私の転職体験談

東京都下水道サービス
これまでの経験を最大限に生かしながら、変化のある働き方ができる職場に出合えました

転職しようと思ったきっかけを教えてください

前職では、半導体洗浄用の超純水を製造する設備機械の維持管理を担当。入社当初は、新しい技術を身につけることができ、仕事も充実していたのですが、その後、任される業務の内容がほとんど変わりませんでした。また、会社の業績も決してかんばしくなく私の後に続く後輩の採用も長らくなかったのです。そんな組織に閉塞感も感じていました。入社10年が過ぎ、このまま将来の展望が開けないまま働き続けることに疑問を感じ、もっと変化のある働き方を求めて新しい仕事を探すことにしたんです。

転職先を決めるまでの経緯を教えてください

実は、転職先を決めないまま退社しました。新しい仕事に挑戦したい気持ちもあったので、失業期間を利用し国家資格の勉強などもしてみたんです。しかし、実のあるキャリア形成には、長く培った経験を生かせる仕事に就いた方がいいと考えを改め、その時点（2008年の2月頃）からすぐに転職活動を始めました。転職サイトの情報から企業を絞り込むなか、早いタイミングで東京都下水道サービス株式会社の求人に出合いました。これまでの経験を生かせること、東京都の下水道を支えるというスケールの大きさにも魅力を感じました。面接では、水設備10年の経験をアピールし、面接の数日後に内定をもらうことができました。

転職して良かったと思うのはどんな点でしょうか

東京都の下水道を管理する会社ということもあり、業務にスケール感、責任の重さを感じています。入社4年の間に部署を2度変わり、水処理管理の仕事から、汚泥処理の管理業務へ。2011年から本社勤務となり、各事業所から上がってくる各種設備の故障修理申請の審査や、指導に携わっています。これまで事業所での勤務経験しかなかったので、まさか本社での重要な業務を任せてもらえるとは思っていませんでした。事業所での施設の運転・保全管理から、本社での事業所の指導や調整と、多様な業務に携わることができる当社は、変化のある働き方を望んでいた私にとって絶好の環境です。

前職の経験が役立つ場面や、今後の目標を教えてください

前職も今も「水」と向き合う仕事をしており、ポンプ機能など機械の仕組みについては共通するところが多くあります。また、機械の維持管理を10年やってきた現場経験があるからこそ、現在担当している申請書類の事務手続きにおいても、書類を読むだけで故障具合を概ね想定できるのです。本社勤務となり、気づいたのは現場では見えないことを本社がサポートしているということ。本社でしっかりと力をつけ、数年後には今の経験を生かして、現場と本社の調整役として活躍したいと思っています。

転職活動スケジュール

活動期間：2007年12月～2008年3月
応募社数：1社　面接社数：1社　内定社数：1社

採用担当者のコメント

阿部さんの採用のポイントを教えてください

阿部さんを採用した当時、当社は事業規模が拡大し、個々の社員の役割も大きく変化している時期でした。採用については、社会経験のある社員として数年後、事業の中核を担うとともに、後輩社員の指導などの役割を果たしてもらうつもりでした。

そのため面接では、専門的技術力は当然のこととして、リーダーシップ、積極性、コミュニケーションなど、組織運営に必要な能力を重視しました。彼は、当社が求めている資質を満たし、誠実な人柄であると判断したので、採用を決定しました。