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若手は40代上司の“このセリフ”にドン引きしている

ダイヤモンド・オンラインの記者が斬る! 最近のおシゴト事情

2016.4.27

「バブル世代とは、全然話がかみ合わないんだよね~」


20代の若手社員と楽しく話しているつもりの40代のあなた。実は、20代の若者にはこんな風に話が全く通じていないかもしれません。しかし、がっかりするのはまだ早い。20代からの40代社員に対する本音を知れば、お互いのギャップを埋めるきっかけになるはずだからです。


ダイヤモンド・オンラインでは、アンケート調査会社・ジーリサーチの協力のもと、『20代と40代の職場での世代間ギャップについて』のアンケートを実施(期間は2016年1月27日~2月2日)。20代と40代の会社員100名ずつの声を聞くと、お互いがお互いを見下している?とも思えるような本音が見えてきました。


今回は、「20代が感じる40代の上司・先輩とのギャップ」を中心に紹介しながら、20代と距離を上手に縮める方法を考えたいと思います(前回の「40代が感じる20代の若手社員とのギャップ」はこちらから)。

「俺の若い頃は大変だった」 こんなセリフ、言ったことありませんか?

まず、アンケートでは、20代と40代の会社員100人に「(40代または20代と)世代間ギャップを感じるか?」を尋ねました。すると、20代では70%、40代では66%が「感じる」と回答しました。お互いに約7割がギャップを感じていることがわかります。

ギャップを感じる場面について尋ねると(複数回答可)、20代から見た場合、最も多かったのは「飲み会」(40%)で、40代の27%とは大きな差となりました。次いで、「仕事とプライベートの優先度」が34%、「連絡手段」24%が続きました。

さて、では20代の若手社員たちは40代のどのようなところに自分たちとのギャップを感じているのでしょうか。場面別に紹介しましょう。


【飲み会】
「私事より飲み会を最優先にと言われた」(29歳・女性、愛知県)


「飲み会で、無理やり飲ませるのを見たとき。今はアルハラだと大学で危険なものでしてはいけないと教育されているから」(28歳・女性、大阪府)


【仕事とプライベートの優先度】
「仕事に対しての考え方、愛社精神、モチベーションが違いすぎる」(28歳・男性、愛知県)


「昭和の俺が若かったころはもっと大変だった。だからお前も無理しろという謎の残業」(21歳・女性、大阪府)


「40代はとにかく仕事優先。プライベートよりも仕事を優先する考えが若年層にくらべると強い気がします。私の会社では2、3ヵ月に1度の頻度で休みの日に取引先との懇親会があるのですが、40代の上司からは必ず参加だと言われます。一方で20代後半~30代の上司は参加しないこともあり、40代との意識的なギャップを感じます」(26歳・男性、福島県)


【言葉遣い・あいさつ・礼儀】
「最近の言葉や話題が通じない。昔の礼儀を説教してくる」(26歳・女性、宮城県)


「礼儀等が堅苦し過ぎて対処に困った」(22歳・男性、千葉県)


【連絡手段】
「メールでやりとりなのがめんどくさい。LINE使ってほしいが…」(27歳・男性、広島県)


【その他(話がかみ合わない、金銭感覚)】
「音楽の話をする度に説明が必要になり、あまりテンポよく話せない事がある」(29歳・男性、東京都)


「話のなかにでてくる芸能人がわからなかった」(26歳・女性、滋賀県)


「金銭感覚。自分たちが高いと思うもの、安いと思うもの、お金がかかっても仕方がないと思うものが真逆だった」(28歳・男性、東京都)

「仕事よりプライベートを重視したい」 そんな若者をうまく操縦するには?

音楽や話題など、若い人に合わせているつもりなのに、むしろギャップを感じさせていた。仕事に一生懸命取り組んでいるだけなのに、理解できないと思われる――。これらのギャップは、40代からすると少し悲しい結果かもしれません。


ただし、そんな仕事に対する考え方の違う20代の部下や後輩とも、円満に仕事をしていかなければなりません。彼らとはどのように仕事をうまくしていけばいいのでしょうか。日本生産性本部客員研究員である岩間夏樹さんは、最近の若者の仕事観についてこう語ります。


「最近の学生が就職先選びで最も気にするのが、ブラック企業かどうか、休みがとれるかどうか、です。終身雇用制が崩れている今、会社で頑張って仕事をすれば、いい生活が送れるという会社に帰属する考え方は難しくなりました。


さらに、今はモノに飢える経験の少ない豊かな時代。しかも彼らは平成不況のなかを生きてきましたから、モノは必要最低限でいいと考えたり、“コスパ”を重視します。ですから、昔のモノに飢えていた高度成長期のように働く動機が湧きづらい傾向にあります。『自己成長』できる、あるいは『仕事が面白い』『(自分の)能力・個性が生かせる』と思えない仕事は、やる気につながりづらいのです」


とはいえ、そんな毎日の仕事に「自己成長」を感じられるかというと、なかなか難しいもの。実際に上司であれば、部下に注意したり、叱ったりすることも多いはず。そうすると、「モチベーションが流れやすい」状況に陥りがちです。そんな彼らにもっとやる気を持ってもらうにはどうしたらいいのでしょうか?


「私は大学などで学生に修正を促すとき、“2つ褒めて1つけなす”ようにしています。昔であれば怒鳴ればすんだかもしれませんが、今では言葉をたくさん使って、いかにモチベーションを高めるかが重要です。若者のやったことの意図を汲んであげて、『こうするともっと良くなるよ』と導いてあげると効果的でしょう」(岩間さん)


ギャップそのものだけを見れば、お互いに理解しあえないと思える20代と40代それぞれの言動。しかし、それぞれが生まれ育ってきた社会環境の違いを理解できれば、世代間ギャップにも理解を示せるようになり、お互いの溝も深刻化せずに済むのではないでしょうか。


(ダイヤモンド・オンライン編集部 林恭子)

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