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第一線で活躍するヒーローたちの「仕事」「挑戦」への思いをつづる

Vol.129歌手/女優 安倍なつみ
積み重ねが実になった

Heroes File Vol.129
掲載日:2015/3/5

安倍なつみさんの写真1

アイドルグループのモーニング娘。を卒業後「トゥーランドット」「三文オペラ」「ドラキュラ」などのミュージカルに出演している安倍なつみさん。クラシカルな発声で情感豊かに役どころを歌い演じる表現を積み重ね2014年秋、“クラシカル・クロスオーバー・アルバム”をリリース。知らない世界へ飛び込むことで視野もグッと広がり大人のアーティストへ着実に進化している。

Profile

あべ・なつみ 1981年北海道生まれ。98年にアイドルグループのモーニング娘。の一員としてデビューし、同グループを2004年に卒業。舞台やドラマなどでも活躍。14年発売のアルバム「光へ -classical & crossover-」で第56回日本レコード大賞の企画賞を受賞。野菜ソムリエや食育マイスターの資格も持つ。

夢みたいだったアルバムのオファー

2014年秋発売のCDアルバム「光へ -classical & crossover-」で日本レコード大賞の企画賞を受賞した。ミュージカルの曲やスタンダードナンバー、外国民謡などを、透明感あふれるソプラノボイスで、言葉を大切にしながら丁寧に歌い上げたこん身の作だ。

04年にアイドルグループのモーニング娘。を卒業し、ソロ活動と並行してミュージカルや演劇の舞台に立って新境地を開拓してきた。「でも10年の節目で何か変わりたい、違うステージに上がりたいと思っていたんです。そんな時にアルバム制作の声をかけていただきました。今も夢みたい」

きっかけは13年秋。05年に急性骨髄性白血病で亡くなった歌手で女優の本田美奈子さんのメモリアルコンサートで、ミュージカル「エリザベート」の「私だけに」と「レ・ミゼラブル」の「オン・マイ・オウン」を歌った。これがプロデューサーの心に響いたのだ。

だが、自分の納得がいくまで突き詰めるタイプの安倍さんは、プロデューサーに褒められたと聞いても半信半疑だった。

「このコンサートではこれまで歌ったことのない曲に挑戦して、自分としては反省点ばかりだったんです。でも年明けにプロデューサーにお会いして、『今まで培ってきた等身大の安倍さんの歌を』と言われ、本当なんだなって」

ならば、今の自分を精いっぱいぶつけてみようと決心した。

ナマ感たっぷりの亜門演出に触発されて

安倍なつみさんの写真2

ミュージカルへの進出は08年。宮本亜門さん演出の「祝祭音楽劇『トゥーランドット』」が振り出しである。この出会いが大きな転機となった。

「亜門さんの演出は、いいと思ったことをどんどん取り入れていく『直感型』。言うことが日によって変わったりもするのですが、その『ナマの感じ』が私は好きです。何もないところからみんなでアンサンブルを創り上げていく喜びを感じます。セリフや歌の変更が多くても、その場で対応できなきゃと思う自分がいるんです」

翌年の宮本さん演出「三文オペラ」では、演者の白塗りメークが話題になった。安倍さんは「つけまつげに緑のカラーコンタクトレンズも装着して、本当に仮面を着けているみたいでした。どの役者が私なのか分からなかったお客様もいたほどです(笑)」。

すっかり舞台のとりことなり、10年「リトルショップ・オブ・ホラーズ」、11年「ドラキュラ」と続けて話題作に出演。「公演ごとに異なる先生からいろんなことを教わりました。歌だけでなく動きや演じたこと一つひとつが実になっていった感じで、その経験が今の自分の歌唱に生かされているんだと思います」

英語の語学留学は長年の思いから

国民的アイドルグループのモーニング娘。で、安倍さんは「なっち」の愛称で人気を得た。でもその一方で、自分の立ち位置や役割について考えてしまうことも多かったという。

「感じていないことを台本通りに言わなければいけないこともあって、本当の自分は置いてきぼり。苦しくて、この先どうなっていくのか悩んでいました。いつも笑顔でハッピーななっちを演じていたのかな」

グループ卒業後、さまざまな舞台で人生の先輩たちから、物事の考え方は一つではないと教えられた。そのお陰で視野が広がり、いい意味で妥協も覚え、仕事が楽しくなったという。

15年は新年早々新たな挑戦をした。ニュージーランドで約1カ月間ホームステイし、英語を学んだのだ。「もともと旅が好きで、いろんな国の人とコミュニケーションを取りたいという思いがあったんです」

また、10代から仕事の合間にさまざまな舞台を鑑賞してきて、言葉が分かったら字幕を忙しく見なくていいし、海外で、司会者のおしゃべりや、みんなが今何で笑っているのかを理解できるかなという思いもあった。

ニュージーランドでは日本語から隔離された環境で、決まった時間に寝起きし、学校に通った。10〜70代の幅広い年齢の人、国籍の異なる人たちが一緒に勉強し、友達になった。

「私を知っている人がいないという自由さがあり、これまでにない感覚もあって心地良かった。そのためか、ヒアリングが少しアップしたかな(笑)」

スキルアップして最善の音楽を届けたい

安倍なつみさんの写真3

中学ではいじめに遭ったこともある。そんな時、ロックバンドのJUDY AND MARYの曲をよく聴いていたという。音楽に励まされ、学校に行く気になれた。そんな音楽を人々に届ける仕事をしたい。そう決心して16歳で芸能界へ。

「今、歌だけでなく女優などいろいろな挑戦をさせていただけて、とても感謝しています」

14年秋発売のCDアルバム「光へ -classical & crossover-」では、フルオーケストラとの録音や、それを同時にプロモーションビデオで撮影したり、関係者向けコンベンションを行ったりと、初めて尽くしの経験をさせてもらった。

「歌の神様がどこかで見てくださっているのかな。誰の人生にもアップダウンがあると思うけれど、夢を持って一つひとつポジティブにクリアしていくと、きっといいことがある。私の中には固定したジャンルとかはなくて、これからもその年齢に沿ってできることに挑んでいきたい。今回、泣く泣く入れられなかった曲がいくつかあるので、次回作で形にしたいです。そのためにももっとスキルアップしなきゃ!」

ヒーローへの3つの質問

安倍なつみさんの写真4

現在の仕事についていなければ、どんな仕事についていたでしょうか?

昔から料理が好きなので、それを仕事にしていたかも知れません。語学留学していたニュージーランドでは、ホストファミリーのお姉さんがラザニアをイチから作るほどの料理上手で、オーブン料理をいろいろ教わりました。

人生に影響を与えた本は何ですか?

加島祥造さんの「受いれる」(2012年刊行)ですね。加島さんは1923年、東京・神田生まれの英文学者・詩人です。年を重ねている人って、人生の喜怒哀楽をこんなふうに感じられるようになるんだなあと感動しました。

あなたの「勝負●●」は何ですか?

のどスプレー。あまり該当するものがないのですが、のどスプレーは必携しています。でも体作りのためなら、基本は睡眠と食事と軽い運動ですよね。

Infomation

CDアルバム「光へ -classical & crossover-」

2014年10月にリリースされた“クラシカル・クロスオーバー・アルバム”。収録曲は「夢やぶれて」「オン・マイ・オウン」(「レ・ミゼラブル」より)、「私だけに」(「エリザベート」より)、「Stand Alone」(NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」より)、「カーネーション」(NHK連続テレビ小説「カーネーション」より)、そして「サリー・ガーデン~風と少女~」「ローズ」「光へ」「白のワルツ」など全12曲。第56回日本レコード大賞の企画賞を受賞。初回限定盤はミュージックビデオDVD付きで3,500円(税別)、通常盤は2,800円(税別)。全10曲入りのLP盤もある。4,500円(税別)。

オーケストラとの共演

関西フィルハーモニー管弦楽団「第6回奈良定期演奏会」にゲスト出演し、アルバム「光へ」の中から選んだ楽曲を熱唱する。
日時:2015年4月25日(土)15:00開演
会場:なら100年会館 大ホール

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