コンセンサスとは?正しい意味や使い方、求められるシーン
更新日:2025年08月28日
イラスト:山口カエ
監修者株式会社ダンク
校正・校閲の専門会社
【要約】「コンセンサス」を分かりやすく解説
- ビジネスシーンにおけるコンセンサスは、「合意」「同意」を指す
- 事前にコンセンサスを得ることが、スムーズに仕事を進める要!
- コンセンサスには、根回し・交渉・段取りスキルも求められる
ビジネスシーンで耳にすることの多い「コンセンサス」という言葉。
幅広いシチュエーションで使われるために、意味や使い方に迷ってしまうことや、理解があいまいになってしまうことはありませんか?
正しい意味の説明からビジネスシーンでの使い方、業界などによって異なる意味合いについて、例文を用いて解説します。
「コンセンサス」の正しい意味と、ビジネスにおける正しい使い方
ビジネスにおけるさまざまな場面で使用される「コンセンサス」。まずは正しい意味と使い方を見ていきましょう。
コンセンサスとは、主に「合意」「同意」の意味
「コンセンサス」とは、日本のビジネスシーンにおいて、主に複数の人やチーム、会社間における「合意」「同意」の意味で使われています。
英単語の「consensus」からきているカタカナ語で、もとの英単語には、「一致した意見/見解」「総意」「合意」といった意味があります。
ビジネスシーンにおけるコンセンサスの意味、重要性
社内・社外共に仕事をするうえで、関係者たちの合意・同意を得ながら業務を進めていくことは非常に重要ですよね。そこで用いられるのが「コンセンサス」です。
コンセンサスは本来、最終的な「合意」や「総意」といった結果を指します。
しかし、日本のビジネス現場では、合意に至るまでの意見調整や根回し・交渉といったプロセス全体を含めて「コンセンサスを得る」と表現することもあります。
事前に関係者へ情報を共有する、質問に答えておくなどの行動も、この広義の「コンセンサスを得る」ための一環と位置付けられます。
複数の企業やチームが共同でプロジェクトに取り組む際などには、コンセンサスを取りながら進めていくことで、スムーズな業務進行が実現できることでしょう。
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「コンセンサス」が使われる&求められるビジネスシーンとは?
社内でも社外でも、あらゆる仕事の場面で使われている「コンセンサス」。実際にどのように使われているのか、いつコンセンサスは求められているのか、具体的な例文を見ながら説明します。
あらかじめチームに一定の合意を得る時のコンセンサス
多くの場合、仕事にはチームワークが求められます。新たに自分が担当する業務やプロジェクト、新規で獲得した案件などについて、具体的にアクションを取る前には、自分の上司や部下、チームに周知し、一定の合意を得てから進める必要がありますよね。
こういった場合に必要な合意形成についても、「コンセンサス」を使うことができます。
- 例文:「新規案件Aについて、チームからコンセンサスを得ました」
- 日本語で言い換えると:「新規案件Aについて、チーム全員から合意を得ました」
これによって、案件Aについては「チーム合意のうえで進めることができる」旨を伝えることができます。
複数の関係者に、事前に根回しをするためのコンセンサス
仕事を進めるうえで、自分の直属の上司や部下、チームだけでなく、複数の関係者やチームにわたって合意形成が必要なケースもありますよね。
チームの属性や関係者の業務内容、関係性の違いによって、個別に情報を増減させて説明をしたり、交渉をしたり…… といったことが必要になる場合もあります。すなわち、「根回し・交渉」ですよね。
コンセンサスは、この「根回し・交渉」両方の意味を包含して使うことも可能です。
- 例文:「先に、関係者のコンセンサスを取っておきましょう」
- 日本語で言い換えると:「先に、関係者皆さんへの根回し・交渉をしておきましょう」
直接的に「根回し・交渉しましょう」と言うと政治的な意味に聞こえてしまうこともあるかもしれませんが、「コンセンサス」と言い換えることで、マイルドな印象にする効果も期待できます。
「コンセンサス方式」の会議とは、全会一致で決める会議のこと
コンセンサスの意味が「一致した意見/見解」「総意」であることは説明したとおり。すなわち「コンセンサス方式」の会議とは、全会一致で決定をする会議、ということです。
多数決で決める場合には、少数派の意見が採用されず、不満や対立を生んでしまう可能性があります。一方「コンセンサス方式」の場合には、賛成派・反対派の意見を取り入れつつ、お互いが歩み寄って合意形成をしていく、というアプローチを取ります。よってチームや組織間における対立を避け、全員が共通の目的を持って決定できる方法です。
素晴らしく平和的な方法のように捉えられるかもしれませんが、「異なる意見を持った複数人が歩み寄って合意形成をする」というのは、一筋縄ではいかないことも想像に難くないはず。
コンセンサス方式で会議を行う場合には、事前の入念な情報共有や、質疑応答時間をしっかり設ける、双方の意見を仲介しながらのファシリテーションなど、事前の準備や会議中の調整が必須です。
「ネガティブ・コンセンサス方式」とは?
コンセンサス方式と対比される考え方として、「ネガティブ・コンセンサス方式」というものも存在します。
コンセンサス方式では、参加者全員の賛成が得られた場合のみ決定されるのに対し、ネガティブ・コンセンサス方式は、全員が反対した場合のみ否決となる決定方法です。
1人でも賛成または棄権すれば承認されるため、多数の関係者がいる場で意思決定を迅速化できます。
WTO(世界貿易機関)の紛争解決制度では、この方式を採用し、少数意見による停滞を防いでいます。
ビジネスでの採用例は少ないものの、関係者が多く迅速な判断が必要な場面では有効ですが、少数派の意見が軽視されるおそれがあるため注意が必要です。
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ビジネス以外でも、あらゆるシーンで飛び交う「コンセンサス」
ビジネスの現場以外でも、コンセンサスという言葉はいろんな場面で飛び交っています。シーン別にどのような意味で使われているのか、代表的な例を紹介していきます。
研修の場で:「コンセンサスゲーム」
企業研修などで、しばしば取り入れられることがある「コンセンサスゲーム」。これはビジネスシーンにおけるコミュニケーション力やチームビルディング力などを身に付けるためのゲームです。
コンセンサスゲームは通常、複数人に分けられたグループごとに課題が与えられ、各々が考え、ディスカッションし、チームとして意見形成を行ったうえで発表する、という流れで行われます。
これにより、複数人が一つの目的意識を持って話し合い、チーム内で「コンセンサスを得る」プロセスを学ぶことができます。
株・仮想通貨取引で:「市場コンセンサス」「コンセンサスアルゴリズム」
コンセンサスは、株式や仮想通貨の取引でも用いられます。
株式市場の場合、証券アナリストが分析した株の利益、配当、レーティングなどの予想の平均値のことを「コンセンサス予想」「市場コンセンサス」と呼んでいます。
仮想通貨取引に利用されるブロックチェーンでは、送金やトークンの移転などの記録(トランザクション)の正当性を確認し合意を形成する仕組みとして「コンセンサスアルゴリズム」が採用されています。
ブロックチェーンには取引を管理する中央機関が存在しないため、多数のネットワーク参加者がやりとりを検証し、合意を得て記録しています。この仕組みを、コンセンサスアルゴリズムと呼んでいます。
医療の現場で:「医学的コンセンサス」
医療においては、議論されるべき事象に対し、専門家たちが「総意」として発表する際に「医学的コンセンサス」という言葉が使われます。
これは発表時点での、最先端の医学的な知識・根拠に基づいた専門家の集団による公式声明を指します。
政治的な場において:「国民のコンセンサスを得る」
昨今では、政治的な場面においてもコンセンサスという言葉がよく使われます。
例えば、とある政策に対して国民の総意を得る必要がある場合に、「国民のコンセンサスを得る必要がある」といったように使われます。
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【まとめ】コンセンサスを得るには、さまざまなビジネススキルが必要!
ここまで、コンセンサスの正しい意味、ビジネスシーンにおける必要性や使い方について、例文を挙げて説明してきました。いかがでしたか?
直接の意味としては、複数人の間における「合意」「同意」であるコンセンサス。実は含有する意味が幅広く、「コンセンサスを得る」にはさまざまなビジネススキルが必要であることが分かりましたよね。
会議の場でコンセンサスを得るまでの事前の根回し・交渉から、話し合いの場におけるファシリテーションまで、合意を得るに至るまでの段取りも、コンセンサスには含まれるのです。
用語を使いこなすだけでなく、ぜひコンセンサスを得るスキルも磨いて「あの人に任せれば、スムーズに仕事が回る」と思ってもらえる人材を目指してくださいね。
監修者
株式会社ダンク
校正・校閲の専門会社
1994年創業以来、商業印刷物の校正・校閲を専門に行う会社。金融・医療・教育・行政など正確性が特に求められる分野をはじめ、さまざまな記事の監修に携わる。専門スタッフによる確かな校正体制を強みとし、記事の正確性と読みやすさを高めることで、信頼性の高い情報発信を支えている。
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