韓国転職で気になる!ソウルの住宅事情~いくらで住めるの??

海外転職でも身近な国のひとつ、お隣の国「韓国」。首都ソウルは人口1,000万人を超える大都会。日本と一見似ているようで、実はかなり違う、住まい事情をタイプ別にご紹介します!

韓国転職で気になる!ソウルの住宅事情~いくらで住めるの??

韓国・ソウルにはどんな種類の住まいがあるの?

ソウルには一戸建てと、共同住宅の『アパート』と呼ばれる5階以上からなるマンション、4階以下で延べ面積が660㎡以上の『ビラ』と呼ばれる連続住宅、同じ4階以下で延べ面積が660㎡以下の共同住宅の『多世帯住宅』 があります。ワンルームというものも、この多世帯住宅に入ります。
その他、駅の近くにはオフィスとホテルをあわせた『オフィステル』というものもあります。

一人暮らしの場合はワンルームやオフィステルに、家族がいる場合は経済力の程度でビラや多世帯住宅、アパートや一戸建てに住むケースが多いようです。
最近は「田園住宅」と呼ばれる小さな庭付きの一戸建てを郊外に建てるというのも人気ですが、ソウルで一戸建ての家に住むにはかなりの経済的余裕がないと難しく、一戸建ての賃貸もありますがそれほど多くありません。

ソウルの住宅タイプ別家賃相場

韓国では賃貸契約をする際に、保証金プラス月々家賃を支払う方法と、月々の家賃を支払わずにまとまった保証金を事前に支払って2年または3年契約で部屋を借りる『チョンセ』という賃貸方法があります。チョンセ金(保証金)は、引っ越しの際に全額返金してもらえます。
預金利子の高かった時代はほぼチョンセでの賃貸契約が多かったのですが、預金利子の低い最近では、保証金+月々の家賃を支払うといった賃貸方法が多くなり、チョンセ金自体も住宅の売買価格の約80%以上という高額なため購入してしまう人も多いようです。

ソウルでは住宅面積の約60%がアパートとなっていますが、それではいくらぐらいで住めるのか一般的に家賃の相場をみていきたいと思います。

アパート

ソウルの狭い土地を最大限に生かして居住空間を増やしていくには最適なのが、このアパートと呼ばれるマンション。
アパートには棟が同じ向きに(基本東南向き)建てられた板状型アパートと、上から見た形が+(プラス)やY、□(四角)の形をした高層アパートがあります。

タワー型アパート
<タワー型アパート>
板状型アパート
<板状型アパート>

建設会社はいくつかありますが、リビング、キッチン、3点ユニットバス、ルームの構成と家の中の雰囲気はなんとなくどこも似ています。アパートやビラなど住宅形態に問わず、また購入や賃貸に問わず、壁紙やリフォームは家主ではなく住む人が行うのが一般的です。
住宅にはどこも基本床暖房がついており、現在では都市ガスが一般的ですが、古いところになると灯油式の床暖房なども残っています。

リビング
<リビング>
キッチン
<キッチン>

最近分譲されるアパートのキッチンには、ガスレンジやオーブン、食器洗浄機、小型テレビなどがオプションでついている場合も多いですが、その他の家電は基本ついていません。

ルーム
<ルーム>

家の広さによって部屋が2~3つあり、1つの部屋の大きさも変わってきます。最近建てられたアパートには、各部屋にクローゼットがついていて、メインルームにはユニットバスがもうひとつ付いていることが多いようです。部屋のひとつにはベランダが付いていて、そこに洗濯物を干せるようになっています。

トイレ
<トイレ>

最近では100㎡以上になると3点ユニットバスが2つあり、メインの浴室には浴槽が、メインベッドルームの中のほうはシャワールームになっていることが多いようです。

管理室
<管理室>

アパートの管理室です。入居者が選んだアパート管理業者がこちらで勤務しています。どのアパートにも棟の前に警備室があり、不在中の宅配もそちらで預かってもらえます。

またより快適な居住環境を追求したアパートが増えてきており、部屋の中の収納空間などはもちろん、アパートの中にスポーツジムやゴルフ練習場、図書館、公園などがあるところも増えてきています。
月々の管理費の中に使用料(数千ウォン程度)が含まれていることが多く、どんな人でも自由に使用できるというのが一般的のようです。

ゴルフ練習場
<ゴルフ練習場>
フィットネスルーム(左)、ブックカフェ(右上)、公園(右下)
<フィットネスルーム(左)、ブックカフェ(右上)、公園(右下)>

要らなくなった本なども、ブックカフェに寄付することもできます。

散策路
<散策路>
地下駐車場
<地下駐車場>

ソウルでは、漢江を境に川の南である江南と北の江北とでは江南のほうが若干地価が高くなりますが、約100㎡の広さの家を江南と江北で借りるとすると、

【江南アパートの場合】
地下鉄「梨水」駅から徒歩約4分、築3年、供給面積110㎡で、保証金5億ウォン+月々150万ウォン
※チョンセの場合は約9億ウォン
【江北アパートの場合】
地下鉄「仏光」駅1番出口から徒歩約2分、築3年、供給面積107㎡で、保証金1億ウォン+月々120万ウォン
※チョンセの場合は約4億8000万ウォン

となっています。もちろん、場所と築年数などによって賃貸価格はさまざまです。

ビラ&多世帯住宅&ワンルーム

ビラ
<ビラ>

ビラや多世帯住宅にも250㎡ぐらいの高級ビラから22㎡の広さのものまで、さまざまです。築年数やエリアでも価格は違ってきます。

【江南の場合】
江南地下鉄「鶴洞」駅から徒歩8分で広さ242㎡、築18年でリフォーム済み、ルーム5、トイレ付シャワールーム2つの部屋の場合だと、保証金5000万ウォン+月々500万ウォンで、同じ地下鉄「鶴洞」駅から徒歩8分の場所で、広さ35㎡で、築1年、ルーム2、トイレ付シャワールーム1つの部屋の場合だと、保証金130万ウォン+月々130万ウォン
【江北(弘大エリア)の場合】
地下鉄「上水」駅から徒歩5分の場所で築約10年4階、リビング、部屋2、トイレ付シャワールームがついた59.2㎡で、保証金4000万ウォン+月々90万ウォンで借りることができます。

基本、床暖房以外はなにもついていないので、チェストやガスコンロ、洗濯機、エアコンなど、すべて準備する必要があります。

オフィステル

基本駅から近いオフィステルには、キッチンはもちろん洗濯機やユニットバス、ガスレンジがついています。初めての一人暮らしなどに、最適です。

【江南の場合】
地下鉄「宣陵」駅から徒歩1分で55㎡、築12年、キッチンガスコンロ付き、洗濯機、ユニットバス、リフト付きで、保証金1000万ウォン+月々80万ウォン、
【江北の場合】
地下鉄「麻浦」駅前の物件で56㎡築12年、キッチンガスコンロ付き、洗濯機、ユニットバス、エアコン付きで、保証金1000万ウォン+月々75万ウォンで部屋を借りることができます。

ある程度まとまった資金が必要なので、保証金を準備するのが難しい外国人は月々の高額の家賃として支払うケースも多いようですが、地元の人はマイホームや投資目的として住居に対しまだまだ関心が高いようです。

この記事を書いた人
ソウル特派員サムネイル
中嶋かずえ
アンニョンハセヨ!韓国に住みついて早20年。高麗大学語学院を出て、現在翻訳やコーディネーターなどの仕事を行っています。約10年前から地球の歩き方ソウルWeb特派員ブログを担当し、激しく移り変わるソウルのレストランやショップなどを自由気ままにご紹介。仕事や子育てなどを通じて、まだまだ深い韓国社会を体験中!

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