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転職は「とりあえず3年」働いてから? 入社3年以内の転職は不利? アンケートで分かった意外な事実とは

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「仕事を辞めたい」「転職したい」と思っても、新卒入社の人や、転職を短期間で繰り返している人の場合、「早く辞めすぎるのは良くないのかも」と悩んでしまう人もいるのではないでしょうか?

「石の上にも3年(冷たい石の上でも、座り続ければ暖かくなる。何事も辛抱すれば、必ず成し遂げることができることの例え)」ということわざがありますが、果たして仕事でもそうなのでしょうか?

そこで、転職経験のある20~39歳の113人にアンケート(※1)を行い、「転職するならとりあえず3年働いてから」だと思うかや、その回答理由を集めてみました!

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転職経験者に聞いた「初めての退職は入社何年目の時?」

「とりあえず3年働いてからか?」という質問の前に、まずは「初めて入社した会社を辞めたのは、入社何年目の時でしたか?」という質問を行いました。

すると、1年目は17.7%、2年目は23.0%、3年目は25.7%という結果に。3年目が最も多く、3年以内に辞めた人の合計は、全体の66.4%にも上ることが分かりました。

厚生労働省の調査によると「新卒社員の約30%が3年以内に会社を辞めている(※2)」と言われていますが、やはり3年以内に辞めている人は多いようです。

続いて同対象者に行った、転職するなら「とりあえず3年働いてからか?」という質問のアンケート結果を見ていきましょう。

転職するなら「とりあえず3年働いてから」だと思いますか?

全体の結果を見ると「そう思う」と答えた人は28.3%、「どちらかと言えばそう思う」と答えた人が31.9%。合計すると60.2%と過半数を超えました。

3年以内に辞めている人が60%以上いるなかで、「とりあえず3年は働いたほうが良い」と思っている人も60%を越えるという、意外な事実が分かりました。

年代・性別ごとの「3年働いてから」への意見

年代・性別で分けて見ても、どの層でも「そう思う」と「どちらかと言えばそう思う」の合計が過半数を超える結果となりました。

「そう思う」と答えた人が一番多かったのは20代男性で39.3%。反対に「そう思わない」と答えた人も、20代男性と30代女性が一番多く、25.0%の人が回答しています。

それでは「とりあえず3年働いてからか」という問いへの具体的な回答理由について見ていきましょう。

転職は「3年働いてから」派の回答理由は?

転職するなら「3年働いてから」か? という質問に「そう思う」「どちらかと言えばそう思う」と答えた人に、なぜそう思うのかを聞いてみました。

やっぱり「石の上にも3年」!?

  • 一般的にそう言われているから(27歳・男性)
  • 先輩や親に言われてきた(25歳・女性)

3年勤めるとメリットがあるから

  • 退職金や有給休暇など福利厚生面から考えて、長く働く方が良いと思う(35歳・男性)

会社によって異なりますが、入社3年が経たなければ退職金が支払われないこともあるようです。気になる人は、自社の就業規則を確認しておきましょう。

仕事が身に付くには3年かかると思うから

  • 早く辞めてしまうと、仕事の良さが分からなさそうだから(27歳・男性)
  • 嫌だと思っても、一通りこなしてみないと分からないから(28歳・男性)
  • 仕事や会社の全貌を把握するには、3年くらいはかかると思う(29歳・男性)
  • 仕事に対して、いろいろな視点から考えることができるようになるから(37歳・男性)
  • 他部署の人と仲良くなって刺激を受けたりと、3年あると自分の考え方も柔軟になるから(34歳・男性)
  • 1年目でいろいろ覚えて、2年目は頑張ってみて、3年目でようやく自分に合う仕事なのかが判断できるから(37歳・女性)
  • 3年経っても昇進や昇格など、何かしらの成長がなければ、自分には向いていない可能性や、会社との相性が合わないと判断できるから(27歳・男性)

転職に有利だと思うから

  • 仕事のノウハウを蓄積してから転職したほうが有利だと思う(29歳・女性)
  • ある程度の経験を積むことで、次の転職先の選択肢も増える(23歳・女性)
  • 事情にもよるが、職歴が増えると、転職活動でマイナスな影響があると思う(35歳・男性)
  • 職務期間が短いと転職に不利だと思う(35歳・男性)
  • 面接で「すぐ辞めた理由」を聞かれて困ったから(34歳・女性)
  • 「この人はすぐ辞める」と思われるから(26歳・男性)

そのほか

  • 採用してくれた会社への恩。仕事を教えてくれた人に申し訳ないから(38歳・女性)
  • 他部署へ異動する可能性もあるので、絶対的な理由がない限りは続ける方が成長できそう(34歳・女性)

「3年働いてから」派で最も多かったのが、「仕事が身に付くには3年かかるから」という意見でした。「一通りの仕事を身に付けてから辞めたほうがいい」、または「続けていくうちに仕事の楽しさややりがいも分かる」と経験を通じて思っている人が多いのかもしれません。

また、次の転職活動のことを考えてあまり早くに辞めないほうがいいと答える人も見られました。

「3年働いてから」だと思わない派の回答理由は?

では反対に、「3年働いてから」だと「思わない」「どちらかと言えばそう思わない」と答えた人の理由も見ていきましょう。

無理をして働き続ける必要はないから

  • 大きなストレスを抱えてまで我慢して働く必要はない(36歳・男性)
  • ブラック企業で、心身を壊しそうなら早く退職したほうがいいと思う(35歳・女性)
  • 無理をしすぎて、体力的、精神的に参った経験があるから(30歳・男性)

適性がない・社風が合わないと感じたら辞めてもいいと思うから

  • 実際に仕事をしてみて「合わない」と分かることもあるから(29歳・女性)
  • おもしろくない仕事を続けるのは苦痛だから(30歳・女性)
  • 社風や人間関係が良くない場合、自分の力だけではどうにもならないから(25歳・男性)

転職の機会を逃さないほうが良いから

  • 転職のチャンスがあれば、即行動して良いと思う(35歳・男性)
  • いつか転職するつもりなら、早めのほうがいい気がする(29歳・女性)
  • 新卒入社で経験が少ない場合でも、「第二新卒」として採用してもらえる可能性があるから(24歳・男性)
  • 働いた年数ではなく、「何をしてきたか」が重要だから(32歳・女性)

そのほか

  • 「3年」に科学的根拠がないから(37歳・男性)

「3年働いてから」だと思わない派では、むやみに転職するべきではないが、心身共に無理をして働く必要はないという意見が多かったです。また、年数にとらわれず転職のチャンスがあれば積極的に行動したほうが良い、という意見も見られました。

入社3年以内の転職は、不利?

転職経験者へのアンケートから多くの人が、3年という年数は「一通りの仕事が身に付く節目」だと思っていることが分かりました。

そのため転職する場合にも、「職務経験」や「業界経験」が応募条件になっている会社に対しては、入社3年以内の転職が不利になることがあるかもしれません。

ただし、3年以内の転職が必ずしも不利とは限りません。転職において多くの場合、勤務年数だけでなく「経験を通して、どんなスキル・知識を得たか」や「どんな成果を残してきたか」が重視されます。

また、第二新卒や未経験者を歓迎する求人が多くあることからも分かるように、会社は単に勤務年数で採否の判断を行っているわけではないのです。

ケース別「3年以内の転職」対処法

では「入社3年以内だけど転職したい」と思った場合、どのように対処していけば良いのでしょうか? 転職理由や状況別に、対処法をご紹介します。

【1】ブラック企業かも? 心身の健康を損なう場合は早めの判断を

「違法な長時間労働や、サービス残業を強いられる」「会社事業に違法性が見られる」「著しいパワハラ・セクハラがある」などいわゆる“ブラック企業”と呼ばれるような現状に苦しんでいるのであれば、勤務年数にこだわらず、早めに退職するか否かの判断を下したほうが良いでしょう。

いくら「仕事が身に付く」としても、心身の健康を損っては意味がありません。

【2】新入社員(新卒者)の場合

新卒入社の場合は、“初めての社会人”として慣れない毎日を過ごしている分、疲れがたまりやすく「辛い」「辞めたい」「転職したい」と思うこともあるでしょう。

転職は新卒の就職活動とは違い、「社会人としての経験(最低限ビジネスマナーが身に付いていること)」があるほうが望ましいのが一般的です。その点で言えば、入社早々に退職していては応募先の会社にあまり良く思われない可能性があります。

まだ入社して間もないけれど、「転職するか迷っている」という人は、先輩社員の新入社員時代の話を聞いてみてもいいかもしれません。先輩も「1年目は辞めたかったけど、次第に楽しくなってきた」といった同じような悩みを抱えていたかもしれません。その話に共感できるのであれば、まずは3年を目標に仕事を続けてみてもいいかもしれません。

もし辞めたいと感じたら、現在の会社を辞めるメリット・デメリットを整理したうえで慎重に判断しましょう。
≫新入社員(新卒者)が会社を辞めたくなったらどうすべき? 辞めるメリット・辞めないメリットは?

【3】第二新卒として転職したい場合

新卒入社から1~3年目程度の方であれば、「第二新卒」として転職を目指す道もあります。最近では「第二新卒の採用を積極的に行いたい」と考えている会社も多いので、転職のチャンスを逃さないように、日ごろから情報収集しておくことが大切です。

第二新卒の採用では「基本的なビジネスマナーが身に付いていること」が求められますし、会社によっては「業界や職種の経験があれば優遇する」ということもあります。「自分が転職したい職種や業界にはどんな経験が求められるのか?」などを、求人情報を見るなどして調べ、転職に向けて計画を立てていきましょう。
≫第二新卒って一体何? 実は○○しやすい時期だった!?

【4】職歴が短い、転職回数が多いなどの場合

新卒社員ではないけれど、早期に退職・転職したいと思っている人もいるかもしれません。転職市場では、年齢にかかわらず「職歴が短い」「転職回数が多い」などの応募者に対し、採用担当者は「またすぐ辞めてしまうのでは?」と不安に感じ、敬遠してしまう傾向があるようです。

しかし転職回数だけで判断せず、転職理由や志望動機、過去の経験を重視して採否を決定している会社もありますので、アピールの方法次第では、マイナス印象を払拭できるチャンスが十分にあります。応募先が求めているスキルや経験を把握し、それに合うアピールができるよう準備しましょう。
≫何回までOK? 転職回数が多くても「内定」を勝ち取る方法

【5】人間関係や仕事内容が合わない場合

人間関係や仕事内容が合わないと悩んでいる人は多いようですが、人事異動などによって問題が解決することもあります。むやみに転職しようとするのではなく、頼れる上司や人事部に相談してみるのも一つの方法です。

転職をするなら「今の職場・仕事が嫌だから」とネガティブな気持ちで取り組むのではなく、「新しい仕事で実現したいこと」など目標となるキャリアを描き、前向きな気持ちでスタートさせましょう。
≫「職場の人間関係に疲れた……」会社を辞めたいと思ったら、まず最初にやるべきこと

まとめ

今回のアンケートでは、「最初に入社した会社を3年以内に辞めている人」も、「転職するなら『とりあえず3年は働いてから』と思っている人」も60%を超えることが明らかになりました。

入社3年以内の転職が有利か不利かということは一概には言えませんが、多くの回答からも分かるように、辞めたいと感じて早々に「辞める」と判断するのは得策ではありません。まずは「どうして転職したいのか」という理由について、振り返って考えるようにしましょう。

ただ、今の会社で3年働いた後のことを想像してみて、「自分が思い描いているキャリアが実現できなさそうだ」「このままでは先を見通すことができない」と感じるのであれば、辞める選択をしてもいいかもしれません。

3年という年数にこだわるのではなく、今の自分がどうしたいのか、そして将来どうなっていたいのかをしっかりと考えたうえで「転職する、しない」の判断をしましょう!

※1 全国20~39歳の公務員・会社員(パート・アルバイト除く)113人
調査方法/インターネットリサーチ
実施期間/2017年2月16日〜17日
※2 厚生労働省『新規学卒者の離職状況』
平成24年度大卒の新規卒業者を対象にした調査より

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