独立・起業

ソフトウェア開発の
仕事をしていた大川さんが、
音楽仲間からの誘いを
きっかけに始めた
「あたらしい生き方」

PROFILE

私のあたらしい生き方

独立・起業

今の働き方・仕事について、詳しく教えてください。

現在、Spincoasterという会社で取締役を務めています。Spincoasterは、「音楽を通じて人生を豊かに」という理念のもと、音楽情報メディア「Spincoaster」の運営を中心に、音楽に関連するさまざまな事業を行っている会社です。

その中で、私はCTOとして、自社メディアの運営や、音楽アプリ・Webサービスの開発、音楽関連システムの受託開発などを担当しています。私自身が手を動かすこともありますが、基本的にはプロジェクトマネージャーとして、社内のエンジニアや外部のパートナーと協業しながら開発を進めることが多いですね。

最近では、私の前職からのつながりもあって、受託開発の依頼が増えてきました。音楽以外の開発依頼も多く、すべてをSpincoasterで対応するのは難しいため、その受け皿となる組織として2018年1月にMIDIOという会社を立ち上げました。MIDIOは、専門的な技術を持つエンジニアやクリエイターが集まり、テクノロジーの視点からクライアントの課題解決を支援する会社です。

現在、2社の取締役を務めている状況ですが、自分の中では別の会社という意識はなく、自分が担当する仕事のうち、音楽関連の開発はSpincoaster、それ以外の開発はMIDIOの仕事として、領域で区別している感じですね。

なぜ今の働き方・仕事を選んだのですか? これまでのキャリアや経緯を教えてください。

大学では航空宇宙工学を専攻していました。プログラミングの知識はありませんでしたが、元々モノづくりが好きだったのと、自分の志向として大人数で1つのモノをつくる環境よりも、自分の裁量でつくれる環境のほうが合っていると思い、ソフトウェア開発の道に進むことにしました。

私は旅行が好きなので、場所にしばられず、パソコン1台あればどこでもいつでも仕事ができることも魅力的でしたね。この頃から、なんとなく「30歳までには独立したい」という思いは持っていました。

新卒で入社したソフトウェア開発会社では、Bluetoothを使ったモーションセンサーアプリ、メールアプリ、マンガアプリなど、さまざまな案件の企画・開発・マネジメントを担当していました。

Spincoasterに参画したのは入社3年目のとき。学生時代から仲良くしていた友人から「音楽メディアをつくりたい」という話を聞いて、「好きな音楽に関係する開発を手がけたい」と、サービスの立ち上げを手伝うことに。このときは、まだ自分のスキルに自信がなく、エンジニアとして経験を積みたいという思いがあったので、会社は退職せずに副業届を出してSpincoasterの仕事を兼務していました。

当時は、平日は会社員として働き、土日にSpincoasterの仕事をする、という感じでしたね。Spincoasterにフルで参加したのは、サービス開始から3年が経った2016年11月。多くの開発を経験し、スキルも人脈も広がって「これなら独立してもやっていける」と自信がついたタイミングで、会社を辞めました。

「あたらしい生き方」に変えて、どうなりましたか? 変わったこと、得たものを教えてください。

やりたくないことは、やらなくなりました(笑)。Spincoasterの仕事は好きな音楽に関係することですし、MIDIOの仕事もすべての依頼を受けるのではなく、案件の内容を見て選ぶようにしています。

「やらされている感」が一切ないので、常に「自分がやらなきゃいけない」というモチベーションを保つことができて、会社員時代と比べて主体的になったというか、仕事への取り組み方は大きく変わったと思います。

生活面では、自分の時間が増えました。会社を辞めてから毎朝30分~1時間、英語の勉強をするようになって、半年でTOEICスコアが100点以上伸びました。また、自分の裁量で仕事を調整できるので、休みも取りやすくなりましたね。ちなみに、もうすぐロサンゼルスで音楽フェスがあるので、1週間ほど仕事を休んで観に行ってきます(笑)。

今後は、Spincoasterの収益源となる自社サービスをつくることが大きな目標ですが、同時に私と同じように、好きなことをしながら自由な働き方をする仲間をもっと増やしていきたいですね。

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