーバイザー(SV)として、値札のつけ方、商品のレイアウトの方法などについて、レディース売場全店統一マニュアルを作り、男性スタッフしかいない店舗でも売場がスムーズに作れるよう工夫しました。マニュアルのない自由さが良い一方で、靴の並べ方もわからず戸惑うスタッフがいることも確かだったので。
西 野
1日の働く時間をきっちり決め、早番遅番をしっかり区分して、長時間シフトを一切なくしました。忙しい時間帯に人数が足りないときは、エリアの他店舗と連携して、互いにヘルプ要員でカバーする仕組みもできましたよ。学生アルバイトや、短期アルバイトの採用も始まりました。確かに残業時間が格段に減った分、身体はすごく楽になりましたね。
佐 野
長時間シフトの大きな原因となっていた、店舗のレイアウト変更も営業時間内に行うことになったそうですね。これは「売場が命」といった業界の常識を変える画期的な取り組みだったと思いますが。
西 野
お客様が少なく、スタッフの人数に余裕のある夕方にレイアウト変更ができるようになりました。また、夜に残業するのではなく、頭も身体も機敏に動ける朝の開店前を活用する方法も生まれ、これも効率が良いですね。もちろん、1時間早く出て来たら、1時間早く帰ります。
佐 野
長時間シフトを8時間以内に徹底したり、システムを根本的に見直したり、本当に随分変化があったのですね。全国700店舗以上を展開している規模の会社だと、なかなか抜本的な改善や改革を行うのが難しかったりするのが一般的ですが、本社・現場が一体となって、働きやすい環境づくりに取り組んでいるのですね。

レディースブランドや
レディース売場など、
女性のお客様&社員も増加中

佐 野
御社はもともとメンズシューズとスニーカーがメインで、レディースの扱いは10年ほど前から徐々に始まったそうですね。店舗スタッフも男性比率が高いとか。おふたりのように、店長やSVとして活躍する女性はまだ少ないのでしょうか。
椿 山
確かにまだ女性スタッフは少ないかもしれませんが、以前に比べると増えてきていると思います。今は私ともう1名のレディース部門のSVや、エリアごとのレディース売場を担当する13名のレディースリーダーがいて、レディースブランド『NUOVO』やレディースエリアの販促戦略に取り組んでいます。これからは、レディース部門を自分たちで作っていく時代になると思います。
西 野
そうですよね。私たちのエリアはレディースリーダーがいないため、時々私が他店のレディース売場を手伝いに行ったり、レディース会議を開いて意見を聞いたりしています。女性スタッフの「もっとこうしたい」という意見は、そのスタッフの店長に「もっと任せてあげて」と伝えるようにしています。
椿 山
ああ、女性管理職には、そういう役割もありますよね。やはり女性スタッフの場合、男性店長だと「言いにくい」とか「任せてもらえない」とかで悩んでしまったりすることも多いんですよね。
西 野
そういう点でも今、私がエリアの注力店を任せてもらっている意味は大きいと思っています。女性でも男性に負けない仕事ができるよって。だから私を見ていて、「私も店長になりたい」って言ってくれる女性スタッフが増えてきたのは嬉しいですね。
佐 野
後輩の女性スタッフがおふたりの活躍を見て、もっと自分も活躍したいと感じ始めているのですね。おふたりが女性スタッフの活躍という観点からも、会社に非常に貢献していることがわかります。改めてお聞きしたいのですが、おふたりにとってABC-MARTでの販売職の魅力をどのように感じていらっしゃいますか?
椿 山
まず、店舗のスタッフが自分たちで考えた売場づくりができることだと思います。店舗ごとに販売戦略の仮説を立て、実際にやってみて、結果を検証して、また次の戦略を考えることが任されているんです。かなり自由に色々なことに挑戦できますよ。
西 野
私も、自由度の高さは魅力だと思います。あとは、アパレルと違い、自分がブランドイメージに合わせるのではなく、自分が着たい服装に靴を合わせられるのも面白いですよ。みんな自分らしいファッションを楽しんでいて、それがお客様にも好評だったりします。
椿 山
接客にもマニュアルがないため、みんな個々に自分のスタイルを作っていくことができます。私なんかは一番リラックスできる仕事が接客ですから。
西 野
私も同じです! 頭の中が他の仕事のことで混乱していても、お客様とつい時間を忘れて盛り上がって、それで気分がスッキリすることもあるくらい。何をしているより接客が一番楽しいですね。
佐 野
「店長の言うことは絶対!」といった会社も多い中で、現場の裁量権が非常に大きく、自由度も高いのは魅力ですね。おふたりとも現場の話をしていると楽しそう。とても、自分らしくそして楽しく働いている様子が伝わってきます。今後もレディース部門の発展のため、あとに続く女性スタッフのため、皆さんの目標となる存在として輝き続けてください。本日はありがとうございました。
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