このエントリーをはてなブックマークに追加

グローバル企業に聞く! 人事担当者インタビュー

Vol.#page_vol_wk#  今や水資源の確保は世界的課題。日本の先駆者がグローバルな貢献をめざす!

日本原料株式会社

代表取締役社長 齋藤安弘(さいとうやすひろ)さん

第二次世界大戦により破壊された日本の水道事業の基盤づくりのため、GHQ・マッカーサー元帥の肝いりでろ過材製造をスタート。以来、日本原料は、業界№1の地位を盤石にしただけでなく、準公的機関としての役割も担ってきた。環境負荷を軽減するろ過装置の開発においても実績を積み重ね、いよいよ海外マーケットへの進出を本格化させていくという。そんな同社が求めるグローバル人材とは――。齋藤社長にお話を伺った。

-水処理技術で日本の水道事業を支えてきた御社の強みをお教えください。

当社の事業は大きく3つの柱があります。1つは浄水場などで水をろ過する際に使用される「ろ過材の製造・販売」。国内浄水場の80%以上が当社のろ過材を採用しており、戦後日本の水道事業を支えるとともに、当社の安定した経営基盤を築いた製品でもあります。しかし、そこに安住していては企業としての未来はないと考え、私が社長就任後新たに手掛けたのが、汚れたろ過砂の「洗浄・リサイクル工事」、そして「水処理関連機器の設計・施工」です。 特に新しく開発した「シフォン洗浄技術」を用いたろ過装置「シフォンタンク」は、環境保全や効率化の面でも画期的な製品として業界内外から注目を集め、多くの賞をいただきました。歴史・実績のある商材と、ベンチャー的発想で開発した新技術の両方を展開しているのが当社の強みといえるでしょう。

-そうした基盤の上に推進するグローバル展開においてめざすものとは何でしょうか?

常に新陳代謝をすることがものづくり企業としての命題です。海外マーケットへの挑戦によって、我々の持つ技術が新しい展開を生み、世界の水インフラへの貢献へと結びついていくはずだと考えました。そこで2005年、ドイツで開催される世界最大の国際上下水・廃棄物処理・リサイクル技術専門見本市イファット(IFAT ENTSORGRA)に初出展。以降、オランダ、アメリカ、ドバイ、シンガポールと、毎年海外の展示会に参加していますが、当社の開発した環境に優しいプロダクツは高い評価を得、現在、ドイツ、イタリア、韓国などの企業と代理店契約を結んでいます。今後数年の間に売上げの3分の1を海外部門でというのが目標です。円高や経済が疲弊している状況の中でこそ、本当に強いビジネスモデルを作ることができると考えています。

-発展途上国への貢献にも意欲的だとお聞きしました。

これまで参加した先進国開催の展示会で、我々のブースを訪れる方々の中には発展途上国の関係者も多く、皆さん「自国にもこのような商材や技術があれば。しかし資金がない」とおっしゃるんです。安全でおいしい水にアクセスできない子どもたちがたくさんいる発展途上国こそ、我々のテクノロジーを求めているのだと痛感させられました。そういう地域で成り立つビジネスモデルをなんとか構築できないか。それが我々の使命であり、他社とは違う当社独自のスタンスなのだと、私は強い信念をもっています。そこで先進国への展開とは別枠で、ODAプロジェクトへの参画をめざした活動にも力を入れており、今、少しずつ芽が出始めてきたところなんですよ。

-御社が求めるグローバル人材とは、どのような人物なのでしょうか?

当社の海外展開は日本を拠点として世界各国にアクセスするスタイルです。つまり「アメリカに進出するからアメリカ要員を」といった採用ではないんですね。ですから多種多様な文化に対応できる柔軟性、かつ論理的な思考力が重要です。何か1つでも得意な分野をもっている方にも期待しています。また当社の海外事業部は、今まさに形を作っている最中ですので、自分でレールを敷きながら走っていく突破力も必要になってきます。もちろん英語力は必要ですが、大切なのは「伝えたいもの」「伝えたい気持ち」があること。英語はそのための手段でしかありません。

-最後に、求職者へのメッセージをお願いします。

私は、小さな集落ごとに水処理装置を置く分散型の水インフラが、発展途上国の飲料水確保のあり方であり、それには当社の商材・技術が最適なのだと確信しています。泥水しか飲んだことがない子ども、危険な地雷原を通って飲料水を汲んでいる子どもたちに、安全で澄んだ水を飲ませてあげられる技術が我々にはあるのです。何としてもその技術を活かす道を広げたい。一人でも多くの子どもたちの健康的な成長を、水の側面から支えられたら……。私たち日本原料が、さまざまな機関や企業などと調整し協力していければ、きっと実現できると思っています。ぜひ私たちと一緒に世界へ挑戦し、社会に貢献するやりがいを共に味わってほしいと思っています。

会社名 日本原料株式会社
事業内容 水道用ろ過砂 製造・販売/水道用ろ過砂利 製造・販売
各種特殊ろ過材 開発・製造・販売
ゴルフサンド 製造・販売
浄水場ろ過池更生工事/ろ過タンク入替工事
上記に伴う機器の設計~施工
従業員 62名
このインタビューに関連する求人 注目!

この記事はいかがでしたか? ★をクリック!(必須)

バックナンバー

「チームラボアイランド -学ぶ!未来の遊園地-」、クリエイションを刺激する、体験型知育空間を世界に

東京大学発のベンチャー企業として知られるチームラボ株式会社。2013年に初めて開催した「チームラボアイランド -学ぶ!未来の遊園地-」は、「共創(...

途上国の発展を影で支える世界のプロフェッショナルと国を築く仕事

世界銀行は「世界から貧困を根絶すること」を目的として1945年に設立された国際金融機関だ。世界120カ国に約1万人の職員を配置し、発展途上国の成長を...

日本文化に誇りを持ち、世界の人々に伝える使命。グローバルな感覚を磨く、絶好のチャンス!

13カ月間、米国フロリダ州のウォルト・ディズニー・ワールド(R)で働きながら、各国の文化を世界中のゲストに紹介する――。それが米国ウォルト・ディズニ...

海外転職ノウハウ

  • タイで働く
  • 英文履歴書の書き方
  • カバーレターの書き方
  • 海外転職に役立つ!国際資格完全ガイド
  • ビジネス英語ワンフレーズ
  • 人事担当者インタビュー
  • グローバル人材への成長術