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「希望年収」履歴書と面接で答え方が違う? 好印象な年収アップの交渉テクは?【例文あり】

転職活動でよく聞かれる質問の1つが希望年収。「高めの金額を伝えたら自信過剰と思われる?」「低めに伝えたほうが採用されやすい?」など、採用担当者にどう思われるか心配で答えに迷う人も多いでしょう。

また、転職で年収を上げたいと考えている人は、交渉するタイミングや希望額の伝え方なども悩むのではないでしょうか。そこで、希望年収に関する質問を好印象で乗り切るためのポイントと、履歴書・面接で使える例文、マイナス印象を与えない年収交渉の方法について解説します。

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希望年収の答え方は選考に影響するの?

まず気になるのは、転職活動中に「希望年収額を尋ねられることがどのくらいあるか」です。20〜39歳の転職経験者に行ったアンケート(※)によると、全体の60.5%が「希望年収を尋ねられた経験がある」と答えています。この結果を見る限り、希望年収の質問は「あるもの」と考えて転職活動を行ったほうが良いでしょう。

Q.転職活動中に、応募企業から希望年収を尋ねられた経験がある?

ある 60.5%、ない 38.5%、その他 1.0%

また、転職経験者の76.9%が「希望年収の答え方が選考結果に影響を与える」とも感じているようです。希望年収に関する質問は採用、不採用にかかわると心積もりし、面接で「その場しのぎの回答をしてしまった」とならないように、準備しておきたいものです。

Q.希望年収の質問への答えは、選考結果に影響すると思う?

影響すると思う 76.9%、影響ないと思う 23.1%

採用担当者が希望年収を聞くのはなぜ?

答え方を考えるにあたり、「なぜ採用担当者は希望年収を聞くのか」を考えてみましょう。

まず、自社の採用条件にマッチしているかを確認するために行う場合。例えば、新しい人材の採用予算として年収400万円しか用意していないのに、希望年収が600万円以上であれば、どんなに素晴らしい人材だったとしても採用は難しくなるからです。

次に、その質問を通じて応募者の価値観を見極めようとする場合もあります。ここでポイントとなるのは「自己評価ができているかどうか」です。業界・職種・年齢・能力に応じた平均年収よりもはるかに高い金額を希望していると、「客観的に物事を見られない」「自信過剰」な人間だと思われてしまう可能性があります

かといって、「高くなければ良い」というものでもありません。希望年収額を自己評価と捉えるならば、「低すぎる希望年収」や「いくらでも大丈夫」という答えだと、「実際にスキルや職務能力も低いのでは?」と思われてしまうリスクがあるからです。また、低すぎる額を提示して、転職後生活に困ることになっては、元も子もありません。

以上の点から、希望年収額は現在の年収額や業界・職種・年齢・能力に応じた平均年収をベースに答えるのが無難でしょう。

希望年収額は総支給額・手取り額どちらで答える?

ところで、希望年収額を考えるために「現在の年収額を把握する」必要がありますが、総支給額と手取り額、どちらを参考にすべきなのでしょうか。

多くの場合、採用担当者は「企業が給与として支払う額」(=総支給額)として考えていますので、源泉徴収票で言うと「支払金額」欄に記載されている額面を参照するのが良いでしょう。間違えて所得税などを引かれた後の「手取り額」を伝えてしまうと、実際の手取り額は更に少ないものになってしまいます。採用担当者と認識のズレを防ぐためにも、転職活動を始める前に現在の年収を確認しておくと良いでしょう。

では、実際に転職活動のシチュエーションごとにどのように答えれば良いのか、例文を合わせて解説していきます。

【例文】履歴書での希望年収の書き方

【履歴書の希望年収記入例】
・貴社の規定に従います
・応相談

履歴書の希望年収欄では、「450万円」など具体的な額面は提示しないほうが良い場合があります。なぜなら、応募企業は「いい人材だったら、想定額を上回ってもOK」と考えていたとしても、履歴書だけではあなたの良さが伝わりきらず、「想定額と合わないから」と機械的に落とされてしまう可能性があるからです。

どうしても「年収の交渉をしたい」という含みを残しておきたいのであれば「応相談」という書き方に留めましょう。具体的な話をするのは面接に進んでからでも遅くはありませんし、「あくまでも希望」とは言っても、履歴書では細かいニュアンスや意図を伝えるのは難しいためです。

【例文】面接での希望年収の答え方

次に、面接に進んで希望年収を尋ねられた場合はどのような答え方が良いのでしょうか。

【面接の希望年収回答例】
・現在の年収は◯◯万円です。希望年収に関しては基本的に御社規定に従うつもりではございますが、現在年収と同等以上を希望させていただけますと幸いです。

ただ金額を伝えるだけでなく、「あくまで企業の意に従う」という謙虚な姿勢を示すと好印象でしょう。面接での評価が高くなれば提示額のアップもあり得るだけに、面接官に与える印象には十分気を付けたいところです。

希望年収額を聞かれるのではなく、面接官のほうから年収額を提示することもありますが、その時はリアクションに注意を。面接官は応募者の表情をチェックしています。たとえ金額が希望年収より低くても、がっかりした様子を見せたり、不満が態度に表れたりしないようにしてください。

実際に入社するか否かは内定が出た後に決めれば良いことなので、面接の段階では採用される確率をいかにして上げるかを第一に考えましょう。

転職経験者は年収交渉をした? 希望年収を高めに答えた人が●%

ここまでは希望年収に対する質問に好印象で乗り切るコツをお伝えしてきましたが、「乗り切るだけでなく年収をアップさせる交渉をしたい」という人もいるでしょう。実際、転職面接などで交渉し、年収をアップさせることは可能なのでしょうか。

転職経験者へのアンケートによると、希望年収額を「直近の年収より高めに答えた」人が52.9%。半数以上の人が、年収アップを視野に入れて交渉したと見て問題ないでしょう。

Q.希望年収の金額は、直近の年収より高めに答えた? 低めに答えた?

高めに答えた 52.9%、希望額をそのまま答えた 25.6%、低めに答えた 21.5%

更に、「希望年収を高めに答えた」人のうち、40.5%が「希望年収より高い額を支給されている」と回答。「希望年収とほぼ同額を支給されている」人は24.8%で、合わせて65.3%もの人が年収アップに成功していることになります。

Q.選考で答えた希望年収より、実際の年収は高い? 低い?

高い 40.5%、希望額通り 24.8%、低い 34.7%

【例文】面接での年収交渉。切り出すタイミングと聞き方は?

では、年収の交渉はどのタイミングで行うのがベストなのでしょうか。一般的には一次面接で行うことが多いようです。しかし、志望動機や仕事内容に関する話題が終わらないうちに年収の話題を持ち出したのでは、「お金第一で仕事に対する熱意がないのでは?」と思われてしまいかねません。

自然な流れで聞くには、面接の終盤に「何か質問はありませんか」と面接官のほうから質問してくる場合が多いので、その際に仕事内容に関する質問をしてから切り出すのが良いでしょう。

【年収交渉の切り出し方の例文】
・仕事内容に関して詳しく教えてくださいまして、ありがとうございました。ご期待以上の成果が上げられるように全力で努力します。恐れ入りますが、給与体系に関しても確認させてください。どんな努力、どんな成果を上げると、どのような報酬が規定されているでしょうか。

「年収ばかり気にしている」と思われないために、「仕事に対して全力で努力する意思や、強い覚悟を表す前置きを述べてから、質問に入る」のがコツ。給与モデルケースなどの質問から始め、そこから希望年収の話にシフトしていけばスムーズに交渉へと持っていけます。

前職や相場より高い希望年収額を伝える際は、前職での実績や得たスキルをどのように生かすのかなど、年収に釣り合う具体的な貢献方法も説明しましょう。客観的・論理的な説明を心掛け、「あくまでも希望であり、基本は企業の規定に従う」という締めくくり方にすると、好印象をキープできるでしょう。

希望年収のやりとりで不採用に!? マイナス印象になる4つのNGパターン

面接で希望年収を述べることは決して悪いことではありません。しかし、ポイントを押さえていないと、それがマイナス印象につながってしまうケースもあるので注意が必要です。

NGパターン1 待遇面の質問ばかりする

いくら気になるからといって、年収の質問ばかりしていると待遇目的だけの転職だと思われてしまうかもしれません。企業が求めているのは「仕事で成果を出してくれる人」なので、「年収>仕事内容」という印象にならないよう、仕事内容に関する質問を挟んでから希望年収の話題を切り出すなど、質問の順番や時間配分を考慮しましょう。

NGパターン2 身の丈に合っていない金額を希望する

業界・職種・年齢・能力などによって平均年収は異なります。相場からかけ離れた希望額を提示したり、未経験の仕事へ応募しているのに前職年収を大幅に上回る額を希望したりすると、「客観的に自己評価できないのでは?」とマイナス評価になってしまうかもしれません。平均額などもリサーチしたうえで希望額を伝えましょう

NGパターン3 不必要におどおどする

面接では、話す「内容」だけでなく「態度」も見られています。「希望年収額に見合う仕事ができる」と自信があれば堂々と伝えられるもの。不必要におどおどして自信なさげな態度は、「実際の能力や仕事ぶりに見合わないのでは?」と疑念を抱かせてしまうかもしれません。

NGパターン4 現状の年収額や希望年収額の回答が一貫していない

WEB履歴書(応募フォーム)、履歴書、一次面接、二次面接など、選考の過程によって異なる金額を答えていると「適当に答えているのでは?」「言うことがころころ変わる人」と人柄まで疑われてしまうかもしれません。希望年収額については転職活動を始める前によく考え、ブレのない金額を提示できるようにしておきましょう。

【まとめ】「御社の規定に従う」が好印象のコツ。交渉するなら「能力と実績」で貢献の裏づけを!

希望年収に対する質問を好印象に乗り切るには、基本的に「御社の規定に従う」という謙虚な姿勢で臨むことが効果的でしょう。もし年収アップの交渉をする場合は、その会社に貢献できる能力や実績を具体的に提示し、「年収に見合う人材だ」と納得してもらう必要があります。

とはいえ、年収に関するやりとりは一歩間違えれば「転職の目的」「人柄」にまで疑念を持たれてしまい、それまでアピールした内容が台無しになりかねません。面接の場で慌てないように事前に答えを用意し、交渉するならタイミングや質問の仕方に十分注意して行いましょう。

※アンケート調査方法/1年以内に転職経験のある全国の男女20〜39歳を対象にインターネット調査、回答数200
 調査期間/2017年7月21日〜24日

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