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働きウーマン 賢い転職のススメ vol.3 働く女性の意識大調査!

topic 読者アンケート結果発表! 働く女性を取り巻く環境って、一体どうなってるの?

vol.1 まずは気持ちを整理整頓!」「vol.2 転職に役立つ情報・サービス」はご覧になりましたか? 前回までのステップで、自分が"働くこと"に何を望んでいるのかが、なんとなく見えてきたと思います。ここで"転職"を考える前に大切なのは、今の社会の中で"働く女性がどういう状況に置かれているか"を冷静に見つめ直すこと。そこで今回は、読者の皆さんにご協力いただいたアンケート結果を元に、「女性と仕事の未来館」の相談員・上田晴子さんに"働く女性を取り巻く環境"についてお話を伺いました。

Data1 あなたは今の会社に満足している?
データ1分析

アンケートの結果、“約8割の人が今の会社に満足していない”という結果に。不満の内容で最も多かったのは、雇用条件に関するものでした。「雇用条件では、特に"収入と勤務時間"が大きな問題となってきています。ここ数年、女性正社員の超過勤務や休日出勤が増加しており、それにも関わらず賃金が上昇していないというのが現状です」(上田さん)。

職場環境に関しては、"いじめやパワーハラスメント"に関する相談が最も多いとのこと。「いじめやパワーハラスメントは、日本だけでなく世界中で問題となっています。例えばEU諸国では、スウェーデンやフランスで既に"職場でのいじめ"に対する法律が施行されており、今後EU全体加盟国での法律制定をめざした動きも見られます」(上田さん)。

また、最近では、ささいな人間関係のトラブルから、心身に深刻な症状が出てしまうケースが増えているそうです。「人間関係のトラブルの原因は非常に根深く、企業側の努力だけでは改善が難しいのが現状です。心療内科などケア体制の充実や早期の段階での利用が期待されます」(上田さん)。どうやら、働く女性を取り巻く環境はまだまだ厳しいようです。

Data2 転職を考えたことはある?
データ2分析

“6割の人が、現在転職先を探している”という結果になりました。「以前は学校を卒業した若年層が、学生時代に想像していた仕事とのギャップに悩んで転職するパターンが多かったのですが、最近の傾向としては、ある程度職歴を積んだ30~40代の方がキャリアアップを目指して転職を望むケースが増えています」(上田さん)。

また、上田さんのもとには、結婚・出産・育児・介護などによって、今までと同じようには働けなくなったので転職したいという相談も多いとのこと。しかし、「転職が、必ずしもいい結果に結びつかないこともある」と上田さんは指摘します。「私の実感として、転職回数が4回以上になると採用側の見る目が厳しくなるように感じます。ですから、転職にはできるだけ慎重な姿勢で臨んで欲しいですね。理想的には、今の職場で自分の"強み"となるものを身につけてから転職するのが良いと思います。特別なスキルでなくてもよいのです、例えば『電話応対ならまかせて!』など、自分なりのセールスポイントを見つければ、転職活動も自信を持って進められるはずです」(上田さん)。

Data3 職場で“男女差”を感じたことは?
データ3分析

なんと"約6割の女性が男女差を感じている"という結果に! フリー回答の中には「お茶当番が女性のみ」という答えも見受けられました。男女差を感じるポイントとして最も多かったのは、やはり"収入や待遇の違い"でした。上田さんの元へ寄せられる相談の中でも"収入や待遇の違い"に関するものが非常に多いそうです。「収入面で男女差が生まれる原因の一つは、女性の平均勤続年数の短さ(女性8.8年/男性13.5年)の影響もあるでしょう。しかし、厚生労働省発表の『日本の男女間賃金格差』を見ると、男性の賃金を100とした場合、女性の賃金は65.9となっており、勤続年数に関係なく、収入の基本的な部分で"格差"は明らかにあります」(上田さん)。

また、待遇面では、出産・育児休暇の取りずらさや復職後の男性との昇進や待遇の違いに対する相談が多いとのこと。どうやら、依然として職場での男女差は存在するのが現実のようです。しかし、一方では、「セクハラやいじめについては、社会的に認知されてきており、会社側の対応も以前より強化されているので、女性が声を上げやすい環境になってきています」(上田さん)というように、明るい兆しも見られます。

■アンケートデータについて
 「マイナビ転職」女性読者・仕事に関する意識調査アンケート
 ・実施:2007年6月 「マイナビ転職」サイトにて実施 ・有効回答数/318件
 ・年齢構成/~24歳…15%、25~29歳…31%、30~34歳…31%、35~39歳…15%、40歳~…8%
 ・就業形態/正社員(総合職)33%、正社員(事務職)21%、
  契約社員10%、派遣社員17%、パート・アルバイト3%、フリー1%
Advice 転職を考える前に、皆さんの声で職場を変えていくという選択肢も考えてみて!

日本の企業には、まだまだ男性中心の考え方が根強く残っています。日本に初めて株式会社が誕生して約130年になりますが、男女雇用機会均等法がスタートしてからはまだ約20年しか経っていませんから、残念ながら、男女格差が一朝一夕に解消されることはないでしょう。しかし、一方では、あからさまな性差別やセクハラなどの社会的な認知度の向上にもみられるように、女性の声は徐々に社会や企業に届き始めています。ですから、皆さんも臆さずにどんどん声を上げて欲しいのです。

私の実感では、女性が不利な立場に置かれている職場では、よいモデルとなるような先輩の女性社員が身近におらず、誰にも相談できないことが多いようです。そのために、転職して手っ取り早く問題を解決する方が増えていますが、その前に一度踏みとどまって考えていただきたいのです。もし今の職場で "仕事のやりがい"を手に入れていて、できればそこで働きたいと考えているのであれば、職場の環境を自分で変えていくのも一つの選択肢です。

行政では、働く女性の皆さんを支援するために、様々な取り組みを強化しています。各都道府県の労働局雇用均等室では、男女の雇用均等や母性保護、育児・介護などについて、職場を改善していくためのサポートを行っています。女性が自ら声を上げることは、ご自身の働く環境を改善するだけではなく、女性全体にとって快適な社会を作っていく第一歩につながると思っています。ですから、転職を考えるのと同時に、自分自身で"働きやすい環境"を作っていくという可能性についても、よく検討してみてください。

労働局雇用均等室  http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/roudoukyoku/index.html

上田さん
財団法人 女性労働協会「女性と仕事の未来館」 主任総合相談員
上田晴子さん

平成12年から未来館で総合相談を行なっているベテラン相談員。メールや電話、直接面談などを含め1年で約700件、現在まで延べ5,000件近くもの相談を受けている。

アドバイス下囲み
担当者Yの目
"働く女性を取り巻く環境"の取材記事はいかがでしたか? 「女性と仕事の未来館」の上田さんのお話を聞いて、まだまだ働く女性を取り巻く環境は厳しいんだなあと思うと同時に、読者の皆さんが少しでも有利な転職をできるように、「賢い転職」のための情報をもっともっと伝えていかなければと感じました。次回vol.4は、いよいよ「会社の見分け方」です。女性にとって働きやすい会社の具体的な見分け方と、男女格差を解消する先進的な取り組みを行っている企業をご紹介します。どうぞ、お楽しみに!
INDEX
vol.1 まずは気持ちを整理整頓!
vol.2 転職に便利な情報・サービス
vol.3 働く女性の意識大調査!
vol.4 働きやすい会社の見分け方1
vol.5 働きやすい会社の見分け方2
vol.6 新しいスタートへ向けて
バックナンバー

vol.6 新しいスタートへ向けて

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