こんにちは! プラスト編集部のOです。
第8回目となる「みんなの転職ストーリー」。 今回は株式会社マルソクのHさんにお話しを聞きました。
記事では”転職における様々な決断の瞬間”や”転職成功を実現するための手段”が語られています。 転職活動中の方はもちろん、これから始めようと考えている方にとっても、きっと参考いただける転職体験談になっていますので、ぜひご一読ください。
※本記事は2023年3月3日時点の情報をもとに作成しています




——営業職として社会人をスタート

株式会社マルソクの総務課で、給与計算や勤怠管理などの業務を担当しているHさん。社会人経験を重ねていくうちに、事務職を希望するようになったという。どんな過程を経て今のHさんがあるのか——。まずは1社目について聞いてみた。
「高校を卒業して就職したのは呉服店。学生時代から着物に興味があって、単純に仕事を楽しめそうと思ったのが入社のきっかけです。あと、住まいから通いやすい勤務地だったのも好ポイントでした」
Hさんの最初のキャリアはお客様へ着物を提案する営業職。楽しさもやりがいも感じていたそうだ。
「提案した着物をお客様に喜んで買ってもらえることがとてもうれしかったんです。成果を上げた分だけ評価してくれる会社だったことも、大きなやりがいにつながっていました」
売り上げを伸ばし、上位の成績を残すこともできたと語るHさん。お話を聞いていると順調そうに思えるが、活躍の裏では心労が絶えなかったという。
「売れば売るほど評価してもらえる反面、比例して売上目標も上がっていきます。だんだんと目標達成へ意欲を燃やすより、『きついなぁ…』と感じることが多くなって…」
「つい最近買っていただいたお客様に、都度ご案内の連絡をするのも心苦しかったですね。『営業に向いてないかも』という漠然とした思いが確信に変わり、転職を決意しました」


——長く働けるという軸で転職活動を開始

在職中に転職活動を始めたHさん。地元近辺で働きたかったこともあり、駅やコンビニに置いてある求人誌を活用して仕事を探すことに。Hさんが選んだのは歯科助手の仕事だった。
「前職の経験から営業職は考えていませんでした。ただ、人とかかわることは好きだったので、接客要素がある仕事がいい。医院の受付も担当する歯科助手ならその希望が叶えられると思ったんです」
「それに、専門性も身につけられて、長く活躍できると踏んだのも希望した理由のひとつ。残念だったなのは、前職と比べて収入が大幅に下がってしまったことですね」
Hさんは営業の経験があったこともあり、転職した歯科医院では受付や事務の仕事を多めに任されていた。同院の事務作業は改善すべき点が多かったという。
「電子カルテを導入しているのに、お客様の情報を紙のカルテで確認するなど、まだまだデジタルが浸透していない状態でした。情報をPC上で確認できるようになれば業務の効率化につながると考え、私がその役を買って出ました」
「患者様とのコミュニケーションも楽しくて、仕事に不満はなかったんです。でも、PC作業に没頭するうちに、『もっとがっつりと事務職のスキルを磨きたい』と思うようになったのが2回目の転職を考えだしたきっかけですね」


——念願の事務職に就くも…

2回目の転職に踏み切ったHさん。今回はまず歯科院を辞めてから、職業訓練校に通ってスキルを身につけることからはじめた。
「歯科助手として事務業務を経験していたとはいえ、いざ事務職募集に応募すると未経験者扱いでした。そこで、少しでも有利に転職活動を進められるように、職業訓練校でExcelについて勉強していました」
今回の転職活動でも求人誌を活用。そこで見つけた派遣会社に応募して、事務職として採用されることになった。
「人とかかわる要素が少ない仕事は不安でしたが、実際に一日中PCと向き合う仕事を経験してみると、自分に向いていると実感でき安心しました」
しかし、入社当初は余裕を持って業務にあたれていたが、徐々に風向きが変わってきたという。
「入社後まもなく、それまで本社が担当していた業務が各営業所に割り振られることになったんです。私が勤めていた営業所も例外ではなく、一気に業務量が増えました」
「しかも事務職は私だけで、夜遅くまで仕事が終わらないことも増えてきて…。そういう事情があるのに、上司からは残業が多いと頻繁に指摘されるようになったんです。理由を説明しても聞き入れてもらえず、関係性がぎくしゃくするように…」
「最終的に、有給を取るのも難しくなってしまったことで、退職を決断しました」


——反省を踏まえ、情報収集を徹底

3回目の転職活動では、3社目での経験を反省し、掲載情報の少ない求人誌ではなく、Web媒体をメインで利用することにしたという。
「今までの転職活動は、休日や勤務地、給与くらいしか注目していませんでした。それだけで決めてしまうと、3社目のような経験を繰り返してしまうと思ったんです。事前に情報収集をして、企業をよく知った状態で選考に進むべきだなと」
しかし、コロナ禍の影響もあり、希望する事務職の求人はなかなか見つからない。退職後3ヵ月ほどは、再度職業訓練校に通いながら求人を探す日々が続いたようだ。
「やっと見つけたのがマイナビ転職に掲載されていたマルソクの求人でした。パッと目に入ったのは条件の良さ。もちろんそれだけで応募はせず、さらに調べてみたんです」
「HPには社員インタビューがあり、どんな人たちが働いているかを知ることができました。YouTubeでの発信に積極的なのも好印象でしたね。新しいことに積極的に取り組んでいる会社だという印象を抱きました」
マルソクがプラストで投稿しているブログも同社を深く知るために一役買ったという。
「印象に残っているのはボーリング大会を紹介したブログ。私は社内イベントやオフの交流が多すぎる会社はちょっと気が引けちゃうタイプなんです。でも、そのブログ内容から頻繁にイベントがあるわけではないことを知り、安心できました」
「他にも、産休中の社員さんに赤ちゃんが産まれたことを報告したブログや、入社式が盛り上がったことを紹介したブログなど、制度活用の実態や会社の雰囲気が事前によくわかったのは判断材料としてありがたかったですね。何の迷いもなく応募したことを覚えています」


——事前に調べた情報を面接でアピール

無事に案内が届き、選考に進めることになったHさん。1次選考は筆記テストと面接だったという。面接を通して、マルソクにどんな印象を抱いたのか聞いてみた。
「面接官は総務課の課長とメディア課の主任の2名。性格面に関する質問が多かったと記憶しています。具体的に言うと、長所や短所をはじめ、『友達にどう思われていますか?』といった質問もありましたね(笑)。人柄を重視して選考しているんだなという印象でした」
たびたび笑いも起き、面接は終始なごやかなに進んだようだ。雰囲気の良さや面接官の人柄からも、Hさんの入社意欲は一気に高まったという。筆記テストの手ごたえがなかったとのことだが、すぐに最終選考の案内が届いた。
「最終選考の面接官は社長と総務課長の2名。1次面接時の質問をベースに進み、待遇などのすり合わせがありました」
「強く印象に残っているのは、プラストのブログを読んだことを伝えた時です。『見てくれたんだ~』と社長が笑顔になり、一気になごやかな雰囲気になりました。さらに、事前の情報収集のおかげで、『御社の●●の取り組みに好感を持ちました』というようなアピールができ、手ごたえを感じる面接となりました」


——長く働ける環境を手に入れる

内定の通知が届いたあと、Hさんは喜びのあまり、すぐに職業訓練校の退校手続きをはじめたという。そのエピソードだけで、どれだけマルソクに入社したかったかが伝わってくる。実際に働いてみて魅力に感じたことを聞いてみた。
「評価システムが整っているところはマルソクの大きな魅力ですね。今まで経験してきた事務職は、売上に貢献する営業と違ってなかなか評価されにくい職種でした」
「でもマルソクでは、測量課も総務課も関係なく、何かスキルを身につけたり、業務の効率化に貢献したりすれば、賞与や昇給に結びつくようになっています。今までにない高いモチベーションで仕事に向き合うことができています」
Hさんは人間関係の面でもマルソクを気に入っているという。
「総務課は子育てをしながら働いている社員が多いんです。一緒にランチに行ったり、たまにある社内イベントに参加するという交流はありますが、仕事が終わったらスッと帰る人がほとんど。個人的にはとても心地よい関係性です」
「私は8時30分から17時30分まで働いているのですが、なかには子育ての関係で8時から17時で働いている人もいます。社員一人ひとりの私生活を大事にしてくれるところも魅力ですね」
マルソクについて語っているHさんの顔からはたびたび笑みがこぼれ、転職活動が大成功した様子がありありと表れていた。最後に転職活動中の方にアドバイスを送ってもらった。
「やれることはやりきってしまうことが大切だと思います。情報収集が役立ったことについては先述した通り。加えて、私は面接の後、その日のうちに直筆のお礼状を送っていました。『あの時こうしておけば結果が違ってたかも』と引きづらないためにも、自分ができることを精一杯やりきってみてください」





《編集後記》

Hさんが選考のためにとっていた対策として、お礼状に加え、履歴書を直筆で記入し、字のきれいさをアピールするなどしていたという。 「やれることはやりきる」という姿勢が、100名以上の応募があった同社の総務スタッフ募集を勝ち抜いた秘訣ではないでしょうか。
プラストに投稿されている株式会社マルソクの投稿には、仕事場の雰囲気や人間関係の良さを感じられる記事が少なくありません。下記リンクより求人だけでは知り得ない魅力をぜひ感じてみてください。

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