シゴトサプリトピックス
訪問先でトイレに行きたくなったら…… どうやって借りるのがベスト?
掲載日:2015.7.16

訪問先で商談の途中、どうしても急にトイレに行きたくなったら……。こんな時、どのように対処するのがビジネスパーソンとして適切なのでしょうか?
「事前に済ませ、訪問先でトイレを借りないことがビジネスマナーの大前提です。とはいえ、生理現象なので仕方がない場合も。その時の対処方法は、訪問先により異なります」
こう話すのは、マナーコンサルタントの西出ひろ子さん。そこで、タイプ別にトイレの借り方を教えていただきました。
ケース1:訪問先が大きいビルにある場合
建物の共同トイレがある大きいビルの場合は、先方に「急ぎの連絡をしなくてはいけなく、少しだけ席を外してもよろしいでしょうか。最初にお伝えするのを失念していて、大変失礼しました」と伝え、携帯電話などを持って席を外しましょう。
「先輩や上司が同行している場合は、『体調が悪いのでトイレに行かせていただいてもよろしいでしょうか』と、訪問先の相手に分からないように、同行者にメモで伝えるのがポイントです」(西出さん 以下同)
ケース2:訪問先がマンションの一室などにある場合
生理現象で仕方がないことなので、正直に伝えるしかありません。「大変申し訳ございませんが、“お化粧室”をお借りしてもよろしいでしょうか」と言い、“トイレ”という言葉は使わないようにしましょう。それ以上は何も言わなくても、相手も察してくれるはずです。
「『冷房で急に冷えちゃって……』などと話すと、せっかく相手が良かれと思って冷房をつけてくれている厚意に対し、かえって失礼になるので、それは言わないようにしましょう」

ケース3:訪問先が個人宅の場合
ケース2同様、正直に伝えるしかありません。とはいえ個人宅の場合、お客さんがあらかじめトイレを掃除している可能性が高いです。そこで、例えばトイレ内に花が飾ってあれば「お花がキレイでした」などと、心地よく使えた感想を言うと、相手は喜ぶそう。
「便器のふたのあけっぱなしはNGです。また、できれば携帯用の除菌クリーナーを持ち歩き、使用後は拭きましょう。アロマスプレーなどで消臭することもオススメです。床や洗面台など粗相がないか軽く掃除をするのを忘れずに。ちなみに、トイレットペーパーの先端を三角形に折る必要はありません」
以上が、訪問先タイプ別の対処方法です。どの場合でも戻る際は、「大変失礼いたしました、ありがとうございます」とお礼は伝え、余計なことは話しません。
トイレを借りるだけでも、こんなにマナーがあるとは……! 緊急事態に備えて、借り方をマスターしておきましょう。
(名久井梨香+ノオト)

取材協力/西出ひろ子
マナーコンサルタント。企業の人材育成やコンサルティングを行い、お客様満足度NO.1企業を生み出すなど、300社以上の実績と結果を出しているマナー界のカリスマ。NHK大河ドラマ「龍馬伝」や映画「るろうに剣心」などのマナー指導と監修も務める。また、美道家として幸せになるライフスタイルマナーの提案も行い人気を博している。
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