(画像提供:株式会社 日立製作所)日立製作所(以下、日立)は3月10日、日本企業で初めてThe Linux Foundation傘下で、Agentic AIの透明性・標準化を推進する中立的な組織である「Agentic AI Foundation(以下、AAIF)」にゴールドメンバーとして加入したと発表した。
日立は、AAIFの中核プロジェクトであるModel Context Protocol(以下、MCP)などの活動に参画し、AIエージェントがデータやアプリなどへアクセスする際の権限管理の標準化と実用化を支援していく。
日立はこれまで、CNCF(Cloud Native Computing Foundation)傘下のプロジェクト「Keycloak」プロジェクトに参画するなど、AIエージェントが連携する環境での複雑なデータアクセスの認証・認可をMCPなどのオープン・プロトコルにより統一的に管理・制御し、標準化や実用化を推進してきた経緯がある。
今回、AAIFの活動へ参画することで、進化の目覚ましいAIにおいて、意図しないデータ流出や、AIエージェントの認証情報の改ざんといった、セキュリティリスクを防止するアクセス権限の管理や認証・認可を継続的に発展させていくとする。
また、日立は、AIで社会インフラを革新する次世代ソリューション群「HMAX by Hitachi」(以下、HMAX)を展開しているが、HMAXにおいても、AAIFの活動の成果を生かし、安全な社会インフラの効率的な実現に貢献していくとする。
日立によると、AIによる現場レベルから経営レベルの複雑な判断の自動化といった変革をパートナーとともに推進するためには、AIのアクセス権限管理の共通ルールに基づく安全性の確保が必要となる。そこで日立は、AAIFでAIのアクセス権限管理や認証・認可の規格や仕様の標準化を推進し、世界中のパートナーと連携して安全なAI活用のユースケースを拡充していくという。
なお、Linux FoundationのExecutive Director兼CEOのJim Zemlin氏は「日立のオープンソースへの継続的な取り組みと貢献は、重要かつ最良な社会インフラが協力によってこそ構築されることを示唆しています。Agentic AI Foundationのゴールドメンバーとして日立を迎えられることを大変嬉しく思います」とコメントしている。
【参考】:日立、日本企業で初めてAgentic AI Foundationに加入し、AIのアクセス権限管理の標準化を支援 | 株式会社 日立製作所のプレスリリース
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