たくさんのリコリスが、至る所で目に出来る季節になりました。 リコリスは、赤色、桃色、白色、黄色、橙色、青色、紫色、複色とたくさんの種類があります。 しかし、頻繁に目にするのは、やはり赤が多く、続いて黄色か白が殆どです。
昔は、時々、白があるのを見かける程度で、殆どは真っ赤な色であり、彼岸花と呼ばれる事が殆どでした。 要するに旧暦のお彼岸の頃に見られる事からそう呼ばれたとか、あるいは、球根に毒を持ち、これを食べたらあの世(彼岸)に行く事となると云う訳で彼岸花とも言われたようです。
曼珠沙華は、釈迦如来が悟りを開いたときに、天上界から降って来た真っ赤な花の名前からそう呼ばれたようです。
この彼岸花は、今でも、あぜ道などに群生していますが、昔は、お墓などにもたくさん群生する姿が見られました。 これは、田んぼやお墓を荒らすモグラやネズミ避けに植えたそうです。 彼岸花の毒であるアルカロイドをモグラやネズミが嫌うからだそうです。 まあ、サスペンスなどで、この彼岸花の毒であるアルカロイドが殺人に使われるくらいですから、モグラやネズミに取っては恐ろしい花なので近づかないのでしょう。
いずれにしろ、あまり好ましく思われない花として認識されていたようで、葬式花、墓花、死人花、地獄花、幽霊花などと呼ばれてもいたようです。 このように、日本ではどちらかと言うと嫌われていた花なのですが、外国から「リコリス」という名前で色々な色の花が入って来ると、それまでと違い好かれるようになりました。 このヒガンバナ科ヒガンバナ属(リコリス属)は、ギリシャ神話の女神・海の精であるネレイドの1人であるリコリスからとられているそうです。
良く見るととても素敵な姿をしています。
会社の近くに、巾着田と呼ばれている彼岸花の群生地があり、毎年この時期になると大勢の観光客で賑わいますが、今年はコロナ禍の為、一斉に刈り取ってしまったと聞きました。 今年は、出かけてはいませんが、去年撮影した写真を掲載してみました。