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先どりストーリー

IT×ファッションで忙しい現代女性に『新しい洋服との出会い体験』を提供――株式会社エアークローゼット

仕事や育児に忙しい女性のために、もう一つのクローゼットとして、2015年2月に誕生したオンライン・ファッションレンタルサービス「airCloset」。月額定額制で制限なく何着も試せるこのサービスは、サイズや好みをオンライン上で登録すれば、プロのスタイリストが選んだ洋服を専用のボックスで届けてくれるという画期的なもの。ファッション誌をじっくり見る時間が取れないという育児中の女性や、ウィンドウショッピングに行く時間もないという働く女性から高い支持を受け、サービス開始から2年を経た今では会員数13万人を突破しています。

昨年表参道にオープンしたファッションレンタルショップ「airCloset×ABLE(エアークローゼットエイブル)」に続き、今年10月にはプロのスタイリストによるパーソナルスタイリングサービスを体感できるECプラットフォーム「pickss(ピックス)」もリリース予定。今注目のシェアリングエコノミーとITを組み合わせて、快進撃を続ける株式会社エアークローゼットの代表天沼氏に、同社のこだわりとこれからの目標を伺いました。

――まずは、天沼さんが起業するまでのご経歴を教えてください。

学生時代から起業することを目指していましたが、2000年問題などを目の当たりにしてビジネスにおけるITの重要性を痛感したので、ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジに進学し、経営やITを学びました。

帰国後、まずはビジネスの立ち上げに必要なノウハウを学ぶために、アビームコンサルティングに入社して、約10年にわたりIT・戦略コンサルタントとしてさまざまなプロジェクトマネジメントを担当。その後、楽天に転職してグローバルマネジャーとして、ゼロからの組織立ち上げや、多種多様なバックグラウンドを持つ人と一緒にビジネスを構築するといった経験を経て、2014年にコンサル時代の仲間3人で起業しました。

――「airCloset」というサービスはどうやって生まれたのですか?

起業する際には3つの軸からビジネスの種を考えました。

1つ目は、インターネットを活用したものであること。
2つ目は、人と人を繋ぐシェアリングエコノミーというコンセプト。
そして3つ目は、一過性ではなくライフスタイルに密着して長く愛されるサービスであること。

これら3つの視点から、衣食住いずれかのライフスタイルに関連したサービスを目指しました。この条件に沿って、創業メンバー3人で100以上のビジネスモデルを立案し、激しい議論を重ねた結果、最も多くの方の笑顔につながりそうなレンタルウェアサービスという結論に辿り着いたんです。

――アイデアが生まれるきっかけはあったのですか?

妻や友人の女性がファッションに対して抱いている課題に触れたことが一つのきっかけですね。

休日に一緒に出かけようとすると、妻はクローゼットの前で「着ていく服がない」といつまでも迷っているんです。ショッピングに行っても、「この店とこの店に寄るのかな」と何となくルートもあらかじめ読めてしまう。女性の場合、ライフスタイルの変化によって自由になる時間が少なくなると共に、長年の経験からファッションに対する固定概念が完成し、それ以上の冒険をしようという気持ちが湧かなくなってしまうのかなと感じました。それなら、インターネットを活用することで、時間や手間をかけずに新しいファッションとの出会いを提供することで多くの方を笑顔にできるのではないか。そんな想いから「airCloset」は生まれました。

――新しいサービスを実現するための苦労はありましたか?

忙しい女性も気軽にサービスを試すことができるうえに、無理なく継続できるビジネスモデルを確立する必要がありました。
他社の後追いではなく、ビジネスの仕組みをゼロから構築するためには当然新しい発想や課題解決能力が求められます。地域限定のサービスではなく、最初から全国展開を考えていたため、倉庫や物流はもちろんクリーニングまで、洋服をシェアするためのインフラ整備からスタートしました。

また、物理的な仕組みづくりと並行して、普段着をレンタルするという今までにない文化を根付かせるための新しいマーケットの創出にも力を入れました。こちらに関しては、私たちが積極的に動かなくても時流に乗ったサービスということで各マスメディアが取り上げてくれたことが追い風になりましたね。会社側からメッセージを発信する際には、「ファッションとの出会い体験の創造」という軸をぶらさないことを意識しました。

――従来のレンタルウェアサービスとの違いはどこにあるのですか?

ウェディングドレスなどのレンタルは一般的ですが、普段着に特化したサービスはその当時でも画期的でしたね。しかし、最も強調したいのは、洋服のレンタルが私たちのビジネスの最終目的ではないということ。「買う」から「借りる」への移行ではなく、私たちのビジネスは『新しい洋服との出会い体験』を提供することに主軸を置いています。その点は、従来のレンタルウェアサービスとの決定的な違いですね。

――具体的にはどういう点が従来のサービスと異なるのでしょうか?

自分が選ぶのではなく、こちらから新しいファッションとの出会い体験をプロデュースしていることですね。当社のサービスでは、プロのスタイリストがお客さまをイメージしながらその方にマッチしたコーディネートを考えていきます。提携するスタイリストは常時100名以上。ユーザーの洋服の好みと在庫情報に基づき、個々の好みにあった洋服をマッチングするための独自システムを開発し、特許も取得しています。気に入っていただけたなら、買取もできる。「こんなブランドがあったんだ」という新しい発見にもつながるため、既存のアパレルブランドともシナジー効果を生み出せます。

ファッションレンタルサービス企業として他社に先駆けて「GirlsAward」に参加したり、大手セレクトショップ「BEAMS」さまとコラボレーションを果たすなど、既存業界と忙しい女性の架け橋となっていることも当社の大きな特徴です。

――サービス開始から2年半で会員数も13万人を超えましたが、成功の手ごたえを感じていますか?

サービスをリリースした直後は会員の皆さまからの反響を受け、「これならいける」と実感しました。しかし、現状で満足するつもりはありません。今の当社はまだまだ発展途上。昨年はオンラインサービスから飛び出して、不動産会社と連携して表参道に実店舗「airCloset×ABLE」をオープンしました。

今年10月には、「airCloset」で培ったパーソナルスタイリングのノウハウを基盤にしたECプラットフォーム「pickss」もスタートします。今後もそうしたチャネルを増やしつつ、アクセサリーなどの小物類の取り扱いをはじめ、レディースからメンズ、キッズ、シニア、マタニティといった顧客ターゲットの拡大、海外進出など、時代の変化を先取りしたチャレンジを続けていきます。

――エアークローゼットの未来像を教えてください。

エアークローゼットはお客さまのニーズに合わせて常に進化を続ける会社でありたいと願っています。
既に、食品メーカーとタッグを組んで洋服と一緒に新商品をお届けするなど、アパレルだけに留まらず、異業種とのコラボも進んでいます。これからも、レンタルウェアという枠を超えて、お客さまが求めるサービスを提供していく方針です。

私たちが会員の皆さまにお届けしているのは、単なるレンタルウェアではなく、ワクワクする洋服との出会い体験。エアークローゼットの箱を空けるときのドキドキ感や新しいファッションとの出会いなど、多くのお客さまに満足を超えた「感動」を提供するために、これからも私たちは時流にマッチした魅力あるサービスを発信していきます。

――日本にないサービスをゼロから形づくり、わずか2年半で13万人以上の女性から支持を得た背景には、そうした強い想いがあったのですね。これからの御社のますますの発展に期待しています。本日はありがとうございました。

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