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【例文あり】キャリアプランの立て方、面接での答え方とは? これからは専門性とプランの柔軟な修正が大切!

キャリアプランイメージ画像

働き方改革、新型コロナウイルス感染症によるリモートワークの浸透などにより、「働く」を取り巻く状況は急速に変化しています。そんななか、「今後のキャリアの見通しが持てない」「予定していたキャリアプランを変更せざるを得なくなった」という人も多いのでは?

ここでは、キャリアプランを立てるメリットや立て方のほか、変化の激しい時代のなかでのキャリアプランの考え方について紹介します。

また、面接時にキャリアプランを聞かれた場合の答え方についても、例文を交えて解説します。

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キャリアプランとキャリアパスの違い

キャリアプランとは

キャリアプランとは、仕事や働き方の将来像(キャリアビジョン)を実現するために作成する、具体的な行動計画のことを指します。将来像をかなえるために必要なスキルや経験を洗い出し、逆算して計画を立てると、いつまでに何をすべきかが見えてきます。

例えば5年後に経営企画職に就きたいと将来像を設定した場合、戦略を練るスキルや実績、経営状態を読み解く知識が必要になるだろうと予測できます。こうして必要なものが見えてきたら、「戦略立案スキル習得のためまずはBtoBの営業職で●年経験を積もう。並行して簿記の勉強も進め、●年後に簿記2級、●年後に簿記1級を取得しよう」というように、具体的なキャリアプランが立てられるようになります。

キャリアパスとの違い

キャリアパスは、職位や職務に就くための道筋のことです。同一企業の中で昇格、配置転換するためのルートを企業が明確化したものを指します。

キャリアパスは、社内に限ったキャリアを実現するための指針であるのに対し、キャリアプランは、転職や独立などを含めたキャリア全体の指針となる、という点で異なります。

キャリアプランを立てるメリット

キャリアプランを立てるメリットは、今やるべきことや数年以内に達成すべき目標が明確になることです。

今現在目標がなく、毎日同じ日々の繰り返しに飽きてしまったという人は、キャリアプランを立てることで、今やるべきことが明確になり、現在の仕事にもモチベーション高く臨めるようになるかもしれません。

スキルアップを実現するために、転職を検討する場合もあるでしょう。その場合も将来像を実現するという目的が明確になるため、転職軸が決まりやすくなります。

転職軸が定まらず何となく転職してしまうと、ミスマッチが起こりやすく、転職を繰り返してしまう可能性が高まります。キャリアプランを立て、転職軸を定めることで、自分に合う企業を見つけやすくなります。

キャリアプランの立て方・考え方

期間を決めて実行可能な目標を設定する

まずは、どんな仕事を、どこで、どんなふうにしたいかなど、できるだけ具体的な将来像を考えます。「10年後」などいつまでにその状態になっていたいかも併せて設定しておくと、より具体的なキャリアプランが作成できるでしょう。

次に、将来像をかなえるために1年後、3年後、5年後と区切り、それぞれの期間ごとの到達目標を決めましょう。1年、3年といった節目にプランが実現できると、次のステップに向けて意欲が高まりますので、実行可能な目標を積み上げていく気持ちで作成してください。

ライフプランと併せてキャリアプランを考えよう

ライフプランとキャリアプランを別々に考えてしまうと、どちらか一方を諦めなければならない可能性が高まります。そのためキャリアプランは、今後のライフプランと併せて考えておくといいでしょう。

オフィスへ出社しないで働くリモートワーク、2つの地域を拠点として働くデュアルワーク、働きながら休暇を取るワーケーションなど、働き方の選択肢が増えています。

そういった多様な働き方を前提とし、将来どういったライフスタイルのもとで仕事をしたいのか、結婚や出産などのライフイベントの見通しを持ったうえで、キャリアプランを立ててみましょう。

これからのキャリアプランの考え方

働き方改革、ジョブ型雇用へのシフト、リモートワークの浸透など、働き方をとりまく状況に大きな変化が見られるなか、キャリアプランをどのように考えるべきなのでしょうか。今後も変化が予想される労働環境において、効果的なキャリアプランの立て方や実現の仕方について紹介します。

専門的なスキル獲得が重要になる

従来の終身雇用を前提としたメンバーシップ型雇用では、1社でさまざまな部署に異動をするなどして経験を積み、総合的な能力を身に付けることが求められてきました。

しかし今後は、労働人口の減少や専門人材の需要増により、「職務」に焦点を当てた雇用(ジョブ型雇用)が進むと予想されます。

そのため、この先10年後、20年後も活躍できる人材になるためには、どの会社でも業界でも渡り歩いていける、専門的なスキルを持つことが重要になるでしょう。

キャリアプランを考える際には、まずどのようなスキルを獲得し活躍したいかを、未来の見通しを持って決定します。そして、そのスキルを獲得するのに最も効果的な道筋を、一つの企業に縛られず、転職や副業なども視野に入れて立てていくと良いでしょう。

キャリアプランは柔軟に修正する

キャリアプランを立てても、そのとおりに進むとは限りません。労働環境の変化が激しい昨今ではなおさらでしょう。

環境や状況が変わり計画どおりに進まなかったとしても、落ち込んだり焦ったりしてキャリアを諦めてはいけません。計画どおりに進んでいないと感じたら、その都度状況に合わせて計画を修正するようにしましょう。

むしろこれからの時代においては、一度立てたキャリアプランに固執することはリスクにもなり得ます。状況に合わせ、数年単位で柔軟に軌道修正していくことが、将来像に近づくための有効な手立てと言えるでしょう。

途中で計画を変更しても、それまでに獲得したスキルは無駄にはなりません。むしろ、変化に合わせて獲得したさまざまなスキルを掛け合わせることで、唯一無二の人材になる可能性もあります。

今後の社会を生きぬくためには、「専門性の獲得」と「変化への対応」を念頭においた、キャリアプランの構築が重要になってくるかもしれません。

面接でキャリアプランを聞かれた時の答え方

キャリアプランを達成するために、転職を行うこともあるでしょう。

面接では、入社後のキャリアプランについて、質問されることがあります。その際に、これまで紹介してきた方法で立てたキャリアプランをそのまま伝えてしまうと、効果的なアピールにならないこともあります。

ここからは、面接でキャリアプランを伝えるコツや注意点を解説します。

なぜ面接官はキャリアプランを聞くのか

面接官が「キャリアプランを教えてください」と質問する目的は、採用のミスマッチを防ぐことです。

転職では、募集職種に期待している働き方や業務内容が明確なことが多く、応募者のキャリアプランと合わなければ、「入社しても定着しないのでは」と考える採用担当者もいます。

また、キャリアプランがあいまいな応募者の場合は、自己分析が不十分なため、入社してもモチベーションを高く持って活躍するイメージが付きにくいでしょう。

自社で長期的に活躍してくれる人材かを見極めるために、キャリアプランについて質問するのです。

キャリアプランの答え方・NG回答

指定がない場合は、10年先の将来像を考えたうえでそれを実現するための計画を答えましょう。特に5年先くらいまでのキャリアプランについては、より具体的に回答してください。

前述したように、採用担当者は自社で活躍してくれる人を選びたいのですから、応募企業で実現できるキャリアプランを伝えるべきです。応募企業のキャリアパスをあらかじめ確認しておき、面接の場では、応募企業に在籍したうえでの将来像に絞って答える必要があるでしょう。

自らのスキルアップについてのみを回答するのはNGです。面接官は会社の戦力となる人を採用したいので、スキルを高めたうえで会社にどんな貢献をしたいのか、まで伝える必要があります。

職種別キャリアプランの回答例

職種別にキャリアプランの回答例を紹介します。以下を参考に、面接でキャリアプランについて聞かれたらどのように答えるか、考えておきましょう。

営業のキャリアプラン例

将来は営業部門のリーダーを目指したいと考えています。まずは貴社の商品、商材に精通したうえで、2年間は行動量にこだわり、経験をイチ早く積み上げていきます。提案を重ねる中でデータを蓄積、分析し問題解決能力を鍛え、顧客ごとに最適な提案を行える営業になりたいと思います。また数年後は、提案のノウハウを後輩に伝え、会社の発展に貢献する新人指導にも携わりたいと考えています。個人の売上構築はもちろんですが、部門としての実績を作れるリーダーになれるよう、努力していきます。

一般事務のキャリアプラン例

事務職のスペシャリストとして、業務改善を提案・実行できる人材になりたいです。ミスなく丁寧に仕事を進めることに自信があるため、仕事のスピードを上げ、まずは迅速かつ正確な業務を行えるようになりたいです。現在勉強中の経理知識やPCスキルを習得し、事務職のスペシャリストとして活躍します。業務改善の提案・実行ができる事務職になり、効率的な事務部門の運営を実現できるよう、実績を積んでいきたいと考えています。

販売員のキャリアプラン例

将来は商品企画としてヒット商品を生み出したいです。お客さまのニーズを掴み取り、より満足を提供できる店舗スタッフとして、売上に貢献していきたいと考えます。そして店長を経験して売上実績を作り、将来は本部で商品企画職として現場経験を生かし、ヒット商品を生み出したいと考えます。

システムエンジニアのキャリアプラン例

将来はプロジェクトマネジャーを目指したいと考えています。3年間はシステムエンジニアとして経験を積みながら、システム開発に必要な知識を習得し、顧客の要望に応えられる能力を身に付けます。5年以内にプロジェクトリーダーになり、チーム全体の進捗管理など、マネジメント能力を身に付けたいと思います。その経験を生かし10年後は、予算を最小限に抑えながら、プロジェクトを成功に導けるプロジェクトマネジャーとして活躍したいと考えています。

伝えるべきキャリアプランは年齢でも変わる

年齢によって、企業が期待する活躍の仕方も変わってくるため、キャリアプランの回答でアピールすべきことも異なります。各年代でどういったことをアピールすると効果的か紹介します。

20代:自発的な成長意欲

20代は、求められている仕事を全うし貢献していくことと、経験を通じて、スキルや知識を高めていく姿勢を示すことが大切です。仕事で資格が優遇される場合は、資格取得についても、キャリアプランに盛り込むと良いでしょう。

ただし、「学ばせてほしい」というような、受け身な姿勢では好感を持たれません。自発的にスキルアップに取り組みたいと、前向きな姿勢をアピールしましょう。

30代:やりたいことよりできること

30代は会社の中核を担うことが期待されるため、やりたいことではなく、できることを主体にしたキャリアプランが求められることが多いです。求められている職務を認識したうえで、それに沿った分野で経験を積み業績を上げていくキャリアプランを回答すべきです。

社内でどのような利益を生み出せる人材になりたいのかを、面接官が具体的にイメージできるように伝えましょう。

40代:具体的な課題解決策

40代の転職の場合は、管理職採用も多いでしょう。管理職であれば、企業が求めている管理職像を認識したうえで、現在企業が抱える課題をクリアする具体的な解決策と、50代を見据えた中期的なキャリアプランを併せて回答するといいでしょう。

監修 谷所健一郎の写真

監修: 谷所健一郎(やどころけんいちろう)

有限会社キャリアドメイン 代表取締役 キャリア・デベロップメントアドバイザー(CDA)。1万人以上の面接と人事に携わった経験から、執筆、講演活動にて就職・転職支援を行う。ヤドケン転職塾、キャリアドメインマリッジ、ジャパンヨガアカデミー相模大野を経営。主な著書「はじめての転職ガイド 必ず成功する転職」(マイナビ出版)、「転職者のための職務経歴書・履歴書・添え状の書き方」(マイナビ出版)ほか多数。

マイナビ転職 編集部

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