転職ノウハウ

応募企業の探し方や履歴書の書き方、面接のポイントから円満退職の秘けつまで。あなたの転職を成功に導くためのノウハウを紹介!

応募業種:金融業務/事務職
応募職種:営業アシスタント
年齢・性別:27歳・女性

今回の面接官

金融関係の事務職に
どこまで適性があるかを見極めたい

宮内 貴宏さん

今回の挑戦者

金融業務の事務で
培ったキャリアを
そのまま生かしたい

北橋 亮子さん(仮名)

アミューズメント施設のアルバイトから教育関係、金融機関の事務などを経験してきた挑戦者。アメリカ留学とご主人が外国人という生活環境から、英語力は相当な実力の持ち主だ。希望するのは前職のキャリアをそのまま生かせる外資系金融機関の営業アシスタント。いわゆる事務職だが、わずかなキャリアしかない事務のスキルには疑問が残る。何を自分のスキルとしてとらえるかで、職種は大きく変わりそうだ。
面接前に面接官が気になったのは事務職のキャリア。1年にも満たない事務経験ではスキルに不安が残る。英語力は問題ないにしても、希望職を考えると正社員での採用は厳しいと思える。まずは、事務を希望する経緯を探ることに……。
 
   
面接官

まず、簡単な経歴を教えてください。

  
北橋さん

1999年8月にアミューズメント施設で仕事をしたんですけど、そちらの方はアルバイト採用でした。職務内容は運営スタッフということで、接客やプロモーション関係のイベントの手伝いなどをしておりました。その後、アルバイトを辞めて1年間留学をしました。帰国後は数年間、アルバイトしていました。そうしたとき、たまたま知り合いのコネというか、誘われて教育関係の仕事を3年間しておりました。仕事は事務の仕事と保育の仕事を半々という感じでしたが、自分の実力というのが分からなかったので、転職に踏み切りました。転職先では金融の取引のアシスタントということで仕事をしておりました。それ以外にも、総務、人事、マネージャーのアシスタントという形で仕事をさせていただきました。その会社ではマネージャーにならないかという話が出ていましたが、会社が倒産してしまいました。キャリアを継続したいと思い、御社に応募しました。

 
面接官
高校を卒業されてからアミューズメント施設でアルバイトするまで期間がありますが、その間は何をされていたのですか?
  
北橋さん
コンビニなどでアルバイトをしていましたが、あまり面白いと思わなかったので、何か楽しい仕事はないかなと思いまして。アミューズメント施設なら自分のやりたいことができるかなと思いました。
  
面接官
やりたいこととは何ですか?
  
北橋さん
イベント関係の仕事が好きなんですけど、人前に出て話すというわけではなくて、裏方でイベントをサポートするというのが好きです。
  
面接官
その後、アメリカに語学留学されていますが、なぜ留学しようと思ったんですか?
  
北橋さん
アミューズメント施設で働いていたとき、他の社員が英語をペラペラに話していました。外国人のお客様への対応を見て格好良いと思ったのがきっかけでした。
   
面接官
教育関係では複数の業務をされていますよね?
  
北橋さん
面接のときには事務全般の仕事ができるという話でしたが、実際に働き始めると保育の仕事が多くなりました。キャリアアップのため、事務の仕事をメインにしたかったのですが。
  
面接官
そういうことは責任者に言いましたか?
   
北橋さん
話はしたんですが「私もそのようにしか聞いていません」との答えでした。結局、面接担当の方は事務担当が欲しかったのは事実でしたが、保育を手伝ってくれる人も欲しかったみたいでした。
   
面接官
ご自身は事務の仕事をしていきたいですか?
   
北橋さん
そうですね。事務もそうなんですが、ただ事務というだけでは物足りないので、人をサポートする仕事ですとか、大きなイベントを支える仕事をしたいと思っています。それで、せっかく金融関係の仕事を経験しましたので御社に応募させていただきました。
   
面接官
金融関係とイベントとのつながりはあまりないように思いますが?
   
北橋さん
そうですね、もともと金融関係の仕事は身内の紹介だったんです。周りの方が忙しかったりすると、わからないことを十分に聞けないこともあると思うんですが、そういうとき知っている人にならすぐに聞ける、というのが理由で前の会社には入社したんですけど。
   
   
会話や表情も自然体であればいいですね。
言葉使いに問題はありませんが、日常的に英語を話している方の話し方で、日本語のイントネーションに違和感がありますね。また、表情が硬く感情が見えないので、もう少しリラックスすることが大事。最大の難点は、在職期間が短いのに金融事務を応募する動機が見えないのが気になります。
 

不正確、無駄な情報は省く

冒頭の1999年8月はアルバイトを辞めたとき。緊張のせいか、間違った情報を伝えてしまった。また、コネという表現は印象が良くない。その後の「誘われて~」という表現で十分。話しの流れに問題はないので不正確、無駄な情報は省いて、簡潔にまとめたい。

 
 

浅い表現は印象を悪くする!

そのときの気分で変わってしまうような浅い表現。状況に流されてしまう人という印象を与える。「面白い」「楽しい」といった言葉のみが記憶に残ってしまう答え方はマイナスだ。

 
もともとイベント関係の仕事が好きで、裏方でイベントをサポートしたいと思っていました。ただ、卒業後すぐには適職といえるような職種が見つからなかったため、数カ月はコンビニなどでアルバイトをしていました。そうしたときに、アミューズメント施設のアルバイト募集があり、応募しました。
 
 
 

事務職のスキルをアピールする!

金融関係の事務の仕事に応募しているので、それにつながるスキルをアピールするべき。しかし、事務とは関係のないイベントという言葉が出てしまっている。もう少し、ストーリーを組み立てて、言葉を選んで話すことが重要だ。

 
 

つながりを説明できていない

金融関係の事務に就職した経緯を話すことに終始し、金融関係とイベントとのつながりを説明できていない。関連性がないのであれば、内容を組み立て直して話したい。

 
現在は金融関係の事務の仕事を第一に考えており、さらにスキルを向上させたいと思っています。イベントは、以前にアミューズメント施設でアルバイトをしていたように、もともと好きな業務なので、会社の業務にもよると思いますが、コミュニケーション力など事務職に生かせるところがあれば、生かしていきたいと思っています。
 
 
 
 
事務職のスキルに疑問を持った面接官。経歴に一貫性がないのも気になるようだ。そもそも事務職へのこだわりなどはないのでは……という疑問を抱きつつ、スキルの確認と志望動機について質問を始めた。
 
面接官

なるほど。では、その前職での業務は主にどんなことをされていたのですか?

  
北橋さん

そちらでしていたのは、トレーダーのアシスタントおよび顧客管理ですね。あとはファイルキーピング、データ入力、総務人事のアシスタントなどもしていました。求人広告を作成したりですとか、総務のアシスタントとしてコンプライアンシーの翻訳などもしていました。

 
面接官
この会社は外資系ですか?
  
北橋さん
はい。
  
面接官
では、英語を使う機会も多いですよね?
  
北橋さん
はい。海外の本社の方がみえるときには、顧客情報ですとか、データ管理の状況などを英語で説明します。
  
面接官
当社を志望された理由をお聞かせください。
  
北橋さん

今の自分が持っているスキルを生かしながら、自分の成長に向けて頑張っていきたいというのが1つです。また、最終的には自分もマネージャーという立場になりたいと思っており、それを準備するには今のキャリアをもう少し伸ばさなければそのポジションには就けないのではないかと思いまして応募しました。

  
面接官
なぜ、マネージャーになりたいのですか?
   
北橋さん
今までマネージャーというポジションで仕事をしたことはないんですが、実際にはマネージャーが不在のときなどは、自分がマネージャーと同じ仕事をしているんですね。それで、自分にはマネジメントする仕事が向いているのではないかと思いました。
   
面接官
それはいつのときですか?
   
北橋さん
教育関係のときです。チームワークが大事だと思っており、チームワークができていれば仕事はスムーズに進むと思います。チームワークを作るには、お互いに励まし合ったり、スキルを満たさないときにはできる人が教えたりして、仕事をできる人にしていくのが好きなやり方です。
   
面接官
成長していきたいとのことでしたが、将来はどういった方向へ?
   
北橋さん
将来的には、自分が受け持った部署のマネージャーとして、グループの皆さんを支えていきたいと思っています。
   
   
英語力を生かせる仕事をお勧めします。
スキルアップや向上の過程などのアピールなしにマネージャーになりたいという発想から、本当に事務がしたいわけではないのかもしれません。また、一般企業における事務のキャリアが短いので、事務職のスキルはないに等しいと思うべきです。事務職にこだわらず、今の自分が本当にしたいこと、そして今の自分にあるスキルなどを再考して欲しいと思います。私なら英語力を生かせる仕事を勧めますね。
 
スキルが分からない!

もともと金融事務に在職していた期間が短いので、説明がないと持っているスキルが分からない。短いながらも習得したスキルがあれば、それは何なのかをしっかりと説明しないと面接官へのアピールにはならない。

 
 

ポジションは会社が与えるもの

マネージャーの意味は会社によって異なるが、日本流に言えば部署を仕切る課長や部長クラス。過程のステップアップやスキル向上の話もなく、ここでいきなり自分の志望動機として話すのは良い印象にはならない。最後に将来の方向として話すのは問題ないだろう。

 
 
 
 
自分のスキルを認識し直せば、転職の可能性は広がる!
  金融機関の事務をしていたといっても、わずか1年足らずで身に付く事務のスキルはそう多くはない。事務職のスキルを話せなかったのはそのせいだ。また、教育関係の事務と一般企業の事務は別物と認識しなければならない。面接で実際には話していないが、英語力は相当なレベルと感じさせた。その英語力をスキルとして考えれば、転職の可能性は大きく広がるだろう。
   
自分がどうしたいのかをもう一度考えてみます
かなり面接のためのトレーニングが必要だと思いました。自分の考えていたことがまったく逆だったような感じです。自分がどうしたいのかを考えて、話す内容を組み立てなければならないと実感しました。

名前:北橋 亮子さん(仮名)

職務経歴:1998年9月アミューズメント施設でアルバイト。1999年8月に退社しアメリカへ語学留学。2002年8月に教育関係の事務職として就職。2005年10月に退職後、2005年11月から外資系金融機関に正社員として入社、2006年6月退社。
年齢:27歳
志望動機:前職の経歴を生かして金融機関の事務の仕事がしたい
希望年収:300-350万円

名前:宮内 貴宏さん

富士通株式会社入社後、人事部門にて人事制度、労務管理、人材開発、採用業務等に携わる。その後、フリーの人事コンサルタント、国内コンサルティング会社とのコラボレーションを経て、2003年人事・採用コンサルタント、心理カウンセラーとして独立。企業に対し人事戦略、採用戦略、組織改革等のコンサルティングを行う一方で、大学、各種団体等でのセミナー、講演、研修活動や学生の就職指導を目的とした就活ゼミナールを主催している。

次回の挑戦者は44歳の男性。これまで積み上げてきた実績とスキルを生かして、Web制作の仕事にチャレンジする。彼のキャリアと熱意はどれだけ強くアピールできるだろうか。
併せて読みたい記事
あした転機になあれ。マイナビ転職

豊富な転職・求人情報と転職ノウハウであなたの転職活動を支援する【マイナビ転職】。マイナビ転職は正社員の求人を中心に“日本最大級”常時 約8,000件以上の全国各地の豊富な求人情報をご紹介する転職・求人サイトです。毎週火・金更新であなたの希望の職種や勤務地、業種などの条件から検索することができます。職務経歴書や転職希望条件を匿名で登録するとあなたに興味を持った企業からスカウトされるサービスや、転職活動に役立つ職務経歴書サンプルや転職Q&A、会員登録をすると専門アドバイザーによる履歴書の添削、面接攻略など充実した転職支援サービスを利用できる転職サイトです。

キーワードから記事を探す

検索フォーム

人気コンテンツランキング
転職成功ガイド