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スペシャル対談 vol.11 28歳が考える「仕事」(前編)池松壮亮×黒木華

かっこいい大人の背中には学びがある

池松:僕らが出演する岡田准一さん主演の時代劇『散り椿』が公開になりました。

黒木:私は岡田さんが演じる新兵衛に思いを寄せる里美役で、池松さん演じる藤吾とは姉弟でした。監督の木村大作さんにとっては、監督として初の時代劇挑戦だったそうです。

池松:木村さんは撮影時78歳だったと思うのですが、一番元気に動き回って、大きな声を出しておられた。日々新しい、見たこともないものを更に目指している姿がまぶしかったです。僕はあのように忙しそうな老後はちょっと遠慮したいですが(笑)、でも、こういう時代の境目に、木村さんのような大ベテランが長いキャリアの中で積み重ねてきたもの、見つめてきたことの集大成を間近で見させてもらえるというのは、すごくありがたかったです。

黒木:私にとってもこの作品は貴重な経験となりました。岡田さんとの共演も刺激的でしたし。岡田さんは自分の中に武士道みたいなものをお持ちで、とてもストイックなんです。主役だけどどこか冷静で、全体を俯瞰(ふかん)して見ておられた。そういうところも木村さんに信頼されていた部分なんだろうなって思いました。

池松:僕は岡田さんとは初共演でしたが、作品の核になる部分を一身に背負われている感じがしました。作品への向き合い方みたいなものを言葉ではなく、その背中で教えてもらった気がします。黒木さんとは今回が2度目の共演でしたね。

黒木:そう。姉弟役ですが実は一緒のシーンがあまり多くなくて、お話しする機会も少なかったように思います。

池松:ただ、みんなで打ち上げに行った時、一番盛り上げていたのが黒木さんだったという印象がありますね。木村さんをはじめ、スタッフやキャストの方々に本当に愛されているのも伝わってきました。

黒木:そんなことないですよ。逆に、池松さんは静かにされていても存在感があるんです。同い年とは思えないほど、本当に芝居に対して真摯(しんし)ですし、すてきな作品にたくさん出ておられますよね。私も池松さんみたいなかっこいい役者になりたいです。

池松:恐縮です。ありがとうございます。

辞めたいと毎回思うほど、真摯に向き合う

黒木:池松さんは、子供のころからこの世界で活躍されているんですよね。

池松:本当はプロ野球選手になりたかったんですが、人見知りが直ればと、両親がミュージカルのオーディションを受けさせたことがきっかけでこの世界へ入りました。黒木さんは?

黒木:私は高校時代から演劇部に所属し、芝居漬けの日々を過ごしていました。大学生の時、野田秀樹さん主催のワークショップに参加し、オーディションに合格してNODA・MAP公演「ザ・キャラクター」にアンサンブルキャストとして出演させてもらいました。でも、私にとって大きかったのはその後の舞台「表に出ろいっ!」です。野田さんと故・中村勘三郎さんとの3人芝居のヒロインに抜擢(ばってき)していただいたんです。それがきっかけで今の事務所に入ることもできました。あの舞台が私の原点であり、一番の転機でしたね。

池松:野田さんと中村さんという、大先輩お二人との共演はどんな感じでしたか?

黒木:プロの役者さんとものすごく至近距離でガッチリとお芝居した初めての経験でした。それが何とも不思議だったんです。ただ楽しいという言葉しか浮かばないほど、本当に楽しくて仕方なかった。お芝居はずっと好きでしたが、女優としてやっていきたいと強く思ったのはこの時が初めてでした。池松さんにとっての転機も聞かせてもらえますか?

池松:どの作品でも毎回、大なり小なり転機だなと思えることがあるのですが、少し引いて人生レベルで考えると、12歳の時に出演した映画『ラストサムライ』かな。初めての映画出演だったのですが、現場でのことすべてが衝撃的で、今でも自分の原風景としてしっかりと心の真ん中にある気がします。役者人生のすべてはあそこから始まったのではないかと思いますね。

黒木:そこからもう10年以上のキャリアですが、辞めたいと思ったことは?

池松:作品ごとに毎回ありますよ。でも3日も経てば忘れてしまう。

黒木:私ももう辞めたいって毎回思います。でも、「辞めたい」と思うのは真摯に向き合っているからですよね。何も考えていなければそうは思わないはずです。



(続きは10月19日(金)公開の後編で)

リーダーが語る、アシタを開く言葉

池松壮亮さん

「大切に思えるものに出会えれば、それだけで幸せだと思っております」

映画『散り椿』の中で主人公・新兵衛(岡田准一)のセリフ。脚本をもらった時に最初のページに書かれていて刺さりましたね。その通りだなと思いました。

黒木華さん

「楽しんでやる」

どちらかと言えば、ネガティブな性格。ある時、母に相談したら「死なないから大丈夫よ」と。ストンと腑(ふ)に落ちて、それからは何でも楽しんでやることを心がけています。

池松壮亮

1990年福岡県生まれ。2003年映画『ラストサムライ』でデビュー。主な映画出演作に『春を背負って』『紙の月』『劇場版MOZU』『映画 夜空はいつでも最高密度の青空だ』など。今年はドラマ「宮本から君へ」を始め、映画『君が君で君だ』『斬、』(18年11月24日<土>公開)などにも出演。現在公開中の『散り椿』では重要な役どころを演じている。

黒木華

1990年大阪府生まれ。2010年NODA・MAP番外公演「表に出ろいっ!」でヒロイン役を射止める。主な映画出演作に『小さいおうち』『リップヴァンウィンクルの花嫁』など多数。18年公開作に『未来のミライ』『日日是好日』『億男』『ビブリア古書堂の事件手帖』『来る』。18年現在はNHK大河ドラマ「西郷どん」に出演中。『散り椿』では主人公新兵衛(岡田准一)にひそかに思いを寄せる里美を好演。

※2人が姉弟として出演する映画『散り椿』(主演:岡田准一、監督:木村大作)が全国ロードショー中。

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