転職ノウハウ

応募企業の探し方や履歴書の書き方、面接のポイントから円満退職の秘けつまで。あなたの転職を成功に導くためのノウハウを紹介!

坂本直文の「いい仕事に出合う」24の知恵のビジュアル画像

自分に合った企業の選び方

自分の転職可能性を自分から狭めないこと

先入観を捨て、行動力のある人がベストマッチの企業と出合える

「どんな企業なら私は転職できるでしょうか?」。転職希望者からよく尋ねられる質問です。私はいつもこう回答します。「もちろん、すべての企業です。あなたには世の中の全業界・全企業への転職チャンスがあります」

これは誇張ではありません。なぜなら、どんな企業でも受かる可能性はゼロではないからです。多くの転職希望者が陥りがちなのは、「選ぼうとするために、かえって選べなくなっている」という状態なのです。

「自分に合った企業に出合えない」という人の多くは、応募する前にあきらめてしまっている可能性があるかもしれません。先入観を捨てて、思い切って背伸びをすることも大切です。一見、受かりそうもないと思ってしまうような企業も受けてみましょう。

日本経済を支える代表的な業界・業種の数は、約100です。前職以外の業界・業種にも目を配るならば、視野は100倍、未来の方向性は一気に100倍に広がることになります。

たとえば、Sさんは人材業界の事務職から教育業界へ転職し、現在、大学の学長秘書室で大きなやりがいを感じながら働いています。Wさんは食品業界の営業から出版業界に転職し、現在、タウン誌制作の仕事で各地のレストランを取材する毎日です。

自分に合う企業に転職できた、という人には行動力があります。たとえ万に一つの確率でもチャレンジする価値があると考え、アプローチしているのです。前職とは全く異なる業界・業種、自分に向いていなさそうな企業も受けてみる。するとSさんやWさんのように、実は適性があること、前職の経験が生かせることが多々あるのです。

採用が現実的になったら配属予定の部署を訪問

さて、無事に内定が決まっても、本当にその企業が自分に合っているかどうか不安を感じることがあるかもしれません。この場合は、採用担当者に「私という人間を知ってもらいたいので、自己紹介を兼ねて配属予定の部署の方と一度会わせてください」と依頼することをお勧めします。

これは採用担当者にとっても円滑な配属を図れるメリットがあるので、断られることはないでしょう。

職場環境、人間関係、仕事の内容などについて少しでも詳しく確認できれば、不安は軽減するものです。ただ、実際に職場を訪問してみた結果、不安を払拭(ふっしょく)できなかった場合には、今さら断れないなどと思わず、本当に自分の人生を充実させるためには内定辞退も選択できる、という心構えも大事です。

自分にとってベストマッチの企業に出合うには、視野を広げ行動することです。チャンスを少しでも増やして、転職で人生を充実させてください。

case study 09自分に合った企業に出合えない原因チェックリスト

転職を希望する企業を選ぶ際、「自分とのベストマッチ」を考えすぎるあまりに、選択範囲が極端に狭くなっていることはありませんか? 以下のチェックリストを活用して、本当にあなたに合った企業と出合ってください。

企業選択の固定観念を取り去る

本当に自分に合った企業が見つからないと感じている人は、「自分には向いていない」と思い込んでいた業界・企業が、ベストマッチの業界・企業である可能性もあります。応募先として一部の業界・企業しか思い浮かばない状態は、もったいないですし、大変危険とさえ言えます。ベストマッチの企業に出合えないと結果的に、入社しても心からその企業や仕事に満足することができず、転職を繰り返すことになりかねません。そこで、あなたの企業選びに盲点がないかチェックしてみましょう。以下のチェックリストの該当するものに印をつけてください。

自分に合った企業に出合えない原因チェックリスト

 □ 今の自分のレベル以上と思い込んでいる企業にもチャレンジしている

 □ 自分がよく知らない分野の企業、経験のない分野の企業にもチャレンジしている

 □ 普段から選んでいる業界・企業と取引関係がある企業にもチャレンジしている

 □ 昔からの憧れ、夢を感じている企業にもチャレンジしている

 □ 普段から選んでいる業界・企業とは、逆の特徴を持った企業にもチャレンジしている

 □ 自分では適性がないと思っている企業にもチャレンジしている

上記のチェックリストで1つ、2つ程度しか印がつかない場合は、自分の可能性を自ら限定してしまっている状態と言えます。できれば、すべて印がつくくらいに企業の選択の幅を広く持ってみてください。仕事の可能性が広がるということは、人生が充実する可能性も大きく広がるということに他なりません。

入社に迷った際のチェックポイント

次に、採用が現実的となったものの、入社に迷ってしまった時の解決の切り札をご紹介します。採用担当者に依頼して、配属予定の部署の人と会うメリットは前ページでお伝えしました。その際、以下のチェックリストの項目を参考に、自分とその企業とのマッチングを検討してみてください。

1.職場環境

配属先の部署を訪問し、社内を見学させてもらいましょう。実際に席に座らせてもらうと、より「自分の職場になりうるか」イメージできます。

2.人間関係

同僚となる社員一人ひとりに挨拶し、できるだけ言葉を交わしてみましょう。一緒に働きたいと思える人たちかどうか確認できます。

3.仕事内容

入社後、自分は具体的にどんな業務を行うのか、配属先の職場で具体的に話を聞いてみましょう。

4.社風・雰囲気

社員同士の会話の様子や、個々人の仕事ぶり、電話応対の様子に耳を傾けてみましょう。職場の雰囲気は、じっくり観察すると良し悪しがすぐに見えてくるものです。

これらのポイントを目安に、「雇用条件」や「自分の人生設計」も考慮して、検討してみてください。最後に転職を成功させるモチベーションアップの秘訣をご紹介します。それは、ベストマッチの企業で自分が生き生きと働き、笑顔で充実した毎日を過ごしている様子をイメージすることです。その上で勇気を持って努力すれば、自分に合った企業で働くというイメージは必ず現実化します。私も応援しています。

プロフィール
就転職・キャリアコンサルタント
坂本直文(さかもと・なおふみ)

キャリアデザイン研究所代表。劇的就職塾主宰。大学講師。全国各地の大学にて年間200回以上講義。著書多数。近著に『就活ノート術』(日本実業出版社)、『人生のエントリーシート』(PHP研究所)。

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