
Google Cloudを活用したシステム開発や組織におけるAI推進を手掛けるクラウドエース株式会社は8月5日、情報システム部門やDX推進部門、AI活用推進部門に向けに実施したMCP(Model Context Protocol)に関する企業意識調査の結果を発表した。

それによると、AIと業務システムとの連携に際し「課題や不安」を実感しているとの回答は約9割に上り、なかでも「セキュリティやガバナンスに不安があるから」との回答は60.2%に達した。また、「AIツールやシステムの提供企業ごとの独自仕様によるロックインが発生するから」との回答も51.0%を占めた。
「MCP」のような標準規格については94.6%の担当者が必要性を実感している。標準規格の必要性を感じる理由を聞いたところ「複数AIの柔軟な組み合わせによる高度な業務自動化が実現できるから」が59.6%、「セキュリティやガバナンスの強化ができるから」が45.2%、「ベンダーロックインからの脱却ができるから」が45.2%だった。
また、質問として「MCPのような共通プロトコル(標準規格)が普及することで、AIがさまざまなシステム(ファイル管理、メール、データベースなど)に対して、現在のように個別の設定や手順を覚えることなく、一つの共通方法でアクセス・操作できるようになるとしたら、どの程度関心がありますか」と聞いたところ、関心があるは95%に上った。
さらに、標準規格を広く普及させるために「導入しやすい開発ツールやSDKの整備」が必要と回答した担当者は62.7%に上った。
同社では調査を受けて「生成AI市場が単機能利用から複数システム連携へと技術的移行期を迎える中、多くのAI活用担当者がシステム連携に課題を感じている」「開発コストの高さや複雑な仕様、セキュリティへの懸念など、さまざまな障壁が存在する一方で、MCPのような標準規格への潜在的なニーズは極めて高い」と指摘。そのうえで、「実践的な開発ツールの提供や成功事例の共有、専門的なサポート体制の構築など、企業が安心してAI連携を推進できる基盤づくりが求められている」と展望した。
調査は、インターネットで行われ、110名から回答を得た。
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