(画像提供:株式会社株式会社LASSIC)職場の人間関係における心身の不調の種は「必要なコミュニケーションが取りづらく孤立感を感じること」──。LASSIC(ラシック)が運営するWebメディア「テレワーク・リモートワーク総合研究所(テレリモ総研)」の調査で、出社を増やして対面でのコミュニケーション機会が増えても、社員が感じる「孤立感」はフルリモート時と大きく変わらないことがわかった。
調査は、全国のリモートワーク経験がある20~60代の就業者1,009名を対象に「職場での不調要因と価値観の変化」を聞いたもの。内容としては、1.「職場の人間関係における心身の不調の種(不調の種)」、2.「出勤形態別の不調パターン」、3.「リモートワーク経験による価値観変化(価値観変化)」、4.「出勤形態別の価値観変化の差異」、5.「性別および年代別の傾向」の大きく5項目について実施した。
まず、1. 不調の種については、「必要なコミュニケーションが取りづらく孤立感を感じること」が22.2%で最も高かった。続いて2位が「上司の細かな進捗確認や頻繁な声かけ、常時監視されている感覚」で20.4%、3位が「オフィス内の派閥や人間関係の複雑さ」で20.3%となった。
4位以降は「テキストコミュニケーションでの誤解やニュアンスの伝わりにくさ」(19.3%)、「部署やチーム内での情報共有が滞り、仕事の進行に支障が出る」(18.6%)となった。このように、大きく、対人ストレス系と情報伝達系の2系統が上位を占めていた。

2. 出勤形態別の不調パターンとしては、フル出社層では1位となったのが「部署やチーム内での情報共有が滞り、仕事の進行に支障が出る」で、24.6%と全形態中最も高かった。フルリモート層で構成比が高い項目のうち、フル出社層との差が最も大きいのは「テキストコミュニケーションでの誤解やニュアンスの伝わりにくさ」だった。一方、「孤立感」は全形態で上位3位以内にランクインし、共通の課題となっていることがわかった。


3. リモートワークを経験したことによる価値観変化については「一人で集中し、自分のペースを大切にしたくなった」が39.0%で最も高かった。また「仕事と私生活のバランスを自分で整えたいと思うようになった」が35.4%と続いた。自分のペースを重視する傾向は、フルリモート層とフル出社層で大きな差があった。

4. 出勤形態別の価値観変化については、複数の項目で大きな差が見られた。まず「一人で集中し自分のペースを大切にしたくなった」は、フルリモート層で51.9%と過半数に達したが、週1出社層は44.8%、週2出社層は43.4%、週3出社層は40.2%と低下し、フル出社層では33.1%となった。また、フルリモート層とフル出社層では18.8ポイントの差があった。
また、「心と体の健康を守ることの大切さを以前より強く意識するようになった」は、フルリモート層で30.0%で、フル出社層(17.1%)との差が12.9ポイントだった。週1出社層も26.0%と高い水準だった。


5. 男女別・年代別では、「上司からの監視感」が男性24.0%に対し女性16.7%と、男性が7.3ポイント高かった。また、「オフィス内の派閥や人間関係の複雑さ」は女性23.4%に対し男性17.3%と女性が6.1ポイント上回った。
価値観の変化については、「主体的WLB」が女性39.1%に対し男性31.8%と7.3ポイントの差があった。また「通勤など場所の制約に縛られない働き方を理想と感じるようになった」も女性27.0%に対し男性19.9%と女性が7.1ポイント高かった。「家族や自分の時間をより大切にしたいという思いが強くなった」も男性14.4%に対し、女性20.0%と5.6ポイント高かった。

テレリモ総研では、詳細レポートとして「出社を増やしても「孤立感」は消えない——全出勤形態で20〜24%台、変わらぬ課題」も公表している。
【参考】:出社とフルリモートで心身の負担はどれだけ違う?原因や価値観の変化についての調査レポート | 株式会社LASSICのプレスリリース
▼調査データ出典元
株式会社LASSIC コーポレートサイト
https://lassic.co.jp
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