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vol.176 映画監督 大九明子 もうダメって感じたら次を見つけに動こう


映画監督としてはちょっとユニークな経歴の持ち主。
事務職、芸人、役者を経て30歳を過ぎてから監督として商業映画デビューした大九明子さん。
「何か違う」と感じたらすぐに仕事を変えてきたが、監督業だけは違ったという。
天職とまで言えるような職業に巡り合うまで
大九さんにどのような紆余曲折(うよきょくせつ)があったのか伺った。

主人公の24歳OLヨシカが二つの恋に悩み、暴走する姿を描いたラブコメディー映画『勝手にふるえてろ』が2017年12月23日(土・祝)から公開される。原作は綿矢りささんの同名小説で、監督・脚本を大九さんが務めた。

「タイトルの響きだけで私はいろいろな思いが浮かび、原作を読み進むと20代の自分がどんどん思い出されました」。これまでの人生でため込んできたものをマグマのように爆発させる勢いで、一気に脚本を書き上げたという大九さん。20代はヨシカのように世の中を斜に構えて見ているところがあり、何をやってもうまくいかず、辛酸をなめる日々だったと語る。

大学を出て官庁の外郭団体へ就職するが、仕事が性に合わず4カ月で退職。「実はお笑いが好きで、学生時代はアマチュアのコント集団に所属していました」。そこでその道で食べていけたらと、芸能事務所主宰の芸人養成学校に入学する。しかしプロの世界は厳しかった。

ピン芸人としてライブに出ていたが全然ウケない。ネタを作るのも苦しいし、どんどん売れていく同期を横目で見ながら敗北感だけが募っていった。そんな折、俳優事務所が声を掛けてくれたのもあって、今度は役者に挑戦。「でもなかなか仕事がなく、元々自分がやりたいことでもなかったので、自分でも何が何だか分からなくなって悶々(もんもん)としていました」

大九明子さんの写真1 光の見えない状況が延々と続く中、偶然、映画美学校の生徒募集のチラシを見つける。「映画は好き。だけど監督になるなんてまったく考えることなく、好きな監督たちが講師陣に名を連ねていたのに引かれて応募しました」

ここで運命は大きく変わる。入学2年目、シナリオコンペで大九さんの作品が選ばれた。入賞作品は映画にすることができる。「こんなチャンスは人生で二度とない」と全力で制作。それが中編コメディーの『意外と死なない』で、これを機にラジオドラマの脚本などの仕事が入るようになった。ただ、自身は純粋に映画を撮りたかったという。「監督業はすべての作業がもの作り。それが私には魅力だったので、その後も自主映画を撮り続けました」

天職のような仕事を見つけた大九さん。過去を振り返って思うのは、仕事には我慢も大事だけど、つら過ぎると感じた時はその場にとどまらなくてもいいということ。「さすがにもうダメだと感じたら、私は次を見つけるために動きます。今よりは良いことがあると信じて。そうこうしているうちに自然に自分がやりたい方向へと進んでこられた気がします。かなりの遠回りではあったのですが(笑)」


PROFILE

おおく・あきこ/1968年神奈川県生まれ。明治大学卒業。99年に監督・脚本作品『意外と死なない』でデビュー。その後『恋するマドリ』『モンスター』『でーれーガールズ』などを手掛ける。12月23日(土・祝)から、松岡茉優主演作『勝手にふるえてろ』が全国公開予定。


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