
転職面接の質問一覧【回答例・注意点も解説】質問対策シートも配布
掲載日:2025年01月30日
更新日:2025年02月17日


記事まとめ(要約)
- 面接の流れは5つのフェーズに分かれる
- 一次面接から最終面接まで、人事担当者や現場社員、マネジャー、役員・社長と面接官が変わる
- 面接官の質問の意図を理解し、回答を準備しておくことが大切
- よくある質問の回答を準備できるワークシートをダウンロードし、面接対策しよう
転職の面接で聞かれる質問や回答例、失敗しがちなポイントを紹介。回答の準備ができるワークシートも用意しました。自分にあった質問をピックアップできるので、面接対策に生かしてください。
- この記事の解説は、転職の面接で一般的な場合を想定しており、企業によって異なります。
面接の大まかな流れ
面接は、大きく5つのフェーズに分かれています。フェーズによって、よくある質問や、質問の意図や目的が変わるため、面接に臨む前にしっかり確認しておきましょう。

【第1フェーズ】あいさつ・自己紹介・職務経歴など
応募者の第一印象が決まる、面接の第1フェーズです。
- 「はじめまして。〇〇と申します」
- 「株式会社△△で◇◇の職務に就いています」
といったあいさつや自己紹介、職務経歴の紹介を行うのが一般的です。面接官には、主に応募者のコミュニケーション能力や人柄の確認といった意図があります。
【第2フェーズ】転職理由・志望動機など
選考の本題に入る、面接の第2フェーズです。
- 「どうして転職しようと考えたのですか?」
- 「弊社を志望する理由を教えてください」
といった転職理由や志望動機について聞かれるのが一般的です。
面接官はここで、自社と志向が似ているか、長く活躍してくれそうか、志望度はどれくらいかといった点を見ています。
【第3フェーズ】身に付けたスキル・自身の強みなど
応募者の具体的な業務スキル・経験を問うのが、面接の第3フェーズです。
- 「現在の業務で身につけた強みやスキルを教えてください」
- 「当社で生かせる強みを教えてください」
といった質問を通して、今回の募集職種に合う人材か、スキルや知識、経験は足りているかを見ています。
【第4フェーズ】キャリアプラン・ビジョンなど
キャリアプランについて踏み込むのが、面接の第4フェーズです。
- 「今後のキャリアプランについて教えてください」
- 「入社後、やりたいことはありますか」
- 「この事業を将来どのように成長させていきたいですか?」
など、長期的な視点があるか、経営方針や事業の方向性、更にビジョンが合うかどうかを見ています。
【第5フェーズ】興味/関心・条件面・逆質問など
第5フェーズは応募者の興味・関心ごとや条件面の質問、そして応募者からの逆質問を求められます。
- 「最近の気になるニュースを教えてください」
- 「10年後、この業界はどうなっていると思いますか」
- 「希望年収を教えてください」
- 「弊社について、質問はありますか」
- 「最後に伝えたいことはありますか」
など、日々対策しておかないと答えられない質問もあります。
ここでは、応募者の性格や考え方といった内面を確認するほか、自社への興味・関心・志望度の高さ、入社条件が見合うかなどを確認しています。
- 企業によっては、逆質問がない場合もあります
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一次面接から最終面接までの流れ

転職の面接は、一次面接、二次面接、最終面接など複数回行われることが多く、それぞれで担当する面接官や中心となる質問も変わってきます。
※企業によって面接官は異なります。また、二次面接や最終面接にも人事担当者が同席することが多く見られます。更に面接回数が多い場合や、一回の面接で採否が決まることもあります。
【一次面接】人事担当者や現場社員との少人数の面接
●担当する面接官
人事担当者や現場社員
●面接の人数
応募者1人に対し、面接官が1~2人
●中心となる質問
自己PRや転職理由、キャリアプラン、志望動機など
●面接官が見ているポイント
応募者の人柄や応募職種とのマッチング
【二次面接】現場や人事のマネジャーとの面接
●担当する面接官
直属の上司となる現場マネジャー・チームリーダー(課長職や部長職)
人事のマネジャー職
●面接の人数
応募者1人に対し、面接官が1~3人
●中心となる質問
自己PRや志望動機、応募者が持つスキルや経験、現職・前職での成果など
●面接官が見ているポイント
応募者が持つスキルや経験は募集ポジションにとって十分か
実務の認識が合っているか
【最終面接】社長や役員との、少人数or大人数の面接
●担当する面接官
組織の役員や社長
●面接の人数
応募者1人に対し、面接官が1~5人
●中心となる質問
キャリアプランや、応募業界の行く末、更に、どのような面で組織に貢献できるか、同業他社との違いなど
●面接官が見ているポイント
人柄だけでなく考え方が組織に合っていて入社意欲が高いか。長期にわたり組織の発展に貢献できる人材か
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転職面接の質問一覧と回答例
フェーズごとによくある質問とお手本回答例、また質問の意図や回答のポイントやありがちな失敗を67個紹介します。
紹介する質問の一覧と、回答を記入できるワークシートのダウンロードもできます。活用して、面接対策を進めましょう。
また、フェーズや対象を絞り込むことで、自分だけの面接対策シートができます。ぜひ活用してください。
絞り込み
絞り込みをリセット【第1フェーズの質問】あいさつ・自己紹介・職務経歴など
自己紹介をお願いします
回答のポイント
自己紹介は氏名を名乗り、職務経歴を1分程度で話す!
面接官は、応募者の第一印象、コミュニケーション能力、職務経験の概略、その経験が自社で生かせるものなのかを、 自己紹介から見極めています。そのため、初対面であるあなたの人物像、職務経験を知るうえで自己紹介は大切だと考えています。
また、面接官は、自己紹介時の表情や語調から、自社の社員とうまく業務を行えるかという点もチェックしています。最初に氏名を名乗り、応募企業で生かせるあなた自身の職務経験を簡潔に語ることがポイントです。回答は要点を押さえて、時間の指定がなければ1分から2分を目安にまとめましょう。
お手本回答例
毎日太郎と申します。大学卒業後○○食品株式会社で、スーパーマーケットや量販店向けに冷凍食品の営業に2年間携わりました。
店舗向けのキャンペーン企画を行うなかで、売れる仕組みを推進するマーケティングの仕事に就きたいと考えて、前職の○○株式会社に転職いたしました。
ここでは、3年間、飲料メーカーのマーケティング職としてキャンペーンの企画やランディングページのディレクションに携わってまいりました。
「◯◯キャンペーン」ではSNSを活用した告知やSEO対策を強化することで、前年比120%の応募数を獲得し、社内表彰を受賞しました。
今後は、自社のマーケティングだけでなく、幅広い業種のマーケティングに挑戦していきたいと思い、キャンペーン企画を強みに多様な企業をクライアントとして持つ御社に応募させていただきました。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
失敗しがちなポイント
仕事以外の趣味や関心事など、すべてを知って! とばかりの長々スピーチはいけません。
面接官がここで知りたいのは、あくまで「仕事」に関する自己紹介です。この場面であれもこれも伝えようと長々と説明する必要はありません。
詳細な経歴などは、面接中の会話のなかで盛り込んでいきましょう。
今までの職務経歴を教えてください
回答のポイント
応募企業が求めている経験・スキルと、合致する部分を積極的にアピールする!
面接官は、応募者がこれまでどんな業務に携わってきて、どのように自社でスキルを生かせるのかを見極めています。
多岐にわたる業務に携わりたくさんのスキルを身に付けてきた場合は、それらを簡潔に述べ、そのなかでも自分の強みとなるような経験を具体的な数字などを交えて強調して伝えましょう。
その際、応募企業で生かせるスキルでなければアピールとしては弱いので、自分のスキルと企業で求められる人材としての共通部分を事前に見つけておくことが大切です。
お手本回答例
新卒で飲料メーカーの○○株式会社に入社し、2年間営業職として飲食店50店舗を担当しました。飲食店の要望に対して迅速に対応することで、100人いる新卒のなかでトップ新人賞を受賞しました。
その後、IT系企業 株式会社△△へ転職をして、評価システムや勤怠管理システムを企業向けにカスタマイズした商品の提案営業に4年間携わっています。
私の強みは「聴く力」と「気づく力」だと思っております。現職では取引先の人事担当者とヒアリングを重ねながら、要望や重視している点を聴き、企業のニーズに合致した商品を販売することで、昨年度は売上目標125%を達成しました。貴社においても「聴く力」と「気づく力」を生かして貢献していきます。
失敗しがちなポイント
今まで携わった業務を時系列ですべて話す必要はありません。短い時間で経歴をすべて伝えるのは難しいですし、「~を行った」という事実だけでは、面接官の記憶に残らずアピールになりにくいでしょう。
なぜ、経験のある○○職を続けようと思わなかったのですか?
回答のポイント
キャリアチェンジの明確な理由と、前職の経験との関連性を伝える!
この質問では、キャリアチェンジの理由から、 あなたの仕事への意欲と今後のキャリアビジョンを見極める意図があります。
面接官は「前職の仕事が嫌で辞めたのでは?」「新たな仕事について本当に理解しているのか?」と疑問を持ちます。キャリアチェンジをしようと考えた明確な理由と共に、異なる職種であっても前職の経験が生かせることをアピールしましょう。
新しい仕事で必要とするスキルや知識に関して自己啓発に取り組んでいるといった回答を加えることで、本気でキャリアチェンジを考えていることがアピールでき、面接官は好感を持ちます。
お手本回答例
前職の塾講師の仕事を選んだ理由は、学習指導を通じて生徒の成長を見守りたいと思ったからです。大学生の時から塾講師のアルバイトをしており、生徒の変化を引き出すような仕掛けを考えるのが好きでした。15人ほどの講師がいましたが、月間人気講師ランキング1位を初年度に3回受賞しました。
ただ、正社員として塾講師になってみると、親御さんとの面談、新規営業活動、アルバイト講師のシフト作成など、授業以外の業務が半分以上を占めていました。
今後は「教える」スキルをより高めたいと思い、講師として専念できる、企業を対象にした研修会社に転職したいと考えております。
対象は学生から社会人に変わり、指導内容も一から勉強することにはなりますが、幅広い内容を吸収・理解しつつ、分かりやすく伝える能力を生かし、御社で活躍できるよう努めます。
失敗しがちなポイント
「これまでの職種では将来性がなく、また収入的にも報われないことが多いので……」と、これまでの職種の不満点を述べるのはいけません。
前職の仕事の不平不満を述べるのではなく、「前職の経験があるからこそ新しい職種へチャレンジしたいと考えた」という前向きな回答が求められます。
ブランクがありますが、その理由を教えてください。
回答のポイント
自己啓発や資格取得のための勉強をしていたなど、働く意欲があることを伝える!
面接官は、 職務経歴書にブランク期間がある場合、「自社の業務に関連性のない資格取得などの勉強をしていた」「転職活動を行っていたが採用されなかった」、あるいは「記載されていない企業に勤務していた」等、業務に支障を与える理由でないかを確認するためにこの質問をします。
「何もしていませんでした」という回答では、転職意欲が疑われますので、できれば応募職種と関連性のある自己啓発や資格取得のための勉強をしていたと回答しましょう。
「病気やけがで仕事ができなかった」といった理由の場合は、「現在は就業に支障がない」ことも忘れずに伝えます。
お手本回答例
[例1]しばらく病気療養をしておりました。今は完治しておりますし、その間に少しでも仕事に関する知識を身に付けたいと思い、◯◯の資格を取得いたしました。
[例2]以前から◯◯の国家試験に挑戦しておりましたが、昼間の業務をしながらの取得は難しく、半年間試験勉強に集中いたしました。無事合格し資格を取得いたしましたので、御社の事業に貢献させていただければと思います。
失敗しがちなポイント
「今は問題ありませんが、病気になりしばらく療養しておりました」など、事実を正直に述べるだけでは面接官の不安を払拭することはできません。
今後どのように仕事に取り組んでいくつもりなのかも併せて伝えましょう。
なぜ、アルバイト(派遣)雇用だったのですか?
回答のポイント
事実を正直に述べたうえで、今後の仕事への姿勢を強調する!
この質問は、正社員として帰属意識を持って業務をまっとうできる人材かどうかを見極める意図があります。
有期雇用や決められた時間で勤務してきた応募者が、時間の枠にとらわれず仕事を前向きに取り組める人材かどうかを確認したいのです。「正社員として勤務できない事情があるのでは?」と疑問を持つ面接官もいます。
お手本回答例
自分の目指す方向が明確に定まっていなかったため、多くの職場で職務スキルを高めたいという思いで派遣雇用を選択しておりました。
さまざまな経験のなかでキャンペーンスタッフの面白みを発見し、今後はこの業界で腰を据えて働きたいと強く思い、正社員で応募させていただきました。
派遣雇用と正社員では、任される業務の責任の大きさや、仕事の進め方など異なる部分も多いと思いますが、今までの経験を生かして御社に貢献していきたいと思っております。
失敗しがちなポイント
「やりたいことがあり、時間を拘束されたくなかった」などの理由で、アルバイトや派遣に従事していた場合、これまでの事情と現状を説明しなければ、仕事への意欲が感じられず、アピールになりません。
面接官が過去を気にせず将来への期待を抱くためにも、職務能力や仕事への熱意を積極的にアピールすることが大切です。
転職回数が多いようですが、それはなぜですか?
回答のポイント
事実を認めつつ、将来の展望を冷静に述べる!
面接官は転職回数が多い応募者に対して、自社でも定着せず辞めてしまうのではと考えこの質問をします。
退職理由や職務内容に一貫性がない、いずれも短期間で辞めている、人間関係がうまくいかない等の場合、採用を躊躇(ちゅうちょ)することがあります。厳しい口調でこの質問をされた時、あなたが険しい表情になるようでは、回答内容が納得できるものでも対人スキルが必要な営業職などでは戦力にするのは難しいと判断します。
「たしかに転職回数が多いと思いますが、私は、~という考えで転職をしてきました。今後は~」と面接官の主張を認めながら、表情を変えずに、冷静に自分の考え方を述べましょう。
お手本回答例
営業職として、多くの商材やサービスを扱い、法人、個人向けの営業を経験したいと考え転職をしてきました。
たしかに転職回数が多いと思われるかもしれませんが、多くの企業を経験したことは、私の営業職としての糧になっています。どの企業でも商品やサービスを熟知し、「今できるベストを尽くし会社に貢献する」という気持ちで営業を行い、成果を築いてきました。
今後は、これまでの営業経験を生かして実績を構築していき、可能であれば成果を出せるメンバーを育成することができるマネジャーとなり、腰を据えて会社に貢献したいと考えています。
失敗しがちなポイント
「どの企業にも高い志を持って入社しましたが、運がなく長期で働くことができませんでした」と、企業側の問題で転職を繰り返したという伝え方はいけません。
面接官は、自分に非はなく周りや環境を理由にしようとする応募者にマイナスな印象を持ちますので注意しましょう。
【第2フェーズの質問】転職理由・志望動機など
前職の退職理由は何ですか?
回答のポイント
ネガティブな印象にならないよう、将来を考えたうえでの転職ということを伝える!
面接官は、退職理由から自社における組織適応力、ストレス耐性、キャリアプランをチェックしています。
例えば「人間関係がうまくいかず辞めた」という回答から、自社でも同様の問題が起きる可能性を懸念します。ネガティブな理由で辞めた場合でも、そのことをきっかけに現在はポジティブに将来を考え転職活動を行っているといった回答をしましょう。
面接官は、「~が嫌だから辞めた」という退職理由ではなく、「~を実現したいから辞めた」という退職理由を評価します。業績不振や倒産等の不本意な退職であっても、今の応募企業と巡り合えたといったポジティブな回答を考えましょう。
お手本回答例
前職では、訪問や面談の約束をするテレホンアポイント営業を行っており、お客さまから商品の問い合わせなどに対応する機会が多くありました。そのようなサポート業務を通して、電話でお客さまの問題を解決してくことに喜びとやりがいを得ることができました。
よりお客さまの身近な存在として問題を解決していきたい。そして学生のころから興味のあったIT業界で、より専門性を高めた業務にチャレンジしていきたいという思いが強くなったことが、転職を考えるきっかけとなりました。
今後は、ITという専門的な知識を身に付けながら、お客さまのサポートを行い、マネジメントも早くから担当するというコールセンターの業務で今までの経験を生かしていきたいと考えております。
失敗しがちなポイント
人間関係の不満などネガティブな理由で退職した場合に、正直に前職の愚痴などを話すのはいけません。
実際に転職を考え始めた理由がネガティブだったとしても、それはきっかけに過ぎないと考え、「~という目的を果たすために転職活動を行っている」というようにポジティブな理由を伝えましょう。
当社を志望した理由は何ですか?
回答のポイント
貢献できるスキルと、なぜその企業がいいのかを伝えるために企業分析が必須!
面接官は、この質問からあなたの職務上の強み、キャリアプラン、自社の理解度、そして自社への思いをチェックしています。前職の職務経験を生かして、「その企業だからこそ貢献したい」という志望動機を考えましょう。
応募企業の特徴を把握していなければ、明確な志望理由を話すことはできません。
「私の前職における~といった経験を生かして、~である御社で、~として貢献していきたいと考え志望しました」といった流れの回答を心掛けてください。
お手本回答例
前職での経験を生かし、国内外にグループ会社を展開していらっしゃる御社でグループ会計業務に携わりながら、今後視野に入れていらっしゃる株式公開に伴う決算業務にも将来的に貢献できればと思い志望させていただきました。
私はメーカーで約3年、経理の経験を積ませていただき、さまざまな法人さまとの取引を担当してまいりました。お取引相手さまによって支払方法や納品日が異なるため数字の管理が大変でしたが、それによって「前倒しで動く癖」をつけることができたと考えております。
一例でございますが、入金遅延される企業が毎月7%ほどいらっしゃったため、改善策を講じました。入金遅延が2カ月連続で発生している企業さまに対しては入金予定日の数日前に担当営業にリマインドし、先方経理担当者さまにはメールにてご連絡するなど、他部署やお取引相手さまと連携した動きにより、入金遅延を半年間で7%から2%に減らすことができました。
現在は、更なるスキルアップのため日商簿記1級取得の勉強もしております。御社で、経理・財務のスペシャリストとして成長していきたいです。
失敗しがちなポイント
例えば経理職希望の場合「十分な経理の経験があるので応募しました」と、該当職種の経験がある点のみをアピールするのはいけません。
自分目線ではなく、「御社の○○において、私の経理の経験が生かせると思います」と、企業目線で戦力になる点を伝えましょう。
当社の知名度は決して高くないと思いますが、なぜ当社を志望したのですか?
回答のポイント
知名度などとは別の次元で「御社だからこそ応募した」理由がある点を伝える!
志望動機についての質問ですが、面接官は他社ではなくどうして自社なのかという具体的な理由を確認したいためにこの質問をします。
面接官は「知名度がないから入社しやすいと応募者が考えていないか」あるいは「第一志望ではないため、内定を出しても入社しないのでは」と不安を感じ、あなたの自社への入社意欲を確信したいと考えています。
事前に応募企業の社風、商品力、独自性、将来性等について十分な企業研究を行い、 「御社の○○というサービスに関して、非常に完成度の高い商品だと思っております」など、応募企業だからこそ入社したいという具体的な理由を回答しましょう。
お手本回答例
御社につきましては、取引先企業さまやパートナー企業さまからよくお聞きしておりました。
「表立って前に出ることは少ないけれども、非常に技術力の高い会社である」と伺っておりましたので、あらためて私自身でも調べてみたところ、競合他社に比べ技術向上に力を入れておられ、安定したサービスを提供できる土壌をつくられていることが分かりました。
新規事業としてビッグデータ関連のビジネスも手掛けられており、安定した現サービスに加え、伸びしろの大きい新規事業を積極的に生み出すという企業姿勢に、強く将来性を感じたため志望させていただきました。
失敗しがちなポイント
その企業が第一志望でない場合でも、「興味を持ったいくつかの企業の内の1つとして、応募させていただきました」と回答するのは、マイナス評価になるだけでなく、企業に対してマナー違反になりますので避けましょう。
同業他社ではなくどうして当社なのですか?
回答のポイント
他社を否定するのではなく応募企業の良さを伝えよう!
最終面接では自社への愛着が強い役員クラスが面接官であることも多く、「同業他社と比較をしてなぜ自社なのか」という質問から、業界研究がなされているか、自社への入社意欲が高いかをチェックします。
業界知識や他社の状況を把握しておく必要がありますが、安易に他社の現状を批判する回答は、自社についても同様の批判をする人材だと受け取られる可能性があります。
同業他社の批判ではなく他社より優れている点を整理したうえで、応募企業の特徴や良さを回答するようにしましょう。
お手本回答例
多角経営や多店舗化を積極的に行う同業種の企業が多いなかで、御社は自社のブランドを守り、多店舗化ではなく堅実な経営を行っていることで、お客さまから高い信頼を得ている点に大変魅力を感じます。
また御社の「新たな100年に向かってやるべきこと」という行動指針のなかで、社員が一丸となり、より品質を高めてお客さまの期待以上の満足を提供していく姿勢に共感しており、私も御社の社員として次の100年に向かって貢献できればと考え志望させていただきました。
失敗しがちなポイント
「他社のことはよく分かりません」という回答では、業界研究が足りない、ひいては入社意欲に欠けると判断されます。
また「○○株式会社は、△△△が劣っています」と他社を否定する回答も好感を持たれません。「業績がいいからです」と回答すれば、「業績が悪くなれば辞めるのですか?」と問われる可能性があります。
他社の状況を踏まえつつ、応募企業の強みや良さを説明する回答をしてください。
志望企業を選ぶ基準は何ですか?
回答のポイント
企業を選ぶ基準から、応募者が仕事で何を重要視しているかを見られている!
面接官はこの質問から、応募企業に一貫性があるか、応募者が仕事をするうえで何を重要としているのかをチェックしています。
同時に、応募者が変化を好まない安定志向なのか、新しいことに挑戦していきたいと考えているのかなどを把握し、自社の社風や企業方針に合う人材であるかも見極めています。
志望企業に一貫性がない場合、思いつきで仕事を選んでいるような印象を与えかねません。特に、さまざまな職種や業種に応募している場合は、「職種は異なるが、~という軸で企業を選んでいる」という自分の考えを伝える必要があるでしょう。
お手本回答例
私は、前職の営業の経験を生かしつつ、新しいことに挑戦でき実績が適切に評価されるという軸で、応募企業を選ばせていただいております。
前職は、安定感はあったものの固定業務が多く、新たな仕事を行おうとすると「そこまでしなくてもいい」と上司からたしなめられるという状況だったため、もっと成長したいと強く感じておりました。
チャレンジできる環境で数字として出した結果が評価に結び付くような実力主義の企業が、私の企業を選ぶ基準です。
失敗しがちなポイント
「給料が良いから」「福利厚生が充実しているから」という理由は避けましょう。
実際に企業を選ぶ際に年収など待遇面を考慮していたとしても、それを伝えてしまうと、仕事への意欲や積極性を疑われてしまいます。
新卒時の就職活動では、希望通りの会社に入社しましたか?
回答のポイント
どのような軸で仕事を選んでいるのか、一貫性を持たせる!
第二新卒応募者に対して多い質問ですが、自社でも短期間で転職をするといった同様の問題が起きないか懸念を抱き、仕事の捉え方を確認するためにこの質問をします。
新卒時に希望通りの会社に入社できた場合は、「社会人経験を経て本当にやりたいことが見つかり、それを御社で実現したい」というような説明をしましょう。
希望通りの会社でなかった場合は、応募企業がもともと希望企業であり、リベンジしたいという回答が求められます。リベンジの場合、面接官は、一定の社会人経験を経て自社にマッチする人材になったかを見極めています。
企業への思いと共に、仕事へのポテンシャル、浅い職務経験であっても強みと適性を発見できたという事実を伝えましょう。
お手本回答例
新卒時は希望通りの企業に入社することができました。
私は地元飲食店でアルバイトをした経験から「食に携わり人を喜ばせたい」という思いを持つようになり、大手居酒屋チェーンで店長候補として働いてきました。
そちらでは入社後半年でアルバイトのシフト管理を任され、1年で仕入れ発注を任されるなど、経験が浅い社員でも責任の大きな仕事ができるやりがいの大きい環境でしたが、海外に店舗展開している企業だったこともあり、外国人にも日本食の魅力を知ってもらいたいという気持ちが強くなりました。
失敗しがちなポイント
新卒で入社した企業が希望通りでなかったとしても、「希望通りの会社に入れず、仕事をしていてもモチベーションを上げることができませんでした」と、前職に関心がなかった点をネガティブに話すことはいけません。仕事では、自分がやりたいことばかりできるわけではありません。自分に向いていないと思うようなことでも、そこから何かを学び取り次に生かすことができるという点をアピールしましょう。
【第3フェーズの質問】身に付けたスキル・自身の強みなど
自己PRをお願いいたします
回答のポイント
企業の視点で生かせる強みと経験をアピールする!
自己PRの回答から、面接官は自社が求めている人材として、どのような能力を発揮できるか見極めています。求人募集の対象となる人物像などから、企業が求めているスキルや経験を読み取り、発揮できる能力と経験をアピールします。
未経験の職種では、これまでの経験で汎用できるスキルや自己研鑽していることを伝えて、短期間で戦力になれることをアピールします。
回答は、まず結論を述べたうえで、結論を裏付ける経験など具体的なエピソードを伝えましょう。
お手本回答例
私の強みは、粘り強い行動力です。
前職ではハウスメーカーの営業職として、住宅展示場にお越しになられたお客さまへ住宅の特徴などの説明を行ってきました。
その場では心を開いていただけないお客さまでも、何度かお会いして信頼関係を築くことで、お客さまの住宅に対する期待、ライフスタイル、購入希望金額などを伺い、成約に結びつけてきました。
成約まで1年以上かかることもありましたが、粘り強く諦めずに行動することで、過去3年間売上目標を達成しました。
御社におきましても、粘り強い行動力で、お客さまのニーズを汲み取った最善の商品を提案して、売上に貢献できると考えています。
失敗しがちなポイント
長所と自己PRは違います。長所は人柄や特性ですが、自己PRは、企業の視点で生かせる強みを伝えます。例えば自己PRを問われて、最後まで諦めないと伝えるだけではなく、最後まで諦めずどのように企業に貢献できるかまで伝える必要があります。
あなたの経験やスキルは、どのように生かせますか?
回答のポイント
求められている人材として生かせる経験とスキルをアピールする!
面接官はこの質問から、自己分析を行い、強みを認識しているか、自社が求めている経験やスキルと合致しているかを見極めています。転職面接で質問されることが多く、採否を決める重要なポイントになります。
回答は、求人情報などから、求めている経験やスキルを確認して、合致するものを強みとしてアピールします。経験やスキルだけでなく、成果や実績と達成するためのプロセスを回答するようにしましょう。
お手本回答例
前職で人事として培った採用戦略や評価制度の構築経験を、御社で生かすことができます。
前職では、求職者の視点に立った求人広告、SNSを活用した企業PR、カジュアル面談、オンライン面接などを積極的に進めることで、幅広く応募者を募ることができ、優秀な人材を採用することができました。
また10年間変わらなかった人事評価制度を、オンラインによる実務に即した評価項目に変更することで、適材適所の配属ができるようになりました。
御社においても、人事として採用戦略の構築や評価制度導入などで、貢献していくことができます。
失敗しがちなポイント
企業が求めている経験やスキルと相違があれば、採用にはつながりません。
例えば売上管理や決算業務などを行う経理事務担当者の募集で、資金調達や予算管理経験をアピールしても、求める人材とマッチしないと判断される可能性があります。
現職(前職)での成果について詳しく教えてください
回答のポイント
成果を達成するためのプロセスも伝える!
現職(前職)の成果の回答では、成果だけでなく達成するためのプロセスが応募企業で生かせると伝えることがポイントです。面接前に応募企業で生かせる成果とプロセスを整理しておくと良いでしょう。
詳しく回答するような指示であれば、成果を伝えるだけでなく、成果を達成するために困難をどう乗り越えたか、学んだ知識やスキルは何か、今後にどう生かしていけるのかなど具体的に伝えます。
面接官は、その回答から自社で生かせるプロセスと成果か、成果目標が適切かを見極めています。
お手本回答例
前職では電子機器部品の品質管理に携わりましたが、潜在的な不具合を初期段階で認識することで、製造コストを前年対比約15%削減することができました。
具体的には製造部門だけでなく、関連部署とのコミュニケーションを積極的に行い、作業手順の標準化と作業従事者のトレーニングを随時行うようにしました。更に製品の品質に関するデータ収集、製造プロセスの監視を強化しました。
電子機器部品の設計、開発、検査に関する知識と経験を生かして、御社においても品質管理部門で貢献していきたいと考えております。
失敗しがちなポイント
成果について問われて、成果のみを伝えると面接官は興味を示しません。成果を達成するために行ったことを見極めています。
また誰でも達成可能な成果ですと、職務能力や仕事の捉え方を疑われることがあります。
仕事での誇れる実績や成功体験はありますか?
回答のポイント
謙虚でありながら、前向きな姿勢で仕事をしている点をアピールする!
仕事に真剣に取り組んできた応募者であれば、職務経験が浅くても、誇れる実績や成功体験があるという意図でこの質問をします。
「職務経験が浅いため誇れるものがない」と回答する応募者がいますが、仕事に携わっていれば、少なからず評価されたことや褒められたことはあるはずです。「特にない」という主旨の回答は、誇れる仕事がしたい、成功したいという意識が薄く、仕事をなんとなく行ってきた人だと面接官は考えます。
また、実績や成功体験を自慢話のように語る応募者は人間性をも疑われかねないので、謙虚な姿勢で実績や成功体験を語り、そこから得た経験を応募企業で生かしていきたいという回答をしてください。
お手本回答例
職務経験が浅いため、大きな賞をいただいた経験はまだないのですが、周囲への気配りが評価されて部内表彰を受けたことがございます。
これはホスピタリティ賞といい、40人ほどいる部の中で「1番ホスピタリティが高いメンバー」に投票するというものでした。私は事務職として、共有スペースの整理や備品管理のほか、よく使う資料や文房具などを取りやすい位置に配置変更するなどを行いました。結果、それが認められて投票が集まりました。
そういった周りへの気配りを実際の業務でも生かし、成果を出していきたいと思っております。
失敗しがちなポイント
「社会人経験が浅いので、誇れる実績は特にないです……」と、控えめな回答をしても、謙虚な人だという評価にはなりません。
成功体験という大きな成果である必要はないので、日々の業務で気を付けていることや褒められたことなどを伝えましょう。
仕事で大きな失敗をしたことはありますか?
回答のポイント
失敗をどのようにカバーし、その経験を今後にどう生かすのかを伝える!
成功体験などのアピール材料だけでは応募者の本質が読み取れないという意図でこの質問をします。
失敗事例そのものより、その失敗をどのようにカバーしたかという点に注目していますので、失敗事例を簡潔に話したうえで、その失敗をどのようにカバーしたかの部分に重点を置き、その経験が今後にも生かせる点をアピールしましょう。
失敗をカバーした経験は、今後自社で働くうえでも大いに役立つと期待しています。事前に今までの職務経験を整理し、成功事例だけでなく失敗事例の対応についても整理しておくことが必要です。
お手本回答例
イベント企画において、スケジュールをあらかじめ立てていましたが、実際動き出すと、予定していた業者に発注ができないという事態が起こってしまいました。
そのため、プロジェクト開始前にあらかじめピックアップしていた同業者5社にあらためてヒアリングし、上司やチームメンバーと発注先を決め直しました。その際、それぞれの料金やサービス・特徴などを表にまとめ、自分なりの考察を入れたことで社内の議論が早く進み、スケジュールの大幅な遅れを回避することができました。
そのことから、十分な調査をしてスケジュールを立てることと、不測の事態が起こった時も余裕を持って対処できるような時間のゆとりを持つことが大切だと実感しました。
失敗しがちなポイント
失敗事例はマイナス要素になると思い、「失敗はしたことがありません」と回答するのはいけません。
面接官は、「失敗をしたことがない」と回答する応募者に対して、優秀な人材とは捉えず、むしろ問題意識がなく自分本位だと考えます。
これまでで、最も厳しかった仕事は何ですか?
回答のポイント
厳しかったことと、それをどう乗り切り、何を得たのかを伝える!
あなたのストレス耐性と仕事の取り組み方を見極める意図でこの質問をします。厳しい仕事から得たことを具体的に語る応募者は、自社でも困難を乗り切れる人材だと判断します。
「○○という仕事はたしかに大変でしたが、その仕事を通じて顧客視点に立った物を作ることの大切さを学びました」など、厳しいことも乗り切れる人材である点をアピールしましょう。
また、面接官は経験が浅い応募者に対して、ストレス耐性や組織適応力があるかを心配します。この回答で厳しいことも乗り切れる人材であることを積極的にアピールしましょう。
お手本回答例
今までで一番厳しかった仕事は、新人研修の調整役を任されたことです。新人研修の講師は年上の方が多く、またそれぞれの思いやスタンスへのこだわりが強いため、あまり人の指図を受けたくないという方が多かったのです。
しかし、新人研修のレベルや内容が講師によってばらつきが出てしまっている現状を改善すべきだと思い、調整に取り組みました。具体的には、研修の現状を論理的にデータで説明し、今後の方向性について研修講師と協議したいという旨を伝えました。結果的には講師も理解してくれ、それまでより完成度の高い研修になり受講者からの評価も上がりました。
これによって、人によって視点が違うことを理解したうえで全体共通のゴールを設定し、プロセスに関しては関係者の同意をこまめにとっていく必要があるということを学びました。
失敗しがちなポイント
「厳しいと感じる仕事をしたことは、これまでにありません」という回答は、ストレス耐性があるというアピールにはなりません。
厳しいと感じたことがなくても、厳しいと思われた仕事を事例として挙げて、前向きに取り組んできた姿勢を示しましょう。
現職(前職)で困難だった経験があれば教えてください
回答のポイント
困難な経験から得たことも伝える!
面接官は、この質問から困難なことを認識して状況分析を行い、どのように対応したかを見極めています。
困難な経験について、いつどのような状況で起きた困難なのかを分かりやすく説明したうえで、取り組んだ内容だけでなく、結果と経験から得たことや学んだことを伝えましょう。
困難な経験を解決できていなくても、その経験から得たことや今後の教訓を回答することもできます。問題意識を持ち困難を避けずに状況を分析して、困難に対応できる人材であることをアピールします。
お手本回答例
顧客との人間関係構築で困難な経験をしました。
前職では、営業職として売上目標を達成してきましたが、退職した社員から引き継いだ顧客とうまくコミュニケーションが取れませんでした。苦手意識もあり連絡を怠ったことから、引き継いだ企業の売上が減少してしまいました。
苦手な顧客に対して違うアプローチを行い、関係が修復できた経験を先輩社員から聞き、それまでの「説明主体のコミュニケーション」から「聞くこと」を重視するようにしました。
その結果顧客との関係が少しずつ改善し、顧客の要望に合わせた新たな提案を行い、売上を回復することができました。この経験から、顧客に合わせたコミュニケーションの重要性を認識しました。
失敗しがちなポイント
困難な経験がないという回答は、問題意識を持って仕事に取り組んでいないと受け取られます。また単純な仕事のミスでは職務能力が低いと捉えられますし、業務に大きな損失を与えたような困難を伝えると、自社でも同様の問題が起きるのではと懸念します。
困難な課題に直面した時、どのようにアプローチしますか?
回答のポイント
応募企業で生かせるアプローチ方法と結果を伝える!
面接官は、この質問から応募者の強みや問題改善能力のほか、自社の社風や業務にマッチするかを見極めています。
回答のポイントは、これまでの職務経歴の棚卸を行い、仕事内容や成果、成果を達成するためのプロセスを書き出すことで、強みを認識します。次に強みと関連させた成果を達成するためのプロセスから、困難に直面した時の対応を整理します。
回答は、応募企業でも生かせる困難なこととアプローチ方法、更に課題解決の結果について、具体的に回答するようにしましょう。
お手本回答例
前職では建材メーカーの営業事務として受発注業務を行っていましたが、商品の発注ミスで欠品をしてしまい、輸入建材のため顧客への納品時期が2週間遅れてしまう状況になりました。
すぐに全国の支社の状況を確認しましたが在庫がなかったため、これまで交流がなかった企業を含めて同業他社10社に確認を行い、10社目の企業で在庫があることが分かり無事納品することができました。
この件から確認の徹底と問題解決に柔軟に対応する重要性を認識しました。その後発注ミスはなくなり、同業他社と協力関係も築くことができました。
失敗しがちなポイント
困難なことが、それほど困難な内容ではないと面接官が認識すれば、マイナス評価になります。また困難なことに対して、運よく解決したなど問題解決能力をアピールできなければ、評価につながりませんから注意しましょう。
専門外の分野や苦手な分野に、どのようにアプローチしますか?
回答のポイント
対応経験のエピソードも伝える!
面接官は、この質問から苦手な分野を客観的に分析して対応していくことができるか、苦手な分野を避けないか、更に自社の社風や業務内容とマッチしているかを見極めています。
回答のポイントは、人事異動なども想定したうえで、与えられた業務に興味を持ち、知識やスキルがなければ自己研鑽しながら前向きにチャレンジしていく姿勢を示します。これまでの苦手な分野に対応したエピソードを添えることで、説得力がある回答になります。
お手本回答例
専門ではない分野でも、仕事に興味を持つことからスタートして、自己研鑽しながらスペシャリストを目指します。
前職では、社員研修などを担当する人材育成部門で入社しましたが、人事部と統合されることになり、経験がなかった社会保険や労働保険業務にも携わることになりました。このことを良い方向に捉えて、自己研鑽で関連知識を習得し、労働環境の改善にも取り組みました。
得意分野ではなくても、極めていくことでやりがいにつながる仕事になると考えています。
失敗しがちなポイント
苦手な分野に対応したことがないといった回答では評価されません。また対応したエピソードがなく「頑張ります」「チャレンジします」「前向きに取り組みます」といった意気込みだけの回答もNGです。
挫折をした経験と、そこから立ち直ったエピソードを教えてください
回答のポイント
挫折を経験し立ち直ったことで得たことも伝える!
面接官は、この質問からストレス耐性と仕事で挫折した時に乗り越えることができるか、更に挫折から得たことを見極めています。
回答のポイントは、挫折した時の困難な状況と、具体的にどのように努力して立ち直ったかを伝えて、挫折しても諦めずチャレンジしていく人材というアピールをすることです。
挫折経験の何が問題であったか状況分析をして、立ち直った経験をその後の仕事で生かしていけるという回答をすれば、仕事で挫折しても対応できる人材だと判断します。
お手本回答例
コールセンターのインバウンド業務で、お客さまの対応がうまくできず挫折した経験があります。
商品の取り扱い方法に関する問い合わせを担当していましたが、お客さまの質問内容が把握できないことや、把握できても答えられないことがあり、お客さまから叱責されることで気持ちが折れてしまいました。
その時先輩社員から、商品知識が圧倒的に不足している点と慌ててしまい早口になることを指摘されました。あらためて商品知識を深めることと、対応方法のシミュレーションを徹底して行った結果、お客さまから感謝の言葉をいただくようになり、挫折から立ち直ることができました。
プロ意識に欠けていたことを反省し、知識やスキルを深めていく重要性を認識しました。
失敗しがちなポイント
挫折した経験がないという回答では、仕事で挫折を経験しても乗り越えられないかもしれないと受け取られる可能性があります。
また仕事以外の挫折では、仕事との関連性が見いだせないため、あらためて仕事における挫折について問われるかもしれません。
どんな時に仕事のやりがいを感じますか?
回答のポイント
応募職種の仕事を想定し、経験を含めて具体的な回答をしよう!
仕事のやりがいや価値観から、応募者の仕事の取り組み方や姿勢を見極めています。
やりがいの回答だけでなく具体的な経験も合わせて説明することで、インパクトのある回答になります。仕事のやりがいを明確に語れる応募者は、仕事観にぶれがなく自己分析ができている人材だと判断されます。
正解がないだけに、あいまいな回答では、仕事のモチベーションが低く成果を築けない人材だと判断される可能性があります。
お手本回答例
お客さまから「ありがとう。また来るよ」と言われた時、接客業務をやっていて本当に良かったと感じます。
前職のホテルにおけるフロント業務では、海外から来日されたお客さまから、翌日帰国する前にどうしても日本の扇子が欲しいと言われて、夜遅い時間でしたが開いているお店を探してご紹介し、購入いただくことができ大変喜ばれた経験があります。
お客さまの期待以上のサービスを提供することで、お客さまの喜ぶ顔を見られることに大変やりがいを感じます。
失敗しがちなポイント
「仕事にやりがいなど感じません」「仕事はやって当たり前です」というように質問を否定する回答では、好感を持たれません。
また、具体的な経験を述べずに「仕事がうまくいった時です」などの抽象的な回答は避け、まず結論を述べたうえで、結論を裏付けるこれまでの経験を合わせて語るようにしてください。
長所について教えてください
回答のポイント
応募企業で求められている人物像をイメージして回答する
粘り強い営業力を求められているのであれば、「私の長所は、粘り強く最後まで諦めないことです。前職では、30回お客さまを訪問し、最終的に大口の契約を取ることができました」と回答し、長所だけでなく具体的な経験事例を添えて回答してください。
面接官は具体的な経験事例から、あなたの活躍する姿をイメージしますので、最後まで諦めないという長所であれば「期末ギリギリまで営業活動を行い目標達成した」、交渉力に優れているのであれば「他部署の協力を得て成果を上げた」など、インパクトのある事例を含めて回答してください。
お手本回答例
どのような人とも良好な人間関係を築けることが私の長所です。仕事における人間関係の円滑化には、協調性と素直に耳を傾けることが大切だと考えています。
前職では少し気難しい技術者でも、苦手意識を持たず積極的に話を聞くようにして協調することで、良好な人間関係を構築し成果を上げることができました。
失敗しがちなポイント
「長所は粘り強さです」のみなど、経験事例がないとどうしても抽象的な表現になり、面接担当者の印象に残りません。
短所について教えてください
回答のポイント
面接官の印象に強く残らない当たり障りのない回答をしましょう。
面接担当者は、短所が仕事にどのように影響するかを気にします。
長所と短所は表裏一体と捉えて、短所が長所とも言えるような回答を意識してください。更に短所を回答するだけでなく、短所に対して改善意識を持って行動していることも合わせて回答すべきです。
短所の回答から具体的なエピソードを求められることがありますので、事前に用意しておきましょう。
お手本回答例
短所は、熱中してしまうと時間を忘れてしまうことがあることです。
読書が好きで夢中になって読んでしまい、気づくと深夜になってしまうことがありましたが、社会人としての自覚を持ち、意識的に時間管理やタスク管理を行い、行動するようにしています。
失敗しがちなポイント
「私の短所は短気なところです」と回答すれば、面接官は、既存の社員や顧客と問題を起こすのではと懸念を抱くかもしれません。
ご自身の長所(強み)・短所(弱み)を教えてください
回答のポイント
長所、短所とも具体的な事例を織り交ぜながら説明する!
面接官は、あなたの長所と共に、短所が業務に支障を与えることがないかを把握するためにこの質問をします。
「長所は粘り強く最後まで諦めないことです。前職では~」と前職における具体的な事例を添えることで、長所が強みとして面接官の記憶に残りやすくなります。
短所は、あなた自身がマネジメントできずに業務に支障を与えるような内容は控えましょう。例えば「短所は人の気持ちを汲み取るのが苦手なことです」という回答では、人間関係がうまくいかない応募者だととられてしまいます。
「物事に集中して時間を忘れてしまうことがありますが、社会人ですので時間管理を意識して行動しています」というように、短所を改善しようとしている点まで伝えることが大切です。
お手本回答例
私の長所は粘り強く最後まで諦めないことです。前職では、営業としてなかなか受注できない案件がありましたが、30回程お客さまを訪問し、最終的に大口の契約を取ることができました。
短所は、仕事を背負いすぎてしまう部分があることです。つい自分でやろうとしてしまうのですが、今後は仲間と協力しながら、より速く正確に仕事を行っていきたいと思っております。
失敗しがちなポイント
マイナスイメージになるという理由で、「短所は特にありません」と答えるのはいけません。誰にでも弱みとなるような部分はあるものです。
完璧な人という受け取られ方ではなく、自己分析ができていない・自分に甘い人という印象を持たれてしまいかねないので注意しましょう。
短所を克服するために日々行っていることを教えてください
回答のポイント
業務に支障を与えない短所を伝えて改善能力をアピールする!
面接官は、短所を認識して改善努力を行っているかを見極めています。また短所が社風や業務内容に影響しないかを考えます。短所を克服しようとしなければ、業務においても改善のための行動をしない人材だと受け取られる可能性があります。
回答のポイントは、応募企業の社風や業務内容に影響する短所は、できる限り伝えないようにすることです。短所を認識し克服するために前向きに行動していることを伝えて、問題改善能力をアピールしましょう。
お手本回答例
短所は、1つの業務に集中し過ぎてしまうことです。複数の案件を抱えていた際、全体が見えずに納期が遅れることがありました。
このため仕事の完遂に必要な作業を細分化して、優先順位や作業量を設定するといったタスク管理を徹底して行うようにして、短所を克服するようにしています。また納期が間に合わない状況であれば、事前にリーダーに相談をして、対応するようにしました。
この結果、納期が遅れることはなくなりました。集中して周囲が見えなくなることがないよう、短所を意識しながら仕事を行っています。
失敗しがちなポイント
気が短いなど短所が業務に支障を与える場合、面接官の印象に残りマイナス評価につながります。また、短所を克服するために行っていることを質問していますので、短所が長所になるという回答では、質問の意図とは違うと判断されます。
今のあなたの課題は何ですか?
回答のポイント
経験値が浅いことを認めつつ、今の課題点と努力していく点を伝える!
この質問から、今のあなたに足りない部分を自らが把握しているか確認し、また仕事に対してチャレンジ精神や前向きに取り組む貪欲(どんよく)さがあるかを見極めています。
面接官は、職務経験が浅い応募者が完璧に業務を遂行できるとは考えていません。しかし、現状の職務能力と、これからやるべきことを把握していなければ、入社しても言われたことしか行わない人材だと判断します。
課題を示すだけでなく、課題に対して現在何をすべきと考えているか具体的に回答することがポイントです。
職務経験が浅い応募者は、業務に関連した強みをアピールすることが難しいので、仕事をするうえでのポテンシャルとやるべき課題を明確に回答することが大切です。
お手本回答例
前職も人事職に就いておりましたが、40人程の小さな規模であったため部署があまり多くない状況でした。
御社は3,000人以上の規模ということで部署数も採用人数も多く、複数の職種で採用を成功させるのは私にとって新たな挑戦ではありますが、業務内容の理解を深めて、優秀な人材を採用できるよう努力してまいります。
現在は、複数の採用業務に関連する書籍を読んで、採用戦略について知識を深めています。また大手企業数社の採用HPに載っている人事ブログを見て、どのようなことを工夫されているのか学んでおります。
失敗しがちなポイント
「求めるタスクにはすぐ応えられる即戦力だと思っております」と、少しでも携わったことがある職務経験をすべて説明してもアピールにはなりません。この質問では、やってきたことより、今後あなたが取り組むべきことを述べましょう。
今までの仕事にどんな不満を持っていましたか?
回答のポイント
ネガティブなことをポジティブに変えられる問題解決力が見られている!
あなたの志向、仕事への取り組み方、問題改善能力を見極める意図でこの質問をします。
不満を解消すべく努力したことから、面接官はあなたの前向きな姿勢と問題改善能力を評価します。
更に、不満を語る時の応募者の表情や語調も見ています。 突然厳しい表情になったり語気が荒くなったりすれば、対人交渉力や組織適応力に疑問を持たれますので注意しましょう。
また「年功序列型の組織で、実績を重視されなかった」という回答では、仮に応募企業が年功序列型であれば、採用が難しいと判断されます。
あなたの今までの不満が応募企業には該当しないことが前提になりますので、事前に募集要項や企業ホームページをチェックしておく必要があります。
お手本回答例
前職では、実績を正当に評価されないという点に不満を感じていました。「実力主義の企業」という点を魅力に感じて入社しましたが、実際は評価基準があいまいであり、上長次第で評価が大きくぶれる環境でした。
評価基準を明確にし、営業目標を設けることで、個人のモチベーションアップと会社の利益につながると思い、評価制度の見直しについて社内で提案を行いました。
具体的には、営業50人に直接ヒアリングし、今の評価制度について感じている不満や改善案などを取りまとめ、新しい評価制度を運用面まで企画し、転換することができました。
失敗しがちなポイント
当時の状況を思い浮かべながら、感情的に不満点を説明するのはいけません。面接官はあなたの愚痴が聞きたいわけではありません。
もし、不満の有無のみ質問をされた場合でも、それを解消しようと努力した点を一緒に伝えることが大切です。
あなたにとって「仕事」とは何ですか?
回答のポイント
漠然とした質問なので、回答はあいまいにせずできる限り具体的に答える!
面接官はこの質問で、あなたの仕事の価値観、仕事への熱意、キャリアプラン、自社の社風や方向性とのマッチングを見極めます。
漠然とした質問だけに、あなたのコミュニケーション能力もチェックしています。一般的には、仕事を真摯(しんし)に受け止め、前向きにチャレンジしていく人材を評価します。
事前に応募企業の社風、経営方針、業務内容などを調べたうえで、その内容に共通するような回答が望まれます。
お手本回答例
日々の仕事は、将来の私にとって貴重な経験値だと考えております。
私は将来、部下から頼られるマネジャーになりたいと思っております。社会に出て仕事をしていくなかで私が経験してきたことが、将来出会うさまざまな部下との共感・導きにつながると考えています。
例えば、入社直後は経験の浅さによって現場の仕事を覚えるまで苦労したり、中堅になればより高いレベルでの仕事への取り組みや若手への教育で悩んだりします。
そういった日々の経験が将来につながると考え、周囲への感謝を忘れず、その時できる最大限の努力で仕事に取り組んでいこうと心掛けております。
失敗しがちなポイント
「仕事は私の人生そのものです」と、仕事が人生の中で大きなパーセンテージを占めている点を強くアピールしようとしても、それだけではアピールになりません。もしそう思うのであれば、なぜそう考えるのか具体的な根拠を述べる必要があります。
仕事をするうえで大切にしていることはありますか?
回答のポイント
前職で心掛けていたことなどを、実際のエピソードを交えて伝える!
面接官はこの質問から、応募者が仕事で何を重要視していて、どんな時にやりがいやモチベーションを感じるのかを知ろうとしています。
前職での経験を通して大切だと学んだことを、実際のエピソードを交えて伝えられると良いでしょう。自分が大切にしている軸があると同時に、周囲とコミュニケーションを取りつつ仕事を進められる点を伝えると好印象を持たれます。
「特にありません」という回答は、日々与えられた仕事をこなすだけで積極性がないのではないかと捉えられてしまいますので注意しましょう。
お手本回答例
私が仕事上で大切にしていることは、「自主性」です。
具体的には、お客さまからご依頼いただいていた資料をお送りする際、重要事項箇所をピックアップしメール本文に記載するよう努め、また、業務外の社内勉強会やセミナーにも業務の支障にならない程度に積極的に参加いたしました。
このような心掛けによって、お客さまからは「いつも頼りにしている」とお褒めの言葉をいただき、社内では普段業務でかかわらないメンバーと横のつながりを作ることができました。何より、受身ではなく楽しんで仕事をしている実感があります。今後も「自主性」を大事にして仕事に取り組んでいきたいと思います。
失敗しがちなポイント
「人の意見に流されず、自分が正しいと思った考えを貫きます」など、自分の仕事へのこだわりが強すぎて、柔軟性に欠ける人と思われるような回答は避けましょう。
日々業務を行ううえで、意識していることがあれば教えてください
回答のポイント
仕事の価値観や取り組み方をアピールする!
面接官は、この質問から仕事の価値観や取り組み方について、自社の社風や業務内容とマッチしているかを見極めています。
多少のリスクがあってもチャレンジする社風の企業で、石橋を叩いて渡るような慎重な取り組みを意識している人材では、自社に合わないと受け取られます。自己分析を行い、仕事を行ううえで大切にしていることを書き出してみましょう。
思い浮かばなければ、自分の強みや特性を、意識していることとして考えることもできます。コミュニケーション、チームワーク、協調性、責任感、忍耐力など整理したうえで、応募企業の社風や業務内容と関連する内容を、具体的な経験と合わせて回答してください。
お手本回答例
丁寧なコミュニケーションを常に意識しています。
前職ではシステム開発のプロジェクトマネジャーとして、開発メンバーや顧客とのコミュニケーションを重視してきました。以前、「何かあったら伝えて」という進め方で、一部のメンバーの進捗が遅れていることに気づかず、納期が遅れてしまう可能性がありました。
幸い他のメンバーの協力を得て納期に納めることができましたが、以後、定期的なコミュニケーションを行い、進捗状況だけでなく、メンバーの能力や体調も確認するようにしています。また、顧客とのコミュニケーションを重視することで信頼関係を築き、要望を満たす開発を行ってきました。
失敗しがちなポイント
応募企業の社風や業務内容とマッチしない内容であれば、合わない人材だと判断されます。
具体的なエピソードがない漠然とした回答や、強み、志望動機、自己PRと矛盾するような回答では、評価されませんので注意しましょう。
物事を決める際に重要視していることはありますか?
回答のポイント
重視していることだけでなく理由を論理的に説明する!
面接官は、この質問から意志決定の基準や物事の捉え方を見極めたいと考えています。あいまいな回答では、自己分析ができていない人材だと受け取られます。
回答のポイントとして、決断する際に重視する理由を論理的に説明することが大切です。抽象的な言葉だけでは回答の信憑性を疑われます。関連するエピソードを盛り込み、重視していることが企業の仕事内容と結びつくような回答をすれば、戦力になる人材としてアピールできます。
お手本回答例
物事を決める際に重視していることは、チームワークです。メンバー各々の意見を聞いたうえで、多様な視点から決断するようにしています。
プロジェクトリーダーとしてシステム開発に携わった時は、開発フェーズの不具合に対して、メンバー全員の意見を聞き、解決策を見いだすことで、メンバーが一つにまとまり納期に間に合わせてリリースすることができました。
御社においてもメンバーの意見を聞いたうえで最善の方法を選定し、システム開発を行っていきます。
失敗しがちなポイント
例えば慎重に決断してきた職務経験で、スピードを重視すると回答すれば、回答に矛盾があると捉えられます。
また企業研究を怠り、企業の仕事の進め方と重視する決め方で相違があれば、合わない人材だと受け取られるでしょう。
マネジメント経験はありますか?
回答のポイント
具体的な実績や評価を盛り込みながら、リーダーシップを発揮できる人材である点をアピールする!
30代半ば以降はマネジメント能力を求める企業が多いためこの質問をします。マネジメント経験がない場合、職務能力やリーダーシップ能力に疑問を抱く面接官もいます。
職種や業務内容にもよりますが、10年以上社会人経験がありながらマネジメント経験がなければ、経験がないことを払拭するだけのスペシャリストとしての能力が求められます。
管理職としての経験がない場合でも後輩や新入社員の指導やプロジェクトのリーダー経験なども含めて、具体的な実績や評価を盛り込みアピールしましょう。
お手本回答例
前職はあまり役職の階層が多くないフラットな職場だったため、マネジメントのみの管理職には就いておりませんでした。しかし、社員として動きながら後輩の育成には随時かかわっておりました。
具体的には、営業時の初回訪問・提案・クロージングまでの流れを記載したマニュアル作成や、日々の進捗管理MTG、半期ごとの目標設定アドバイスなどを行いました。
常に3人ほどの後輩育成を担当しておりましたが、新人10人中新人賞TOP3を私の後輩で占めることもあり、後輩のモチベーション維持やそれぞれの強みを引き出すサポートに貢献できたと思っております。
失敗しがちなポイント
もしマネジメント経験がない場合、「その現場に立てば、しっかりマネジメントできます」とポテンシャルがある点を伝えても、アピールにはなりません。
ポテンシャルがあることを伝えたいのであれば、なぜそう思うのか実務と絡めて根拠を述べましょう。
部下に接する時に心掛けていることはありますか?
回答のポイント
部下への思いやりや育てる気持ちを持ったマネジメントができる点をアピールする!
この質問は、部下への指導力とあなたの人間性を見極めるものです。具体的に心掛けていることを述べて、更にその結果及ぼした成果まで説明しましょう。
30代半ばで管理職として転職をする場合、あなたの職務能力だけでなく既存社員に与える影響を考慮し、指導力や人間性がチェックされます。良好な人間関係を構築できる人材でなければ採用できないと判断するのです。
「部下の立場になり考える」「日常の会話を重視する」「最後まで任せて、必要な時フォローする」など回答はさまざまですが、部下への思いやりと共に育てる気持ちを意識して回答しましょう。
お手本回答例
私が部下育成の際に心掛けていたことは、「本人の段階に応じた指導を行う」ということです。
会社から期待される技術レベルは高く、単純にその姿だけ伝えてしまうと気後れしてしまう新人も少なくありません。ある程度のプログラミング経験がある部下には、慣れた言語によるプログラムを任せて達成感を味わってもらい、それ以外の時間を使って新しい言語での開発案件に携われるよう業務の割り振りを行いました。
未経験の新人に関しては、図解でプログラミングの全体像を伝えたうえで、業務に沿った課題を与えフィードバックを行うことでスキルアップを図りました。本人を焦らせ過ぎることなく着実に成長させることを心掛けております。
失敗しがちなポイント
自分自身のスキルの高さを強調しようと、「私は基本的に部下に指導するというより、自分が成果を出すことで学んでもらいます」などと答えるのはいけません。
通常はそうだとしても、必要な際には適切な指導を行うなど、単に放任しているわけではないということを伝えましょう。
当社に入社してどのような価値を生み出したいと考えていますか?
回答のポイント
どのように貢献していきたいかをアピールする!
面接官は、応募者が自社の社風、仕事の進め方、求めるスキルや経験と合致していて、入社後どういった価値を見いだせるかを見極めています。求人情報から応募企業の社風や仕事の進め方を確認したうえで、応募企業で実現できる仕事の強みを回答します。
「どのように価値観を生み出したいか?」は、別の言葉で置き変えれば、「どのように貢献していきたいか」を見極める質問です。スキルや経験を生かして貢献できることを、エピソードを交えて説明しましょう。
お手本回答例
貴社のマーケティングの分野で貢献していきたいと考えています。
前職では化粧品のマーケティングを担当しており、市場調査や購買層のデータ分析を行い、売れる仕組みを構築してきました。
特にSNSのフォロワー数を2倍に伸ばすことや、購買層のニーズに応じた効果的なキャンペーンや販売方法などを考えることで、商品の認知度を高めて売れる仕組みを作り、売上に貢献してきました。
御社においても、データ分析やSNSマーケティングを活用して、マーケターとして貢献していきます。
失敗しがちなポイント
企業研究を怠り、企業が求めているものと違う強みをアピールすれば、優秀な人材でも合わないと受け取られます。
また、「ワーク・ライフバランスが取れるようにしたい」など、自分本位の要望では、求めている回答と相違があると判断されます。
つまらない仕事をどのようにこなしますか?
回答のポイント
すべての仕事が将来の糧になるという考えで、貪欲(どんよく)に取り組んでいく姿勢をアピールする!
面接官は、この質問からあなたが仕事をどのように捉えているかをチェックしています。
「つまらない仕事」という言葉を真に受けて、「つまらない仕事でもやる」という単純な回答では採用は難しいでしょう。
面接官は、あなたが「つまらない仕事」についてどのような概念があるのか、つまらないと感じる仕事に対してどのように向き合っているかを知りたいのです。
「○○のような仕事は退屈してしまうこともありますが、楽しさを見つけられるように工夫し、すべての仕事は将来の糧となると考え、前向きに取り組みます」と、退屈な仕事も貪欲に取り込んでいける点をアピールしましょう。
興味のない仕事でも前向きに取り組む姿勢が求められます。つまらない仕事はやりたくないという考えであれば、上司や同僚とのチームプレーができないのではないかと思われることもあります。
お手本回答例
たしかにルーチンワークのような仕事は退屈してしまうこともありますが、そういった業務を重ねることで仕事の基礎が理解できると考えております。
前職では、単純な入力作業も1回あたりの時間を計測し記録するなど、毎回スピードアップできるよう自分なりに効率的に作業を進められるやり方を模索するなどの工夫をしておりました。
失敗しがちなポイント
「仕事につまらない仕事などというものはありませんので、すべてしっかりこなします」と、つまらない仕事は存在しないことを伝えてもアピールにはなりません。
場合によっては、今まで自分が楽しいと思った業務だけを選んできたのかと思われてしまうこともあります。
当社があなたを採用するメリットは何ですか?
回答のポイント
企業目線で発揮できる強みをアピールする!
転職の場合、企業は短期間で戦力となる人材を求めています。この質問は、あなたが自分の強みと応募企業が求めている人材の双方を理解したうえで応募したか、自社で貢献できる人材かを見極める意図があります。
転職では、企業への思いが強くても実務面で貢献できなければ採用には至りません。面接官は、あなたのポテンシャルと、実務面の強みを知りたいと思っています。
この質問への回答では、応募企業で求めている職務能力や適性を把握したうえで、今までの職務経験から発揮できる強みを整理してアピールすることが必要です。
お手本回答例
私は「どんなお客さまでも興味を持ち、受注に結びつける」という点が強みだと思っています。
前職の人材系企業にて営業として働き、幅広い業種のお客さまと接することができました。毎月800件の電話、200件の飛び込み訪問を通して、7カ月連続目標達成をすることができました。お付き合いのなかったお客さまとイチから関係性を構築し、受注するまでの流れを経験してきました。
御社の営業職も、さまざまなお客さまにサービスを提供する仕事ですので、この経験を生かし活躍できると思っております。
失敗しがちなポイント
就職活動では、「御社に対する強い情熱を持っています」といった企業への熱い思いがアピールポイントになりましたが、転職ではあまりアピールになりません。
その企業がいいという思いは大切ですが、なぜそこがいいのか、実務面でどう貢献できるのかを合わせて伝えなければ、応募企業にメリットと感じてもらうことは難しいでしょう。
周りの同僚や友人は、あなたのことをどのように評価していますか?
回答のポイント
周りの人とどのようにかかわるか、自分を客観的に捉えることができるかを見られている!
あなたの人間性、同僚や友人との人間関係を探るための質問です。客観的評価ができる人は、自己分析もできており、かつ自分自身の強みと弱みを把握している人材だと判断されます。
この回答から面接官は、あなたが自社で働く姿をイメージしますので、良好な人間関係を構築でき、求める職務をまっとうできる人材であることを、客観的評価を通じてアピールすると良いでしょう。
また、同僚や友人の評価をあなたがどのように受け止めているかについて質問されることも予測されます。
お手本回答例
同僚や友人からは、「安心して任せられる人だ」と言われることが多くあります。
私は約束を必ず守るように心掛けており、締切を厳守します。また、なるべく早い段階で方向性の確認をすることで、できあがったものが先方の意図とまったく違うということや、それによって大幅に修正時間がかかるということがないようにしております。
当たり前のことですが、そういった心掛けが仲間からの信頼につながっていくと思っています。
失敗しがちなポイント
「他人の意見に流されて仕事をしたりしません」など、まわりの評価ではなく、自分の主張がしっかりある人間であることをアピールしようとしても良い印象はもたれません。仕事をするうえで、時には周りの人の意見を受け入れることも必要になります。
自分の軸を持つことと、人の意見を受け入れないことは別なので注意しましょう。
【第4フェーズの質問】キャリアプラン・ビジョンなど
入社後、やりたいことはありますか?
回答のポイント
スキルや経験を強みとして実現可能なやりたいことを伝える!
面接官は、この質問から自社の業務内容や社風を理解しているか、また強みを生かした具体的な内容かを見極めています。
回答のポイントとして、転職では企業が求めるスキルや経験が明確なことが多いので、求められている人材と関連性のあるやりたいことが前提になります。応募企業で実現できるやりたいことを伝えてください。
これまで培ったスキルや経験を強みとして、応募企業で取り組んでいきたいことを、やりたいこととして回答すると良いでしょう。
お手本回答例
化粧品知識だけでなくメイクやスキンケア方法を習得し、化粧品販売を通じてお客さまを笑顔にしていきたいです。
私が大学1年生の時、御社の店舗でメイクをしていただきましたが、印象が変わるだけでなくとても幸せな気持ちになりました。その時の感動は今でも忘れません。
前職の飲食業で培った接客経験を生かして、メイクアップのスペシャリストとしてお客さまの気持ちを汲み取り満足していただけるメイクを行い、店舗の化粧品売上に貢献していきます。
失敗しがちなポイント
企業研究を怠り、求められている人材と違うやりたいことを回答すれば、採用にはつながらないでしょう。
また入社後やりたいことを問われた時は、通常は将来のキャリアビジョンではなく、入社直後から数年後のやりたいことを回答します。
未経験の仕事に就いて、あなたは将来どうなりたいのですか?
回答のポイント
職種について十分調べたうえで、応募企業で実現できる将来像について熱意を伝える!
この質問は、あなたがキャリアチェンジをどれだけ本気で考えているかを見極める意図があります。現状から逃げ出したいと考えている応募者は、将来像まで考えていないケースがあり、あいまいな回答であればキャリアチェンジをしても成功しないと考えます。
この質問に回答するためには、その職種についての理解が必要なので、キャリアチェンジに対する信念を見極める意図も含まれています。
キャリアチェンジが相当なエネルギーを要することは十分理解している点を強調し、「○○のような人材になっていきたいです」など、困難も乗り越える覚悟を持ってチャレンジしていく点をアピールしましょう。
お手本回答例
将来は、日本を代表するプログラマーになりたいと思っております。前職ではWEBメディアの編集を行っておりプログラマーへインタビューする機会が多かったのですが、実力あるプログラマーの生き方に感銘を受けました。
御社では3カ月に1本というペースでアプリをリリースされており、そのスピードについていくには相当な勉強量と実践が必要になると思いますが、早く実力を付け、会社に貢献できるよう努力したいと思っております。
失敗しがちなポイント
「将来というより、現時点において新しい職種になじむために精一杯の努力をし……」など、現段階での努力をアピールするだけでは評価されません。将来を考えたうえでのキャリアチェンジだということを伝えましょう。
将来的に「こんなふうになりたい」などのキャリアプランはありますか?
回答のポイント
その企業で実現できるキャリアプランを伝える!
面接官は、キャリアプランを持っていない応募者は、嫌なことがあるとすぐに辞めてしまうと考えこの質問をします。また、あなたのキャリアプランが自社で実現可能かをチェックします。
素晴らしいキャリアプランでも、自社で実現不可能であれば、自社にはふさわしくない人材だと評価されるでしょう。応募企業が求めている人材像を事前に把握したうえで、その会社で働く自分の姿を具体的にイメージして回答しましょう。
お手本回答例
現在のWEBデザイナーとしての経験を積んだ後は、留学経験と前職で培った英語力を生かし、海外向けゲームのWEBディレクターを目指したいです。
御社では今後ゲームのグローバル展開を考えていらっしゃると社長インタビューで拝見いたしました。現在展開されているゲームで英語対応しているものは15タイトル中2タイトルのみでしたので、将来ディレクターとして御社のグローバル事業推進に貢献していければと思っております。
デザイナー経験で得た制作側の目線を生かし、デザインの差で生み出される効果やゲームの基礎、海外ユーザーのツボを抑えたゲームのディレクションを行っていきたいです。
失敗しがちなポイント
自身の考えるキャリアプランを先方に理解してもらおうと、感情を込めて熱く語りすぎるのはいけません。面接官はあなたの壮大な夢に興味を持っているわけではなく、自社でどんな仕事に携わっていきたいのかということを知りたいのです。
企業情報を事前に調べ、その企業だからこそ実現できるキャリアプランだという点を伝えましょう。
将来的にどのような役割を担いたいですか?
回答のポイント
応募企業で実現できるキャリアビジョンと成長意欲を伝える!
面接官は、この質問から自社が期待している人材と合致しているか、自社で実現できる役割か、更に仕事に対してビジョンがあり、成長していきたい意欲があるかを見極めています。求人情報などから、応募企業で将来実現できる仕事を見極めて、具体的な役割を回答します。
更に将来役割を担える根拠として、これまでのスキルや職務経験が生かせることだけでなく、求められている仕事で成果を築いていくことなど、役割を担うために実践していくことを具体的に回答します。
お手本回答例
これまでの経験を生かしてシステムエンジニアとして御社で経験を積み、可能であれば、将来はプロジェクトマネジャーとしての役割を担いたいと考えています。
前職においてもプロジェクトリーダーのサポートを行い、メンバーのスケジュール管理、コスト管理、リスク管理などを行ってきました。
御社で顧客のニーズに応えられるシステム開発を行い、プロジェクの実効責任を担うプロジェクトリーダーとしてマネジメント経験を積みながら、プロジェクト全体を管理するプロジェクトマネジャーとして活躍したいと考えています。
失敗しがちなポイント
スペシャリストを求めている求人募集で、ゼネラリストの役割を担いたいなど、応募企業が求めている人材と違えば、面接官は自社に合わないと考えます。また志望動機との一貫性がないと、回答の信憑性が疑われます。
5年後どのような仕事をしたいですか?
回答のポイント
募集職種と関連性を持たせて企業の期待を踏まえた回答をしよう!
まずは求人情報に書かれている募集職種の仕事内容をきちんと理解したうえで、5年後のやるべき仕事や、応募企業で実現できそうな仕事を想定し、回答してください。
役職については、企業が管理職としての役割を求めていないのに「5年後、部下を管理したい」と回答をすれば、これまでの経験や能力が評価されても、採用は難しいと判断されることがあります。
最終面接までの面接官とのやりとりから、5年後に求められている人物像をイメージして回答することがポイントです。
お手本回答例
経理職としてこれまでの経験を生かして、連結決算業務を含めた経理業務全般に真摯に取り組んだうえで、5年後は可能であれば、財務面にも精通し資金調達などの銀行折衝まで行えればと考えています。
また、経理部門の新人スタッフの育成にも携わりたいと考えます。
失敗しがちなポイント
「5年後は営業ではなく総務として仕事がしたいです」と募集職種と関連しない仕事を回答すれば、通常、採用は難しいと判断されます。
また仕事について問われているにもかかわらず、「部長になりたいです」と役職に就きたいという回答のみでは、理解力がないと判断されますし、企業が部長職を想定していなければ、採用につながらないでしょう。
「やってみなければ分からないです」という回答も企業研究がされていない、活躍する姿をイメージできていないと受け取られます。
今後身に付けたいスキルはありますか?
回答のポイント
実務で貢献できるようなスキルを身に付けたいと伝える!
面接官は、あなたが向上心を持って仕事に取り組む人材かどうかを見極めるためにこの質問をします。
「特にありません」という回答では、仕事に意欲がない人材だと判断します。また、自社の職務内容に関連性のないスキルの場合、キャリアビジョンに疑問を持ちます。
無理に創作する必要はありませんが、もし業務に関連することで身に付けたいスキルがある場合は、「業務に支障のない範囲で勉強していきたいと思っています」などと回答すると良いでしょう。
お手本回答例
テレマーケティングは私にとって未経験の分野のため、相手が聞き取りやすいコミュニケーションができるよう、話し方教室に通うことを考えております。
また、海外の方からのお問い合わせを受けることもあると伺っておりましたので、今後は業務に支障のない範囲で英会話を勉強していきたいと思っています。
失敗しがちなポイント
業務と関連しない趣味のスキルアップでは、アピールにつながりません。原則として業務で生かせるスキルアップを回答しましょう。
専門学校に通うために毎日残業ができないなど、業務に支障を与えると面接官が考えれば、採用につながらない可能性があります。
どんな人と一緒に仕事がしたいですか?
回答のポイント
社風や業務内容とマッチする働きたい人を伝える!
面接官は、応募者の企業理解度や価値観、社風や業務内容に合うか、更に仕事に取り組む姿勢を見極めています。回答のポイントは、どんな人と働きたいか整理したうえで、応募企業の社風や業務内容からどんな人材が活躍しているかを考えることです。
チームワークより個人の成績を重視する企業で、チームワークを重視する人では、採用につながらない可能性があります。あらかじめ整理しておいた一緒に働きたいタイプのうち、企業に合った人材を選択し、一緒に働きたい理由と働くことでどういった成果を築いていけるかまで、エピソードを盛り込みつつ回答するようにしましょう。
お手本回答例
チームワークを重視する人と仕事がしたいです。
前職では、営業職として3年間売上目標を達成してきましたが、お互いの情報を共有せず個々の成績を重視する環境でした。情報を共有できれば更に売上を伸ばすことができると上司に相談をしましたが、仕事のやり方を変えるつもりはないという返答でした。
組織力を生かして成果を築くためには、個人の力だけでなくチームとしての協力関係が大切だと考えています。チーム力を生かしていきたいと考えている人と仕事をして、売上に貢献していきます。
失敗しがちなポイント
社風や業務内容が仕事をしたい人と合致しなければ、ミスマッチと判断されて採用につながらない可能性があります。
また自分が劣るため、自分にないものを持っている人と仕事がしたいという回答も、質問の主旨と違うと受け取られます。
今回の募集職種のほかに当社の事業で興味のある部署はありますか?
回答のポイント
募集職種と関連した実現可能な回答をしよう!
転職では、職種や職務内容に基づくジョブ型雇用が多いので、興味のある部署を問われた時は、原則として募集職種と関連する部署を回答すべきです。
回答のポイントとして、その部署に興味を持った理由だけでなく、これまで培ったスキルや経験との関連性や興味のある部署でどういった能力を発揮していきたいかまで回答すると良いでしょう。
お手本回答例
マーケティング部門に興味があります。
前職では、冷凍食品の営業職として、主に百貨店と大手スーパーを担当していましたが、食品売り場の販売担当者から商品の要望やアイデアがあっても商品に反映させることができず、顧客とのコミュニケーションであるダイレクトマーケティングの重要性を認識しました。
御社の食品は、市場調査を行い顧客が求めている商品をプライベートブランドとして提供されている点に魅力を感じています。御社の営業職として実績を構築したうえで、可能であればマーケティング部門で商品の売れる仕組み作りに携わりたいと考えます。
失敗しがちなポイント
これまでの経験とまったく関連性がなければ、採用担当者は自己分析ができていないと考えます。
例えば経理職の募集で、将来は品質管理部門に興味があるという回答の場合、採用担当者を納得させる理由や品質管理で生かせるスキルをアピールできなければ、回答として評価されません。
また、興味のある部署がないという回答では、入社意欲が疑われます。
この事業を将来どのように成長させていきたいですか?
回答のポイント
企業の方向性を理解したうえで、事業の将来像を語ろう
企業のホームページやこれまでの面接で受けた説明を踏まえて、事業の将来像を語るようにしてください。この質問の意図は、目の前の仕事だけでなく、事業の将来像という大きな視点で仕事を捉えているか見極めることです
最終面接など役員クラスが面接官の場合、募集職種に関連した質問だけでなく、将来的な展望を踏まえて事業にどのようにかかわっていきたいかという点も聞かれます。
応募企業の方向性を理解したうえで、事業という観点から大きなフレームで、やりたいことやできることを回答してください。
お手本回答例
スーパーマーケット事業では、今後より一層の商品の差別化やサービスの向上が求められると考えます。
他店より安くて良い品揃えはもちろんですが、セルフレジやAIロボットの導入によりサービスの向上を図ることで、人件費の削減を商品価格に反映させるだけでなく、よりスピーディなサービスが提供できます。
さらに、高齢化社会に向けた宅配サービスの充実など高齢者の方に寄り添うサービスを提供し、地域に根付いた事業を展開することで、スーパーマーケット事業の発展に貢献していきたいと考えます。
失敗しがちなポイント
「将来像について今一つ分かりません」「成長事業なので、更なる発展に貢献していきます」など業界知識がないと思われる回答や、漠然とした回答では採用にはつながりません。面接官はこの回答から業界知識があり事業というフレームで捉えているか、そして入社意欲が高いかを見極めています。
あらかじめ企業のホームページや求人情報から事業の将来像をイメージしたうえで、やるべきことを具体的に語るようにしてください。
業務を行ううえで、社会や組織へどのような影響を与えたいですか?
回答のポイント
企業の特徴を踏まえてどのような貢献ができるか回答する!
社会や組織への影響を与えたいという質問に対しては、一般的に、企業理念や求められている人材を見極めたうえで、業務で発揮できる能力や強みを影響と捉えて回答します。
また気候変動や環境保全などに力を入れている企業であれば、社会貢献という視点で企業が取り組んでいる持続可能な開発目標 (SDGs)と関連させて、業務を通じてやるべきことを回答すると良いでしょう。
企業の特徴を踏まえて、どういった回答を求めているのか見極めることが大切です。
お手本回答例
介護福祉士として、地域に貢献できる介護サービスを提供していきたいと考えています。
前職ではデイケアを中心とした介護を行っていましたが、御社はデイケアのほか、特別養護老人ホームを運営しており、地域包括支援センターの役割も担っています。今後の高齢者社会を見据えたなかで、地域における老人介護の役割はより重要になっていきます。
介護のスペシャリストとして、利用者さまのお世話だけでなく、精神的なサポートやリーダー的な役割を担い貢献していきます。
失敗しがちなポイント
応募企業が求めている人材と関連しない社会や組織への影響を伝えると、マッチしない人材と面接官は考えます。
また、携わる業務だけで社会や組織にどういった影響を与えるかを伝えなければ、評価されないでしょう。
10年後に、この業界はどのようになっていると思いますか?
回答のポイント
業界の展望を予測できる人は、日々の業務においても先が予測できると評価される!
あなたの自社への入社意欲と、戦力になる人材かどうかを見極める意図でこの質問を行います。
社会人経験豊富な30代半ばの応募者が業界の展望を語れない場合、短期間で戦力になれない、本気で入社を考えていないと面接官は考えます。
即戦力として会社の期待に応えられることをアピールするうえでも、現状を踏まえた数値や裏付けとなるデータを基に業界の展望を語ることが求められます。
未経験であっても「先日○○という市場調査データを見まして、さまざまな要因を総合して考えると、~だと思います」など、分析能力のある人材だという点をアピールしましょう。
お手本回答例
家電業界は、IT、特にインターネットとの連携がより密になっていくと思います。
先日、G社が発表した「完全自動運転」の自動車が話題となりましたが、家電についても最近ではスマートフォン操作可能な新製品がどんどん発売されています。先日○○市場調査データを見ましたが、業務ロボットの販売台数は10年間で◯万台になるそうです。
今後はますます自動化や遠隔化が進み、ユーザーの志向をより反映できる製品の開発が重要になると考えております。
失敗しがちなポイント
業界未経験の場合は「この業界の経験がまったくないので、よく分からないのですが……」と、素直である点をアピールするのはいけません。
20代であれば「業界未経験なので詳しく分かりませんが、~だと思います」といったあいまいな回答が許されますが、30代半ばの応募者が詳しく分からないという回答では評価されません。
当社に課題があれば教えてください
回答のポイント
改善策まで提案できる課題を伝える!
面接官は、この質問から企業研究を行っているか、入社意欲が高いか、問題認識力や改善力があるかなどを見極めています。
課題の回答ポイントは、企業の業務内容や体制を否定する内容ではなく、例えば広告戦略を検討することで、より多くの顧客に認知されて売上アップが期待できるなど、ポジティブな内容にすべきです。
課題についての質問から、その解決策も問われることが多いので、改善策まで提案できる課題を回答してください。
お手本回答例
御社の課題は、販売チャンネルの拡大かと考えます。
魅力的な御社の商品について、販売チャンネルを現在の店舗主体だけでなく、ECサイトやSNSも活用することで、これまで30代以降が中心の購買層を若年層まで広げることが可能になります。
更に、現在は国内市場が中心ですが、インターネットの活用で、海外まで市場を拡大することもできます。
前職においても、Webマーケティングを実践し販売チャンネルを広げることで、売上を前年対比20%向上させることができました。
失敗しがちなポイント
優秀な人材が少ないなど、面接官が回答を聞いて不快になるような回答や、立地が悪いといったすぐに改善できない課題は避けるべきです。
また課題はないという回答も、企業研究を怠っていると捉えられます。課題だけで改善策がなければ、意欲的に仕事をしない人材だと受け取られる可能性があります。
当社の企業ビジョンに共感できますか?
回答のポイント
企業のホームページや経営者のブログで事前に情報をチェックする!
ベンチャー企業などは、一般的には経営者のビジョンが会社の中に強く浸透していることが多いため、自社の企業ビジョンに共感していることが仕事のモチベーションにつながると考えこの質問をします。
この質問から、あなたが自社についてどれだけ概要を把握しているか確認し、自社への入社意欲を見極める意図があります。
「共感できます」と回答後、「どのような点が共感できますか?」と具体的に質問されるケースが多いので、企業ビジョンを知らずに「共感します」と回答してはいけません。
企業ビジョンや経営方針は、企業のWEBサイトに掲載されていますので、事前に必ずチェックをしてください。最近は経営者がブログを掲載していることも多く、 経営者の人間性や志向を把握するのに役立ちます。
お手本回答例
はい。強く共感しております。
御社HPに掲げられている「お客さまの声を聞き、形にする」という経営理念については、会社全体に深く浸透されているのだと感じました。
◯◯社長のブログで、御社の2年目の営業の方が300社のクライアントに電話をして、現状感じている課題点をヒアリングしたところ、不満から新たなニーズが見つかり、新サービスリリースにつながったというエピソードを拝見しました。
私自身、前職では社員の声を集めて社内活性イベントを企画し、成功したという経験がございましたので、とても共感でき、御社のような企業で力を発揮していきたいと感じました。
失敗しがちなポイント
「どんなビジョンでも対応できる柔軟性があります」など、あらゆるビジョンに幅広く対応できるという回答は、自社以外のどこの企業でも良いのではないかと思われてしまいますので避けましょう。
【第5フェーズの質問】興味/関心・条件面・逆質問など
仕事以外で関心のあるニュースは?
回答のポイント
日ごろから世の中の動きに関心を持つ!
面接官は、この質問からあなたの興味、価値観、志向、仕事への意欲、コミュニケーション能力を確認しています。ニュースに関心がない応募者は、仕事にも関心がなく受身で捉えていると考える面接官もいます。
「○○の倒産については、非常に驚きました。私はこのニュースを○○と捉えました」など、日々のニュース(特にこれから入社する企業と関連のあるビジネスニュース)に関心を持っている点をアピールできると良いでしょう。
この質問は、志望動機や退職理由のようにあらかじめ回答を準備してくることが少ないので、不意の質問を通じてあなたのコミュニケーション能力も見極めています。
お手本回答例
コンビニ大手のL社が介護施設の運営を始めるというニュースに驚きました。地域密着で住民に広く親しまれているブランド力を生かすことで、入居を促進することや食事配達のサービスを導入しやすくするという戦略が良いと思いました。
介護スタッフの派遣を行っている御社でも、現場の知見を生かしたサービス展開の可能性はとても大きいと感じており、入社後はぜひ、新規事業の企画にもかかわりたいと考えております。
失敗しがちなポイント
仕事人間である点をアピールしようと、「最近昼夜問わず仕事に非常に力を入れていたので、ニュースなどに触れる時間がなく、あまり関心のあるニュースもありません」などと答えるのはいけません。
最近の関心ごとや、感銘を受けたことを教えてください。
回答のポイント
内容を簡潔に説明し、関心・感銘を受けた点・学んだことなどを伝える!
日ごろから積極的に情報収集を行い、世の中の動きに関心を持っているかを確認しています。希望する業界や職種、応募先の製品やサービスに関連する内容であればより良いでしょう。
「最近感銘を受けたことがない」という回答では、面接官は「仕事に対しても前向きに取り組む姿勢がない」と捉えてしまうかもしれません。また、どのように感銘を受けたのかを質問されることが予測されますので、感銘を受けた内容と、自分なりの考えや意見を簡潔に述べることができるように準備しておきましょう。
あなたの回答に面接官が興味を示し、更に内容について深掘り質問をしてきた時は、あなたに好感を抱いている可能性が高いといえます。
お手本回答例
私が最近感銘を受けたことは、「小さなチームの働き方」という映画の内容です。
この映画は、数人のメンバーで世界中に数百万人のクライアントを抱えるソフトウエア会社の創業者とカリスマ開発者が、型破りな方法で成功してきたことを伝えるドキュメンタリーです。常識や過去の成功体験にとらわれず、新しい方法にチャレンジすることや徹底的に本質を見極めるスタンスを学ぶことができました。
自分が見ているなかでも「それは無理だろう」などと考える項目があったのですが、解決策を見いだし実行している彼らのエピソードを知り、自分の中にはたくさんの先入観があったのだなと反省しました。
失敗しがちなポイント
最新のニュースや話題になっていることを取り上げようとして、人から概要を聞いただけの話をするのはやめましょう。
ニュースに限らず、特技や趣味などのジャンルでも良いので「自分が何かしら得ることができた」と語ることができるものを選びましょう。
日々、どのように情報収集を行っていますか?
回答のポイント
応募企業で生かせる情報収集力をアピールする!
情報収集力は、ビジネスで目標を達成するために重要です。面接官は、この質問から応募者の情報収集力や自社の業務との関連性を見極めています。
回答のポイントは、これまでの情報収集の経験から、応募企業で生かせる内容を伝えることです。情報収集の方法として、インターネット、書籍、公共機関の公開する資料、シンクタンクや業界団体が発表する資料、口コミなどがありますが、発信元が明確で信頼性のある情報を選択し、活用してきた経験を説明すると良いでしょう。
お手本回答例
SNSを活用したマーケティングリサーチや業界団体が発表する資料で、情報収集を行っています。
前職では、婦人服の商品企画に携わっていましたが、消費者のトレンドを掴むためにSNSを活用したアンケートを定期的に実施していました。
その結果、流行の兆しを事前に認識することができ、売れる商品を企画することができました。また、シンクタンクや業界団体が発行する市場の現況や将来像に関連する資料は、信憑性があるため情報として利用しています。
御社においても、信頼性のあるさまざまな情報源を活用して、売上向上に貢献できればと思います。
失敗しがちなポイント
信頼性がない情報源を利用しているという回答や、情報収集の必要がないのでこれまで行ってこなかったという回答は、情報収集力として評価されません。
また、情報収集した材料の具体的な活用方法を述べなければ、自社で生かせないと捉えられるでしょう。
熱中している趣味はありますか?
回答のポイント
幅広い見識がある点をアピールする!
仕事と関連性の薄い質問をする場合、面接官はあなたに関心を持ち始めていると考えられます。
面接官の趣味と共通点がある場合などは、更に質問を投げ掛けてくることもあります。採用したいと考えるからこそ、より深くあなたのことを知りたいと考えます。
また趣味や休日の過ごし方を聞いて、仕事に支障を与えることがないかを確認する面接官もいます。
お手本回答例
最近熱中している趣味は、カフェ巡りです。オシャレなカフェをネットで見つけたら情報をストックしておいて、週末に行っています。混んでいるお店なら、人気の理由を考えたり、居心地の良いお店なら、どんな取り組みの効果なのかを考えたりしています。
カフェをきっかけに新しい街と出合うこともあり、自分の視野を広げることで、仕事にも良い刺激を与えられていると感じております。
失敗しがちなポイント
もし会話が盛り上がった場合でも、面接官を巻き込んで話を長引かせるのは避けましょう。
あくまでも仕事を行ううえでふさわしい人材かどうかを見極めていますので、 趣味に打ち込んでいるため有給を使いたいなど、仕事をおろそかにすると思われるような発言は控えましょう。
最近、興味・関心を持ったことを教えてください
回答のポイント
応募企業で生かせる趣味や関心を持ったことを伝える!
面接官は、この質問から人柄や価値観を知り、応募者の社会への関心度や自分自身の考えを持っているか知りたいと考えています。
最近の社会問題は、面接でも使えるテーマですが、深堀質問をされることがありますので、しつかり認識して臨むべきです。趣味については、趣味で得た経験やスキルが仕事でも生かせるといった回答が望ましいです。
応募企業の業界について関心を持ったという回答も可能ですが、上辺だけの回答では業界研究をしていないと受け取られますから注意しましょう。
お手本回答例
英会話に興味があります。前職では海外支社とメールのやりとりだけで会話の機会がなかったので、英会話のスキルを高めたいと考えて、3年前からオンライン英会話を受けています。
オンライン英会話は、効率的に英会話の学習ができるだけでなく、多くの外国人の先生と会話ができることにも魅力を感じています。またTOEICの勉強も行っており、今年800点のスコアを取得しました。
語学力を生かして、御社で貢献できればと考えています。
失敗しがちなポイント
個人の思想や信仰に関する内容は避けるべきです。また趣味がギャンブルであっても、転職面接の話題として適切ではありません。
加えて、応募企業に関連する事件なども、ネガティブな印象を与えますので、触れるべきではないでしょう。
希望していない部署への異動を命じられたらどうしますか?
回答のポイント
入社後に自分の思い描いていた業務との齟齬(そご)がないよう、先方の意向をきちんと確認する!
キャリアチェンジを目的として転職を希望する場合、 職種へのこだわりが強いため異動が難しいのではないかと懸念し、この質問をします。
あらかじめ異動の可能性があることを考慮し、「異なる部署でも将来の経験になりますので頑張ります」等、異存はないと回答するのが一般的ですが、 面接官は回答時の表情や語調をチェックしています。承諾するという回答でも表情が暗ければ、本音ではないと面接官に判断されます。
将来の異動ではなく、入社時から希望部署に就けないリスクを防ぐうえでも、入社前に必ず面接官から職務についてきちんと説明を受けるようにして、労働条件通知書で就業場所や業務の変更範囲について確認をしましょう。
お手本回答例
営業企画職として、営業がより販売数を伸ばせるような施策を出すことができるようになりたいと思っております。
そのため、できる限りこれまでの経験が生かせる部署を希望しておりますが、市場にマッチした施策を見極められる力が付けば、部署が変わることは問題ございません。
異動があるとすると、例えばどういった部署の可能性がありますでしょうか?
失敗しがちなポイント
「基本的に○○職での業務を強く希望しておりますので、部署の異動などはかなり難しいです」など、自分の希望を強調し伝えるのはいけません。
どんな業務に就きたいかの意思表示は大切ですが、100%自分の希望通りの業務だけを行うのは非常に難しいということを認識し、どこまでなら妥協できるのか自分の中で考えておきましょう。
突然の残業や休日出勤は大丈夫ですか?
回答のポイント
あいまいな回答は避け、企業と自分の認識を合わせる!
残業や休日出勤がある企業では、入社後労働条件で問題が生じないようにこの質問をします。
この質問をする場合、残業や休日出勤があると考えてほぼ間違いありません。可能であれば「まったく問題ありません」と回答しますが、 回答時の表情を面接官はチェックしていますので、嫌な顔をせず明るく「できます」と回答しましょう。
難しい場合、できないことをできると言うと入社してから問題になりますので、あいまいな回答は避けてください。例えば現在は難しくても周囲の環境を整えたうえであれば可能な場合は、その年月を含めて回答することがポイントです。
お手本回答例
残業や休日出勤に関しては、可能です。
ただ、子供がまだ小さいこともあり、休日はなるべく家族との時間を持ちたいと思っております。突発的な休日出勤にならないよう、ある程度事前に業務の調整などをさせていただけますと幸いです。平日の残業に関しては特に問題ございません。
失敗しがちなポイント
事情がある場合、事前に「残業(休日出勤)はできません」と伝えておくべきですが、正当な理由を一緒に述べるようにしましょう。
応募企業によっては、それにより採用が難しくなる可能性もあるということを認識しておきましょう。
業務内容は部署を越えたものになるかもしれませんが、問題ありませんか?
回答のポイント
実際に想定される業務内容を確認する!
規模が小さい企業では、部署を越えて多くの業務に携わることがあります。特に大企業出身の応募者の場合、これまでのキャリアが業務の一部分に特化しているケースもあります。面接官は、あなたが幅広い業務に携わることができるか確認をしたい意図で質問をします。
この質問を受けて「できません」と回答する応募者はいないと思いますが、不安がある場合は「まったく問題ありませんが、業務内容についてお話を聞かせていただけますか?」と質問をして確認しましょう。
どの企業も、企業独自の組織や仕事の進め方があり、前職とまったく同じやり方で仕事をするわけではないことを認識しておきましょう。
お手本回答例
はい。さまざまな業務を行うことで自分の可能性を広げていきたいと考えております。
もし可能であれば、今回応募させていただいている店舗コーディネーターというお仕事について、社員の方が普段どのような業務をされているか教えていただけますでしょうか。
失敗しがちなポイント
込み入った質問はマイナスイメージにつながると思い、とりあえず「それは問題ありません」と回答してしまうのはいけません。
入社後に想像していた業務内容と違ったとならないよう、不明点は事前にしっかり確認しましょう。
かなりハードな仕事になりますが大丈夫ですか?
回答のポイント
言葉の捉え違いがないか確認したうえで、現実にどこまでなら対応できるかを伝える!
面接官は、職務内容の理解度と仕事に対する意気込みを確認したいと考え、この質問をします。 面接官は、あなたの回答だけでなく表情や語調からあなたの気持ちを汲み取っています。
こういった質問を行う企業では、残業、出張、休日出勤といった業務が予測できますので、入社後に「こんなはずでは……」と嘆くことのないよう、面接時に職務内容について確認を行い、 「ハードというと、具体的にはどのような内容でしょうか?」など、質問をして把握しておきましょう。
お手本回答例
会社やお客さまにとって必要な業務であれば責任を持って最後まで取り組みたいと考えておりますので、残業や休日出勤については問題ありません。
仕事のハードさについては、具体的にどのような内容なのかつかめない部分もありますので、よろしければ教えていただけますでしょうか。
失敗しがちなポイント
「たぶん大丈夫だと思いますが……」など、あいまいな回答は避けましょう。実際に残業などが難しい場合は、面接時にきちんと伝えておくことが大切です。
将来的に転勤はできますか?
回答のポイント
譲れない条件である場合はきちんと伝えることが必要
転勤に関する質問は、自社の労働条件との一致はもちろん、自社の職務内容や事業への理解(全国展開している、全国拡大を予定しているなど)、また家族の転勤に対しての理解などを確認しています。
転勤ができないにもかかわらず、それを隠すのはリスクがあります。転職において「転勤が難しい」のであれば、双方のためにもきちんと伝えることをおすすめします。
お手本回答例
[例1]まったく問題ございません。入社後は転勤を経験することで御社の全体を知り、経験とスキルを身に付け、多くの方から学び仕事の幅を広げていきたいと思います
[例2]はい、転勤は可能です。経験が浅いうちはさまざまな土地で生活を経験したいと考えていますので、転勤には積極的に応じていきたいと思っています
もし、何らかの事情で今すぐの転勤はできなくても、数年後なら転勤可能な場合は、「現在は家庭の事情があり、入社後すぐの転勤は無理なのですが、1年後以降ならば転勤可能です」と回答すれば、転勤に対して柔軟性を示すことができます。
失敗しがちなポイント
「家族と話し合わないと難しいと思います」「たぶん大丈夫だと思います」など、あいまいな回答は避けましょう。
事業や職務に必要な場合、面接官は「自社の条件と一致しているのか」が判断できません。
現在の年収、希望の年収は?
回答のポイント
希望年収は、事前に求人票を確認し現実的な金額を提示する!
現在の年収と希望年収を質問することで、自社で求める人材としてふさわしいかを見極めています。
あなたの希望年収が自社の同等レベルの社員の年収とかけ離れて高い場合、優秀な人材であっても採用は難しいと考えます。一方、現在の年収や希望年収が自社の社員より極端に低い場合、あなたのスキルや職務能力に疑問を持つことがあります。
転職ではそれぞれの職種、ポジションにおいておおよその相場がありますが、希望年収が相場と極端に異なると、自身を客観的に評価できていない応募者だと判断されてしまいますので注意しましょう。
お手本回答例
現在の年収は◯◯万円です。
希望年収に関しては基本的に御社の規定で問題ありませんが、現在年収と同等以上を希望させていただけますと幸いです。
失敗しがちなポイント
「希望の年収は、繊細な点ですので現段階ではご回答しかねます」と、具体的な金額の話題を避けようとするのはいけません。
希望年収にこだわらない場合、希望年収は入社後実力を見極めたうえで決めてもらいたいという回答方法もありますが、それでも回答を求められた時は、拒否せず希望年収を答えるべきです。選考段階だからと低い額を提示して、内定後に再度交渉するようでは、信頼できない人材だと受け取られる可能性があります。
当社以外に受けている業界・企業はありますか?
回答のポイント
複数社受けている場合は、その旨を正直に伝える!
転職活動状況、他社の評価、あなたの中での自社の位置付けを把握する意図からこの質問をします。
「他社も受けている」という回答自体は問題ありませんが、面接官は他社も応募しているなかでの自社の位置付けについて気にしています。「御社が第一志望」という回答でなければ、たとえ優秀な応募者であっても採用を躊躇しますので、応募企業が第一志望である理由を簡潔に伝えて回答することが望まれます。
また応募企業ごとに業界や職種が異なる場合、志望動機に一貫性がないと受け取られる可能性もありますので、業界や職種における関連性についても注意しましょう。
お手本回答例
現在、前職のディレクター経験を生かすことができるゲーム業界を中心に、5社ほど受けております。
御社は組織の階層がほとんどなくフラットな点、1プロジェクトあたり3~4人の小チームで形成している点で裁量権が大きく、「インターネットで世界じゅうの人に幸せを」という経営理念にとても共感しており、第一志望とさせていただいております。
失敗しがちなポイント
実際は複数社受けているにもかかわらず、「御社しか受けておりません」と回答することは入社意思をアピールすることにはつながりません。
離職中であれば、他社を受けていないという回答はかえって不自然だと感じる面接官もいます。
入社可能時期はいつですか?
回答のポイント
事前に現職の就業規則を確認し、引き継ぎなども考慮して具体的な時期を答える!
あなたの職務能力や人間性に関心があれば、具体的な入社可能時期について質問をします。
この質問は自社の希望する入社時期と合致するかを見極めるだけでなく、あなたの入社意志を確認する目的もあります。
中途採用では、欠員補充や新規プロジェクトに向けた募集が多く、通常は長くても3カ月以内の入社を期待されます。欠員補充であれば、早く入社できる応募者を優先することもあります。
入社可能時期が未定という回答では、入社意欲が薄いと判断される可能性がありますので、具体的な時期を回答するようにしましょう。
お手本回答例
現職の就業規則で退職の1カ月前に申し出る必要がありますので、内定後2カ月いただけましたら、業務の引継ぎを行い御社に確実に入社できます。
失敗しがちなポイント
現職の退職時期に折り合いがついていなく、「数カ月以内は……」と先延ばしにするのはいけません。
在職中であれば、面接前に退職に関して就業規則を確認し、引き継ぎに要する期間を考えたうえで入社可能時期を回答できるようにする必要があります。
内定を出したらご入社いただけますか?
回答のポイント
第一志望でない場合でも、入社したい意思を明るく回答する!
面接官は、関心のある応募者に対してこの質問を行い入社の意志を確認します。内定を辞退されれば新たに募集を行わなければいけないため、面接終了時に応募者の入社意欲を確認したうえで内定を出したいと考えています。
この質問をされて「分かりません」「考えさせてください」といったあいまいな回答であれば、自社が第一志望ではない、あるいは本気で転職を考えていないと判断します。
面接官は、回答だけでなく、入社を承諾する際のあなたの表情をチェックし、本心かどうかを見極めています。
お手本回答例
はい、ぜひ入社させていただきたく思います。
面接で詳しい業務内容をお聞きし、より入社意欲が高まりました。これまでの総務経験を生かして貢献できると考えています。
失敗しがちなポイント
第一志望でないからといって、「分かりません」「考えさせてください」などあいまいな回答をしてしまうと、なぜ応募したのかと疑問を持たれ、採用が見送られてしまうこともあるので注意しましょう。
何か質問はありますか?
回答のポイント
企業研究を行い、仕事に関連する逆質問をしよう!
逆質問をする目的は、応募者の疑問や不安を解消するだけでなく、仕事の価値観や入社意欲を見極めています。
逆質問のポイントは、企業のホームページや求人情報に記載されている内容では分からない仕事に関連する内容について、質問をすると良いでしょう。自分の考えを述べたうえで質問を行うことや、自己PRを含めた質問も可能です。
また1次面接と最終面接では質問内容を変えるなど、面接官に合わせた逆質問をするようにしましょう。
お手本回答例
【例1】TOEICのスコア780点を所持していますが、そのほかどういったスキルを習得したほうがよろしいでしょうか?
*語学力をアピールしながら逆質問をします。
【例2】御社のホームページを拝見して、今後WebマーケティングでオウンドメディアとSNS戦略を強化していくと受け取りましたが、いかがでしょうか?
*企業が公開している情報について、自分の考えを述べたうえで深堀した逆質問をします。
【例3】原価計算の知識を深めたいと考えて、簿記2級を取得しましたが、御社で生かすことができますか?
*スキルをアピールしたうえで、逆質問をします。
【例4】先程、新規プロジェクトを積極的に展開していくという説明をお聞きしましたが、前職で新規プロジェクトを提案して立ち上げた経験があります。御社でも、新規プロジェクトを提案し携わることは可能でしょうか?
*経験をアピールしながら逆質問をします。
【質問がない場合】本日十分ご説明いただきましたので、特にございません。入社後の具体的な仕事内容をお聞きし、より入社意欲が高まりました。
*逆質問がない時は、入社意欲を伝えます。
失敗しがちなポイント
待遇面や労働環境に関する逆質問だけでは、仕事に興味がないと受け取られますし、「ありません」という回答は入社意欲が疑われます。業務に生かせるかという質問をして、生かせなければ、採用につながらない可能性があります。また一般社員の面接官に今後の経営課題について質問するなど、面接官が回答しにくい逆質問は行うべきできではありません。
最後に何か伝えておきたいことはありますか?
回答のポイント
面接を通じてより応募企業で頑張りたい気持ちが強くなったと語ろう!
すでに回答した内容と同じことを長々と語ると、面接官は、同じアピールを何度も聞いているという気持ちになりせっかくのアピールが台なしになってしまいます。
インパクトを与えるためにも、これまでの面接に対して感謝の気持ちを伝えたうえで、応募企業でできることを簡潔に伝えるようにしてください。
面接後半では入社意欲を見極めていますので、応募企業でできることを簡潔に述べるだけでなく、面接を通じてより一層入社したい気持ちが強くなったと伝えるといいでしょう。
お手本回答例
一次面接から本日の最終面接まで、私の前職の経験を親身に聞いていただき、ありがとうございました。仕事内容を直接お伺いし、採用戦略の構築や働きやすい組織作りでは、これまでの経験を生かして即戦力として貢献できると確信しています。
面接を通じて、より一層御社で頑張りたい気持ちが強くなりました。どうぞよろしくお願いいたします。
失敗しがちなポイント
「特にありません」「頑張ります」というワンセンテンスの回答では、入社意欲を感じません。逆に最後のアピールチャンスだと捉えて長々と回答するのも、良い印象を与えません。
長くても1分程度にまとめて、印象に残るアピールをしてください。
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まとめ
面接で想定される質問は多岐にわたり、フェーズによって質問の意図や目的が異なります。だからこそ、それらを把握したうえで対策することが大切です。
回答のポイントやお手本・失敗例と併せて、回答を準備することができるワークシートを活用し、面接準備を進めていきましょう。
どんなに華やかな経歴があっても、応募企業が求める人材像にマッチした回答でなければ内定を勝ち取ることはできません。自分が培ってきた経験やスキルをどう生かせるのか、応募企業だから実現できること・したいことを答えることが大切です。
面接官が自社で活躍するあなたをイメージすることができれば、転職成功への道もひらけるでしょう。
監修者

谷所 健一郎(ヤドケン)
キャリア・デベロップメント・アドバイザー(CDA)
有限会社キャリアドメイン 代表取締役
有限会社キャリアドメイン 代表取締役 キャリア・デベロップメント・アドバイザー(CDA)。1万人以上の面接と人事に携わった経験から、執筆、講演活動にて就職・転職支援を行う。ヤドケン転職塾 、キャリアドメインマリッジを経営。主な著書「はじめての転職ガイド 必ず成功する転職」(マイナビ出版)、「転職者のための職務経歴書・履歴書・添え状の書き方」(マイナビ出版)、「転職者のための面接回答例」(マイナビ出版)、「転職者のための自己分析」(マイナビ出版) ほか多数。
マイナビ転職 編集部
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