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#page_name_wk#/ナンバーワンの広告配信システムを目指す!アドテクノロジーの現場で働くエンジニアの熱意/株式会社サイバーエージェント アドテク本部アドテクスタジオ 韓 翔元 さん

サイバーエージェントが2014年2月にリリースした「Dynalyst(ダイナリスト)」は、ユーザーの行動情報をリアルタイムで分析し、最適化した広告をスマートフォンに配信する新しいサービスだ。その開発には、同社の最先端技術部門であるアドテクスタジオによる最新技術が惜しみなく投入されている。この注目プロダクトDynalystの開発に携わったエンジニアの韓さんに、アドテクの現場で働く魅力、将来のキャリアなどについて、話を聞いた。

韓国⇒日本⇒米国⇒そして再び日本へ!

韓さんは、韓国の大学で物理学を専攻。大学を卒業後、ITスクールに通い技術を学び、日本のIT企業に就職した。「学生時代にオーストラリアに留学した経験があり、海外の友人がたくさんできました。そのころから、海外で仕事をしたいという思いが強まり、日本で仕事をする道を選びました」。4年ほどPC向けのWebサイト開発に携わった2012年に転機が訪れる。スマートフォンの台頭である。「スマートフォン向けのサービス開発に携わり、最新技術に触れたい」と考えた韓さんは、スマートフォンの本場である米国に渡ることを決意する。

「ちょうどそのころ、サイバーエージェント アメリカが人材を募集していました」。日本での経験を生かせることもあり、韓さんはサイバーエージェント アメリカに入社。その後、グループ企業であり、スマートフォン向け広告を手掛けるAMoAdにて、海外向けDSP(デマンドサイドプラットフォーム:広告在庫の買い付け、クリエイティブの分析、リターゲティングなど、主に広告主側の効果を最適化するためのシステム)の開発に従事した。

そんな韓さんに、グループの核となるサイバーエージェント アドテクスタジオから、新たな広告サービスの開発プロジェクトへの誘いが掛かった。その名も、Dynalyst。「AMoAd DSPの開発経験を生かし、また新たなチャレンジをしたいと、期待に胸がいっぱいになりました」


JavaではなくScalaを! 異動直後に大胆な提案

韓さんはペアプログラミングや勉強会を積極的に行い、最新技術の促進を行うエンジニアの一人だ。

企業において、新たなプログラミング言語を採用するには多大なリスクが伴う。開発段階はもちろん、保守・運用や機能追加など、開発後も継続的にサポートしていかなければならないからだ。エンジニアの教育コストも無視できない。しかし、サイバーエージェントのアドテクスタジオでは、Dynalystの開発にあたり、従来からのJavaの利用を止め、近年注目され始めている関数型プログラミング言語Scalaを採用した。

実は、このScalaの採用を提案したのが、ほかならぬ韓さんなのである。「米国企業ではScalaの導入が進んでいたので、これからはScalaの時代が来るという確信はありました」。Dynalyst開発におけるScalaの採用は、異動して間もない一人のエンジニアからもたらされた大胆な提案だった。

「しかし、私自身もScalaを使った経験があるわけではありませんでした」。自ら提案するからには、誰よりも先に情報を収集し、イチ早くScalaを習得し、ほかのメンバーと共有していく必要があった。「未経験の開発言語なので、当然ハードルはありました。それでも、もともと新しい技術が大好きだったので、苦にはなりませんでした」


「やってみよう」エンジニアの熱意がチームを動かした!

「アドテクの現場は、技術の追求には最適な場」と語る韓さん。

Scalaは、オブジェクト指向の関数型言語であり、複雑な処理も簡潔に記述できるため開発生産性が高く、スケーラビリティも高いため大規模システムの構築にも向く。また、Javaの周辺ライブラリが利用できるなど、Javaとの親和性が高いのも特徴だ。とはいえ、Javaでも開発できるものを、なぜあえてScalaへの置き換えを提案したのだろうか。その理由を韓さんは次のように語る。

「昔と今とではソフトウェアを実行する環境が異なります。プロセッサはシングルコアからマルチコアになり、さらにネットワークを介した並列・分散処理も行われるようになっています。こうしたマルチスレッドあるいはマルチプロセスの環境下においてJavaによるプログラミングを行うと、コードが難解になり、属人化が避けられません。その点、Scalaならばシンプルに記述でき、同一のコードでシングルコアでの処理から大規模な並列・分散処理まで対応可能です」

長期的な視点に立てば、リスクよりもメリットのほうが大きいという判断があったのだ。周囲の反応はどのようなものだったのだろうか。「チームのみんなが『やってみよう』と言ってくれました。多くのエンジニアがJavaの抱える課題を認識していました。また、全員が同じスタートラインに立つこともあり、一体感のようなものも生まれていたのだと思います」。すでにアドテクスタジオ内ではScalaの導入が進み、勉強会も頻繁に開催されているという。

日本一のプロダクトを目指して、技術を追求していく

技術への飽くなき追求が、サイバーエージェントのプロダクトを支えている。

韓さんに、サイバーエージェントのアドテクスタジオで働く魅力を尋ねてみた。「Dynalyst開発の魅力は、お客さまの売り上げに直結するプロダクトを自らの手で開発している手応えだと思います。広告の品質を高めて、日本一の広告配信システムにしていきたいと思っています。アドテクスタジオは、最新技術を試せる機会がたくさんあるところも気に入っています」

技術を追求することが何よりも好きだという韓さん。自身のキャリアについても、現場エンジニアとして新たな技術を取り入れながら、Dynalystの成長に貢献していきたいと考えているという。その言葉通り、すでに、次なる新たな技術にも着目している。

「お客さまがDynalystに期待するのはレコメンドの精度です。よりマッチした広告を配信するために、ユーザー行動の分析力を高めていきたいと考えています。今は、昨年のAWS(Amazon Web Service)のカンファレンスで発表されたKinesisに注目しています。Kinesisは大規模なストリーミングデータをリアルタイムに処理できるので、これを使えばさらに精度を高めることができると思っています。常にチャレンジを続けて、より良いプロダクトにしていきたいですね。Dynalystの成長と共に、自分自身も成長していきたいです」


◎取材先企業:サイバーエージェント(http://www.cyberagent.co.jp/)


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