入室

軽くドアをノック。「失礼します」と言って入室し、面接官と目を合わせ「よろしくお願いします」と深く一礼しましょう。面接官から「おかけください」と言われたら着席します。あとから担当者が入室してくる場合は、必ず立ち上がって挨拶しましょう。荷物は足元のイスの横に静かに置きましょう。

つかみ

受け答えはとにかく大きな声でハキハキと。いつもの2段階くらい大きな声を意識して話しましょう。面接官に「話を聞いてみたい」と印象付けることが重要です。面接官が複数いる場合は、全員の顔をまんべんなく見ながら話しましょう。

経歴（現在の仕事）の説明

まずは現在（前職）の仕事内容の説明から。どんなポジションでどのような業務についていたのかを話します。そこでどんな成果や実績を上げたのかを具体的に説明することが大事です。数字や表彰歴などがない場合は、例えば「業務の改善案を出して効率化に貢献した」といった内容でもOKです。

退職理由、志望動機の説明

退職理由は、現職への不満といったネガティブな内容はタブー。もし言うなら、志望動機と絡め「さらなるステップアップ」を目指したポジティブな姿勢を打ち出しましょう。企業の業務内容や姿勢、製品、サービスなど自分が魅力的に感じる点を具体的に伝え、そこで自分は何をやりたいのか、どんなふうに貢献できるのかをアピールすると好印象です。

企業からの質問

「最後に質問はありますか？」と聞かれた場合、面接の中であまり理解できなかった点を最後に質問します。例えば「会社として力を入れている（今後、力を入れていこうと考えている）分野」「中途採用社員のキャリアアップについて」といった前向きな質問であれば、熱意や意欲をアピールすることにもつながります。ただし、給与や待遇（残業）などについて聞くと、「仕事内容よりも条件や待遇を気にする人」というイメージを持たれかねないので聞き方には注意しましょう。

また「入社前に勉強しておいたほうがいいことなどがあれば教えてください」などは、自主的に考えて行動できない人、という印象を持つ面接官もいます。質問がない場合は「仕事内容については、前職と共通する部分もあり、先ほどお話いただいた中で充分に理解できましたのでありません」など正直に答えても大丈夫です。内容や聞き方によってマイナスになる場合もありますので、慎重に質問や回答をしてくださいね。

条件の確認（二次面接など）

希望の給与額などを聞かれた場合、無難なのは「御社の規定に従います」という回答。企業の業績や自分がその会社にもたらせる貢献度などを総合的に加味して希望額を算出するのもアリですが、現職での年収や業界の相場とかけ離れた金額を答えるのはもちろんNGです。

退室

面接が終了したら、椅子の横に立ち「ありがとうございました」と深く一礼。さらに、ドアの前でもう一度軽く一礼してから、静かにドアを閉めて退室しましょう。