昔の事だが、脳に流れる微量の電流から発生する電磁波を増幅しシンクロスコープで見たりしたことがあった。 脳に流れる電流を測定し、脳の働きをコンピュータの中に再現出来ないかなんて考えたりもした。 当時、そんな事を考え、人工知能を構築していた人も回りにたくさんいた。
8ビットのパソコンが、NEC、シャープ、日立、三洋などから発売され一気にパソコンの時代に向かって世の中は走り始めた頃の事である。
社会に出てからは、そんな脳の研究とは全くかけ離れてしまったが、コンピュータの進歩と共に、そろそろ脳で考えたことが、脳波を読み取る事で理解できるのではなどと思うと共に、まだ可能にならないのか・・・。 なんて思ったりもしていた。
しかし、どうにからしいが、脳波と、その時思ったり考えたりした事、或いはしゃべった事などのデータを集めたビックデータを人工知能で分析し、脳波との関連を導いていく研究に見通しが立ったようである。
この進み方だと、そう時を待たず、十数年で、話そうと思った事が、口を通さず、人工知能が変わりにしゃべってくれる世の中になりそうな気がする。 やっとかよ・・。なんて思うけど、これは門外漢だからそう思うので、実際は大変な研究なのだろう。
現在、ポケトークなる翻訳の機械があるが、これと似たような機械が発売され、数個のセンサーが付いた帽子をかぶり、電源を入れると、この似た機械のデスプレーにしゃべろうと思った言葉が文字となって現れたり、音となって出力したりが可能になる。
多分、最初の頃は、言葉の数も少なく、簡単な言葉だけかも知れない。 初めて翻訳機が売り出された頃、数百の言葉しかなかったのと同じである。 声帯が駄目になった人など、大いに助かるそんな日も目の前に迫っている。
また脳の信号や神経の信号から、手足の動作を再現させるロボットの研究も盛んだ。 手足や指の動作を油圧で制御させているが、こちらの研究も実用に近づいている。 しかし、油圧であるが故に、いまいち動作が緩慢であり、人間の動作からはほど遠い感がある。 実際の筋肉のように、微少な電流で素早く伸び縮み出来る強靱な物質が出来るのが待ち遠しいが、その道筋は、まだまだのようである。
そして、その先には、見た映像や聞いた音や会話を脳信号に変え、脳に伝えるのも可能になって行くだろう。 こちらは、すぐとは行かないだろうが、道筋はもう出来上がっている。 果たして何年後に使えるようになるのか、分からないが、こちらはちょっと怖い感じがする。 しかし、言葉を発する事が出来ない人、目が見えない人などテレビ画面で見る度に早くできないかな・・・。 なんて思ってしまう。