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第一線で活躍するヒーローたちの「仕事」「挑戦」への思いをつづる

Vol.105俳優 城田 優
前例がないからこそ挑む

Heroes File Vol.105
掲載日:2013/8/23

城田 優さんの写真1

甘いマスクのせいか一見クールな印象だが、実は気さくで楽しい人。多くの映画主演を務め、ドラマにもヒット作に相次いで出演。最近は舞台でも大活躍の若手俳優・城田優さん。幼い頃から歌手や俳優に憧れ、13歳で芸能事務所に入ったものの当初は悔しい思いをすることも多かった。でも、その頃の経験が今に至る大きなバネになっているという。

Profile

しろた・ゆう 1985年東京都生まれ。2003年に俳優デビュー。出演作はドラマ「天地人」、映画「ROOKIES -卒業-」、ミュージカル「エリザベート」ほか多数。シンガー・ソングライターとしても活動中。2013年9月3日(火)~10月5日(土)に渋谷の東急シアターオーブにてミュージカル「ロミオ&ジュリエット」に出演予定。

子どもの頃の夢はまさに今の自分

「15歳の頃の自分が今の僕を見たら、たぶん気絶すると思う。当時思い描いていた夢を、この10年でずいぶん実現させてもらえたから」。今につながるスタート地点の話を聞くと、城田さんは懐かしそうなまなざしでそう話してくれた。

日本人の父とスペイン人の母を持つ。彫りの深い顔立ちと190センチ近い長身が強烈な存在感を放っている。誰もがうらやむような容姿だが、それが逆に昔はたまらなくコンプレックスに感じていたという。

幼い頃から歌うことが大好きで、自然に芸能界に憧れた。13歳の時、自分で芸能事務所に応募し、歌や芝居のレッスンを受けるようになる。しかしそれからの道は平坦(へいたん)ではなかった。

何度もオーディションに落選。「ハーフ顔だから、君は主役か特殊な役しか無理だな」「180センチ以上だとモデルも厳しいな」といった大人の言葉が思春期の城田さんの胸に突き刺さった。「何か言われる度に傷つき、悔し泣きをし、自分を責めました」。それでも諦めたくはなかった。「俳優以外の道はどうしても考えられなかったので」

チャンスが巡ってきたのは3年後、16歳の時だった。ティーン雑誌の人気投票でトップに選ばれたのだ。そしてそれがきっかけで、ミュージカルへの出演が決まった。

「『美少女戦士セーラームーン』という作品で、初めて城田優という名前でつかんだ仕事でした。僕にとっては一番の転機、あそこから俳優人生が始まったわけですから」

初舞台で実感した演じる楽しさ

城田 優さんの写真2

同作に出た時のことは今でも鮮明に覚えている。

「演出家につきっきりで指導していただいたこと、稽古場までの風景や稽古が終わった瞬間の何とも言えない心地良い空気感、そして殺陣師の方に『舞台はやればやるほど怖くなっていくぞ』と言われたことなど。本番でスポットライトを浴びた時も、これが自分の夢の始まりなのかと思い、うれしくてたまらなかった」

これを機に様々な作品に出演していく。「周りの人から絶対に無理だと言われた時代劇にも出演できたし、念願のCDデビューもでき、憧れのアーティストと舞台に立つこともできた。でも、できとしてはまだまだです。ただ、20歳を過ぎてからは僕にしかできないものもあるんだということも分かってきました」

それはたぶん、一つひとつの仕事やそこで出会った人たちが自信を持たせてくれたお陰だと思う。だから今は、「前例がないし、君には無理だろう」と言われるものほど飛躍のチャンスと考え、食らいついていく覚悟だ。

憧れの作品で全力を尽くす

シェークスピアの不朽の名作を、ポップで躍動感あふれる音楽と激しいダンスで表現し、2011年の初演で観客動員数約7万人のヒットを記録したミュージカル「ロミオ&ジュリエット」。その再演が決まった。城田優さんは前回のロミオ役に加え、ティボルト役にも挑戦する。

「ティボルトも演じることは、自分からお願いしました。ロミオと彼の2人は恋のライバルであり、性格や生き方も太陽と月ぐらい対照的。それだけに演出家からは『とてつもなく難しいことになるし、つらい思いをするのは君だよ』と言われました。それは百も承知。でも、お客さまには初演よりもパワーアップした芝居を楽しんでほしいし、一味違った感動を味わってもらいたい。何より僕にとっても貴重な経験になると思ったので2役をやらせてもらうことにしました」

どんな仕事においても自身を追い込み、あえて崖っぷちに立ちにいくようにしている。「自分を甘やかしてしまうと成長が止まってしまう。それが嫌だし、怖いから」

「それに本番になるとすごく緊張してしまうんですね。でも萎縮したくないので、あえて自分が思うレベル以上の課題を課し、自らを鼓舞して乗り切ろうとするところがあるんです。多少無理して頑張ることは伸びしろが広がり、体力や精神力も身に付くことになると思うし。たぶん向上心が強い方なんでしょうね(笑)」

初心忘るべからず。10年後も今のままで

城田 優さんの写真3

城田さんが心掛けているのは、とにかく目の前にある仕事を精いっぱい楽しみ、全力で取り組むこと。そして常に初心を忘れないこと。

「10年前の僕は、たとえ自分の名前が出なくても、雑誌に小さく写真が載っただけでうれしくて本屋へ買いに行ったし、ドラマにエキストラで出ただけで感動していた。あの頃の気持ちを絶対に忘れないようにしたい」

昔のインタビューでは「目標は?」と聞かれると必ず「変わらないこと」と答えていた。「10年後も初心のままの自分でありたい」という。というのも、あの頃諦めずに踏ん張ったことが、今も大きな原動力になっているからだと語る。

「ここまで来れたのは、努力というよりも『思い』。努力なんて誰もがしている。褒めてもらおうなんて気持ちもなくて、ただ、人を感動させられるエンターテイナーになりたいという、その一心だけで突き進んできたような気もします」

どんな質問にもありったけの感情を込めて答えてくれる。そのパワーにこちらまで熱い気持ちになる。城田さんの情熱は心地良く伝播(でんぱ)する。

ヒーローへの3つの質問

城田 優さんの写真4

現在の仕事についていなければ、どんな仕事についていたでしょうか?

今の仕事以外は考えられない。ただ、いつか海外でカフェをやってみたいと漠然と思ったりしたことはあります。

人生に影響を与えた本は何ですか?

本ではなく、映画「天使にラブソングを」です。10歳の頃から何度も繰り返し観ています。音楽の力を再認識させられる映画。この作品のミュージカルがあったらぜひ出演したいです。

あなたの「勝負●●」は何ですか?

11年前の初舞台の時、先輩から体をたたくとアドレナリンが出ると教えてもらいました。本当にそうなのかは分からないですが、それ以来、舞台の本番直前には必ず全身をたたくようにしています。

Infomation

ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」

世界中で約500万人もの観客を動員したフランス発のミュージカル「ロミオ&ジュリエット」。日本でも2011年秋に日本オリジナル版が公開されヒットした。今回その日本版を再演。パワフルでファンタスティックなダンスと歌に彩られた情熱的な純愛の物語が装いも新たによみがえる。初演でもロミオ役だった城田優さんが今回はティボルト役にも挑戦。正反対のような役にどう挑むか、注目が集まる。

原作:ウィリアム・シェークスピア
作・音楽:ジェラール・プレスギュルヴィック
潤色・演出:小池修一郎
振付:TETSUHARU(増田哲治)
出演:城田優、古川雄大、柿澤勇人、フランク莉奈、清水くるみ、涼風真世、ほか
東京公演:2013年9月3日(火)~10月5日(土)東急シアターオーブ
大阪公演:2013年10月12日(土)~27日(日)梅田芸術劇場メインホール
詳細:http://romeo-juliette.com/

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