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第一線で活躍するヒーローたちの「仕事」「挑戦」への思いをつづる

Vol.169俳優 向井理
人生の決断はいつも「人」で決める

Heroes File Vol.169
掲載日:2017/7/6

向井理さんの写真1

数々のドラマや映画、舞台の主演を務めている俳優・向井理さん。涼しげで甘い顔立ちだが、発する言葉にはどこか覚悟のようなものがありその奥に潜む芯の強さをにじませる。2017年は自身が企画した映画の公開、更には念願だったドラマへの出演などが続く。そんな向井さんに、仕事に対する思いを伺った。

Profile

むかい・おさむ/1982年神奈川県生まれ。2006年に俳優デビュー。池井戸潤さん原作の「連続ドラマW アキラとあきら」(WOWOW)に斎藤工さんとダブル主演、17年7月9日(日)から放送開始予定(毎週日曜・全9話)。自ら企画した映画『いつまた、君と ~何日君再来~』が公開中。

「原作が池井戸潤さんで、同い年の斎藤工とダブル主演。2年前に始まった企画でようやく実現できるというのもあって、渇望しているような感覚というか、いつも以上にギラギラしている自分がいます」

向井さんが静かに、しかし熱くそう語るのは、2017年7月9日(日)から放送開始予定の「連続ドラマW アキラとあきら」だ。バブル期の銀行を舞台に、生い立ちの異なる2人の男の宿命を描いたヒューマンドラマである。

クランクイン前、この時代に銀行員だった叔父に話を聞いた。「銀行は経済の最先端の仕事だと認識を深めました。また、銀行員はいろんな業種の人たちとかかわり、そこをつなげることができる面白い仕事だなとも思いました」

向井さんの経歴はちょっと異色だ。大学時代、人見知りを直したくて選んだアルバイトが飲食店での接客だった。やがてカクテルに興味を持ち、バーへ転職してバーテンダーとなる。大学卒業後、誘いを受けた別のバーに正社員として就職。後に1年間店長も務めた。

「バーテンダーは先ほど話した銀行員と同じで、いろんな職業のお客さんから話が聞ける。そこが純粋に楽しかった」

また、カウンターは舞台なのだとも教えられた。シェーカーの振り方だけでなく、話術も含めてどういうパフォーマンスをすればお客さんを魅了できるか。そして、お客さんの仕事、好きな酒、どんなタイミングでタバコを吸うかなどを感じ取れないと理想の接客はできないと。

向井理さんの写真2

「100点はないけれど、100点を目指さなくてはいけない。そういうことをすごく勉強させてもらいました」

芸能界入りを決めたのはスカウトに来た前マネジャーの人柄だった。「今もそうだけど、僕は何でも『人』で決めます。すでに23歳だったし、俳優業に興味があったわけではなかったのですが、とにかく熱意を感じ、この人なら信じられる、いや、むしろこの人と絶対仕事がしたいと思えたのが決め手でした」

足を突っ込むからには成功するまで頑張ろうと覚悟した矢先、初めて受けたオーディションに合格し、いきなりデビュー。だが、それ以降は幾らオーディションへ行っても受からず、仕事がまったくない状態がしばらく続いた。

「プロフィールを記した紙を目の前で捨てられたり、悔しい思いは何度もしました。でも、その悔しさは常に原動力になったし、すごく早い段階で天国と地獄を経験したお陰で、浮かれずに、地に足をつけて前に進めた気がします」

頑張るべき時期がありそれは糧となる

向井理さんの写真3

デビュー当初は仕事がまったくない、という厳しい現実を経験した向井さん。しかしその後、NHKの朝ドラ「ゲゲゲの女房」で大ブレークし、今や主演俳優としてドラマや映画、舞台に欠かせない存在となる。

とはいえ、自己分析はいたって冷静だ。ターニングポイントは朝ドラではあるけれど、そこに至るまでの蓄積があったからこそ選んでもらえたのだと、そう語る。

「俳優としてやっていけるかなと思えるようになったのは、本当に徐々にという感じです。オファーであれオーディションであれ、結局、誰かに選ばれないと仕事ができないのが俳優という職業だと思っています。いただいた仕事一つひとつに対して誠実に、一生懸命に取り組んで経験を積み重ねていくしかない。それが次の作品につながる大切な要素になるんです」

そんな向井さんが、これまでに最も多忙を極めたのが10年だ。朝ドラだけでなく、ほかのドラマや映画などが重なって世間の認知度が飛躍的に上がった。

「あのころがまさに自分にとって勝負をかける時期だったんだと思います。でも、多少無理してでも頑張らないといけない時期って、俳優に限らずどんな職業でもあると思う。成功するかどうかはともかく、頑張った事実は必ず自分の糧になるはずです」

事実、向井さん自身はその後、少し自由な感覚が芽生え、自分で映画や舞台の企画も考えて提案するようになったという。その一つが17年6月に公開された映画『いつまた、君と ~何日君再来(ホーリージュンザイライ)~』だ。「戦争の時代、苦労して生き抜いた人たちがいたからこそ今の僕らがいるってことを後世に伝えたかった。その責務が僕らにあると思い、祖母の半生を題材に作りました」

23歳で俳優となり、気づいたら30代半ばに。「期待に応えたいし、情熱のある人と仕事がしたい。更に、年を重ねた今は自分のフィルターで『これはいい』と思ったものを信じてやり続けることが、とても大事だと感じています」

例えば現在(17年7月)放送中の「連続ドラマW アキラとあきら」も、自身が魅了された作品の一つだ。「原作が池井戸潤さんで、その持ち味の骨太なストーリーに加え、人間模様も丁寧に描かれていて面白いんです。キャストやスタッフも魅力的。作品をより良いものにするために、かなり気合を入れて臨みました」

うまくいかなかったら二度と呼んでもらえないという、そんなプレッシャーが常にある。「でも、それが自分の意欲とうまく相まった時、良い方向へ進んでいるなと感じますね」

ヒーローへの3つの質問

向井理さんの写真4

現在の仕事についていなければ、どんな仕事についていたでしょうか?

そうですね…… 普段あまり考えたことはありませんが、この仕事をする前は飲食業界で働いていたので、そのまま何らかの形で続けていたかも知れませんね。

人生に影響を与えた本は何ですか?

子どものころ、母親に髪を切ってもらえば浮いた床屋代で本を買ってもらえるという決まりがあったので、『シートン動物記』や『ファーブル昆虫記』、伝記などを買ってもらい、ひたすら読みあさっていました。

あなたの「勝負●●」は何ですか?

一度、海外で食べたものがあたって入院したことがあったので、それ以降、海外に出たり長く家を離れたりする時は、必ず梅干しを持っていくようにしています。

Infomation

WOWOW「連続ドラマW アキラとあきら」に出演

ベストセラー作家・池井戸潤の最新作を最速ドラマ化! 池井戸の幻の長編と言われていた「アキラとあきら」が、徳間書店から文庫『アキラとあきら』として刊行されたのに合わせ、WOWOWで2017年7月9日(日)から連続ドラマ全9話で放送される。大企業の御曹司として、約束された次期社長という宿命にあらがう階堂彬(かいどうあきら)と、父の会社の倒産、夜逃げなど過酷な運命に翻弄(ほんろう)されながらも理想を育んだ山崎瑛(やまざきあきら)。自らの意志で人生を選んできたエリート、そして自らの能力で人生を切り開いてきた天才の、2人の人生が何かに導かれるように交錯する。向井理さんが階堂彬、斎藤工さんが山崎瑛としてダブル主演。共演する豪華キャストと共に、池井戸作品ならではのスリリングな展開と重厚な人間ドラマをたっぷりと堪能させてくれる。
放送時間:毎週日曜22:00~/全9話(第1話無料放送)
監督:水谷俊之、鈴木浩介
(「連続ドラマW 沈まぬ太陽」「連続ドラマW 下町ロケット」)
出演:向井理、斎藤工、小泉孝太郎、田中麗奈、松重豊、石丸幹二ほか
公式サイト:http://www.wowow.co.jp/
dramaw/akira/

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