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Vol.17 人材業界で同業他社への転職。安易なチャレンジは要注意!

6年前にシステムエンジニアから転職し、これまで個人営業、法人営業を経験してきた挑戦者。特に直近の会社では、人材採用広告や人材斡旋などを企業に対して行う提案営業でキャリアを積んできた。その経験を生かし、さらにキャリアアップを目指して、同業他社への転職に挑む。第2新卒プラスαの能力を求められる30代前半。即戦力として期待が高まるだけに、面接官は厳しい質問を投げかけてその能力をはかる。柔軟に対処し、面接官の心をつかむことはできるだろうか。

今回の挑戦者

面接挑戦者のプロフィール写真

挑戦者:木月さん(仮名) 応募業種:人材紹介 応募職種:人材コーディネーター 年齢:31歳・男性
【30代前半】【コンサルティング】【ステップアップ転職】

大学で情報系の専門知識を学び、システムエンジニアとして就職。3年間勤務するも、自身の適性に疑問を感じ、まったく異なる営業の世界に飛び込む。富裕層向けの宝飾品販売の営業を3年間経験した後、人材業界に転職。顧客企業に対して中途採用に関わる提案営業を行ってきた。3年間の有期雇用のため退職が間近となり、これまでの経験を生かしつつ更なる飛躍を目指して人材コンサルタントの求人に応募した。

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前編の見どころ

面接の導入部、まず面接官はこれまでの経歴について尋ねた。最初の転職の際に、大きくキャリアチェンジし、さらに3年ごとに転職を繰り返している挑戦者。面接官はこれまでの経緯から、挑戦者が仕事をする上で将来のビジョンをしっかりと持っているのだろうかと疑問を感じていた。そこで退職するに至った理由や、仕事に対する挑戦者の考え方に深く迫りたいと、質問を重ねていく。

中編の見どころ

面接官は、現在挑戦者は人材業界で働いていることから業務内容への理解はあると感じ、その上で当社を選んだ理由を知りたいと思った。31歳という年齢とこれまでの実績から、挑戦者としては即戦力として活躍できる能力をアピールできるかがポイント。具体的にどんな働き方をして、会社にどんな貢献ができるかを伝えたいところだ。現場での経験は十分にある挑戦者だからこそ語れる、説得力ある言葉が求められる場面だ。

後編の見どころ

面接も終盤に入った。面接官は採用を前提として、挑戦者が今後、どのような意識を持って働いてくれるかを知りたいと思い、「将来、どのようになっていきたいか」という問いかけをした。年齢的にも今後は中堅社員として、チームリーダーの役割や、後輩の育成などにも関わっていくことを期待しての質問だ。面接がスムーズに進んでいくなか、突然、想定外の出来事が起こり、挑戦者に動揺が……。

挑戦者はどう答えたか?緊迫のシーンを振り返る!

【POINT1】実績のアピールが弱い

すでに前職で、同じ人材業の会社で営業をこなし、経験も重ねてきた挑戦者。十分にアピールできる能力や実績があるはずだ。しかし面接官の「武器になるものは持っているか?」という質問に対し、「経営者や社長などとの面識で度胸がついた」はあまりにもアピールに欠ける回答だ。度胸だけでは通用しないのがこの世界。特に人と会社をつなぐ人材の仕事ならではの苦労、そこから見いだした技術や工夫など、仕事で磨いた実績を、自身の経験をもとに具体的かつ説得力ある言葉で語ることが必要である。面接に挑む際には、これまでのキャリアを振り返り、自分の強みをしっかりと把握して、伝えられるだけの準備を整えたい。

【POINT2】同業への転職こそ周到な準備が必要

同業他社への転職では、会社側も当然、即戦力として活躍してほしいと期待している。それだけに業務内容に深く踏み込んだ質問が多くなることが予想される。「同じ業界だから大丈夫だろう」ではなく、「同じ業界だからこそ、より求められるものが高くなる」と心得て、周到な準備をする必要がある。事前に企業研究をするのは当然だが、そのなかで自分ならこんなことができる、こうした取り組みで成果を上げていきたいなど、より具体性を持ったアピールをすることが理想だ。そうなれば会社側も採用後の活躍が見えやすく、この人に当社で働いてほしいという期待感が高まるだろう。

【POINT3】面接時のマナーの徹底

マナーモードにしていたとはいえ、面接の途中で携帯電話が鳴ったのはいただけない。携帯電話はオフかサイレントモードにしておくべきであった。面接でこうした場面があると、その場の印象を悪くするだけではなく、この人はきちんとマナーを守れる人なのか、細かいことに配慮が行き届かないのではないかとの疑惑を持たれかねない。特に営業職という仕事柄、人に与えるマイナスな印象はできるだけ避けてほしい。面接時には、服装や受け答え、姿勢など、さまざまなポイントが見られている。落ち度なく挑む基本的な姿勢が問われているため、緊張感を持って臨んでほしい。

回答のコツを伝授!面接官からのアドバイス

人材コンサルティングの業務で問われるのは、まず人柄。面接ではそこからじっくりと精査されますが、第一印象は実直そうでとても好感が持て、落ち着いた話しぶりにも適性を感じました。ご自身で自覚してほしいのは、31歳という年齢。自分で実績を上げるだけでなく、そろそろ部下も育て、会社にも貢献できるだけの能力が問われてきます。そうした会社側が求めるものも理解しつつ、これまでの実績と合わせて今後に向けての意欲などもアピールできると、より評価は高まるでしょう。目の前のことだけでなく、将来のビジョンも明確にし、新たなチャンスをしっかりとつかんでほしいと思います。

挑戦者の感想

自分のこれまでの経歴をたどると、確かにその場の状況で判断、選択をしていて、将来設計を明確にしてこなかった反省はあります。ただ現在はその経験をもとに培った営業という仕事にとても魅力を感じているので、この仕事できちんと足場を固めていきたいと考えています。携帯電話が鳴った時はヒヤリとしましたね。今後はこうしたミスは決してしないよう、気を付けたいと思います。

今回の面接の心得

  • 実績は具体的な内容でアピールする。
  • 同業での転職と気を緩めるな。
  • マネジメント力も求められる30代。
  • 携帯電話の電源はオフに。
今回の面接官 Profile
細田 咲江さん
細田 咲江さん

早稲田大学卒業後、流通会社で12年間、主に人事部に従事。1994年に上田晶美さんとともにハナマルキャリアコンサルタントを設立。現在は、埼玉女子短期大学にて准教授としてキャリアに関わる授業を展開。
また、高校生や大学生の就職、社会人の転職、主婦向けの再就職に関する講演・執筆など幅広く活躍中。近著では、転職の最新ノウハウを満載した「転職 書類」「転職 面接」(すばる舎発行)が話題になっている。

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