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青年海外協力隊の活動 古川 智一さんの写真01

天職に巡り合えた幸運を“飛躍”へつなげる

プロフィール 株式会社アスリード/古川 智一さん

【転職前の仕事】大学卒業後、大手小売企業へ就職。退職後参加したカンボジアでのスタディツアーでボランティアへの関心が醸成。人の役に立てる仕事に携わりたいという思いから青年海外協力隊への参加を決意。

【キャリアステップ:青年海外協力隊の活動】2014年から2年間、ジャマイカに体育隊員として赴任。特別支援学校に配属され、体育授業の普及、定着に努める。

【転職後の仕事】2016年、株式会社アスリード入社。運動発達支援スタジオ「UNIMO」にて、障がい児・者の社会参加を支援する指導員兼トレーナー業務に従事。当面の目標は、作業療法の知識を高めること。

「人の役に立ちたい」という思いが募り、青年海外協力隊として教員になることを決意。

以前から教員志望で、大学時代に教員免許を取得しました。卒業後、すぐに教員になるより、民間企業に就職して、経験の幅を広げてから教鞭をとった方が望ましいと思い、大手小売企業へ就職しました。

店舗勤務からスタートし、3年後には本部と店舗を繋ぐSV(スーパーバイザー)を任されました。店舗のオーナーさんと信頼関係を構築し、売上目標を共有しながらサポートを行なっていました。SVを1年経験した頃から、現状分析、仮説、実施、検証という一連のサイクルを繰り返す日々を過ごし、やりがいは感じていましたが、「オーナーさんにもっと寄り添った対応がしたい」という自分の気持ちと会社の方針との間にギャップも感じるようになりました。さらに、2011年の東日本大震災の際に自分が何も出来なかったことで「人の役に立てる仕事がしたい」という強い思いが強まり、自分の将来を見つめなおした結果、退職を決意しました。

色々調べていくうちに、青年海外協力隊でも教員の募集があると知り、すぐに協力隊の説明会に参加。既に気持ちが固まっていたこともあり、家族に相談することもなく応募しました。採用が決まった時は、人生の目標が見つかった気がして、本当に嬉しかったですね。
採用が決まった後、短期間でしたが日本で教鞭をとる機会がありました。しかし、「一対多の構図は、自分には合わないかもしれない」と感じたことで、教鞭をとるのであれば一人ひとり生徒に寄り添いたいと思うようになりました。

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ジャマイカの特別支援学校へ赴任。体育授業の楽しさを提供し、未整備の状態からの仕組み作りに成功。

約2ヶ月の派遣前訓練を経て、ジャマイカの特別支援学校に体育隊員として赴任しました。配属先は、首都から離れたエリアだったので、治安も悪くなく、家からタクシーで5分とアクセスも良好。過去に協力隊が4名赴任されていたこともあり、初日から「また、日本人が来てくれた」と歓迎ムードでした。

私が任されたミッションは体育授業の技術移転。私は体育の授業の経験がなかったことに加え、3歳から18歳までの知的・身体に障がいを持った120名の生徒が対象という環境でのスタートとなりました。鬼ごっこなど、遊びの延長線上のことから始め、一人ひとり異なる障がいやハンデのレベルに見合った運動を、学校の先生と一緒に丁寧に指導していきました。私が帰国してもこのような取り組みが継続されるよう、授業内容を根付かせることを目標にする中で、常に「自分が何をするべきか」を模索しましたが、目標を決めた上で分析して実行を繰り返すことは、前職での経験も生かせた部分だと感じています。

ジャマイカでは、サッカー、陸上、クリケットが人気だったので、それらをベースにした授業を継続して取り入れ、さらにジャマイカで流行し始めている競技を導入することで、各年代の生徒誰もが面白いと思えるような授業づくりに努めました。中でも、技術移転をする際に、現地の状況と2年間という時間制限を考慮して考えたものが、「エクササイズカード」です。これは、各競技のシーンや要素ごとに1枚のカードで整理したもので、それぞれのカードは、写真と解説文でシンプルに構成されています。サッカーであれば、パス等のタイトルやそれを行なう際に用意する道具、展開例など、カードを見ただけで分かるようになっています。帰国までに200数種類作成し、生徒たちがそれらをとても楽しんで手にする様子が直接見て取れました。このカードの作成を通じて、体育の授業の仕組み作りと運動の楽しさを伝えられたという充実感を得ることが出来ました。

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ジャマイカでの経験を生かし、療育支援ビジネスに挑戦。人生の軸が定まったからこそ、充実した今がある。

帰国後は、同様の仕事を科学的・体系的に行ないたいと考えていましたが、運よく帰国後すぐに自分の考えと合致した今の会社と出会えました。ジャマイカでの経験は仕事の内容に通じることも多く、自分の目標とする軸が定まった、そんな気がしています。実はジャマイカでは生涯の伴侶との出会いもあり、協力隊の2年間は人生の大きな転機となりました。

協力隊を経験し、自分が一番成長したと思えることは、積極的に自分を出せるようになったことです。以前は会社の決まりごとには、何はともあれ、従うことからスタートしていたのですが、ジャマイカでの経験を通じて、良い意味で自分の考えで全体をリードしていく強さを持てるようになりました。

今は、発達障がいや知的障がいをお持ちのお子さんの社会参加を支援する、療育事業に従事しているのですが、指導員にトレーナーとしてサポートを行なう際、いずれも決まった手法ではなく、自分の考えたやり方でやってみることを第一に考えています。様々な気付きを社内へフィードバックすることが、多くの人の気付きにもつながっていると思います。自分の気付きが、組織に良い情報の流れを生み、ビジネスの発展につながっていくことにとても大きなやりがいを感じていますし、障がいをお持ちのお子さんやご家族に寄り添えてお役に立ちたいという気持ちが強くありますので、この道をより極めていきたいと強く思っています。

4月から作業療法を学ぶために仕事をしながら学校に通えることになりました。なるべく仕事に支障が出ないように会社側でスケジュールの調整をしていただけるので、学校で学んだ知見を体系化し、会社へ還元していくつもりです。今後は、実践と知識をより深く結びつけて、会社の発展とお客様の幸せに貢献していきたいと考えています。

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採用担当者の声

代表取締役 社長 鈴木貴仁さんの写真
ゼロから一を生み出す、創造力に脱帽。ベンチャー企業の基盤作りに不可欠な存在であり、今後も期待大です。

代表取締役 社長
鈴木貴仁さん

当社は、介護・福祉のソーシャルカンパニーを標榜するグループ会社の一員として、障がい福祉事業を手掛けています。具体的には、障がい児者の幼少期の「療育」から、就労期の「就労支援」、「雇用の創出」まで一貫して支援していくサービスで、自社直営スタジオの運営とライセンスの提供の両軸で、サービスの普及に努めています。当社のような若い会社にとって、協力隊として海外で活動した経験をお持ちの方は、求める人材として最適だと考えています。言語も含めた未知の領域に一歩踏み出す勇気や行動力、そしてゼロから一を生み出す創造力などは、ビジネスに通じるものがあると考えるからです。

古川さんはまさにその様な人材で、自分の軸がとてもしっかりしており、物事を組み立てていく能力が非常に優れています。当社に入社してまだ2年。指導員からスタートし、現在は、指導員をサポートしていくトレーナーも兼ねているのですが、写真を多用したマニュアルの作成など、スタジオやオフィスにキーパーソンが存在しなくとも現場が回っていく仕組み作りに大いに力を発揮してくれています。その実行力には脱帽で、正に、ベンチャー企業向きの人材だと考えており、協力隊での経験を着実にビジネスに活かしていると感じます。当社は、協力隊経験者の採用は、古川さんが初めてなのですが、彼のこれまでの仕事ぶりを見て、採用面で今まで以上に協力隊経験をお持ちの方に関心を抱くようになりました。未知の領域にも怯まず、自ら目標を立て、且つ、そこに計画性をもって果敢に臨んでいく姿勢は、協力隊経験者ならではの行動特性なのではないでしょうか。協力隊は、あらゆる領域のビジネスで活躍できる人材の宝庫だと思います。

全国説明会キャラバン

年間を通じて、全国約50箇所で開催します(1箇所につき、午前・午後の2回開催)。直接ボランティア経験者の話を聞き、質問もできます。疑問や不安等、個別の相談にもお答えします。

WEB説明会

協力隊経験者の話が聞ける、チャットで質問もできる、リアルタイムで参加可能なWEB説明会です。

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