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第一線で活躍するヒーローたちの「仕事」「挑戦」への思いをつづる

Vol.34ウクレレ奏者 ジェイク・シマブクロ
もっと学びたい、音楽も人生も

Heroes File Vol.34
掲載日:2010/9/3

ジェイク・シマブクロさんの写真1

2002年にソロデビューし、ハワイの音楽シーンで数々の受賞歴を持つジェイク・シマブクロさん。今や世界を舞台に活躍するウクレレ奏者として注目されている。日本では映画「フラガール」の音楽を担当して、その名が広く知られるようになった。ウクレレ音楽の概念を打ち破り、独自の世界を創り出し続けるジェイクさん。ジャパンツアーで来日中の彼に、音楽、そしてウクレレへの思いをうかがった。

Profile

ジェイク・シマブクロ 1976年生まれ、ハワイ州ホノルル市出身。4歳からウクレレを始め、2002年ソロデビュー。日本映画『フラガール』のサウンドトラックを担当して一躍有名に。7月28日に2年ぶりのオリジナルアルバム「アイ・♥・ウクレレ」がリリースされた。8月からジャパンツアーを開催中。

母が教えてくれた音楽の楽しさ

取材中、ジェイク・シマブクロさんが、手にしたウクレレをつま弾いた。一瞬にしてその場の空気がきらめいたような気がした。誰もが音色に引き込まれ、温かい笑顔になった。
たった4弦しかないウクレレで、クラシック、ジャズ、ロック、ブルースなどジャンルを問わず多彩な音楽を自在に操る。その卓越した速弾きのテクニックと、アグレッシブでありながらも優しさにも満ちたサウンドは世界的にも高く評価されている。

ハワイ出身の日系5世。4歳の時、母親の影響でウクレレを弾き始めた。
「すごくワクワクしたのを今でも覚えています。それからは、暇さえあればウクレレを弾いていました」

高校時代、友人たちの多くは将来の進路で悩んでいた。ジェイクさんは子どもが大好きで、また当時生徒会長をしていたこともあり、「先生か政治家がいいかな」と思ったこともあったが、それほど将来を深く考えたことはなかった。
「必要に迫られた時に、そのつど必要な判断と選択をすればいいやと楽観的でした。というのも、家族からいつも『人生は短い。とにかくその瞬間を楽しみなさい。自分が幸せであることを大事にしなさい』と言われていたから」

高校卒業後はハワイの実力派バンドで活躍し、数々の賞を受賞。いつしかその才能が評判となり、2002年にソロデビューを果たす。
その後、日本映画『フラガール』の音楽を担当して一気に有名に。アメリカ本土やヨーロッパなどへも活躍の場を広げ、昨年は英国王室御前ライブでハワイ出身の歌手・女優のベット・ミドラーとの共演も実現。今や世界が認めるカリスマ・ウクレレ奏者となった。

自分の音楽で人を幸せにしたい

ジェイク・シマブクロさんの写真2

「ウクレレで食べていけるとは思っていなかっただけに、本当にラッキーな人生だと思う。でも、プロということを意識したことはない。ただひたすら大好きな音楽に、自分の時間のすべてをささげていることが素直にうれしいんです」
もちろん、人生にはつらいことや苦しいことも多い。でも、そんな時こそ心はウクレレに戻っていくという。
「苦しい時は自分のために弾き、自分が満たされている時は人のために弾きたい」

今でも毎朝起きたら必ず練習をする。曲のアイデアも考える。それは「うまくなりたい」からではなく「もっと学びたい」から。多くを学ぶことで自分を成長させ、世界にポジティブなものを返していきたい。何より、経験は必ず糧になる。だから今日もウクレレを弾き、新たな挑戦を考える。

ウクレレと初めて出会った頃に戻る

「歌声も歌詞も音。すべての曲が僕にとってはインストルメンタル」。
あくまで音で表現することを追求し続けるジェイクさんが、「原点に戻る」というコンセプトで今年7月、ニューアルバム「アイ・・ウクレレ」を発表した。

「幼少時代に初めてウクレレを手にした時のワクワク感や、夢中になった頃のことを思い出し、初心に戻るという気持ちで作りました。母への感謝をはじめ、愛するものへの思いや様々な人との出会い、絆(きずな)をストーリーとして伝えている曲もあります。自分の人生の大事な部分をすべて詰め込んだ感じ。僕の人生のサウンドトラックのようなアルバムです」
母親は、ウクレレをどう弾くかというテクニックだけではなく、音楽を愛すること、音楽にも感謝の気持ちを持って接することが大事だと教えてくれた。それこそがまさに今のジェイクさんの原点である。

今回のアルバムには「シマ」という曲があり、これは父親側のルーツである沖縄をイメージした。自身のルーツを曲にしたのは初めてのことだ。
ハワイにいても、ジェイクさんにとって日本文化はいつも身近だった。「お寺もあったし、盆踊りもあった。お正月にはお雑煮も食べたし。お陰で初めて日本へ来た時もカルチャーショックはまったくなかった。僕は日本人であり、またアメリカ人であることを普段から意識しています」

日系2世の勇気を常に心の支えに

ジェイク・シマブクロさんの写真3

そんな日系5世である自身にとって、誇りでもあるのが日系2世。彼らへの思いを込めた曲が「ゴー・フォー・ブローク」である。日系2世だけで創設されたアメリカ軍部隊の第100歩兵大隊および442連隊の勇気と献身にインスピレーションを得て、敬意を表して作った曲だ。
「どちら側の国のために戦ったのかではなく、自分たちが正しいと信じて戦い抜いた戦士たちの伝説に、いつも力を与えられてきた。彼らがいたからこそ僕ら日系5世の人生がある。悩みにぶつかる度に、どうしたら彼らは僕のことを誇りに思ってくれるだろうかと自分に問いかけてきた。彼らは僕の心の支え、特別な存在です」

このアルバムの製作は、自身のルーツを見つめ直す作業となった。ただ、原点回帰の一方で、QUEENの名曲にウクレレ一本で挑むなど新たな試みも忘れてはいない。その根底に「人を自分の音楽で喜ばせたい、楽しませたい」という思いがあるからだ。

フランクで陽気な雰囲気で、誰でもすぐに親しみが持てる楽器、ウクレレ。でも実は、奥が深く様々な可能性を秘めている。ジェイクさんの人柄もまさにウクレレそのものだ。

ヒーローへの3つの質問

ジェイク・シマブクロさんの写真4

現在の仕事についていなければ、どんな仕事についていたでしょうか?

何かしらクリエイテイブな仕事に就いているとは思うけれど、できればやはり音楽に関わることがいいな。他に何もできないので(笑)。

人生に影響を与えた本は何ですか?

「The Giving Tree」(シェル・シルヴァスタイン著)。誰かに何かを与えたり尽くしたりするチャンスがあることは光栄なことであり、感謝すべきことなのだと教えてくれた絵本です。

あなたの「勝負●●」は何ですか?

マネージャーです。彼女がずっとそばに居て支えてくれていることが、僕にはとても大切。彼女のお陰でいろんなことがうまくいくんだと思います。

Infomation

癒しから元気になる曲までジェイクさんの魅力満載のアルバム
「アイ・♥・ウクレレ」7月28日より好評発売中

約2年ぶりとなるオリジナル・アルバム。来年ソロデビュー10周年を迎えるジェイクさんが、今改めてウクレレ演奏の原点に立ち返り、全世界のウクレレ奏者への尊敬を込めて奏でている。アメリカ兵として戦った日系人部隊をテーマにした「ゴー・フォー・ブローク」をはじめ、聴いているだけで心温まる「143~ケリーズ・ソング」、さらにハワイの伝統曲「ウリリ・エ」も収録。彼の"LOVE"がたくさん詰まった、聴いている人の心をハッピーにしてくれるアルバムだ。

「アイ・♥・ウクレレ」
定価/¥3,000(税込)
発売元/ソニー・ミュージック
公式サイト
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Arch/ES/JakeShimabukuro/index.html
http://www.jklub.jp/

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