転職ノウハウ

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実録!面接徹底攻略法 今回の面接者
【第19回】
丁寧な話し方の女性、
話がまとまらなくて四苦八苦


今回の面接設定 応募業種:広告代理店(医学系)
応募職種:編集者
年代:20代後半

医学系専門の広告代理店が編集職を募集した。応募した挑戦者の垣内さんは、大学を卒業して以来、7年余医学系雑誌や印刷物に携わってきていて、職歴書を見る限り、即戦力としての能力は充分ある。面接で聞きたいのは同業他社のため、その転職理由だ。つまり「なぜ、うちの会社なのか?」「どんな仕事がしたいのか?」だ。


今回の挑戦者



名前:垣内千夏(仮名)
経験年数:7年 (製薬会社をクライアントにした編集)
年齢:29歳
職務経歴:大学卒業後に医学系専門広告代理店へ入社する。書籍などの制作・編集を担当。
年収実績:500万円
希望年収:400万円


挑戦者の垣内さんは、実直さが伝わる雰囲気を持っていた。挨拶のときの丁寧さや話し方から、協調性を持つ人柄だということが伝わる。面接官は好感をもって面接にのぞんだ。質問はストレートに転職理由から始まった。
面接官  
今回なぜ転職をしようと思ったのか、お聞かせいただけますか?
   
挑戦者  
はい。現在の会社では、製薬会社の方をお客様として、主に書籍やパンフレットなどを作成しています。しかし私が現在編集の仕事をしているなかで、看護師の方たちと接する機会が増えてきまして、もっと看護師の方々のために書籍をつくっていきたいという希望があります。しかし、現在の会社では、処方権のある医師のために医師向けの企画をつくることが多くなってしまうため、なかなか限界がある状況です。それで御社では、看護師向けの、主に看護学生の教科書のような書籍を出されています。あと看護師さんが頑張れたり、本当のケアについて考えさせたり、そういった本も出されていらっしゃるので、ぜひそういった企画をしてみたいという希望があり、御社を志望しました。
   
面接官  
わかりました。どうして看護師にスポットを当てたいんですか?
   
挑戦者   はい、今、看護師さんというのはチーム医療のなかで、医師や薬剤師や看護師などという、そういったチームのなかの一員という立場で働いてらっしゃるというようなことを聞くんですけれども、実際にはそういったチーム医療というのはなかなか行われていないという状況も聞くんですね。それで看護師さんたちが今、資格制度や専門看護師や認定看護師などの資格制度を一生懸命立ち上げられたり、これから看護としての専門性を磨いていかれる過渡期だと思うので、専門性を確立していく手助けになるようなことをしてみたいという希望があるからです。ポイント1
   
私が今つくりたいと思っているのが、埼玉県に産婦人科のお医者さんがいらっしゃって、その方が実際に養子縁組などの活動をされています。今ニュースでも10代の女の子や女子高生がえい児殺し、などそういうニュースなども聞きますので、もうちょっとそういった視点でもつくってみたいというふうに思います。
   
面接官  
それは? 今のはどういう?
     
挑戦者  

はい、それは、社会でのそういった活動をされているっていう、例えばの話なんですけども、そういったドクターの紹介をするという……。ポイント1

     
面接官  
それを看護師さんに対してということですか?
     
挑戦者  
はい、紹介することで、いろいろある看護師の道のひとつとして、方向性を示していくために、こういう方法もあるのではないかと考えています。
     
     
     
     
面接官のワンポイント
ていねいすぎて、話が長くなる人だ
垣内さんはていねいさが伝わる人です。医学系専門の編集者は、慎重に言葉を選んだり、著者への気遣いが必要なので、その点では資質に問題はありません。ただ話が長いという点が気になります。面接官は、著者の立場ではどうなのか? と考えるでしょう。そのときに簡潔に意図を伝えられるのか、という点で評価を下げています。ただこの課題はすぐに解決できるはずです。
 
面接官は「どんな本をつくりたいのか」がわからないので、その点に質問を絞り込んでいった。
 
     
スペーサー スペーサー スペーサー
面接官  
では看護師をターゲットにした本をつくられたときに、看護師さんが実際に手にとって買ってくれるというところに結びつきますか?
    スペーサー
挑戦者   そうですね、現在の仕事では製薬会社をターゲットとしてプレゼンしてきたので、一般の書店で売れるのかはわかりません。御社ではその分野の書籍を出されているので勉強しながら、自分なりにこういうものができるんじゃないかというようなことを考えていきたいと思っております。ポイント1
    スペーサー
面接官  
相手のニーズをくみとって形にした経験は何かありますか?
     
挑戦者  
大体書籍を作るのに1年くらいかかります。その前々から企画を提案して、発売と同時に書籍を出すというようなことをやってきました。たとえば、ある治療薬が出るとわかったときには、その薬が出ることで治療がガラッと変わってしまうということが欧米の試験などでも予想されていましたので、海外の文献などを読んで、海外ではどういう使われ方をしていて、日本では今後どういうふうに使われていくのかというような視点で企画をした経験があります。ポイント1
     
面接官  
それで部数を増やしてきた経験もあるということですね。それと別刷りも作ってきたと書いてありますね。
     
挑戦者  
そうですね、雑誌のタイアップ記事などで、こちらで企画したものもあれば、編集会議などで編集委員の医師からいただいた企画について、あらかじめ薬が発売する前に製薬会社へご紹介に行きました。(あとタイアップ記事が成立するまでの話が続く)
     
     
   
その後、仕事の進め方、進行管理などの話があり、面接は終了。
     
     
     
面接で企画力を見せてほしかった
垣内さんの能力が高いことは伝わります。その点では採用の可能性は高いと思います。ただし、今までの仕事のことは話していますが、入社後に何をしたいのかが抽象的で伝わりにくい。具体的な企画をひとつでも提案してほしかったですね。
面接官のワンポイント

面接心得
話すのが苦手な人は対策を
(1) 練習のため面接をいくつも経験する
多くの人が緊張のため普段のように話せない。志望企業の数を増やし気楽に受けられる採用試験に応募して、面接に慣れておく。
(2) 書いたものを見せながら話す
編集職の採用試験で、応募者が企画書を見せるのもいい方法。企画は簡潔にまとめることが大事。その企画の要点を捕捉する形で話すと伝わりやすい。
(3) 自信を持つ
なによりも大切なのは自信。そのために①や②のような努力や工夫をすること。
挑戦者の感想

話すことに自信がない自分が出てしまった。
面接の質疑応答を聞くと、話が長くなりがちなのが自分でも気になりました。簡潔に話せるようにしておきたいと思います。

面接官プロフィール
名前:細田 咲江さん

早稲田大学卒業後、1983年に流通会社に入社。12年間、主に人事部で採用担当や人事教育などに従事。1994年にハナマル キャリアコンサルタントを設立。現在は、高校生や大学生の就職、社会人の転職、主婦向けの再就職に関する講演、執筆など幅広く活躍中。面接官の視点に立ったアドバイスには定評がある。また、埼玉女子短期大学と駒沢女子大学では講師も務める。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ポイント1
話しにまとまりがなく伝わりにくい
模範解答例
チーム医療のなかで看護師が本来の実力を発揮できていない現実があります。その問題の解決に役立つ本をつくりたいのです。






ポイント1
具体例が説明不足で伝わらない
模範解答例
たとえば成功例として、産婦人科の医師、看護師ほかチーム医療のスタッフ全員に、現状のチーム医療について書いていただく。特異な病院でどのように患者と接してきたのか。この内容は看護師のみなさんに役立つはずです。





 


 

 

 



ポイント1
勉強していきたいはNGワード
勉強させてもらうという意識よりも、貢献したいとアピールする熱意が必要だ。
模範解答例
御社に入社すれば、看護師向けの書籍の実売データ、読者アンケートなどからマーケティングを研究して、企画や販路開拓をしていきます。





 




ポイント1
具体的でわかりやすい
仕事に必要なことを端的に述べ、具体例を話している点で評価を上げる。



 

 

 

 

 

 

 






















 








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