転職ノウハウ

応募企業の探し方や履歴書の書き方、面接のポイントから円満退職の秘けつまで。あなたの転職を成功に導くためのノウハウを紹介!

Heroes Fileロゴ

第一線で活躍するヒーローたちの「仕事」「挑戦」への思いをつづる

Vol.112映画コメンテーター LiLiCo
チャンスは自分でつくる

Heroes File Vol.112
掲載日:2014/1/24

LiLiCoさんの写真1

テンポのいい語り口で、話題の映画を鋭く面白く紹介する。パワフルで、太陽のような明るさが魅力の映画コメンテーター・LiLiCoさん。最近はバラエティー番組にも引っ張りだこ、八面六臂(ろっぴ)の活躍だが30代に入るまではなかなか芽が出ず、下積みも長かったという。そんな彼女に独自の人生哲学を伺った。

Profile

リリコ 1970年生まれ。2001年からテレビ番組「王様のブランチ」(TBS系)に映画コメンテーターとしてレギュラー出演。13年からは祝日の朝、2時間生放送の音楽トークプログラム「LiLi&GoのReady Go♪」(NHKラジオ第1放送)も担当。そのほか映画評の執筆、連載、テレビやラジオ出演など多くの場で活躍。

歌手になると決め18歳で来日

元気な肉食系女子。ハスキーな力強い声。「25年間、ずっとこのテンションですから、自分でもすごいと思う」。アハハハと豪快に笑い、その場を一瞬で明るくしてしまう。テレビの情報番組「王様のブランチ」でもおなじみ、映画コメンテーターのLiLiCoさん。

スウェーデン人の父と日本人の母との間に生まれ、スウェーデンで育った。母方の祖母が送ってくれた日本の雑誌を見てアイドルたちに憧れ、絶対に歌手になると決めた。

18歳で単身来日。日本語がほとんど話せないまま弁当屋のアルバイトを始め、その傍らオーディションを受けた。そして1年後、浜松市の芸能事務所と出合う。演歌歌手の付き人をしながら、歌のレッスンを受けたり、ビアガーデンやカラオケイベントなどで歌うようになった。

そんな中、あるオーディションに受かり、東京へ進出する。ところが現実は甘くなかった。出演の決まった番組はたった2回でお払い箱に。家賃を払うアテもなくなり、マネジャーと2人、車でのホームレス生活を送りながら歌手活動を続けることになる。

夜はスナックなどで歌い、昼間は出たい番組のプロデューサーに直接電話をかけて営業した。その期間約5年。普通なら気持ちがくじけ、夢を諦めそうな状況かもしれないが、彼女にその選択肢はなかった。

「誰よりも努力すれば絶対夢はかなうと信じていたから全然つらくなかった。いつかネタになると思っていたし(笑)。何よりそんな生半可な気持ちでスウェーデンから出てきていないですから。命懸けです」

「王様のブランチ」は特別な転機だった

LiLiCoさんの写真2

大きなターニングポイントが訪れたのは30歳の頃。アニメ番組「サウスパーク」で声優デビューでき、雑誌のインタビューを受けることになった。そこで好きな映画を3本挙げたところ、その記事を読んだ「王様のブランチ」の放送作家から、映画コメンテーターの依頼が入ったのだ。

「それまでは歌手にこだわっていたのですが、一度流れに身を任せてみよう、柔軟な気持ちでやれることは何でもやってみようと気持ちを切り替えたところでした」

そして「王様のブランチ」出演を機に大きく飛躍していく。そういう意味で神様がくれた大きなプレゼントのようにも思えるが、決して降って湧いたチャンスではない。「この番組の前に、FMラジオ局のJ-WAVEで、ピストン西沢さんの番組への出演が決まったのですが、これも5年がかりの営業のたまもの。チャンスは日々努力を積み重ねて、自分で勝ち取るものですよ」

普通の感覚を持つコメンテーターを目指す

映画コメンテーターとして活動し始めてから、多い時で年に600本もの映画を観(み)ているというLiLiCoさん。
「テレビ番組『王様のブランチ』に出演し始めた頃は、どういう視点で映画を観て、どう紹介したらいいのか分かりませんでした」。毎回放送が終わるたびに落ち込み、悩んだ。

「そのうち、プロ、素人、男、女、オカマという五つの立場のLiLiCo目線で観て、そこから浮かび上がってくるものをコメントするようにしたんです。そうすれば、普段映画に興味のない人も、LiLiCoがそう言うなら観に行こうかなって思ってくれるかもしれないと。今もそんな気持ちでコメンテーターをしています」

大物俳優のインタビューも多いが、「何よりもその俳優のファンの方が、彼や彼女の何を知りたいのかを考えて質問するように心がけています」。

成長する瞬間が楽しい

LiLiCoさんの写真3

ここ数年で仕事はさらに広がった。映画関係にとどまらず、ラジオのパーソナリティーやテレビのバラエティー番組、また雑誌の連載など幅広い。

「特にテレビは私にとって夢の箱。子供の頃、つらくて悲しいと落ち込んでいた時もテレビが元気をくれました。そんな場所に、今まさに自分がいるわけでしょ。こんな幸せなことはないです。だから休みたいなんて思わない」

誰かが仕事のやり方を教えてくれたわけではない。自分で経験し、その中で試行錯誤を繰り返しながら前に進んできた。ただ、人の意見は素直に聞く。それだけは常に心がけているという。「ありがたいことに私の周りには甘やかしてくれる人がいない。結構厳しい意見がビシバシと(笑)。お陰で、じゃあ、どうすればいいのかと現実的に考えられます」

最近、自分の意見を番組スタッフに伝えるようになった。「忙しさから仕事をこなすだけになりかけた時期がありました。そうすると自然に仕事がフェードアウトしていくことに気づき、一つひとつの仕事にちゃんと向き合い、スタッフと話し合い、自分がどういう立場で臨んだらいいのかも考え、出演させていただくようにしています」

昨年、あるバラエティー番組に出演した際、ベテラン芸人から「あなたみたいな人がいないとテレビも面白くないよ」と言われた。「地球の爆発を願うほど緊張しての出演だっただけにうれしかった。でも、壁にぶつかるのって実は結構好きなんです。乗り越えた瞬間、自分の成長が分かるから」

そんなLiLiCoさんの今の目標は「現状維持」だ。浮き沈みの激しい世界だけに案外これが難しい。だからこそ一秒たりとも気を緩めず、ありったけの力で突き進む。

ヒーローへの3つの質問

LiLiCoさんの写真4

現在の仕事についていなければ、どんな仕事についていたでしょうか?

芸能界以外は考えられないですね。

人生に影響を与えた本は何ですか?

10歳の頃、マリリン・モンローの生い立ち、半生が描かれた本を読みました。セックスシンボルと言われていたけれど、私は「なんて悲しい人なんだろう」と思いました。また、子供時代がどんなにつらくても何とか道は開けるんだという勇気ももらいました。

あなたの「勝負●●」は何ですか?

「自分」。いざという時ほど、「自分」というものを持つことが大切なのでは?

Infomation

LiLiCoさんがパーソナリティーを務めるNHKラジオ第1放送「LiLi&GoのReady Go♪」

祝日の朝、LiLiCoさんが、ノーナ・リーヴスのボーカリストである、ミュージシャンの西寺郷太さんと共に生放送でお送りする2時間の音楽トーク番組。毎回テーマに合わせ、新旧織り交ぜた音楽をセレクトしてお届けしている。曲にまつわる裏話や思い出エピソードなども満載! 今後の放送予定は2014年2月11日(火・祝)、3月21日(金・祝)。http://www.nhk.or.jp/radiosp/liligo/

朝日新聞とマイナビ転職が厳選した求人を掲載中!
朝日新聞xマイナビ転職ロゴ
  • twitter
  • facebook
  • line
  • hatena
自分を向いて歩こう。マイナビ転職

豊富な転職・求人情報と転職ノウハウであなたの転職活動を支援する【マイナビ転職】。マイナビ転職は正社員の求人を中心に“日本最大級”常時 約8,000件以上の全国各地の豊富な求人情報をご紹介する転職・求人サイトです。毎週火・金更新であなたの希望の職種や勤務地、業種などの条件から検索することができます。職務経歴書や転職希望条件を匿名で登録するとあなたに興味を持った企業からスカウトされるサービスや、転職活動に役立つ職務経歴書サンプルや転職Q&A、会員登録をすると専門アドバイザーによる履歴書の添削、面接攻略など充実した転職支援サービスを利用できる転職サイトです。