職場での報・連・相についてはZ世代がテキストコミュニケーションを好み、Y世代は対面コミュニケーションとテキストの両方に抵抗がない。Y世代の方が対面での人付き合いにより慣れているようだ。
Y世代
M.M.さん
内容によって、メールにするか対面にするか決める。テキストコミュニケーションと対面のコミュニケーション、どちらが苦手ということもない。
Z世代
A.M.さん
職場での報・連・相が目的なら、テキスト、対面に関わらずそれに最適な手段を選ぶ。でもオンラインミーティングでは、必要以外は顔出ししない。上司がカメラオンでも、自分はオフのまま。
Z世代
N.S.さん
僕はZ世代だけどテキストに抵抗がある。たとえなにか悩みがあっても、お互いの顔が見えないところでアドバイスを受けるのは苦手。対面なら、気持ちのすれ違いがあっても軌道修正しながら会話できる。
Z世代ゲスト
ゆうたろうさん
今の若者は素直に言葉を伝えられないのかも。テキストの方が自分のペースで、まっすぐな言葉で話せる気がする。僕自身はテキストと対面のどちらにも抵抗はない。

職場でコミュニケーションが十分に取れるY世代と、関係性構築をしようとも職場だけでは機会が少なく、ほかのコミュニケーションの場を必要としているZ世代という興味深い図式も見えてきた。
Z世代ゲスト
ゆうたろうさん
僕の仕事は"出会い"が大事。相手の性質をもっと知りたいから、気になる相手は自分から誘う。僕らより上の世代は、職場の飲み会参加が当たり前だった時代だから、自然とコミュニケーションの機会はあったのかも。
Z世代
M.S.さん
私は社会人2年目なのでいろんなことを教えてほしいけど、フルリモートなのでなかなか聞きづらい。自分でも飲み会を企画して、相談できる人を増やしたい。
Y世代
N.K.さん
学生時代はいろんな人と積極的にコミュニケーションをとっていたけど、大人になったら忙しい分、気が合う人としか飲みには行きたくない。仕事を円滑に進めるために、職場での交流で十分なのかもしれない。
Y世代
N.H.さん
学生時代のアルバイト仲間とは飲み会をしていた。でもその目的は「友達が欲しかった」から。仕事上のコミュニケーションなら、相手から信頼を得られればそれで良い。

Z世代はY世代に比べて職場の人とSNSで繋がることに抵抗がなく、Y世代の約半数に苦手意識がある。Z世代はLINEやInstagramのアカウントは特に親しくなくても「交換する」と答えた。
Z世代
N.S.さん
私は投稿が極端に多い人や、趣味が合わない人の投稿はミュートしてる。
Z世代
A.M.さん
Instagramのストーリーズの投稿が点線になっている人や、LINEを連投してくる人は相手のことを嫌いなわけじゃないけどミュートする。
Y世代
N.H.さん
LINEアカウントを教えるのは身近な相手だけだと思っていたけど、Z世代が友達や知り合いによってInstagramのアカウントを複数使い分けているのを知って驚いた。インスタの方がよりプライベート用のSNSなのか。
Y世代
M.M.さん
実際に会ってみるとそうでもないのに、Instagramにはキラキラした投稿ばかりを載せている人もいる。知っている顔と人格が違ってびっくりする。

Z世代、Y世代が年上、年下とコミュニケーションする際の心理的なギャップについて聞いてみた。Z世代よりもY世代の方が、若者たちとあえて距離を置いて接しているということが分かった。
Y世代
M.M.さん
後輩に話があるなら直接会いに行くけど、大体はチャットやメールで済ませている。
Z世代
M.S.さん
ある程度関係性がある相手には、年上でも絵文字を使うようにしている。私は髪色が明るい分マナーはきちんとしていたいので、自分勝手な発言は控えるよう気をつけている。
Z世代
N.S.さん
目上の人が絵文字を送ってくると気を遣ってくれているのかなと思う。会っているときはフレンドリーに接してくれるけど、SNSでのやりとりだとそっけないのはなぜ?
Y世代
N.H.さん
年上としての振る舞いに気をつけたい。Z世代に関心があるので、相手の好きなことを教えてもらうことでコミュニケーションをとっている。

職場でのコミュニケーションはテキストが優勢だったZ世代も、職場での飲み会参加に意欲的な様子を見せることから、人と直接触れ合うことにある程度の興味を持っていることが伺える。一方、職場での“飲ミュニケーション”が一般的だったY世代は、年を重ねるにつれ、より自由で、適度な距離感のある人付き合いを職場に望んでいる。また、Z世代がリアルコミュニケーションを求め、Y世代がよりドライな人間関係を求めるのは、それぞれがどんな時代を長く過ごしてきたかに由来しているのかもしれない。個を尊重するZ世代と集団を大切にしてきたY世代が、ともに手に入れられなかったものにあこがれを抱いているようだ。
