転職面接に必要な持ち物は？　「必須9つ」と「あると安心」な持ち物一覧

更新日：2023/04/25

面接対策はしっかりしていても、面接に必要な持ち物の準備は意外と忘れているもの。当日に慌ててしまわないように、事前に必要な持ち物を確認し、用意しておくことが大切です。

この記事では、転職面接で必要な物をリスト形式でご紹介します。必須の持ち物はもちろん、あると良い持ち物もご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

面接前に必ず確認！　持ち物チェックリスト

面接時に「必要」な持ち物と、面接時に「あると安心」な持ち物をチェックリストでご紹介します。

面接時に必要な持ち物「必須9つ」

• A4サイズの書類が入るバッグ
• 履歴書・職務経歴書など応募書類のコピー
• 求人情報（募集要項）のコピー、会社案内など
• 筆記用具（ペンやスケジュール帳）
• スマートフォン、携帯電話
• 応募先（採用担当部署）の電話番号、担当者名のメモ
• 腕時計
• 現金・交通系ICカード
• ハンカチ・ティッシュ

これらは、転職面接の際に必要とされる持ち物です。忘れることのないよう、面接の前日にはそろえておきましょう。

面接時に「あると安心」な持ち物

• 企業（面接会場）周辺の地図
• 手鏡
• 身分証明書
• 印鑑
• 予備のストッキング
• 折り畳み傘
• 薬
• 口臭・消臭ケア用品
• モバイルバッテリー
• メガネやコンタクトレンズの予備
• 身だしなみを整えられるもの
• マスクの替えやケース
• 除菌スプレー・除菌シート

これらは、面接時に持って行かなくても問題はありませんが、いざという時に使える便利なものです。不安を少なくして面接を受けることができるように、持ち物に加えておくと良いでしょう。

面接に必須の持ち物

上記でご紹介した「必須」の持ち物について、具体的にどのようなものを用意すべきか解説します。

1．A4サイズの書類が入るバッグ

履歴書・職務経歴書などの応募書類を持参する時はもちろん、面接を受ける企業から配布資料がある場合も考えられるので、折らずに入れることができるA4サイズのバッグを持って行きましょう。

なお、応募書類などの提出物を持っていく際は、クリアファイルに入れて折れ曲がりやシワを防ぎましょう。

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2．履歴書・職務経歴書など応募書類のコピー

面接は、提出した履歴書・職務経歴書の記載内容について質問されることが多いです。そのため、何を書いて提出したのか忘れてしまっていては、質問にうまく答えることができません。特に、応募する企業に合わせて記載内容を変えている場合は注意が必要です。

履歴書や職務経歴書などの応募書類は、面接前に読み返せるように、提出前にコピーを取っておくと良いでしょう。応募書類でどのようなアピールをしたのかを思い出せるため、面接に備えられます。

面接の場で履歴書や職務経歴書を提出する場合は、原本を忘れずに持って行きましょう。ポートフォリオなど、企業から指定された提出物があれば、同様に持参します。

≫ 面接に持参する履歴書は封筒に入れる？　など、手渡し方のマナー

3．求人情報（募集要項）のコピー、会社案内など

面接前に、企業情報のおさらいをしたり、企業がどんな人材を求めているのかあらためて確認することができます。面接直前まで企業理解を深めるためにも、コピーを持ち物の一つに加えておく、あるいはすぐ見られるようにWEBの求人情報や企業ホームページなどのページをスマートフォンにブックマークしておくと良いでしょう。

また、面接は自分が評価されるだけではありません。応募者が企業のことを知るチャンスでもあります。疑問があればコピーした会社案内などに書き込んでおき、面接時に質問をすると良いでしょう。

≫ 【併せてチェック】採用担当者が語る「NG逆質問」とは？

4．筆記用具（ペンやスケジュール帳）

適性テストや筆記試験だけでなく、面接終了後にアンケートなどへの記入を求められることもあります。面接官や周囲の人に借りる必要がないように、ボールペンやシャープペン（鉛筆）、消しゴムは常に持ち歩きましょう。

また、面接時に次の面接日程について聞かれることがあります。今後の予定が確認できるスケジュール帳や、メモ帳・ノートを持参しましょう。

5．スマートフォン、携帯電話

面接に遅れそうになった時の連絡で必要なものです。充電を済ませておき、いざという時に使えないといった事態を避けましょう。

また、スマートフォンの電車乗り換えやルート検索のアプリを使えば、企業（面接会場）までの道のりが検索できます。アプリのインストールやアップデートも事前にしておきましょう。

ただし、面接中はカバンやスーツのポケットに入れていても、着信時のバイブ音は意外と響きやすく気になってしまいます。面接前に電源をオフにするか、バイブ音のないマナーモードか機内モードに設定を。設定方法もあらかじめ確かめておきましょう。

6．応募先（採用担当部署）の電話番号、担当者名のメモ

遅刻などの緊急時に備えて、スケジュール帳などに連絡先や担当者名をメモしておくか、スマートフォン・携帯電話に登録しておきましょう。

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7．腕時計

面接で身に付ける腕時計を選ぶ際は、カジュアル過ぎるものは避け、ビジネスシーンに合うもの・面接時の服装に合うものにしましょう。

また、面接中にスマートフォンの画面を見て時間を確認することは避けましょう。面接の場でスマートフォン・携帯電話を出すのは「マナー違反」と捉える面接官もいるため注意が必要です。

8．現金・交通系ICカード

電車やバスに乗るために交通系ICカードを利用する方が増えていますが、あらかじめ残金を確認し、不足しそうな時は面接当日までにチャージを済ませておきます。スマートフォンで交通系のアプリを使っている場合も同様です。

また、交通系ICカードやクレジットカードは何らかの事情で使えない可能性もあります。いざという時に困らないよう、十分な現金を持っておきましょう。

9．ハンカチ・ティッシュ

ハンカチやティッシュは、身だしなみの基本として持ち歩きましょう。

そのほか、当然ですが企業から持ち物の指定がある場合は忘れないようにします。

続いては、面接に必ず持って行かなくても問題はありませんが、いざという時に使える「あると安心」な持ち物を紹介していきます。

あると安心・用意しておくと良い持ち物

「面接時に『あると安心』な持ち物」とご紹介したものについても、具体的にどんなものを用意すべきか解説します。

1．企業（面接会場）周辺の地図

スマートフォンで地図を確認しようと考えている人もいるでしょう。しかし、充電が切れてしまった場合や、電波が良くない場合を想定し、地図を印刷して持っておくと安心です。

道に迷ってしまった時も、印刷したものがあれば人に見せやすく尋ねやすいもの。駅の最寄り出口や徒歩ルートなどもあらかじめ調べて記入しておきましょう。

2．手鏡

面接での第一印象を左右する身だしなみ。面接直前にお手洗いに行く時間がない場合に備えて、手鏡を持って行くと良いでしょう。スーツの襟やシャツがヨレていないか、ネクタイが曲がっていないか、髪が乱れていないかなどチェックしてから入室できます。

3．身分証明書

セキュリティが強化されているオフィスビルでは、入館の際に身分証明書の提示を求められることがあります。

4．印鑑

面接にかかる交通費が出る場合など、清算書類記入時に押印が必要なことがあります。念のため持って行っておくと安心です。

5．予備のストッキング

着用しているストッキングが出先で伝線してしまい、困ったことがある人もいるのではないでしょうか？　コンビニがあればすぐに入手できますが、面接前に焦らなくても良いように持ち物の一つに加えておくと安心です。

≫ 髪型・髪色・ネイルなど、気を付けたい面接の身だしなみ

6．折り畳み傘

雨でスーツや持ち物がぬれてしまわないように、カバンの中に入れておける折り畳み傘を用意するようにしましょう。使った傘の水気を拭き取りコンパクトにしまえる収納袋もあると便利です。

7．薬

緊張すると体調に変化がでやすい人は、薬の準備があると安心です。花粉症や軽い風邪などで鼻や喉の症状がある場合も、できる限り薬で抑えられると良いでしょう。出先で服用する可能性を考え水分も携帯できるとベストです。

8．口臭・消臭ケア用品

匂いは外見と同じくらい人の第一印象を左右するポイントです。普段から清潔を保つことはもちろんですが、面接前に食事を取ったり、移動中に汗をかいてしまったりすることもあるでしょう。不安な時は、口臭ケアスプレー、衣類用消臭スプレー、汗拭きシートなどのアイテムも活用してみてください。特に喫煙者や汗をかきやすい人などは要注意です。

ただし、スプレーなどの香りが強過ぎないかという点にも注意が必要です。個人の感覚によるので判断が難しいですが、量や香りについては一考しましょう。

9．モバイルバッテリー

面接当日は、移動の際に地図アプリを開いたり、チェックリストを何度も確認したりと、普段よりもスマートフォンや携帯電話のバッテリーを消費することが想定されます。連絡手段としても必要不可欠なツールですので、モバイルバッテリーを持ち歩き、万が一に備えましょう。

10．メガネやコンタクトレンズの予備

コンタクトレンズを使用している人は、念のため予備を用意しておくと安心です。目のトラブルなどで着用が難しくなるケースもあるので、メガネも携帯しましょう。

11．身だしなみを整えられるもの

移動中に乱れてしまった髪やメイクを直すために、髪を整えるくしやワックスなどのヘアケア用品、化粧ポーチなどがあると役立ちます。また、スーツのボタンが外れるなどのアクシデントに備え、小さめのソーイングセットもあると良いでしょう。

12．マスクの替えやケース

新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着き、企業によっては面接時にマスクを外す流れも想定されます。外したマスクをスマートにしまえるよう、カバンの取り出しやすい位置にマスクケースを入れておきましょう。

また、汚れや破損により替えのマスクが必要になる可能性もあります。予備は数枚用意しておくと安心です。

≫ ノーマスク解禁後の対面面接。マスクはどうするのがベター？

13．除菌スプレー・除菌シート

感染症対策グッズとして、コンパクトサイズの除菌スプレーや除菌シートも用意しておくと良いでしょう。オフィスでは受付などに設置されていることも多いですが、会場内やトイレなどでは用意がない可能性もあるためです。

面接前に備えておくべきこと

面接の当日を迎えるまでに、下記の3つの準備も整えておきましょう。

• 面接までの道のりを確認しておく
• 事前に持ち物をまとめておく
• 必要なデータや情報はスマートフォンに入れておく

面接会場までの道のりは、経路だけでなく、公共交通機関の時刻表や乗り換えに掛かる時間、改札口や乗り場も確認しておきます。

持ち物はチェックリストを利用して、事前に用意できるものは早めにまとめておくと安心です。用意が当日になるものがあれば、それが分かるように明記しておきましょう。

また、面接を受ける企業の連絡先など、当日使う可能性のある情報は、スマートフォンのメモ帳やブックマークにまとめておくと便利です。

面接をWEBで行う場合の準備物については、以下の記事で詳しく解説しています。移動の手間がない反面、場所の確保やツールの準備が必要になるので、こちらも事前に確認しておきましょう。

≫ 【リストあり】WEB面接の準備、ありがちトラブル、当日の流れ

まとめ

転職面接に必要な持ち物は数多くあります。しっかりと準備し、不安なく面接を受けられるようにしましょう。また、当日に慌ててしまわないよう、事前に用意できるものは早めに対応しておくことも大切です。

ぜひこの記事のチェックリストを活用し、面接当日に備えてください。

マイナビ転職　編集部