転職ノウハウ

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【2020年更新】第二新卒とは? いつまで? 「転職しやすい」は本当か?

「第二新卒はいつまでか」など意味や定義が分からず困っている男性のイラスト

よく耳にする「第二新卒(だいにしんそつ)」という言葉。ですが「第二新卒ってどういう意味?」「なぜ歓迎されているの?」と思っている方もいるのではないでしょうか?

そんな疑問にお答えし、第二新卒の転職にまつわる耳よりな情報をお教えします!

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第二新卒は転職市場において需要が高い

今から、第二新卒のあなたに大切なことをお伝えします。

結論から言うと、転職を考えている方にとって、第二新卒は良いタイミングだということ。なぜなら今、第二新卒は転職市場において需要が高い存在だからです。

もしあなたが第二新卒であり、転職を考えているのなら、このタイミングを有効に活用することを考えてみませんか?

第二新卒とは?

第二新卒とは何か、定義を教えている女性のイラスト

実は、第二新卒という言葉に法的なものなどハッキリとした定義はありません。一般的には「新卒で入社して3年未満の求職者」を指すことが多いようですが、辞書などで調べてもその解釈はさまざま。

年齢で言えば、4年制大学卒業から考えると25~26歳ぐらいまでになりますが、第二新卒を募集する企業によっても定義が異なるため一概には言えません。マイナビ転職上では、学校を卒業後3年以内の人材を指しています。

しかし多くの解釈に共通するのは、「短期間でも社会に出た経験がある」という点。社会人経験のない、いわゆる「新卒」と、前職での経験を生かすことができる「社会人」との中間として扱われています。

※学校は卒業したが、一度も就職したことがない(社会人経験がない)場合を指す「既卒(既卒者)」という言葉もあります。
⇒「既卒(既卒者)」とは? 詳しい説明はこちら

第二新卒の転職ポイント1
  • 第二新卒の解釈として多いのは、20代中盤
  • 「新卒」に近いが、社会人経験はある

半数以上の企業が第二新卒を積極採用 若手確保の重要性は2030年まで続く!?

第二新卒の採用見通しについての調査結果グラフ

▲※1 マイナビ転職 中途採用状況調査/2016年2月調べ

ではなぜ、第二新卒が求められているのでしょうか。その要因は、新卒採用に関連しています。景気の回復と共に新卒採用は激化しており、より優秀な学生を採用しようとするあまり、予定人数を採りきれない企業も多くなっています。

更に「新卒の3割が3年以内に辞めてしまう」とも言われる時代。第二新卒にあたる層は、企業にとって常に人材不足の状態なのです。そんな情勢にあるからか、2016年の調査(※1)では、全体の半数を超える企業が「今後一年間、第二新卒者を積極的に採用したい」と答えています。

若手人材確保の重要性についての調査結果グラフ

▲※2 人材ニーズ調査/株式会社マイナビ 2019年12月調べ

また2019年に行った別の調査(※2)では、「2030年までの間で採用・人事施策に関して予想される変化」について聞いたところ、半数を超える企業が「新卒(第二新卒含む)採用を中心とした若手人材の確保」の「重要性が高まる」と回答しています。

事実、マイナビ転職に掲載されている全求人のうち、約84%が「第二新卒歓迎」としています(※3)。大手企業から地域密着型の中小企業まで、全国的に業種や職種を問わず募集が相次いでいる状況です。

※3 「第二新卒歓迎」ピクトを付ける求人割合/2020年3月6日調べ

第二新卒の転職ポイント2
  • 多くの企業で、第二新卒の採用を増やす傾向にある
  • マイナビ転職上の80%以上の求人が、第二新卒を歓迎

第二新卒に企業が求めているものとは?

第二新卒の採用基準についてのグラフ

▲※4 中途採用業務の実績調査/株式会社マイナビ 2018年10月調べ

では、企業は第二新卒の何に期待しているのでしょうか。

冒頭にも説明したように、第二新卒は新卒と社会人の中間的存在。そのため企業には「基本的なビジネスマナーは身に付けているので、新卒よりも育成が楽(手間や費用が少なくて済む)」「社会経験が少ない分、柔軟で適応力が高い」「社風になじみやすい」といったメリットがあると考えられています。

また、第二新卒の採用基準を調査(※4)すると、「熱意・ポテンシャル」、「入社意欲の高さ」など、人物面を重視する回答が上位を占めています。経験やスキル重視である転職市場も、第二新卒は採用基準のハードルが低いことも多いのです。

つまり、特別な経験やスキルがなくても、未経験の業種・職種へのキャリアチェンジや、新卒では入社が難しかった業界や企業にもチャレンジできる絶好のチャンス。第二新卒の間に転職を実現させるのは、非常に有利な場合も多いのかもしれません!

第二新卒の転職ポイント3
  • 企業にとって第二新卒は、育てやすい存在
  • これまでのスキル・経験より意欲・人柄が重視されやすい
  • 未経験の業種や職種にもチャレンジしやすい

そんな第二新卒の転職での弱点は?

第二新卒の転職での弱点におびえる男性イラスト

それは、新卒で入社した会社を短期間で辞めてしまうこと。企業は「新卒に次ぐ世代が欲しい」と考えている一方で、「またすぐ辞めてしまうのでは?」という不安も抱えています。

それらを払しょくさせるには、あなた自身がその弱点を克服しようとすることが大切。なぜ短期間で辞めることになったのか、自分の弱みや失敗した原因を追究し、どのように改善し、成長していきたいかという目的意識を持ちましょう。

もし、それらを採用担当者にしっかり伝えることができれば、とても魅力的な転職希望者となるはずです。

また、言葉遣いや振る舞いなど、社会人として当たり前のことは身に付いていると考えられています。第二新卒らしいフレッシュさや素直さは武器になりますが、最低限のマナーは守ることができているか、普段からチェックしておきましょう。

第二新卒の転職ポイント4
  • 短期間で仕事を辞めたことはマイナスイメージになる
  • 弱点や失敗から学び、成長へとつなげる意識を

転職理由は? 20代の30%超は「仕事内容に不満」

ここまで、転職市場において第二新卒の需要が高まっている背景について説明してきました。

では、第二新卒の転職活動の実態はどうなのか? ここからは2019年発表の「転職動向調査」(※5)を元に見ていきます。

※5 転職動向調査2019年版(2018年実績)/株式会社マイナビ 2019年2月調べ

第二新卒を含む20代の転職活動経験者に、「転職活動を始めた理由」(選択式/複数回答)を聞くと、

20代男性

・休日や残業時間などの待遇に不満があった(36.2%)
・会社の将来性、安定性に不安があった(36.2%)
・給与が低かった(34.0%)
・仕事内容に不満があった(33.0%)
・職場の人間関係が悪かった(24.5%)

20代女性

・仕事内容に不満があった(39.7%)
・休日や残業時間などの待遇に不満があった(35.6%)
・会社の将来性、安定性に不安があった(32.9%)
・給料が低かった(32.9%)
・成長できる環境が整っていなかった(28.8%)

という回答が上位に。理由は多岐に渡っていますが、第二新卒が仕事を辞めたいと感じる理由は、大きく分けて3つあると言われています。

【1】仕事内容
【2】人間関係
【3】労働条件

いずれの退職理由にしても、社会に出て働くこと自体が初めてであるため、イメージと現実とのギャップが生まれやすく、退職につながる傾向があると言われています。また、「希望していた部署へ配属されなかった」などの要因もあるでしょう。

第二新卒の転職ポイント5
  • 第二新卒の退職理由は主に「仕事内容」「人間関係」「労働条件」の3つ
  • 理想と現実のギャップが大きくなると退職へつながりやすい

8割が応募から内定まで「2カ月未満」

20代転職経験者が、転職検討から応募までかかった期間のグラフ

次に、転職を考え始めてから、現在の勤務先に応募するまでの期間を聞くと、20代男性の57.5%、20代女性の43.8%が「2カ月未満」と回答。

20代転職経験者が、応募から内定までかかった期間のグラフ

また、現在の勤務先に応募してから内定通知を受けるまでの期間は、男女共に80%以上が「2カ月未満」という結果に。一番高い割合は、20代男性で「2週間~1カ月未満(24.5%)」、20代女性で「1週間未満(28.8%)」でした。

就職活動は、インターンシップや会社説明会なども多く、半年以上の期間を掛けてじっくり行うことも可能ですが、転職活動は短期間で進むのが一般的。

一度に大勢の学生を選考する必要がある新卒採用に比べ選考フローが少なく、また欠員補充が背景にある場合など「早く人材を確保したい」と考える企業も多く、選考期間が短くなるからです。

もちろん、転職活動に掛ける期間に決まりや正解はないので、「在職中で、いい会社があれば転職したい」という場合はじっくり転職活動を行っても構いません。

第二新卒の転職ポイント6
  • 転職活動は就職活動に比べて短期間で進む
  • 転職活動に掛ける期間に決まりや正解はない

「転職は簡単にできる」が約40%。転職を前向きに捉える傾向に

「転職は簡単にできる」と20代の約40%が回答したグラフ

20代の転職経験者に「転職は簡単にできるか」聞いたところ、「そう思う」と回答した人が約40%。男女別に見ると、男性では「そう思う」が44.7%に対し「そう思わない」が25.5%だったものの、女性では「そう思う」が39.7%に対し、「そう思わない」が41.1%と、わずかですが「簡単にできない」と答えた人のほうが多いという結果に。

「転職は前向きな行動」と20代の約70%が回答したグラフ

しかし、「転職は前向きな行動であるか」を聞いたところ、男女共に70%以上が「そう思う」と回答しています。

転職する、しないの判断には慎重になるべきですが、転職活動をすると決めたら具体的な計画を立てて前向きな気持ちで取り組みましょう!

第二新卒は「アピールすることがない」は大間違い!

履歴書や職務経歴書をはじめとする応募書類に「書くことがない」「何を書けば良いか分からない」と考え、転職活動が進まなくなってしまう人もいるでしょう。

しかし、心配する必要はありません。前章までで説明してきましたが、企業が第二新卒に求めるのは、ビジネスマナーを心得ていて、仕事に対する熱意や意欲があることです。加えて、企業が求めている人物像にマッチする点は積極的にアピールしましょう。そのためには求人情報をしっかり読み込むことが大切です。

具体的な書き方が分からない場合は、例文を参考にあなたならではのエピソードを交えたり、置き換えてみることから始めてみると良いでしょう。

第二新卒の転職ポイント7
  • 第二新卒なら、ビジネスマナーや熱意・意欲もアピールポイントになる
  • 企業が求める人物像にマッチする点は強調する

第二新卒が面接で伝えるべき「退職理由」とは?

第二新卒に限ったことではありませんが、本音の退職理由は、労働条件や仕事内容への不満など、“ネガティブな理由”であることが多いものです。

しかし面接では、「××が嫌だから転職したい」ではなく「〇〇がしたいから転職したい」と、前向きに働く自分を語る必要があります。

「前向きな退職理由が思い浮かばない」という人は、退職理由の原因となった“不満”を解消するために「どんな仕事や働き方をしたいのか」を探っていけば「本当にやりたいこと」や「仕事への価値観」も、おのずと見えてくるのではないでしょうか。

第二新卒の転職ポイント8
  • 面接ではネガティブな退職理由ではなく、前向きに働く自分を語る
  • 「どんな仕事や働き方がしたいか」を退職理由にする

まずは転職で実現したいことを考えてから行動を

第二新卒の転職を上手く進めた男性のイラスト

転職活動の実態についても説明してきましたが、まずは何から始めたらいいのか分からないという人も多いのではないでしょうか?

そんな時には、あなたが転職することで「変えたいこと」や「手に入れたいこと」を考えることからスタートを。それが業種・職種・待遇・職場環境・福利厚生…… などにつながり、「どんな企業に応募したいか」という希望条件が見えてくるはずです。

それから自分の希望条件で求人を検索し、イメージと合っているか確認してみてはいかがでしょうか。それらを繰り返すうちに、転職するうえで大切にしたいことが見えてきたり、希望にかなう求人と出合えるかもしれません。

また、この機会に自分の適性や適職についてじっくり考え、履歴書や自己PRを書いてみるのもオススメ。将来やりたいことだけでなく、今のスキルを明確にすることで、あなたが持つ強みや弱みが分かり、キャリアを描きやすくなるはずです。

第二新卒の転職は、一度社会に出ている分、新卒の時よりもミスマッチを起こしにくく、長く勤められる企業と出合える可能性も高いのではないでしょうか。だからこそ焦りは禁物。「何となく転職したい」という思いのまま転職活動を始めるのではなく、自分の転職先選びの基準を明確にしたうえで進めて、チャンスをつかみ取ってくださいね!

第二新卒の転職ポイント9
  • 求人を検索したり、適性・適職をじっくり考え、自分に合うキャリアのイメージをつかむ
  • 転職活動は、自分のペースで進める

【調査出典】
※1 マイナビ転職 中途採用状況調査/2016年2月調べ ○調査期間/2016年1月12日~2月12日 ○調査対象/1年間(2015年1月~12月)に中途採用活動実績のある企業(回答社数:国内優良企業652社) ○調査方法/Faxにて回答

※2 人材ニーズ調査/2019年12月調査実施 ○調査期間/2019年12月13日(金)~12月18日(水) ○調査対象/人材採用に関して、採用実施/手法選定/雇用の決定のいずれかの決裁権を持つ採用担当者2,077名 ○調査方法/WEB調査

※4 マイナビ転職 中途採用業務の実績調査/2018年10月調べ ○調査期間/2018年9月28日(金)~10月11日(木) ○調査対象/直近3年以内に中途採用の募集をしていた企業の中途採用担当者(回答数:2,665件) ○調査方法/外部調査機関によるインターネット調査

※5 転職動向調査2019年版(2018年実績) ○調査期間/2019年2月21日(木)~2月25日(月) ○調査対象/正社員として働いている20代~50代の男女のうち、直近で2016年~2018年に転職した1,000人、うち20代311人のデータを抜粋使用 ○調査方法/インターネット調査

※調査結果は、端数四捨五入の関係で合計が100%にならない場合があります
※今回の調査では、第二新卒を「社会人経験1~3年目の社員」と定義しています

マイナビ転職 編集部

◎illustration by +PLANNING
◎イラストレーター 上原ゆかり

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