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転職では「経験がある」「自信がある」人ほど失敗しやすい!? そこにある陥りやすい罠とは?

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経験がある同じ職種や同業の企業への転職の場合、
「営業(業界・業種)経験を生かして転職するのだから、職場が変わっても、十分な成果を発揮できる」。
「ほかの会社に行けば、自分は正当に評価されるはず」という、自信にあふれた人もいるでしょう。

転職に際しては、「環境が変われば勝手も違うだろう。『郷に入れば郷に従え』ということも理解しているから、謙虚に新しい環境に適応していくつもりだ」。そういう覚悟を持っている人も数多くいます。

しかし、実際に転職活動をしてみると、「こんなハズじゃなかった……」と頭を抱えてしまうケースが時々見られます。 また、転職には成功したものの、転職先で思ったような評価が得られず、悩む人もいるようです。
そういう場合は、「経験がある」「自信がある」人が陥りやすい、転職の罠にはまっているのかもしれません!

陥りやすい罠1 えっ!? これまでの常識が通用しない!!

同じ業種の会社であっても、社風や価値観、常識などは会社によって大きく異なるものです。面接でこれまで自分が「常識だ」と思っていたことを、応募先の企業に否定されてしまうケースがあります。

また、あなたにとって「それは明らかに間違っている」としか思えないやり方が、その会社では当然のこととして通っているのに驚くこともあるかもしれません。

こういう時に、「間違っている」という態度を見せてしまうと、面接官の心証を大きく損ねてしまいます。仮に、客観的に自分の正しさを説明できるだけの根拠があったとしても、「なるほど、私の経験ではこのような方法でした」という程度にとどめておいたほうが無難でしょう。

もっとも、仮にその会社に採用されたとしても、あまりに自分の価値観と異なりすぎる仕事を続けることができるかどうかは別の問題です。あまりに大きなギャップを感じた場合は、自分のほうから辞退を申し出る選択肢も考えてみましょう。

陥りやすい罠2 うかつな「改善提案」はリスキー!!

上記のようなギャップが発生した場合、自分のこれまでの経験や知見を生かして、いきなり改善提案をしてしまいがちです。

しかし、その会社の「やり方」には、「なぜこのようなやり方が定着したか」といった背景事情や経緯といったものが複雑に絡んでいます。また、いくら正論であっても、自社のやり方を正面から否定されるのは、おもしろくないものです。

親切心から出た提案であっても、採用選考の段階や入社早々の時期にうかつな発言をすることは避けたほうが無難でしょう。経験者であるほど、慎重な企業研究が必要ということになるのです。

陥りやすい罠3 人脈の広さが災いに……?

同業他社の人との交流は、仕事に新しいヒントをもたらし、時にはアライアンスや取り引きの発生にも役立つ。そう考えて、日ごろから交流会や勉強会に参加している方もいるでしょう。また最近ではSNSを通じて交流をしている方もいるのではないでしょうか?

しかし、転職前後にこういった交流を行う際には、言動に細心の注意を払ってください。新しい会社に知人や「知人の知人」などがいた場合、自分の過去の言動が曲解されて広まってしまい、評価を下げられたり、周囲の協力を得にくくなってしまったりするリスクがあります。

社外の人と交流する際に余計な情報を漏らさない「脇を固める」姿勢は、普段から心掛けておくべきでしょう。

陥りやすい罠4 自信過剰が顔に出る

「経験がある」「自信がある」人の中には、周囲の人に対して「こんなことも知らないの?」「自分だったら簡単にできるのに」といった態度が出てしまいやすいものです。いくら謙虚に言葉を選んだとしても、こういう雰囲気は相手に敏感に察知されてしまいます。

長くいた職場で、すでに十分な実績を積んだ人なら、こうした態度は多少スルーしてもらえます。管理職ならなおさらです。しかし、転職先の同僚・部下は、ただでさえ「新しく入ってきた人(転職者)」に対して敏感ですから、少しでもこうした態度が漂っていれば、反感を買ってしまいがちです。

反感を買ってしまうことで、仕事上でさりげなく足を引っ張られたり、必要な情報が共有されなかったりなどして、本来の実力を発揮できなくなってしまうおそれも十分考えられます!

転職直後は、「自分の存在をアピールしなくては」という意気込みがどうしても強くなってしまいますが、くれぐれも周囲の人への対応には気を配りたいものです。

陥りやすい罠5 あなたが思うようには伝わらない

経験年数の長短は別にして、自信があるという人が陥りやすい罠というものもあります。

例えば、前職での実績を語る場合、「このプロジェクトは私の活躍があったから成功した」というようなアピールの仕方をすると、「チームでの仕事が向いてない?」「成功の分析ができていない?」などと思われ、評価を得られない場合もあります。多くの人が携わるプロジェクトは、一概に「誰のおかげで成功した」などということが判断できない、デリケートなものがほとんどでしょう。

仮に、誰かの大活躍がなければ成功できないプロジェクトだったとしても、その人の貢献度が理解できるのは現場に居合わせた人だけではないでしょうか(それでも、人によって評価は大きく異なる場合があります)。

そのため、採用選考で自分の実績やスキルを語る際は、「自分が果たした役割」や「自分が達成した成果」などについて、具体的な数字のデータを交え、客観的に「実行したこと」だけを述べるにとどめたいものです。客観的な基準で自分を評価してもらうようにすれば、「自信過剰な人」といったネガティブな印象を与えずに済みます。

中には、「数値やデータには表れない部分で自分は大きな貢献をした。大きな実績を残した」と主張したい人もいるかと思います。しかし、そうした目に見えない部分が、初対面の面接官に評価してもらうことは難しいでしょう。本当に自信があるのなら、採用選考を突破し、転職に成功したうえで新たな実績を築いていくことを第一に考えましょう。

また、「自分の人材としての価値が、客観的にはどの程度なのか」「自己評価との大きな乖離がないか」といったことを理解するには、複数の企業に応募をしてみることがもっともオススメです。給与や年収について確認することで“自分の人材としての価値”をある程度認識することができるからです。また、複数の企業の話を聞く事で社風を体感でき、入社後のミスマッチを軽減することもできるからです。

改めて適性診断などをやってみることもオススメです。例えば仕事適性を診断する「あなたの仕事適性診断」というコンテンツを用意しています。また、「適職診断 ‐適職をディグる! ジョブリシャス診断‐」といった気軽に楽しめるコンテンツも用意しています。

こうした診断の結果に対して「こんな診断が当たるものか!」と腹を立てるようなら、自信過剰の可能性大かもしれません。「なるほど、確かに自分にはそういう一面もあるかもな」と、受け入れる柔軟性も大切です。

【まとめ】ポイントは環境適応能力にあり!

今回は、経験があり自信がある人ほど陥りやすい転職の罠について、例を挙げながら説明してきました。「そんなこと、とっくに分かっているよ」と軽く受け流してしまう人ほど、例に挙げたような罠に陥りやすいかもしれません。

転職が成功するか失敗するか。その分かれ目は、「新天地に適応し、それまで以上の成果を出し、年収や待遇、ポジションアップにつなげる」という流れを生み出せるかどうかにあります。

そのためには、「自分にはどれだけ仕事ができるか」よりも、「新しい環境でどれだけ活躍できるか」に意識を向けることです。新しい職場は、「どれだけ優れた人が入ってくるか」よりも「新しい人がどれだけこの会社・職場に貢献してくれるか」に関心を持っています。

こうした点に配慮し、周囲との協調性やコミュニケーションを大切にして、新しい環境に積極的に適応していく姿勢が重要ではないでしょうか。

マイナビ転職 編集部

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