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フレックスタイム制でも9時出勤!? 調査で分かったフレックスタイム制の実態とメリット・デメリット

フレックスタイム制でも9時出勤!? 調査で分かったフレックスタイム制の実態とメリットデメリット

「毎朝の満員電車が苦痛……」「少しでも空いている電車で通勤ができたらなぁ……」。そんなふうに考えたことはないでしょうか。都会で働く会社員にとって、通勤ラッシュや満員電車のストレスは付きもの。しかし、フレックスタイム制で働くことができれば、混雑時間帯を避けることができ通勤のストレスを軽減できるかもしれません。

そこで今回は、実際にフレックスタイム制で働いている人にメリット・デメリットを聞いてみました。また、そもそもフレックスタイム制とはどういうものなのかや、フレックス勤務可能な求人が多い業種・職種をご紹介します。

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5人に1人は勤め先に「フレックスタイム」がある

フレックスタイム制の利用実態について、24歳〜66歳の社会人1,314人(※)にアンケートを実施。勤務先にフレックスタイムがあるかや、フレックスタイム制のメリット・デメリットなどを聞いてみました!

Q.勤め先に「フレックスタイム」がありますか?

ある 22.8%、ない 77.2%

Q.「フレックスタイム」で働いていますか?(「フレックスタイムがある」と回答した人のみに質問)

働いている 43.3%、働いていない 56.7%

今回アンケートを行った1,314人中300人(22.8%)が「勤め先にフレックスタイムがある」と回答。また、そのうち130人(43.3%)がフレックスタイムで働いていることが分かりました。では、フレックスタイムのメリット・デメリットにはどんなものがあるのでしょうか?

フレックスタイムのメリット

Q.フレックスタイムのメリットは?(複数回答可)

通勤が楽

59.0%

定時勤務では行きづらいところに行ける

44.0%

プライベートの時間をたくさん取れる

30.6%

残業が少なくて済む

20.1%

社内のコミュニケーションが取りやすい

11.2%

取引先とのコミュニケーションが取りやすい

10.4%

メリットは感じていない

7.5%

その他

3.7%

「フレックスタイムで働いている」と答えた人にメリットを聞いたところ、最も多かった回答はやはり「通勤が楽」なことでした。決められた始業時間に合わせて出勤する必要がないため、通勤ラッシュや満員電車を避けることができ、通勤のストレスは軽減されるようです。また、「プライベートの時間をたくさん取れる」「定時勤務では行きづらいところに行ける」などもフレックスタイムならではのメリットでしょう。

より詳しく聞いてみると、以下のようなメリットを感じているという回答が得られました。

  • 満員電車に乗らなくて済むので、本がゆっくり読める(男性・46歳)
  • 役所や銀行に立ち寄ってから出社できる(男性・38歳)
  • 前の日遅い時間まで働いた時や疲れが溜まっている時は、翌日ゆっくり出勤できる(男性・36歳)
  • 早起きが苦手な夜型人間でもやっていける(女性・34歳)
  • 金曜日に早く帰ると、週末が長く感じる。旅行にも便利(男性・38歳)
  • 子供の見送りや、親の介護の予定に合わせやすい(女性・37歳)
  • 朝勉強してから出社できる(男性・30歳)
  • 早く出社するとほかの人からあまり話し掛けられないので、業務効率が上がる(男性・45歳)

一方、フレックスタイムのデメリットにはどんなものがあるのでしょうか?

フレックスタイムのデメリット

Q.フレックスタイムのデメリットは?(複数回答可)

デメリットは感じていない

38.1%

社内のコミュニケーションが取りにくい

23.1%

出退勤の勤務記録提出や自己管理が大変

22.4%

勤務時間外でも仕事の連絡が来る

20.1%

実質、希望の時間に出退勤はできていない

14.2%

取引先とのコミュニケーションが取りにくい

11.9%

残業が多い

7.5%

その他

0.7%

「デメリットは感じていない」が38.1%と、約4割の人がフレックスタイムに不満はないという結果になりました。一方、デメリットを感じる人の理由としては、「社内のコミュニケーションが取りにくい」「勤務時間外でも仕事の連絡が来る」など、ほかの社員とは勤務時間帯が異なるというフレックスタイムの特性上、連絡を取り合う時間などを合わせづらいといった回答が目立ちました。

より詳しく聞いてみると、以下のようなデメリットを感じているという回答が見られました。

  • お客さまはフレックスタイムではないため、アポが自分の勤務時間帯に関係なく入ってしまう(女性・44歳)
  • 遅く出勤すると、帰るのも遅くなる(男性・40歳)
  • 夜型の人が多いので、朝方の自分と時間が合わない(男性・41歳)
  • 社内で会議する時に全員がそろわない(女性・36歳)
  • 制度はあるが、工場のラインは動いているので用事がない限り使いにくい(男性・58歳)
  • タイムカード以外に出退勤の記録を作り提出する義務があるがいつも月末に慌てて作成する(男性・56歳)
  • 結局早く帰る人は少ない(男性・46歳)
  • 周りに遠慮して、自分のやりたいようにできない(男性・37歳)

フレックスタイムで感じるデメリットとして14.2%の人が「実質、希望の時間に出退勤はできていない」と回答したように、フレックスタイムができるとはいえ、自分が希望する時間に出退勤を調整するのは難しいという一面もあるようです。

「フレックスタイムなら自由に出退勤できる」とは限らない!?

Q.出退勤の時間を思うように決められないことは、どれくらいの頻度でありますか?

毎日 23.9%、週に3〜4日 20.9%、週に1〜2日 21.6%、月に2〜3日 15.7%、月に1日以下 16.4%、その他 1.5%

そこで、実際に、出退勤時間を思うように決められないことがどのくらいあるのか聞いたところ、23.9%が「毎日」と回答。フレックスタイムができる環境であったとしても、勤務時間帯を自分の思うように調整できないとなると、通勤ラッシュや満員電車を避けられる、定時勤務では行きづらいところに行けるなどといったメリットも感じにくくなるでしょう。

そもそもフレックスタイム制とは

さまざまなメリット・デメリットが挙げられるフレックスタイムですが、フレックスタイムとはそもそもどういう制度なのでしょうか。一般的にフレックスタイムと呼ばれているのは、「フレックスタイム制」を指すことが多いです。

「フレックスタイム制」は、就業規則で定められた一定期間の総労働時間の枠内で、労働者自身が出退勤時間や労働時間を決めることができる変形労働時間制の一つ。仕事とプライベートの調和を図りながら、効率的に働くことを目的として作られました。

「フレックスタイム制」を導入している会社でも、制度が適用される範囲は「全従業員」「部署ごと」「特定の条件を満たしている人のみ」などさまざまです。フレックスタイム制を導入している会社に入ったからといって、自分が必ず制度を適用される立場になるとは限らないという点を理解しておく必要があるでしょう。

コアタイム・フレキシブルタイムとは

また、「フレックスタイム制」とはいえ24時間いつでも自由に出退勤できるとは限りません。フレックスタイム制では、1日の労働時間帯がコアタイムとフレキシブルタイムに分けられていることが一般的です。コアタイムは必ず勤務をしなければならない時間帯、フレキシブルタイムはその時間帯の中であればいつでも出退勤してよい時間帯です。

Q.コアタイム(必ず勤務しなければいけない時間帯)は決まっていますか?

決まっている 64.9%、決まっていない 34.3%、その他 0.8%

Q.コアタイムの開始・終了時刻で最も近い時刻はどれですか?

開始時刻
8:008.0%
9:0017.2%
10:0050.6%
11:0011.5%
12:005.7%
終了時刻
14:008.0%
15:0051.7%
16:008.0%
17:008.0%
18:006.9%

今回「フレックスタイムできる」と回答した人にコアタイムの有無を聞いてみたところ、6割以上が「コアタイムがある」と回答。また、コアタイムの開始時刻は10:00、終了時刻は15:00が最も多いようです。

ちなみに、通勤ラッシュや満員電車を避けるという点では、今回紹介しているフレックスタイム(フレックスタイム制)以外に「時差出勤制度」や「裁量労働制」といった制度もあります。働き方を見直す機運が高まる中で新たに導入する企業も増えていくかもしれません。合わせてチェックしてみましょう。

フレックス勤務可能な求人が多い業種・職種

このようにフレックスタイムを使えば、通勤ラッシュや満員電車を避けたり、プライベートな時間を充実させたりという働き方ができるかもしれません。では、「フレックスタイム制で働ける仕事に就きたい」と思ったら、どのような仕事が狙い目なのでしょうか。

今回は、転職情報サイト「マイナビ転職」に掲載されている求人のうち、「フレックス勤務可能」となっている求人の割合が多い業種・職種をそれぞれランキングで紹介します。(2018年2月16日時点)

フレックス勤務可能な求人が多い業種ランキングTOP5

1位IT・通信・インターネット7.6%
2位マスコミ・広告・デザイン5.6%
3位コンサルティング4.8%
4位メーカー3.5%
5位サービス・レジャー2.9%

フレックス勤務可能な求人が最も多い業種は「IT・通信・インターネット」で7.6%。続いて、「マスコミ・広告・デザイン」の5.6%、「コンサルティング」の4.8%でした。では、フレックス勤務可能な求人が多い職種はどんな仕事でしょうか?

フレックス勤務可能な求人が多い職種ランキングTOP5

1位ITエンジニア10.4%
2位WEB・インターネット・ゲーム8.5%
3位電気・電子・機械・半導体6.3%
4位クリエイティブ4.7%
5位企画・経営4.2%

フレックス勤務可能な求人が最も多い職種は「ITエンジニア」で10.4%。続いて、「WEB・インターネット・ゲーム」の8.5%、「電気・電子・機械・半導体」の6.3%となりました。

フレックス勤務可能な求人が多い業種や職種は、時間や場所にとらわれずに業務を進めることができたり、役割分担がはっきりしているため個人で業務を進めていくことができるIT系やWEB系の仕事が多いようです。反対に、店舗ごとに決まった営業時間があったり、対面での接客や商談、打ち合わせが必要であったり、持ち場を離れることができない業種や職種では、フレックス勤務が難しい傾向にありそうです。

転職するなら入社前の実態確認を

フレックスタイム制で働ける仕事に転職したいと思ったら、勤務時間の実態を確認しておくことが重要です。今回のアンケートからも分かるとおり、「フレックスタイム制がある=自分の希望どおりの時間帯に勤務できる」とは限りません。求人情報やコーポレートサイトの採用ページに「フレックスタイム制」と記載されていたとしても、適用される人が限定されていたり、制度が適用されていても社員がみな同じ時間に出勤しており、自分が思うように決めづらいことも考えられるからです。

そのため、自分が希望する職種や配属予定の部署ではどのようにフレックスタイム制が導入されているのか、1日のタイムスケジュールなどを面接の場で聞いてみると良いでしょう。

ただしその際、「フレックスタイムで出退勤時間を自由に決められますか?」などストレートに質問をしてしまうと「制度が目的でこの会社に入りたいのか?」「仕事への意欲が感じられない」と面接官にネガティブな印象を与えてしまうかもしれません。

例えば、「仕事内容に関して詳しく教えてくださいまして、ありがとうございました。ご期待以上の成果が上げられるように全力で努力します。恐れ入りますが、勤務時間について確認させていただいてもよろしいでしょうか? 求人情報にフレックスタイム制と書かれていたのですが、平均的に皆さま何時くらいに出社・退社されているのですか?」など、努力を前提にし、業務スケジュールを確認するための質問をすると、印象を損ねずに制度の確認がしやすくなります。

まとめ

通勤ラッシュや満員電車を避けストレスなく通勤できる、出退勤時間を調整しプライベートの時間を増やせる可能性があるなど、フレックスタイム制を活用するメリットは大きいようです。一方で、会社によって制度の使われ方は異なり、仕組みや実態を理解していないと、思うように勤務時間を決めることができないかもしれません。フレックスタイム制のメリット・デメリット・仕組みを理解し、働き方の選択肢を広げましょう!

※調査対象:24歳〜66歳の社会人1,314名
調査方法:インターネットリサーチ マイナビニュース調べ 2018年2月

マイナビ転職 編集部

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