転職ノウハウ

応募企業の探し方や履歴書の書き方、面接のポイントから円満退職の秘けつまで。あなたの転職を成功に導くためのノウハウを紹介!

応募業種:イベント業務
応募職種:イベントプロデューサー/ディレクター
年齢・性別:25歳・男性

今回の面接官

イベント業界で
必要な発想力と
個性を重視したい

宮内 貴宏さん

今回の挑戦者

自分の特徴を生かせる
イベント会社に
どうしても入りたい

伊藤 正也さん

大手の家電量販店でデジタルカメラの売り上げが4カ月間トップという実績を持つ今回の挑戦者。その後、現在は人材派遣会社で勤務している。25歳という若さながら、そこで鍛えられたタフネスぶりは大きな魅力に映る。物怖じしない話し方や、人を引き込む会話の切り口も個性的だ。希望するのは少数精鋭のイベント会社。特殊な業界だけに挑戦者の個性は受け入れやすいはず。素の自分を出せれば、転職が叶う可能性は高い。
イベント業界では、一般の企業ではあまり求められない強烈なキャラクター要素が必要だ。ただ真面目さだけでは難しいと言っても過言ではない。個性が感じられる伊藤さんは、イベント業務へは適合性は高そうだ。職務履歴はそれほどないので、面接官は志望理由から聞くことに……。
 
   
面接官

当社を志望した理由を教えてください。

  
伊藤さん

現在、人材派遣会社で勤務していますが、スタッフをイベントに派遣する業務はあっても、実際にイベントを運営したり企画するというような仕事には携わることはできません。今度はぜひ自分でもイベントに携わってみたいと思いましたので、今回応募に至りました。

 
面接官
今までイベントを企画した経験はありますか?
  
伊藤さん
それはないです。
  
面接官
学生時代はどんな活動をされていましたか?
  
伊藤さん
はじめは硬式テニスをしていましたが、怪我をしてしまい、自然に辞める形になりました。そのあと、コンビニから量販店の販売、イベントの裏方など、一通りのアルバイトをしてきました。
  
面接官
その学生時代のなかで、人をまとめるような役割を担ったことはありますか?
  
伊藤さん
テニスでは途中で怪我をしてしまったことで、人をまとめる役割までには至りませんでした。量販店でデジタルカメラの販売をしていたときは、新しく入ってくる社員ですとか、スタッフの教育などをよくやっていました。
  
面接官
人に教えるときは、自分なりのスタンスなどはありますか?
  
伊藤さん
私の方針としては、まずは本人のやりたいようにやらせます。1から10まで教えるのも悪くはありませんが、それだと本人が伸びる余地がないと思っています。放任主義みたいなところはありますが、良い意味でいえば個性を伸ばすことができると思います。もちろん、分からないところは私が言葉を選んで自信を失わないようにアドバイスします。
  
面接官
今までの経験で、当社のイベントの業務に役に立ちそうだと思うことはありますか?
   
伊藤さん
バイタリティが培われたことです。それと、今の業務ではスタッフの派遣がうまくいかないときもありますが、そういったときも最後まで諦めず、必ずスタッフを派遣できるようにします。こうした何かあったときでも臨機応変に対応できる部分は、御社でも生かせると思っています。
   
面接官
バイタリティとは具体的にどういうことですか?
   
伊藤さん
どうしても諦めてしまうことがありますが、最後までやってみないと分からないと思っており、そういう部分が私のバイタリティだと考えます。
   
   
持っている素の個性に興味を惹かれます。
良い意味で個性的な方ですね。希望されているこういう小さなイベント会社は、企業トップの方が面接することも多いので、その個性を発揮して面白いヤツと見込まれれば、転職できる確率は高いと思います。
 

志望動機が弱い

根本的なイベント業務への志望動機がない。過去のどんな体験からイベントに興味を持ったかを具体的に語る!

 
 

「ない」という答えは避けるべき

「ない」という答えでは、伊藤さんのイベントに対する意欲が見えない。どんな小さなことでも構わないので、イベントに関わったことを話す(実際、その後のヒアリングでは伊藤さんはイベントを企画したことを話していた)。

 
学生時代の学園祭のときですが、定番の見世物や飲食店などでは面白くないと思い、友人とカジノを企画しました。学校というなかでは斬新な企画だったせいか、他のクラスよりも多くの参加者や見物人を集めることができました。かなりの盛況ぶりだったと記憶しています。
 
 
 

体験談の話は好印象を与える!

自分の体験に基づいて的確に話している。こういう答え方は面接官に好印象だ。

 
 

具体的な話を自分の言葉で語ろう!

バイタリティという言葉は抽象的。その後の諦めないという話も、バイタリティにはリンクしていない。面接官にバイタリティをイメージさせる具体的な体験談をしたい。

 
 
 
伊藤さんの個性に興味を持った面接官だったが、いざ面接が始まるとなかなか個性を引き出すことができない。そこで面接官は、伊藤さんの大きなアピールポイントとなっている量販店での実績について聞くことにした。
 
面接官

今までに、これはやり通した!と言えることはありますか?

  
伊藤さん

デジタルカメラの販売をやり通したことですね。秋葉原の大きな店舗で4カ月間1番をキープしていました。

 
面接官
4カ月間1番をキープできたコツは?
  
伊藤さん
応用的なことをやっているんじゃないか、というようなことを他の人から言われたこともありますが、実際は基本的なことしかやっていませんでした。声をかけるタイミングやお客様への言葉遣いなど、基本的なことを心がけました。こうした基本的なことを忠実にやってきたからこそ、1番を取れたのではないかと思っています。
  
面接官
4カ月間1番をキープできたのは業界でも大変なことですか?
  
伊藤さん
やはり大変なことだと思います。2番手や3番手だったら上を目指していけばいいですが、キープするとなるとさらに大きな努力が必要になります。皆さんも努力していますから、私も日々勉強していました。
  
面接官
そうした実績を持ちながら、人材派遣の会社に移られた理由は?
  
伊藤さん

自分のなかで満足した部分があったのと、前から人材派遣会社に興味がありました。そうしたとき、たまたま今の会社の方に声をかけていただいて転職いたしました。

  
面接官
イベントの仕事をやりたいと思ったのは、いつぐらいからですか?
   
伊藤さん
今の派遣会社でイベントの仕事をクライアントさんからいただいたときに、面白そうだと思いました。裏方さんの仕事も含めてやりたいと思っています。
   
面接官
どんなイベントを手がけてみたいですか?
   
伊藤さん

今はグローバルになっていますので、インターナショナルな会議ですとか、前に派遣で働いていたときの経験から、展示会を運営して新商品をディスプレイしたり、さまざまな企業との交流などもやってみたいです。

   
面接官
例えば、1000万円のバジェットがあったら、どんなイベントのプランがありますか?
   
伊藤さん
正直まだ出てこないのですが、ただ1つやってみたいことはあります。今私が担当しているクライアントさんの新しい商材のインターネットサービスを、イベントブースなどを作って大々的にアピールしてみたいですね。
   
面接官
将来的にはイベントをプロデュースする仕事がしたいですか?
   
伊藤さん
はい。
   
面接官
最初は裏方の仕事からになりますが、それは大丈夫?
   
伊藤さん
まったく抵抗はありません。むしろ、そういう部分を知っておかないとプロデュースする仕事はできないと思います。そうした積み重ねが重要だと思っています。
   
面接官
今、会社は退職されているのですか?
   
伊藤さん
いえ、休職中です。形式上ですが、まだ在籍はしています。
   
 
その後、質問があって面接は終了。
   
本番は包み隠さず自分の個性で勝負を!
イベント業界はアイデアを形にしていく能力、コミュニケーション能力、調整力が問われます。また、多くの企業では真面目さが売りになりますが、イベント業界では人間としての柔軟性や個性が必要になると思っています。伊藤さんの面接に特に悪いところはなかったのですが、伊藤さんの個性を感じ取ることができませんでした。伊藤さんは面白い個性を持っているだけに惜しいですね。本番では、ぜひ自分の個性を発揮し勝負して欲しいです。
 
ここはもっとアピールしたい!

販売実績でトップをキープしていたことは大きな実績。聞かれたことだけでなく、自分からも積極的にアピールしておきたいところだ。具体的な苦労話や成功秘話などにイベントに関わる話も入れると、面接官へのアピール度も上がる。

 
 

「面白かった」と言い切るべき

「面白そう」では、「イベントをやりたい」にリンクしない。イベントにまつわる体験談を話したうえで、その体験が「面白かった」にすると面接官にも熱意が伝わる。

 
 

不要な前置きが、話をわかりにくくしている。

「正直まだ出てこない……。」と言いながら、プランは話している。「正直まだ出てこない……。」の部分は不要だ。

 
 
 
 
面接時の空気を読み、自分が持っている個性をもっとアピールしたい!
  伊藤さんの面接態度は一般の企業なら特に問題はない。しかし、今回はイベント会社。テレビ業界や広告代理店などと接することも多いため、企画の発想力、コミュニケーション能力に加え、良い意味でのラフさや大胆さが必要になる。伊藤さんには、そうしたイベント業界で必要な条件をクリアできる資質が感じられた。伊藤さんが持つ個性を存分にアピールできれば、イベント会社では合格する確率が高いだろう。
   
もっと自分の熱意をアピールしたかったですね
暇だと怠けてしまうので、毎日忙しさに煽られている環境が欲しくてイベント会社を希望したんですが、今のままでは会社の勉強不足だと思いました。負けず嫌いの性格や、逆立ちしても会社に入りたいという熱意をもっとアピールすべきでした。

名前:伊藤 正也さん

職務経歴:大学時代に大手量販店のアルバイトを2年間続け、卒業後、1年間は正社員としてそのまま勤務。店頭での販売業務に携わる。退職後、契約社員として人材派遣会社に6カ月勤務。現在は休職中。
年齢:25歳
志望動機:自分の能力を試せるイベント業界で忙しく働きたい
希望年収:300~350万円以上

名前:宮内 貴宏さん

富士通株式会社入社後、人事部門にて人事制度、労務管理、人材開発、採用業務等に携わる。その後、フリーの人事コンサルタント、国内コンサルティング会社とのコラボレーションを経て、2003年人事・採用コンサルタント、心理カウンセラーとして独立。企業に対し人事戦略、採用戦略、組織改革等のコンサルティングを行う一方で、大学、各種団体等でのセミナー、講演、研修活動や学生の就職指導を目的とした就活ゼミナールを主催している。

次回の挑戦者は27歳の男性。前職での経験を生かしてCADオペレーターとしてのスキルアップを目指す。彼の経験をどのようにアピールできるかがポイントだ。
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