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vol.110 映画監督 山崎 貴 情熱は、人の心に必ず響く


昭和の街並みをCGでリアルに表現した「ALWAYS 三丁目の夕日」が大ヒットを記録。
以後、次々と話題作を手掛けている映画監督・山崎貴さん。
CGを駆使した視覚技術、VFXを世に知らしめた第一人者でもあるが
すでに13歳で今の道に進むことを決めていたという。その真意を伺う。

襟を正してリアルを真摯に追求した映画

現代を生きる青年が、特攻隊員として戦争に散った祖父の人生をたどり、真実に迫っていく小説「永遠の0(ゼロ)」。この作品を映画化した山崎さんは、同作を読み終えた時、言葉にできない、さまざまなものが一気に降りかかってくるような、不思議な感動を覚えたそうだ。

「この面白さをぜひ映像で表現したいと思ったのと、特攻には以前から関心があり、映画監督として一度は対峙(たいじ)してみたいという気持ちもありました」

CGを駆使したVFX(視覚効果)の名手として知られる山崎さんだが、「CGっぽさが出てしまうとお客さんも一気に興ざめし、深い心情までたどり着けないと思い、できる限りリアルに描くことを心掛けた」と語る。戦争を題材にしているだけに、先人に失礼があってはいけない。襟を正して真摯(しんし)に取り組んだという。

13歳の時、映画「未知との遭遇」「スター・ウォーズ」を観(み)て感動し、SF映画の作り手になろうと決めた。とはいえどうしたらなれるかは分からず、まずは美術専門学校へ入学。そこで映像制作会社のアルバイト募集の広告を見つけ、「ここだ!」と思って応募し、運良くその会社に就職した。

「当時の僕は本で得た知識だけで熱く語るような、やっかいな若者でした(笑)。でも社長は面白がってくれ、新しく造ったばかりのVFXのスタジオも任せてくれた。とにかく熱意だけはあると認められ、入社できたのだと思います」

伊丹組で学んだ監督としての在り方

最初はCM映像が中心だったが、やがて伊丹十三監督作品「大病人」「静かな生活」などにCGチームとしてかかわるようになった。「伊丹さんはVFXをすごく楽しんでくれ、僕らとも対等に話をしてくれた。伊丹さんによる演出や、監督としての立ち居振る舞いなどをそばで見ることができたことは、今思えばとても貴重な経験でした」

仕事は充実していた。しかし30歳を過ぎたあたりから、「このまま人の作品を手伝うだけで終わりたくない。自分の作品を作りたい」と思うようになった。

そこで、映画の企画書をまとめ、上司に提出。だが、「やってみる価値はありそうだ」と評価されたものの、予算面で折り合わず膠着(こうちゃく)状態に。「そのまま放っておいたら、監督になりかけた時があったねっていう語り草にしかならない。マズイと思っていろいろ調べ、リアリティのある、予算内で実現できるSF映画の企画を出し直したんです」

こうしてVFXを駆使した作品が生まれ、予想通りのヒット。36歳で映画監督としての一歩を踏み出した。


PROFILE

やまざき・たかし 1964年長野県生まれ。1986年株式会社白組入社。CMや映画でのミニチュア製作を担当後、2000年に「ジュブナイル」で映画監督デビュー。2005年「ALWAYS 三丁目の夕日」で日本アカデミー賞ほか各映画賞を総なめに。「永遠の0」が2013年12月21日(土)から全国ロードショー。人気漫画「寄生獣」の映画化も予定している。


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