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QNXとNVIDIAが協業拡大、ロボット、医療、産業用システムでのエッジAI開発を支援

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自動車用OSや先進運転支援システム(ADAS)など車載システムで高いシェアを持つQNXが、産業機器、ロボット、医療分野といった産業用エッジAIシステム領域への展開を加速させている。

2025年8月には安全認証取得済みリアルタイムOS「QNX OS for Safety (QOS) 8.0」を発表。自動車、産業機器、ロボット、医療分野におけるセーフティ/セキュリティクリティカルな組み込みシステムを効率的に開発できる環境の提供を開始した。

また、同年9月には、QOS 8.0がNVIDIAの自動運転車向けAIプラットフォーム「NVIDIA DRIVE AGX Thor」の開発キットに採用されたことを発表。自動運転車の開発者が、早期の研究段階から商用生産に至る過程全体にわたって、次世代の自動運転システムの設計・テスト・デプロイに対応できるようにした。

QOS 8.0は、自動車業界の機能安全規格「ISO 26262 ASIL-D」の認証取得を支援し、「ISO/SAE 21434」に対応した設計を採用しているため、安全性およびセキュリティが求められる組み込みシステムの開発作業を簡素化し、認証プロセスの効率化と市場投入までの期間短縮に貢献する。

さらに、2026年4月22日には、自動車業界だけでなく、ロボット、医療、産業システムにおけるセーフティクリティカルなエッジAIを提供するため、NVIDIAとの協業拡大を発表した。

この協業では、NVIDIAの産業向けエッジAIプラットフォーム「NVIDIA IGX Thor」において、QNXのQOS 8.0とNVIDIAの自動運転車向け機能安全プラットフォーム「Halos Safety Stack」を統合し、ロボット、医療、産業システムにおける厳しい規制に対応できるようにした。

リリースによると、今回の協業拡大により、ロボットや医療、産業システムの開発者は、マイクロカーネルベースのリアルタイムOS上で、リアルタイム制御と安全性のコンセプトを統合しつつ、認知・計画立案・意思決定といったAI駆動型の機能に、NVIDIAアクセラレーテッドコンピューティングを活用できるようになる。また、システムアーキテクチャを一元化することで、初期プロトタイプから本番環境への展開までを安全かつ迅速にスケーラブルに開発できるようになる。

さらに、協業の意義について「これまでの実績がある安全アーキテクチャと信頼性の高いリアルタイム機能が、自動車の枠組みを超えてロボット、医療、産業用エッジシステムへと広がっている」とアピールしている。

【参考】:QNXとNVIDIA、ロボット・医療・産業システム向けセーフティクリティカルなエッジAIの高度化に向け協業を拡大 | BlackBerry Japan 株式会社のプレスリリース

ライター

齋藤 公二 (さいとう こうじ)
インサイト合同会社 代表社員 ライター&編集 コンピュータ誌、Webメディアの記者、編集者を経て、コンテンツ制作会社のインサイト合同会社を設立。エンタープライズITを中心とした記事の執筆、編集に従事する。IT業界以前は、週刊誌や月刊誌で、事件、芸能、企業・経済、政治、スポーツなどの取材活動に取り組んだ。
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