転職ノウハウ

応募企業の探し方や履歴書の書き方、面接のポイントから円満退職の秘けつまで。あなたの転職を成功に導くためのノウハウを紹介!

キボウのアシタ リーダーたちに学ぶ、これからの働き方の道しるべ オピニオンリーダーたちが語る、これからの時代の仕事観。明日の働き方のヒントが得られる、スペシャル対談。
スペシャル対談 vol.12 「諦めない心」が導いてくれる(前編)井上芳雄×栗山千明

諦めなかったからチャンスに出合えた

井上:栗山さんと初めて共演させていただく舞台「十二番目の天使」が2019年3月16日(土)から始まります。

栗山:いよいよですね。家族を亡くした男と秘密を抱えた少年の出会いの物語で、悲しいけれどどこか希望に満ちていて、とにかくセリフがピュアで素敵です。

井上:少年が「絶対諦めない」と何度も言うのですが、その言葉に励まされます。

栗山:そうですね。ちなみに井上さんが今まで諦めなかったことって何ですか?

井上:それこそミュージカルに出演することです。小4の時に劇団四季の「キャッツ」を見て感動し、それからずっとミュージカル俳優になるにはどうすればいいか、そればかり考えて生きていました。

栗山:「キャッツ」にそこまで引かれたのは、どんな魅力があったからですか?

井上:もともと喜怒哀楽をうまく出せる性格ではなかったんです。でも、歌にのせればあんなに豊かに感情を表現できるんだって思えたのが大きかったんでしょうね。

栗山:なるほど、そういう原点があったんですね。それで最初に舞台に立たれたのはいつごろだったんですか?

井上:大学2年の時です。中学高校で歌や踊りを勉強して東京藝術大学の声楽科に入りました。そこでたまたまオーディションを受けるチャンスをいただくという出合いがあったんです。それがミュージカル「エリザベート」の皇太子ルドルフ役でした。

栗山:最初から大きな舞台でしたね。

井上:当時、世間からもシンデレラボーイと言われたりしたんですが、小4で志していろいろ努力を重ねたうえ、20歳で初舞台だったので、自分としては下積み10年目にしてようやくチャンスが来た感じ。長かったなあと、そんな思いでした。

栗山:初舞台のことは覚えていますか?

井上:はい。舞台に立てたことがうれしくて幸せで、感極まって初日から3日間連続、カーテンコールで号泣しましたね。

栗山:えーっ。でも、10年間の努力が実ってホッとされたっていうのも大きかったんでしょうね。たぶん、頑張っていなかったらそこまで感動しないんじゃないですか。諦めなかったからこその「3日間の号泣」だったんだと思います。

緊張を楽しさにどう変えていくか

井上:栗山さんがこの世界へ入ったきっかけは何だったんですか?

栗山:私は子供番組に出たくて、5歳の時に芸能事務所に入りました。最初は七五三のスチール写真のモデルなどをして、10代からはティーン誌のファッションモデルをやっていました。

井上:最初からお芝居をしたかったわけではなかったんですね?

栗山:はい。当時はショーモデルにあこがれていました。でも身長が思ったほど伸びなくて。どうしようかなと思っていた矢先、映画『死国』のお話をいただいて、新しいことに目を向けてみようと思って挑戦したんです。それが初めてのお芝居でした。そして翌年には深作欣二監督の映画『バトル・ロワイアル』に出演し、それを見たアメリカのクエンティン・タランティーノ監督からオファーがあって映画『キル・ビル』にも出演させていただきいただきました。

井上:すごい方々とご一緒してたんですね。そんな中で女優をやっていこうと?

栗山:そうです。『死国』の時は無我夢中だったんですが、いろいろ経験していくうちに徐々に面白くなっていって。ただ、お芝居はやればやるほど難しい。いつも「向いてないなあ」って思っています。

井上:それでも続けているのは?

栗山:みんなで一つの作品を作るのが純粋に好きなんです。スタッフやキャストの方々に会えるから、「あのシーンで緊張しそうだな」と思っても現場へ行ける。とはいえ本番ではすごく緊張してしまうので、それをどう楽しさに変えられるかが課題です。それこそ井上さんはとても多くの舞台に出ていますが、緊張しませんか?

井上:いえいえ、めちゃくちゃ緊張しています。実は本番期間中、ずっとおなかが痛いんです。でも終わったら治る。もう20年ぐらいやっているのですが、毎回そうです。

栗山:そうなんですね。それでも井上さんが舞台を続けるのはなぜですか?

井上:やはり演じるのが好きなんです。何より役を演じることで、人ってこういう時にこんな気持ちになるんだっていうのを知ることができるじゃないですか。仕事だからというよりも、人生においてそれが自分には必要なことなんだと思っています。



(続きは2月22日(金)公開の後編で)

リーダーが語る、アシタを開く言葉

井上芳雄さん

「小さな役というものはあるが、小さな役者というものはいない」

ミュージカル『ファンタスティックス』の中に出てくるセリフ。本当にそうだなと思いました。役者だけでなく、どんな職業の方にもあてはまる言葉ですよね。

栗山千明さん

「逃げちゃ駄目だ」

『新世紀エヴァンゲリオン』の主人公・碇シンジの有名なセリフです。いつもどんな時も常に自分に言い聞かせています。

井上芳雄

1979年福岡県出身。東京藝術大学音楽学部声楽科卒。大学在学中の2000年に、ミュージカル『エリザベート』のルドルフ役でデビュー。以後、ミュージカル、舞台を中心にテレビや映画などにも活躍の場を広げている。TBSラジオ「井上芳雄 by MYSELF」は毎週日曜22時から放送中。

栗山千明

1984年生まれ。幼少時より芸能活動を開始し、99年に映画『死国』で女優デビュー。2003年には『キル・ビル』でハリウッドデビューを果たす。その後、数々の映画、ドラマ、舞台に出演。17年には舞台『ミッドナイト・イン・バリ』で主演を務めた。

※2人が出演する舞台『十二番目の天使』は東京・日比谷シアタークリエにて3月16日(土)から4月4日(木)まで上演。

朝日新聞とマイナビ転職が厳選した求人を掲載中!
朝日新聞xマイナビ転職ロゴ
  • twitter
  • facebook
  • line
  • hatena
自分を向いて歩こう。マイナビ転職

豊富な転職・求人情報と転職ノウハウであなたの転職活動を支援する【マイナビ転職】。マイナビ転職は正社員の求人を中心に“日本最大級”常時 約8,000件以上の全国各地の豊富な求人情報をご紹介する転職・求人サイトです。毎週火・金更新であなたの希望の職種や勤務地、業種などの条件から検索することができます。職務経歴書や転職希望条件を匿名で登録するとあなたに興味を持った企業からスカウトされるサービスや、転職活動に役立つ職務経歴書サンプルや転職Q&A、会員登録をすると専門アドバイザーによる履歴書の添削、面接攻略など充実した転職支援サービスを利用できる転職サイトです。