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第一線で活躍するヒーローたちの「仕事」「挑戦」への思いをつづる

Vol.219 ラジオDJ/タレント サッシャ
天職への鉱脈は案外、第2志望にあった

掲載日:2020/7/17

サッシャさんの写真1

程良い熱量と爽やかなトークで人気のラジオDJ、サッシャさん。
J-WAVEで流れる平日朝の生放送を筆頭に、モータースポーツや自転車ロードレースなどの実況中継、情報番組のサブ司会、イベントのMC、そして最近は映画の声優までと幅広く活躍中。
そんな華々しいキャリアでありながら、自身はあくまでも“脇役”であり、その立ち位置にいながら周りを盛り上げるのが楽しいと語る。その真意に迫った。

※取材は6月10日に実施

Profile

サッシャ/1976年ドイツ生まれ。10歳で日本へ移住。獨協大学外国語学部ドイツ語学科卒業。出演はJ-WAVE「STEP ONE」(月〜木曜、午前9時)ナビゲーター、日本テレビ系「ズームイン!!サタデー」「金曜ロードSHOW!」ほか。YouTubeチャンネルも開設。

リモートワークの増加と共にラジオを聴く人も増えた。その中にはサッシャさんがナビゲーターを務めるJ-WAVEの番組「STEP ONE」を朝9時から聴くのが日課という人も多そうだ。「ほとんどの人の日常が変わってしまったけれど、でも変わらない日常もあるんだという安心感を届けたいという思いがありました。緊急事態宣言が全面解除になった今もそれは意識しています」

ドイツ人の父と日本人の母の間に生まれたというのもあって、子供のころから漠然と将来は両国の架け橋になるような仕事をしたいと考えていた。そのためまずはドイツの大学で経営学を学ぶつもりでいたが、日本の高校を出ただけでは入学資格を得られず、ひとまず獨協大学に入ってドイツ語を学ぶことにした。

そうして大学3年になり、就職活動が始まったころ、「ラジオDJをやってみたい」と思うようになった。「元々音楽が好きでラジオもよく聴いていたので、せっかくなら好きなことを仕事にしてみたいなと思って」。ただ、どうしたらなれるのかが分からず、各放送局へ問い合わせのメールを送ることにした。

サッシャさんの写真2

「J-WAVEが返信をくれたのですが、すぐには無理だと分かり、難しい世界なんだなと思いました。そんな矢先、音楽専門チャンネルMTVジャパンのVJ(ビデオジョッキー)募集の告知を見つけたんです。映像の分野だけど音楽が好きだったので応募することにしました」。そして面接を受けるが、数カ月経ってもまったく返事がない。さすがにあきらめて、本来のドイツ進学に進路を変えようとしていたら担当者から連絡が入った。「MTVがVibeとして生まれ変わるという会社の事情で遅れました。あらためてニュース番組を担当してほしい、と声を掛けていただきました」

快諾して仕事に就くも、2年経ったところでチャンネルが閉局。クビを宣告されてしまう。「それでいよいよドイツ進学かなと思っていたら、今度は偶然J-WAVEの関係者の方から代演でナビゲーターをやらないかと誘いが来て、日曜朝のアウトドア番組を担当することになったんです。24歳の時でした」

紆余(うよ)曲折を経て、ようやく夢をかなえたサッシャさん。思いどおりにいかないことが何度もあると途中でくじけそうだが、そうはならなかった。というのも、サッシャさんにとっての一番の希望はドイツ進学だったから。「DJは言わば『第2志望』。なれたらいいなぐらいの感覚だったので、程良く肩の力を抜いて挑めました。それが良かったんだと思います」。でもやがて、その第2志望が天職になっていく。

人が指し示す道には活躍できる要素が眠る

サッシャさんの写真3

ラジオDJだけでなく、モータースポーツや自転車ロードレースなどの実況中継、日本テレビ系「ズームイン!!サタデー」のサブ司会、はたまた映画の声優、ナレーター、イベントMCなど次々と活躍の場を広げてきたサッシャさん。「色々やる中でオリジナリティーが生まれる。それが自分の強みになると思うんです」

そう気づく転機となったのが、2002年にスポーツテレビ局J SPORTSで自転車ロードレース「ツール・ド・フランス」の実況を担当したことだ。「子供のころから大好きだったレース。その放送で自分に白羽の矢が立ったことに驚きつつも、うれしかったです。ただ、このチャンスを生かそうと言うより、僕にしかできない実況をやらなければ失礼だなという気持ちが強かった。その際、大事にしたのはラジオDJという一面。スポーツをエンタメとして楽しんでもらえるよう、レースの展開だけでなく、走る町の特徴や風景の話を盛り込み、フリートークを多めに入れるようにしたんです」

スポーツ実況では試合そのものが主役であり、自身はあくまでも脇役だからと「回し役」に徹する。実際、ある年のツール・ド・フランスの実況でほとんどしゃべらなかったことがある。「2人の選手のデッドヒートのシーンでした。僕が話さないほうがむしろ臨場感のある戦いが伝えられると思ったんです。あくまでもそのレースの魅力を最大限に引き出し、伝えるのが僕の役割ですから」

この姿勢はラジオでも変わらない。例えばナビゲーターを務めるJ-WAVEの番組でも、主役はあくまで情報と音楽だととらえ、ゲストが登場すれば、その人の魅力が聴取者に届くようなインタビューを心掛けている。

声の仕事を始めて21年になるサッシャさん。最近はYouTubeチャンネルを開設し、自ら考案したさまざまな企画にチャレンジしている。かつて抱いていた、ドイツの大学で経営学を学ぶという夢ははるかかなたへ、と思いきや「いえいえあきらめたわけではありません」と笑う。

「自分のことは自分が一番分からない」というのが持論。だから人が指し示してくれたことには積極的に乗っていく。「そこには自分を発揮できる要素が眠っている。僕もまさか自分が実況までできるなんて考えてもいなかった。でも、声を掛けられたことには必ず意味があると思うので、素直に一度やってみることにしています」。中にはうまくいかなかったこともあった。でも、やってみないと向いているかどうかも分からない。「その中でこれだ! と思うものが出てきたら、それを自分がやる理由を見つけるといいですよ。仕事ががぜん面白くなります」

ヒーローへの3つの質問

サッシャさんの写真4

現在の仕事についていなければ、どんな仕事についていたでしょうか?

日本とドイツの架け橋になりたい。これは子供のころからの夢です。だから以前はドイツの大学で経営学を学び、向こうで起業し、日本と貿易をするような事業を手掛けたいと考えていました。それが一番の希望だったので、たぶん、ラジオDJにならなかったらそちらの道へ進んでいたと思います。

人生に影響を与えた本は何ですか?

陳舜臣『小説十八史略』。最初に読んだのは高校生か大学生のころです。三皇五帝の伝説時代から南宋までの、中国の18の時代それぞれに編集された歴史書を分かりやすく要約し、まとめた歴史小説です。時が何年経っても、国が変わっても、人間の本質というものは変わらないんだなということを学びました。

あなたの「勝負●●」は何ですか?

来年は頑張りたいなと思っている年末に、テレビや車など、ちょっと大きな買い物をします。例えばテレビだったら予定より2サイズ大きめの高い物を買う。これだけのお金を払ったんだからその分頑張るぞ、と自分を追い込んで景気づけをするために。

Infomation

数々の番組に出演!

ラジオやテレビ、イベントなど様々な場面で巧みなトークを展開しているサッシャさん。出演番組はJ-WAVE「STEP ONE」(月~木曜、9:00〜12:30)ナビゲーター、日本テレビ「金曜ロードSHOW!」映画マイスター(金曜21:00~)、日本テレビ「ズームイン!!サタデー」サブ司会(土曜5:30〜8:00)、J SPORTS「サイクルロードレース」実況中継ほか多数。

YouTubeチャンネル開設!

YouTubeチャンネル「Sascha / サッシャ」では、色々なことにチャレンジしているサッシャさんを見ることができる。40代から始めてみたダンス企画や、2019年4月に終了したJ-WAVEのインターネットラジオ番組「MUSIC HYPER MARKET」を復活させた「YouTube Hyper Market」。あるいはサッシャさんの一人反省会や新たに購入したグッズ紹介なども。気に入ったらチャンネル登録を。
チャンネルURL:YouTube.com/c/sascha348

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