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外資系企業にまつわるウワサ、それって本当? 外資系企業で働いている人に聞いた、メリット・デメリット

外資系企業というと、「年収が高い」、「グローバルな環境」、「コミュニケーションは英語」、「実力主義」などのイメージがありませんか? 今回は、外資系企業で働いている人へのアンケートを基に、日本企業との違いや、メリット・デメリット、外資系企業で働くために必要な英語力はどれくらいかなどを紹介します。

調査方法/外資系企業で働いている全国の男女を対象にインターネット調査、回答数76
※以下のアンケートで対象とする外資系企業は、「海外企業」「海外企業の子会社」
「海外企業の資本が多い共同出資の企業」が含まれています。
調査期間/2018年3月5日~13日

外資系企業のイメージ写真01

<INDEX>

外資系企業とは

そもそも、外資系企業とはどんな企業を指すのでしょうか。 外資系企業に明確な定義はありませんが、経済産業省「外資系企業動向調査(2017年)」によると、“3分の1以上の株式を外国人もしくは外国法人が所有している企業”が外資系企業だとされています。

ただし、実際には、外国資本が3分の1を超えている企業でも、日本の会社というイメージが強く外資系企業と認識されていない企業はたくさんあります。一般的に外資系企業と言われる場合には、経営方針など会社の軸となる部分を海外企業(外国人)が決めている会社を指すことが多いようです。

外資系企業にまつわるウワサ、それって本当?

外資系企業に対するイメージや気になるウワサは本当なのでしょうか? そこで、外資系企業で働いている76人に「外資系って本当に〇〇なの?」と聞いてみました。

【ウワサ1】外資系企業は給与・年収が高くて稼げる?

外資系企業に関する円グラフ01

1つ目のウワサは、多くの人が気になる給与について。
「外資系企業=高給」というイメージを持つ人もいるかもしれませんが、「外資系企業のほうが給与・年収が高い?」という質問に対しては、「YES」が31.8%、「NO」が68.2%という結果に。「外資系企業だから給与や年収が高い」という人は少数派でした。

【ウワサ2】外資系企業は残業がない?

外資系企業に関する円グラフ02

「外資系=成果主義」で、自分の仕事が終わったらサクッと帰れて残業が少ない、なんてイメージを持っている人もいるのでは?
「外資系企業は残業がない?」という質問には「YES」が12.5%、「NO」が87.5%と、9割近くの人が「残業はある」と回答。外資系企業でも業務量に応じて残業はあるようです。

【ウワサ3】外資系企業は忙しい?

外資系企業に関する円グラフ03

「外資系企業は忙しい?」という質問では、「YES」が26.1%、「NO」が73.9%に。外資系企業だからといって忙しいとは限らないようです。ウワサ2で「残業はある」という回答が多かったものの、今回のアンケート対象者は、「業務が忙しい」と感じることは少ないようです。

【ウワサ4】外資系企業は昇進が早い?

外資系企業に関する円グラフ04

「外資系企業は昇進が早い?」という質問では、「YES」が25.0%、「NO」が75.0%と、7割以上の人が昇進は早くないと答えました。外資系企業だからといって、昇進スピードが特段早いということはないようです。

【ウワサ5】外資系企業は人間関係がドライ?

外資系企業に関する円グラフ05

外資系企業で働く人たちはサバサバしていて、社内の人間関係もさっぱりしているイメージがあるかもしれません。
「外資系企業は人間関係がドライ?」という質問では、「YES」が35.2%、「NO」が64.8%となりました。全体としては、「人間関係がドライではない」という回答のほうが多かったものの、一定数の人はドライだと感じているようです。

【ウワサ6】外資系企業は上下関係がなくフランク?

外資系企業に関する円グラフ06

外国人同士のコミュニケーションでは、お互いにファーストネームで呼び合うなど、フランクなイメージがありますが、「外資系企業は上下関係がなくフランク?」という質問には、「YES」が21.6%、「NO」が78.4%と、約8割近くの人が上下関係はあると回答。外資系企業といえども、先輩後輩の関係性はしっかりある会社が多いようです。

【ウワサ7】外資系企業はクビやリストラが多い?

外資系企業に関する円グラフ07

終身雇用や年功序列の文化がある日本企業に比べ、海外の企業は成果が出なければクビやリストラされやすいとイメージする人もいるのでは?
「外資系企業はクビやリストラが多い?」という質問では、「YES」が31.8%、「NO」が68.2%と、約3人に1人が「クビやリストラが多い」と回答。一部の外資系企業では成果主義の側面が少なからずあるのかもしれません。

【ウワサ8】外資系企業は海外出張や海外赴任のチャンスが多い?

外資系企業に関する円グラフ08

「外資系企業は海外出張や海外赴任のチャンスが多い?」という質問では、「YES」が26.1%、「NO」が73.9%となりました。外資系企業では、本社や支社が海外にあるということもめずらしくないですが、だからといって海外に行くことが圧倒的に多いというわけではなさそうです。

【ウワサ9】外資系企業は外国人・外国文化に触れる機会が多い?

外資系企業に関する円グラフ09

外資系企業といえば、外国人も多く働いていて、グローバルなイメージがあります。
しかし、「外資系企業は外国人・外国文化に触れる機会が多い?」という質問では、「YES」が31.8%、「NO」が68.2%と、意外にも「外国人や外国文化に触れる機会は少ない」という回答が多くなりました。

【ウワサ10】外資系企業は有名な大学出身者が多い?

外資系企業に関する円グラフ10

「外資系企業は有名な大学出身者が多い?」という質問では、「YES」が18.2%、「NO」が81.8%と回答。有名な大学出身者の人もいるようですが、全体としてはそこまで多くないという結果になりました。

外資系企業で働いている人を対象にした今回のアンケートでは、外資系企業のウワサやイメージとは異なる部分もあることが分かりました。外資系企業とひとくくりに言っても、実際には会社や部署、業務内容によって感じる印象は異なるようです。

ここが違う! 外資系企業で働いている人のリアルな声

ウワサの実態をYES/NOの割合で紹介してきましたが、一人ひとりの声を見ていくと、「外資系企業ならではかも?」という意見も見られました。ここでは、「日本企業と違いを感じた瞬間」や「日本企業にはない外資系企業の特徴」など、働いている人たちのリアルな声を紹介します。

  • 外資系企業に転職したら、年収が前職の2倍以上になった (43歳/男性/IT関連技術職)
  • プライベートを大切にしている人が多い (33歳/女性/その他技術職)
  • 若くても能力とやる気があれば抜擢される。逆におとなしくしていると、いつまでも同じ待遇で、昇進・昇格できない (53歳/男性/事務・企画・経営関連)
  • 事業展開のスピード感がとにかく早い (34歳/男性/メカトロ関連技術職)
  • アットホームかつ無駄な人間関係の気遣いがない (45歳/男性/技能工・運輸・設備関連)
  • ホームパーティーなどが多く楽しい (50歳/男性/営業関連)
  • クビになる時は当日中にすべて備品を返さないといけない (43歳/男性/事務・企画・経営関連)
  • 売り上げが上がったらみんなでハグをする (28歳/女性/事務・企画・経営関連)
  • 海外経験を積める機会が多い (41歳/男性/メカトロ関連技術職)
  • クリスマス休暇がある (57歳/男性/営業関連)

外資系企業では、「給与」や「評価」、「社風」などの点で、日本企業と違いがあると感じている人が多くいました。

働いている人に聞いた、外資系企業のメリット・デメリット

次に、外資系企業で働いている人たちに、外資系企業のメリット・デメリットを聞き、魅力や特徴などを調べてみました。

外資系企業で働いている人に聞いた! 外資系企業のメリットは?

Q.外資系企業で働いていて、メリットだと感じるところはどこですか。(複数回答可)

給与・年収

1位

19.3%

スピード感

1位

19.3%

労働時間・休暇制度

3位

17.0%

語学力の向上

3位

17.0%

異文化との接触

5位

15.9%

昇進・出世

14.8%

キャリアアップ

14.8%

社風・企業文化

11.4%

人間関係

10.2%

福利厚生

9.1%

実際に外資系企業で働いている人にとって、外資系企業のメリットだと感じる点は「給与・年収」と「スピード感」が同率1位で19.3%という結果に。続いて3位が「労働時間・休暇制度」、「語学力の向上」で17.0%、5位が「異文化との接触」で15.9%となりました。

以降、「昇進・出世」と「キャリアアップ」が同じく14.8%、「社風、企業文化」が11.4%、「人間関係」が10.2%、「福利厚生」が9.1%と続きます。

外資系企業のメリットTOP5

外資系企業のメリットだと感じるポイントを更に詳しく見ていきましょう。

1位 給与・年収

前章のウワサにまつわるアンケートで「外資系企業は給与・年収が高くて稼げる」と答えた人は30%台でしたが、外資系企業で働くメリットとして「給与・年収」が1位になりました。外資系企業は日本企業と比べて給与・年収が高いというわけではなく、成果に応じた満足のいく報酬を得ている人が多いのかもしれません。

1位 スピード感

「給与・年収」と同率で1位に上がったのが「スピード感」。
「経営陣の意思決定が合理的で早い」 (58歳/男性/その他技術職)と答える人がいるなど、外資系企業では、事業やプロジェクトの展開や拡大をフレキシブルに行い、採算が合わなければあっさり撤退するというようなスピード感があるようです。

3位 労働時間・休暇制度

日本でも働き方改革などの影響で長時間労働の軽減や休暇の取得に力を入れている会社が増えているようですが、外資系企業で働く人は労働時間や休暇制度に満足している傾向にあるようです。

3位 語学力の向上

外資系企業では、英語などの外国語で社員同士や取引先とコミュニケーションを取るシーンもあり、語学力が向上するというメリットがあるようです。すべての外資系企業の業務で英語や外国語が使われているわけではありませんが、語学力を生かして働きたいという人にとっては良い環境でしょう。

5位 異文化との接触

外資系企業では、多様な文化に触れる機会もあるようです。会社によってはハロウィンやクリスマスパーティーがあったり、頻繁にホームパーティーに参加したりと、外資系企業ならではの体験ができるかもしれません。

外資系企業で働いている人に聞いた! 外資系企業のデメリットは?

次に、外資系企業で働く人がデメリットだと感じることについても調べてみました。

Q.外資系企業で働いていて、デメリットだと感じるところはどこですか。(複数回答可)

安定性

1位

21.6%

福利厚生

2位

12.5%

給与・年収

3位

10.2%

社風・企業文化

4位

9.1%

スピード感

4位

9.1%

人間関係

4位

9.1%

語学力の向上

4位

9.1%

異文化との接触

8.0%

社会的信用

8.0%

業務量

6.8%

外資系企業で実際に働いてみて感じたデメリットは、1位が「安定性」で21.6%、2位が「福利厚生」で12.5%、3位が「給与・年収」で10.2%という結果になりました。

以降、「社風・企業文化」「スピード感」「人間関係」「語学力の向上」が同じく9.1%、「異文化との接触」と「社会的信用」が8.0%、「業務量」が6.8%と続きます。

外資系企業のデメリットTOP5

1位 安定性

外資系企業のデメリットと感じるポイントとしてもっとも多かったのが「安定性」。
「能力が発揮できなければクビになる」(39歳/女性/IT関連技術職)「人の入れ替わりが激しい」(26歳/女性/公共サービス関連)などの声があり、外資系企業では、長く安定的に働くことへの不安を感じる人が多いのかもしれません。

2位 福利厚生

「退職金制度など、長く働くことを見据えた制度があまりない」(39歳/女性/IT関連技術職)といった意見も。外資系企業では社員全員に平等に何かを与えるというよりは、成果を上げた人の待遇を良くするという方針の会社が多いのかもしれません。

3位 給与・年収

メリットとして1位になった「給与・年収」がデメリットの3位にランクイン。外資系企業ならば誰でも満足のいく収入が得られるというわけではなく、やはり会社や業務内容、仕事の成果によって待遇は異なるようです。

4位 社風・企業文化

外資系企業の特徴として、多様な人や文化とかかわるということがありますが、その文化になかなかなじめず苦労する人もいるのかもしれません。

4位 スピード感

メリットの2位に上がった「スピード感」がデメリットの4位に入りました。
スピーディーな意思決定や合理的な判断がメリットだと感じる人もいれば、自分のペースを保ってじっくり仕事を進めたいという人にとっては、外資系企業のスピード感がプレッシャーになることもあるようです。

4位 人間関係

会社や職場によって異なりますが、「人の仕事を手伝ったり助け合うことがなく、仕事の後の付き合いもあまりないため、冷たく感じる」(39歳/女性/公共サービス関連)という人がいたり、ドライな人間関係を期待していたのに、「日本の会社よりもウェットだ」(48歳/男性/専門職関連)という声も挙がりました。

4位 語学力の向上

英語力を生かして働きたい、語学力を向上させたいと思って外資系企業に入社したものの、実際には業務でほとんど外国語を使わないというケースもあるようです。詳しくは>>英語力(語学力)はどれくらい必要?

外資系企業で働いていて、驚いたこと

メリット・デメリットのほかに、外資系企業で働いていて驚いたことも聞いてみました。

  • 給料が青天井 (43歳/男性/IT関連技術職)
  • 海外のマナーやルールに従ったり、時差に対応することもある (33歳/女性/クリエイティブ関連)
  • 長く働き、朝早く出勤することが良いとされる日本企業とは考え方が違う (34歳/男性/専門サービス関連)
  • 仕事より家族を優先している (53歳/女性/事務・企画・経営関連)
  • コーヒーを持ちながら会社に入ってくる文化がアメリカナイズされていると思う (34歳/女性/営業関連)

日本の会社と比べて給与体系や仕事の進め方、仕事とプライベートのバランスの取り方などが、日本企業とは違って驚いたという人が多いようです。
更に、こんな声もありました。

  • 即刻クビになる人がいる (38歳/男性/営業関連)
  • 仕事で使わないのに英語の勉強をさせられる (49歳/男性/IT関連技術職)
  • 採用条件が厳しい (25歳/女性/事務・企画・経営関連)
  • 給料の差が激しい (49歳/男性/IT関連技術職)

すべての外資系企業に当てはまるわけではありませんが、日本企業との違いを感じ、驚いたことがある人は多いようです。

英語力(語学力)はどれくらい必要?

外資系企業では、英語または外国語を使うイメージがありますが、実際にどれくらい使うのか、またどんな業務で外国語を使うのか聞いてみました。

外資系企業で働いている人に聞いた! 英語・外国語を使う頻度は?

外資系企業での英語・外国語の使用頻度グラフ

英語・外国語を使う頻度は「年に数回」または「まったく使わない」と答えた人が42.1%と半数近くになりました。外資系企業で働いているからといって、必ずしも日常的に外国語を使うわけではないようです。

しかし、「毎日」と答えた人が21.6%と、5人に1人いるのは外資系企業ならではの結果かもしれません。語学力を生かして働きたい人にとって、外資系企業は選択肢の一つになるでしょう。

では、英語・外国語はどんな業務で使うのでしょうか。「英語・外国語を使う」と答えた人に聞いてみました。

英語・外国語を使う業務は?

Q.どんな業務で英語・外国語を使いますか?(複数回答可)

メールでのやり取り

41.0%

電話対応

32.8%

情報収集(書籍、インターネットなど)

29.5%

会議や打ち合わせ

26.2%

外部との商談や交渉

23%

プレゼンテーション

21.3%

社内用の資料作成(会議資料、マニュアルなど)

21.3%

同僚との会話や上司への報告など

19.7%

接客や顧客対応

19.7%

社外用の資料作成(顧客向け提案書、企画書、契約書など)

19.7%

外国語を使う業務としては、「メールでのやり取り」がもっとも多いようです。外資系企業で働きたいと思っているけれど、「外国語での会話はあまり自信がない」という人も、メールなどの文書であれば対応できるかもしれません。

外資系企業の求人情報の中には求められる語学スキルが記載されていることが多いので、チャレンジできる求人がないかチェックしてみましょう!

外資系企業のイメージ写真02

まとめ

外資系企業といっても、ウワサやイメージとは違う場合も多いことが分かりました。給与・年収やスピード感のある仕事の進め方をメリットと感じる人もいれば、デメリットと感じる人もいるように、さまざまな側面があります。

また、語学力についても、頻繁に英語を使う企業もあれば、まったく使わない企業もあります。外資系企業で働いてみたいと考えている人の中でも、語学力を存分に生かしたいと思っている人と、語学力に自信がないけれど外資系企業にあこがれるという人では、転職先として検討する企業が違ってくるでしょう。

語学力だけではなく、給与、労働時間、福利厚生、社風・企業文化なども含めてイメージだけで判断せず、自分が求める条件や環境がある外資系企業かをしっかり見極めて転職活動を進めましょう!

マイナビ転職 編集部

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