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ビジネスの可能性と自分を信じて

プロフィール 株式会社ビィ・フォアード/今村 蓉子さん

【転職前の仕事】⼤学時代、留学先での出会いをきっかけに、ケニアでのワークキャンプに参加。卒業後は建設機械を輸出する貿易会社に就職。その後も「アフリカの発展に関わりたい!」という強い思いから、約3年勤めた後に⻘年海外協⼒隊へ参加。

【キャリアステップ:青年海外協力隊の活動】2011年から2年間、村落開発普及員(現・コミュニティ開発)として、タンザニアへ。手工芸品づくりに携わる女性グループに向けた新商品開発、ワークショップ開催やマーケットへの営業活動など、収入向上と販路開拓・拡大を担う。

【転職後の仕事】帰国後もアフリカに関わる仕事がしたいという気持ちは変わらず、アフリカでのビジネスを展開している株式会社ビィ・フォアードへ入社。現在は、中古車販売のグローバルECサイト運営を中心に、デジタルマーケティングを手がけている。

見たこともなかった、エネルギッシュな国々──「アフリカ」との出会いが人生を変えた。

大学時代にオーストラリアに1年留学したのですが、そこでアフリカからの留学生との出会いがありました。ブルンジからの留学生だったのですが、当時の私はブルンジという国が存在することすら知らなかったので、色々調べるうちにアフリカ諸国の歴史や現在抱える問題、今後の課題に触れ、アフリカに対して強い興味を抱くようになりました。

決定的だったのは、大学4年生の時、ケニアで養殖事業の発展を支援するワークキャンプに参加したことです。1カ月間の活動でしたが、教科書でしか見たことのなかった国で、現地の方々とコミュニケーションを取りながら、一緒に何かを創り上げるというのは、本当に素晴らしい経験でした。帰国してからも、またアフリカに関わりたいと考えるようになり、大学卒業前に青年海外協力隊に応募したのですが、その時は健康面の理由で断念せざるを得ませんでした。

卒業後は、大学で学んだ語学スキルを生かして貿易会社に就職。貿易事務として営業担当が商材を売った後の一連の流れを担当していましたが、決められた業務をミスなく進めることが求められる受け身の仕事内容にもの足りなさを感じていました。そこでも「いつかまたアフリカに行きたい」という思いをずっと持ち続けていました。

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二度目の挑戦で、念願の青年海外協力隊に。現地の収入向上のため、奮闘を続けた2年間。

就職から約3年後、青年海外協力隊に再びチャレンジし、今度は無事に合格をして再びアフリカへ。生活費や安全面について大きな不安を抱えることなく、現地での活動に専念できるJICAのシステムは、私の理想にぴったりでした。

派遣先のタンザニアでは女性グループがつくる手工芸品の販売促進に携わることになりました。現地で感じた課題は、同じ商品を作り続け、売れたお金は皆で分けてしまうという、利益をビジネスの発展のために投資していくという考えを一切持っていないことでした。
そこでアフリカ伝統の布を使ったヘアアクセサリーやピアスなど、新しい工芸品の製作を提案。裁縫が得意な他の協力隊のメンバーにも協力を仰いで、女性グループに一から丁寧にレクチャーしました。協力隊員の家族を対象とした『視察の旅』というプログラムを利用し、服飾が得意な私の母と姉を現地に呼び寄せて、彼女たちのノウハウを提供できたことも、グループメンバーへの良い刺激になったと思います。

また、外国人観光客が集まるマーケットを対象に、販売ルートを拡大。得られた利益で大都市に視察に行くなどして、「必要な行動は何か」を皆で考える機会を増やしました。売上が伸び始めてきた段階で、計算が得意な人は経理、話が得意な人は営業と、グループ内で役割分担をすることで少しずつビジネスができる組織をつくっていきました。

協力隊の2年間は短いため、結果を出すことについ焦ってしまいがちですが、現地の時間の流れはゆっくりしています。それを強制しすぎるとせっかく築いた関係性もぎくしゃくしてしまう。だからこそ、相手の視点に立って考え、行動することの大切さを学びました。現地の言葉はスワヒリ語だったのですが、現地の言葉で冗談を言えるようになったことも、皆の心を掴む上で役立ったと思います。

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スワヒリ語のスキルが、ビジネスチャンスに!協力隊の経験すべてが、今に生かされている。

タンザニアでの2年間は、会社と違って指示を出してくれる人もいませんでした。だからこそ、自分でやるべき目標を立て、企画し、行動するという自立パターンが自然に身についたのだと思います。
帰国後もこうして得た経験を生かして、「アフリカ」に関わる仕事をしたいと考えていた時に出会ったのが、中古車輸出を主な事業とする「ビィ・フォアード」です。
私は自動車の知識はゼロでしたが、アフリカでのビジネスに力を入れている点と、30カ国以上の外国人社員が働くグローバルな環境に興味を抱き面接へ。これまでのアフリカでの活動をお伝えしたところ、スムーズに採用が決まりました。

最初に任されたのは、海外のお客様と直接やり取りを行うセールスアシスタント。スワヒリ語を身につけていたため、アフリカのお客様からは直接ご指名をいただくほど、多くの引き合いをいただくことができました。タンザニアで開催される社内の展示会企画が持ち上がった際には、迷うことなく自分から参加を申し出たことで、入社わずか半年でマーケティングチームに異動へ。タンザニアでの展示会を任せてもらい、一人で現地に出張へ行きましたが、展示ブースでは大勢のお客様と会話が弾み、当社のブースがパンクするほどの来場がありました。これも協力隊時代にスワヒリ語に磨きをかけたおかげだと思います。

現在は、世界中どこでも24時間中古車が購入できるECサイトの仕組み作りや、ネット環境がないアフリカの農村地域に車をお届けする「ビィ・フォアード・サポーターズ」の新規サービス立ち上げにも携わっています。
年齢や社歴に関係なく、やりたいことにどんどん挑戦できるのが、当社の魅力。アフリカのビジネス界と同じくエネルギッシュな環境で、これからさらに活躍のフィールドを広げたいと思っています。

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採用担当者の声

ゼネラルマネージャー 取締役 末盛 貴弘さんの写真
「自分で考え、自分で動く」、協力隊ならではのマインドが、新規ビジネスに結びつく

ゼネラルマネージャー
取締役
末盛 貴弘さん

当社はアフリカで中古車を売ってきたものの、スワヒリ語を話せる人も、現地に行ったことがある人も、当時はいませんでした。 そのため今村さんに面接でお会いしたとき「ひとりでタンザニアに2年間も過ごしたの?」ととても驚いたことを覚えています。そこまで強烈なバックボーンを持った方にお会いしたことがなかったので、成長過程にある当社のビジネスモデルとマッチングするのではないかと思ったのです。 入社後は新規サービスであるサポーターズの制度もECサイトの新たな仕組み作りも、今村さんが企画・立案し、周囲を巻き込んで実現に導いてくれました。

「人の役に立ちたい」「現状を打開したい」という協力隊の前向きなマインドは、すべてのビジネスに通用するものだと考えています。まったく新しいものに果敢に挑戦する姿勢こそが、真にグローバルな人材と言えるのではないでしょうか。

今村さんを採用してから、当社もJICA主催の企業マッチングに参加し、これまで協力隊出身の方を6名採用しました。 現地で成功したか、失敗したかではなく、「やりたいことに本気で取り組んだ」という熱いマインドを抱いている方と、これからも積極的にお会いしたいですね。

全国説明会キャラバン

年間を通じて、全国約50箇所で開催します(1箇所につき、午前・午後の2回開催)。直接ボランティア経験者の話を聞き、質問もできます。疑問や不安等、個別の相談にもお答えします。

WEB説明会

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